のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

もはやイメージキャラクター。

2007年01月28日 19時59分35秒 | 日常生活
今朝から仮面ライダー新シリーズが始まりました。
前作は見てなかったのりぞうは
いつもの癖でボウケンジャーを見た後に
(あぁ・・ボウケンジャーは見てます。
 ここは突っ込まずにさらりと流してください。)
ぱちんとテレビを消してしまいました。

30分後。
会社の先輩からメールが到着しました。
「新しい仮面ライダー見た?
 のりぞう好み?」

しまった!忘れた!!
後悔していると、またもや友人からメールです。

「どう?今回の仮面ライダーは?」
だから見忘れて後悔してるってば。

教会でのお昼ご飯どき、友人が声をかけてきました。
「今回の仮面ライダー見た?」



・・・・見てません。見忘れました。

しかし、今年、20代最後の年を迎えようとしている女性が
朝から何度もされる質問が仮面ライダーの件という
この境遇はいかがなものなのか。


ま、来週は見るんですけどね。
だって、今回の仮面ライダーは変身後のお面が
大人にはぶらじゃーに見えちゃうらしいんですもの。
興味津々です。

実はダンディ。

2007年01月28日 16時57分41秒 | 日常生活
顧問とのお食事に指定されたお店は
こじゃれた街にあるチーズフォンデュのお店でした。
うう・・・。いつも会社近くの居酒屋で飲んだくれてる
のりぞうと上司には、ちと縁がない雰囲気のお店です。
ネットで地図検索したものの、少し不安なので
家が近いと思われる部長にたずねてみました。

「部長。「ハウゼ」っていうチーズフォンデュのお店
 ご存知ですか?有名らしいんですけど。」
「知ってますよ。
 帰り道に通りますもん。
 食べに行ったこともありますよ。」



・・・・え?!
部長、チーズフォンデュなんてこじゃれたものを
食べたことがあるんですか?!
心底、驚いて(うろたえて)周囲の人に
「部長はチーズフォンデュを食べに行ったことがあるらしい」
と訴えていたところ、部長が心外そうにおっしゃいました。


「チーズフォンデュぐらい、食べたことありますよ。
 大体、俺はあんくらいこじゃれた店のほうが好きなんですよ。
 いや、むしろ、あのくらいこじゃれた店にしか行かんっ。」





・・・・それは大きく出すぎじゃありませんか。
部長はどう考えたって、
ワインっつーよりは芋焼酎のほうが・・・以下、自粛。

ご利益よりも即物的

2007年01月28日 16時50分49秒 | 日常生活
実家に帰ったところ、和室の壁いっぱいに
新年に除夜の鐘をつきに行ったものの、惜しくも間に合わなかった
(よくよく考えると当たり前か。
 除夜の鐘って大晦日開始だもんね。)
お寺にいただいた2007年のカレンダーが貼り付けられてました。

「へえ、こうやって飾ると、なかなかに風流ね。
 地元のお寺と思うと愛着もわくよね。」
と、感想を述べると、母上はにっこり笑って
おっしゃいました。

「うん。いいよねぇ。これ。
 来年も絶対にお寺に行って、その後に神社に行こうっと。」
「へえ。そんなに気に入った?
 まあ、確かに除夜の鐘をつけなかったのは残念だもんね。
 次はリベンジやね。」

と申したところ、母上は頷きながらおっしゃいました。

「お寺さんは、こんなにモノをくれるけん、いいよねぇ。
 神社はなんもくれんもん。
 甘酒もくれよったやん。飲んどけばよかったー。
 来年は絶対に飲むけん!」





・・・・はやっ!
既に来年のお正月についての決意?!
しかも甘酒?!
お寺にも行こうと思う理由が
クリスマスに教会を訪れるちびっこと同じ程度。
まあ、人生の楽しみが多いようで何よりです。

ALWAYS~3丁目の夕日~

2007年01月28日 16時29分46秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 昭和33年、東京タワーが完成するこの年、東京下町の夕日町
 3丁目には、人情味あふれる住民達が賑やかに暮らしていた。
 自動車修理工場の短気な社長、鈴木則文(堤真一)と
 温厚でしっかり者の妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、やんちゃな
 ひとり息子・一平(小清水一樹)。そこに集団就職で上京した
 六子(堀北真希)がやってくる。
 その隣には、駄菓子やをしながら、しがない小説家を続けている
 茶川竜之介(吉岡秀隆)。彼は飲み屋のおかみ・ヒロミ(小雪)
 から身寄りのない少年、淳之介(須賀健太)を預かり、世話を
 することになってしまった。

■感想 ☆☆☆☆☆
 たくさんの人に「良い!」「絶対、お勧め!」と言われていた
 作品をようやく鑑賞できた。噂に違わない素敵な作品だった。
 笑って泣けてしんみりほろりとさせてくれるあったかい映画。
 昭和30年代にまだ生まれてもいない私が見ても
 「懐かしい」と思わせてくれるこの雰囲気はなんだろう。
 なぜ、こんなにも胸をぎゅっとゆさぶられるのだろう。

 夕日町3丁目の住民は曲者揃い。
 おせっかいな人、短気な人、我儘で子供よりたちの悪い人。
 協調性はまったくなく、取っ組み合いの喧嘩もする。
 それなのに、いや、だからこそ、信頼関係が築き合えている。
 同じ町の住民の様子をみんなが知っている。
 誰かの家に起こった良い出来事はみんなで喜び
 悪い出来事はみんなで心配し、困ってくれる。
 「鬱陶しい」と「あったかい」は裏表。見る角度によって
 異なるけれど、見ているものは同じなのだ。
 今は、見ることができない角度からの「ご近所付き合い」が
 まぶしくて仕方がない。

 けれども、「今は見ることができない」からこそ
 まぶしいのだろうとも思う。
 これは確かに日本人に「懐かしい」思いをひきおこさせる。
 けれども日本人の本質ではない。
 本質ならば、きっと、まだ今もこの風景が残っている。
 この風景は、私たちが様々な選択の中から捨ててきた
 風景なのだ。だから、こんなにもまぶしくて
 羨ましくて、懐かしいのだろう。

 見ていると、あの時代はよかったと思わせてくれる。
 けれど、この時代を生きている人たちは、
 前を見て生きるしかなかったのだとも思う。
 油断して振り返ると、アクマ先生のように「戦争の傷跡」や
 それによる自分の痛みと向き合わなければいけない時代だった。
 だから未来の希望だけを見続けた。前に進み続けた。
 あの時代を知らない私には、単なるノスタルジーや
 「懐かしさ」を感じる資格も「幸せそう」とうらやむ資格もない。

 私は今、この場所で未来に希望を見つけなければいけない。
 この閉塞感を振り払わなければいけない。

 ラストの場面で少年が母親に言う。
 「何、言ってんの。母ちゃん。
  夕日は明日も明後日も50年後も
  きれいに決まってるじゃないか。」

 今日の夕日もきっときれい。明日の夕日も5年後の夕日も。
 そうであってほしいな、と心から思った。

手紙/2006年日本

2007年01月28日 16時00分58秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 工場で働く20歳の武島直貴(山田孝之)は、職場の人間とも
 まるで打ち解けず、人目を避けるように暮らしていた。
 唯一の家族である兄・剛志(玉山鉄二)は、直貴の学費欲しさに
 盗みに入った邸宅で老婆を殺してしまい、現在、服役中だ。
 兄が罪を犯したのは、自分のせいだと自責する直貴は、
 せめてもの償いにと服役中の兄から届く手紙に丁寧な返事を
 書き続けていた。しかし、兄のせいで夢も愛も失った直貴は
 兄を捨てようと決意する。

■感想 ☆☆☆☆☆
 見ている最中も十分に考えさせられ、泣かされる映画だが
 見終わった後のほうがずしんとくる。何度、考えても
 答えが出ない。単に「かわいそうだった」という感想で
 終わらせてはいけないような気がする映画だった。

 見終わった後にずしんと来て、考えさせられたのは
 結局のところ、私自身が「差別する側」の人間だからだ。
 自分が親兄弟を殺されたら、私は犯人の身内を許せないだろう。
 「殺したのは、兄貴であって俺じゃない」という言い分が
 正しいと分かっていても、そう言って開き直られたら
 怒りを覚えるだろう。いや、たとえ、開き直らなくても
 申し訳なさそうにお詫びを何度されても、彼が裕福になったら
 成功してある程度の地位を得ていたら、きっと思うだろう。
 「あんたの兄さんは人殺しのくせに。
  なんであんたはそんなに幸せを掴んでるんだ。」と。
 いや、自分の親兄弟が殺されたのではなくても、
 まったくの赤の他人が殺されていても、もし、犯人の
 身内の方がワイドショーなんかに出て
 「僕たちにはなんの罪もないんだ。
  人を殺したのは俺じゃないんだ。」
 と言ったとしたら、憤りを覚えると思う。

 だから、見ていて苦しかった。主人公、直貴の辛さが
 伝わってくるたびに。彼の辛そうな表情、やるせない気持ちも
 理解できる。理解できるけれど、彼を差別する側の気持ちの
 ほうがよく分かってしまうのだ。
 それは「自分はそちら側に行くはずがない」という
 思い上がりなのかもしれない。

 どんなに正当な理由があっても人を殺してはならない。
 罪を犯してはならない。人のものを盗んではならない。
 そもそも、それらを犯してもいいほどの「正当な理由」は
 存在しないのだ。

 中盤に登場する杉浦直樹さんがさすがの貫禄で主人公を
 諭す場面は圧巻だ。ああ、なるほど、と素直に納得できる
 ものだったし、だからこそ「どうしようもない」主人公の境遇が
 浮き彫りになって辛くてたまらなかった。
 以下は感銘を受けた杉浦さんの言葉。
 うろ覚えながら記しておく。
 「今の君は辛いだろう。
  何でおれが差別されなきゃいけないんだ、と思うだろう。
  でも、君が差別されるのは当然なんだ。
  人には防衛本能があるんだから。犯罪から少しでも
  遠ざかりたいと思ってしまうんだ。
  お兄さんはそこまで考えなきゃいけなかった。
  自分が罪を償えば、それでいい。というわけではない。
  お兄さんが犯罪を犯すことによって、君までもが
  どれだけ苦しめられるか、傷つけられるか、そこまで
  考えなきゃいけないんだ。」

 しばらくの間、原作を読む勇気はない。

東京ゴッドファーザーズ/2003年日本

2007年01月28日 01時47分49秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 クリスマスの夜、ゴミ捨て場で赤ん坊を見つけた3人の
 ホームレス。かつては競輪選手だったギン(江守徹)、
 元ドラッグクイーンのハナ(梅垣義明)、そして家出少女の
 ミユキ(岡本綾)だった。赤ん坊の母親探しをはじめた3人は、
 さまざまな事件に巻き込まれつつも、ようやく母親を見つける。
 
■感想 ☆☆☆☆
 大人向けの上質エンターテイメントとも言えるアニメ映画。
 ストーリはドタバタコメディチック、ありえない偶然だらけで
 ちょっぴりご都合主義が過ぎると言えなくもない。
 けれど、それが「アニメ」のデフォルメされた動きの中では
 そこまで不自然に思えないのだ。
 「クリスマスの夜」の話という設定も「偶然」を「奇跡」に
 変える力があるような気がする。

 それぞれが抱え込んでいる悩みや痛みが
 たったひとりの赤ちゃんによって、たった一晩の旅の中で
 消化されていくその解放感が心地いい。
 主役三人組の乱暴な言葉遣いも、その中にお互いへの愛情が
 きちんとこめられているのが分かるし、その愛情の中に
 さらにお互いへの思いやりがあって、だからお互いのことに
 あえて触れずに適度な距離感を持ち続けている三人の姿が
 透けて見える。

 ラストのクライマックスシーンで流れる「歓喜の歌」は
 まさにクリスマス、そして年末に日本全体を覆う高揚感を
 的確に表現していて、なんだかこちらの気分も高揚してくる。
 とにかくなんだかよくわからないけれど、ハッピーな
 気持ちになる映画だった。

メラニーは行く!/2002年アメリカ

2007年01月28日 01時31分20秒 | 映画鑑賞
■ストーリ
 メラニー(リース・ウィザースプーン)はニューヨークで
 活躍する若手ファッション・デザイナー。恋人の
 アンドリュー(パトリック・デンプシー)は富豪にして
 ニューヨーク市長(キャンディス・バーゲン)の息子。
 仕事もプライベートも誰もが憧れるパーフェクトな毎日を
 送っていた。しかし、アンドリューからプロポーズを受けた
 彼女にはひとつだけ気がかりなことがあった。
 彼女には故郷アラバマに、高校時代はずみで結婚して以来、
 いまだに離婚に応じてくれない戸籍上の夫ジェイク(ジョシュ・
 ルーカス)がいるのだ。

■感想 ☆☆*
 自分の幸せのために精一杯頑張る主人公はとても魅力的だ。
 誰かのために耐えたり、誰かの幸せのために自分が身を引いたり、
 誰かが幸せにしてくれるのを待ったりなんてしてない。
 自分の幸せは自分で掴み取るもの。
 人から何と思われようとも構わない。なりふり構わず、
 前進あるのみ。そんな潔い彼女はいとしい。

 見ていて気持ちがいいのだ。
 自分の気持ちを最優先させて誰かのために我慢なんてしない。
 そんな彼女はどう考えても嫌な女だ。
 自分が捨てた故郷を「田舎くさい」と馬鹿にしている姿も
 なんだか納得がいかない。今までのヒロインとは一味違う。
 でも、どうせ人間なんて「自分最優先」の生き物なのだ。
 だったら、このくらい明るく身勝手に生きたほうが
 いいのかもしれない。
 中途半端に「我慢してる」のが分かるような
 我慢をするくらいだったら。
 文句言いながら日々を過ごすくらいだったら。

 彼女は文句も言う。我儘も言う。口も悪い。
 けれど、言うからには努力をする。
 ちゃんと行動に移す。自分で成功を掴み取る。
 そのパワーが気持ちがいい。

 残念だったのは、そこまで生き生きとキュートに
 嫌な女っぷりを貫いていた彼女が最後の最後に
 「初恋」なんてセンチメンタルなものを選んだこと。
 しかも結婚式当日に。
 土壇場で自分が大切にしていた人が誰だか分かるなんて
 最悪だ、何が最悪って、土壇場にならなければ
 大切な人も分からないことが最悪なのだ。

 彼女はいつだって、自分に正直に生きていた。
 自分が一番大切にしていたものを追ってきた。
 だからこそ、最初から「好きな人」「大切な人」に
 気付かないはずがない。そう思うのだ。

 と、文句をつけつつ、楽しんで見たのだけれど。
 リース・ウィザスプーンの映画はどれも
 見終わった後に元気をくれる気がする。