こんな人生も

沢木耕太郎の「凍」を一気に読む。チベットの高峰をともに登り遭難しかけたクライマー夫婦の話。その結果として夫は１０本、妻は１８本の手足の指を凍傷で失ってしまうのだが、その後も山登りを続けているとのこと。なんともすさまじい話だが、自分の好きなことをやった結果として受け止め、暗さはない。山に惚れ込んだ結果なのだろうが、ここまで惚れ込むものがあることは幸せなこと。