お盆の前後は晴天続きで暑かった。今日は少しましだが、湿度が高いのが難点。こういうときは映画館で涼むのがいいのだが、夏休みということで子ども向きの映画が多く、選択肢が少ない。あまり期待せずに選んだ作品だが、予想を裏切っておもしろかった。
外交官の黒田康作が主人公のドラマはシリーズになっているらしいが、観たのは今回初めて。日本人がヨーロッパで活躍、といってもなんとなく板についてないのではないかと思ったが、あまり違和感がなかった。伏線の張り方、結末の意外性も楽しめたし、何よりもテンポがよかった。最近テンポが自分に合わない映画は途中で眠くなってしまうのでテンポのよさが大事である。若いときはけっこう辛抱強く観ていられたのに歳をとった証拠かな。しかし最近歳をとったおかげでこれからは映画も毎日1000円で観られるようになったはちょっとうれしい。
スペインのアンダルシア地方が舞台になっていたが、ものすごい絶壁の上に建っているロンダの街の絶景も素晴らしかった。
織田裕二演じる黒田康作は冷静で頭も切れ、国際感覚鋭く、危機管理能力も高そうだ。こういう官僚でも政治家でもいいので、今の日本をスカッとさせてほしいなぁ。上司にいじめられたからって泣いているようではねぇ・・・。