梅雨も明け8月に入って、一応晴天が続くが大気は不安定。あまりに暑いと上空との温度差が大きくなって不安定になるらしい。いくら待ってもなかなか安定とはいかないようなので待ちきれずでかける。
今回は扇沢から柏原新道を上って種池山荘へ出て、岩小屋沢岳を経て新越山荘で1泊。翌日鳴沢岳、赤沢岳、スバリ岳、針ノ木岳へと縦走して針ノ木雪渓を扇沢に下る周回コースを歩くことにする。
ところが山に入る前にアクシデント発生。大阪から新幹線に乗車。松本への乗り換えのため名古屋で改札を出ようとしたら切符がない。新幹線車内の検札時、出した切符をしまわずに座席に置いたままにしたような気がする。なんという不注意。やむなく精算所で乗っていた列車、座席を説明したところ列車の車掌さんに電話してくれ、しばらく待つと車掌さんから切符発見の報が入り、確認できたので清算所で再発行しますとのこと。ああ、助かった!自分の不注意に腹が立つやら情けないやらだったがおかげで気持ちよく旅を続けることができ感謝。
大糸線信濃大町駅からバスで扇沢に行く。立山黒部アルペンルートの玄関口だが平日なのでさほど混雑はしていない。0800時過ぎ柏原新道の登山口入り口で登山届を出して登り始める。平日でも上り下りとも登山者が多くクマ鈴はいらないようだ。よく整備された道でこれから行く新越方面の稜線がよく見える。
岩小屋沢の雪渓か
途中一か所だけ雪が残っているところを横切り
1135時、お花畑に囲まれた種池山荘到着
ここで道は東の爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳方面と西の新越方面に分かれ、東に行く人が断然多いが、今回は西に道をたどる。しばらく行くと消える寸前の雪が残っている
振り返って鹿島槍ヶ岳
この辺りからしばらくは満開のお花畑が続く。
厚化粧のクルマユリ
薄化粧のニッコウキスゲ
ウサギギク
トリカブト
ヨツバシオガマ、かな
ハクサンフウロ
タカネヤハズハハコかな
花は種類も量も豊富。残念ながら信州側は一面ガスで眺望がないが黒部側はくっきり
立山をズーム。御前沢カールもくっきり。ここは一応氷河ということになっている
さらには剱岳。見慣れた立山側からとは違い東から観る剱は小窓雪渓、じゃなくて氷河、北方稜線なども見せてくれる
足元にはお花畑、遠くには山、観るものが多いが信州側はけっこう切り立っていて落ちればどこまでいくかというところもあって気が抜けない。
岩小屋沢岳(2630M)頂上。後ろは剱岳
新越山荘が近づくとトウヤクリンドウが。夏の終わりによく見られるのでちょっと気が早いかも。この淡い黄色、なかなか上品
1410時新越山荘着。夕食はこんな具合
先回の八ヶ岳とは違って夕食後天気予報を見せてくれた。明日は午前中はおおむね晴れだが午後からは雨の恐れありとのこと
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