のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

コンスタンティン

2005年05月01日 22時05分30秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
ジョン・コンスタンティンは生まれつき、普通の人間には見えない
この世に属さない者たちの姿を見分けられる能力を備えていた。
この能力を誰にも理解されず、絶望した彼は過去に自殺を試みた。
たった2分間だけ成功した自殺。生き返らされた彼は、自殺者の
行く末には地獄しかないことを突きつけられる。
その罪を償うため、コンスタンティンは天国と地獄のエージェントと
なるのだった。この世は天国と地獄の狭間にある。
だが封印は解かれた。
保たれていたバランスが崩れたとき、この世は終末へと動き出す。

■感想 : ☆☆☆
なんだかんだ言っても、アメリカは「キリスト教」思想が
根付いているのねぇ、と思わされる作品でした。
とは言っても、映画の世界観はかなり単純で
やもすれば「薄っぺらい」ものではありますが。
それでも、なかなか楽しめました。

とにかくキアヌ・リーブスのかっこよさを満喫する作品。
なんとなくアクションや衣装が「マトリックス」の
二番煎じとなっているような気がしないでもありませんが
それでもかっこいいので文句はありません。

そして、主人公のかっこわるさ。
自殺をしてしまったがために地獄行きが
決定しているにも関わらず
地獄に行くことを心底怖がっていたり、
一度自殺したにも関わらず
肺がんで死ぬことを恐れていたり
他人と共存することなど考えもせず
どこまでも自分中心で生きていたり
破天荒な主役っぷりです。
その一筋縄ではいかないところが
かっこよさに拍車をかけています。

ヒロインと甘ったるいラブストーリーを繰り広げないところが
またまた素敵にキアヌらしいな、と思いました。

どうも続編がありそうな予感。
自分からは見に行きませんが、誘われたら
喜んで続編も見てしまうんだろうな。