■ストーリ
類人猿の言語習得実験を行う霊長類研究センター。
そこで働く研究者が相次いで自殺する。
目撃者は人と会話をするボノボ、バースディのみ。
愛する彼女はなぜ死んだのか?若き研究者が謎を追う。
■感想 ☆*
残念ながら主人公にまったく感情移入できず
さらさらと読み飛ばしてしまいました。
尊敬していた恩師と、プロポーズまでした大好きな恋人を
失くして意気消沈しているかわいそうな主人公なのに。
あまりにずっと意気消沈しているだけ
やさぐれているだけ、うじうじとしているだけ、の
主人公についつい苛々してしまって・・・。
だってボノボがかわいそうなんだもの。
ボノボには人が亡くなること自体がわからないのに。
大好きな人がいつの間にかこなくなって
その上、来てくれる大好きな人は
来てくれるけど上の空で、いつものようには構ってくれない。
ボノボからすると、とんでもなく理不尽で
かわいそうな状況だと思うのです。
しかも、題名からも分かるように、最後の最後には
大好きな人や大好きなものと「さよなら」させられるのです。
何をどうやっても、一番の被害者は、
バースディという名前のボノボだと思えて仕方がありませんでした。
「動物実験をするべきじゃない」なんて
綺麗ごとを言うつもりはさらさらないけれど。
でも、中途半端にボノボを仲間として考えるべきではないな
と思うのです。「仲間」として受け入れるのであれば
最後まで面倒を見てあげるべきだし、
実験道具として捉えるのであれば、甘ったるい感傷や
きれいごとを挟むべきではない、挟んじゃいけないと思うのです。
類人猿の言語習得実験を行う霊長類研究センター。
そこで働く研究者が相次いで自殺する。
目撃者は人と会話をするボノボ、バースディのみ。
愛する彼女はなぜ死んだのか?若き研究者が謎を追う。
■感想 ☆*
残念ながら主人公にまったく感情移入できず
さらさらと読み飛ばしてしまいました。
尊敬していた恩師と、プロポーズまでした大好きな恋人を
失くして意気消沈しているかわいそうな主人公なのに。
あまりにずっと意気消沈しているだけ
やさぐれているだけ、うじうじとしているだけ、の
主人公についつい苛々してしまって・・・。
だってボノボがかわいそうなんだもの。
ボノボには人が亡くなること自体がわからないのに。
大好きな人がいつの間にかこなくなって
その上、来てくれる大好きな人は
来てくれるけど上の空で、いつものようには構ってくれない。
ボノボからすると、とんでもなく理不尽で
かわいそうな状況だと思うのです。
しかも、題名からも分かるように、最後の最後には
大好きな人や大好きなものと「さよなら」させられるのです。
何をどうやっても、一番の被害者は、
バースディという名前のボノボだと思えて仕方がありませんでした。
「動物実験をするべきじゃない」なんて
綺麗ごとを言うつもりはさらさらないけれど。
でも、中途半端にボノボを仲間として考えるべきではないな
と思うのです。「仲間」として受け入れるのであれば
最後まで面倒を見てあげるべきだし、
実験道具として捉えるのであれば、甘ったるい感傷や
きれいごとを挟むべきではない、挟んじゃいけないと思うのです。