山形駅前の像。倒れているのではなく寝ているのが正解
山形名物芋煮ベンチ。座れば誰でも具になれる
山形、仙台を結ぶJR仙山線は山間部を走るので、冬はその雪景色が期待できそうで楽しみにしていた。ところが仙台から乗ったときは天気がよすぎて木々を纏う雪はすでになくがっかり。しかし仙台に戻る帰りの道中は一転、前夜降った雪が木々を覆い気温も低いので融けずに残り素晴らしい景観を見せていた。
特に山寺駅周辺はまるで水墨画のような景観の中を走り、思わずうっとりするほどだ。動く電車からはなかなか写真がうまく撮れなかったのが残念だが、これは一見の価値ありだと思う。車中は地元の人がほとんどだったので、私一人興奮して右へ左へと座席を移動してしまい少々恥ずかしかった
山寺駅から山寺方面
仙台に近づくにつれて雪はなくなり、列車からの雪見鑑賞ツアーはおしまい。もう一度戻って観たいくらい素晴らしい眺めだった。
姫神山からの岩手山、蔵王、そして仙山線の沿線など、今回いくつも雪の絶景を見ることができた。ひとくちに雪景色といってもそれぞれ成り立ちが違うのでまったく別のものだが、モノトーンの美しさであることは共通している。秋の賑やかな色彩も美しいが、モノトーンも捨てがたい。来年も東北の冬を深堀してみたい。
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