のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

社会人3年目/恥ずかしがらないで。

2005年05月25日 23時16分06秒 | 日常生活
街を歩いていると、よく見知らぬ人に声をかけられます。
話しかけやすいオーラが出ているみたいです。

と、思っていると、友人から
「なんか暇人ぽいんだよ。
 ぼぉっと歩いてるし。」
と、訂正されました。自分を正しく知るって難しいです。

そんなのりぞうが二年前に福岡の中心地、
天神を歩いていたときのお話です。
結婚退職される先輩の送別会に行くために
珍しく中心地までやってきていたのりぞう。

突然、見知らぬおじ様から話しかけられました。

「どこ行きたいとね?」

・・・・??
なんでしょう?突然。。。。

「どこ行きたいのか教えんしゃい。
 おじさんが連れてってやるけん。
 おじさん、もう20年以上、この町に住んどうけん
 大抵のところは分かると。
 ほら、言ってん。行き先はどこね?」

すごい。まだ道に迷ってもないのに
道案内人が名乗りを上げてくれました。
しかも話しかけてもないうちから。
袖刷りあうも他生の縁。
人様のご好意は感謝して受け入れなければ。

ありがたくつれてっていただくことにしました。
まあ、実際、行き先に自信はなかったし。
歩きながら世間話に花を咲かせます。

「へぇ、あんたいくつね。ふんふん。
 で、どこからきたと?」
「実は、道案内をしていただいてますけど
 市内なんです。市内なんですけど
 滅多に街に来ないので、なかなか
 お店とかわかんなくって^^;」

と、おじさんが大笑いしながら
即座にのりぞうの申請を却下。

「んな馬鹿な。市内だなんて。
 おいちゃんをなめちゃぁ、いかんよ?
 おいちゃんはもう20年以上も
 この街で暮らしとうと。
 嬢ちゃんがこの街の人間かどうかなんて
 一発でわかるばい。」

・・・・えっと。
本当なんですってば!
一生懸命、訴えるのりぞう。

ですが、おじ様は取り合ってくださいません。

「あんたみたいな子が市内で暮らしとうわけない。
 山の子やろ?すーぐ分かる。
 でも大丈夫、大丈夫。
 別に田舎生まれでも田舎暮らしでも
 恥ずかしくもなんともないと。
 正々堂々と故郷をなのりんさい。」

嘘ついてませんてば・・・。
とうとう最後まで福岡市住民と信じてもらえませんでした。
どゆこと?!