祖父の13回忌で初めて祖母の妹さんと
弟さん夫婦に出逢いました。
いつも祖母から話は聞いていましたし
祖母経由でお米や野菜や鹿児島銘菓をいただいてもいました。
しかし、居住地が鹿児島とあって
気軽に行き来できる仲ではなく、会うのは初めて。
初めてなのに初めて会う気がしない。
ずっと以前からの知り合いのよう。
そんなふうに思わせてくれる素敵な素敵な方たちでした。
とにかく笑顔が素敵。
言葉が率直。
なのに、全く棘を感じさせない。
夕方、駅まで送っていく車の中で祖母はしみじみと
「来てくれてありがとね。
無事に終わってよかったぁ。
これが最後やけんね。
17回忌の頃はもう私は生きてないやろうけん。」
と言いました。その気持ちはおそらく、来て下さった
皆さんにはうすうす伝わっていたに違いない
そう思えるほど、ここ数日、そして13回忌当日の祖母は
気を張り詰めていました。
すると祖母の妹さんはすかさずおっしゃいました。
「あんた。馬鹿じゃないとね。
そんなこと絶対に言ったらいかん。
そんなふうに言ったら、周りの人が不愉快な気持ちになるんよ。
気分が悪くなるんよ。
『死ぬ』とか言ったらいかん。思っとっても言ったらいかん。
人に心配かけるようなことを言ったらいかん。
人を暗い気分にさせるようなことを言ったらいかん。
『私は100歳まで生きるけんね。』って
笑ってやるのが私たちの役目。」
文字だけで聞くと、すんごく厳しく見えますが
根底に信頼関係があるからなのか
鹿児島弁のイントネーションのなせる業なのか
はたまた祖母の妹さん特有のものなのか
全く棘は感じませんでした。
怒る、というより諭す。あったかい感じ。
すごい。きっとおばさんはそんなふうに考えて
毎日を生きてるんだろうな。
周囲の人のことを考えて、周囲の人のためにも
自分の毎日を楽しくしたい。笑顔で過ごしたい。
そう思ってるんだろうな。
駅からの帰り道。行きは違う車に乗っていた妹も
合流したので早速、その話をしてあげたところ
妹も興奮しながら申しました。
「本当に本当にすっごく素敵な人たちやったよね。
私、今日、おばさんたちに会えてよかった。
すっごく勉強になった。
あのね。私ね、弟さん夫婦に
『すっごく笑顔が素敵ですね。
初めて会った気がしません。
すぐに打ち解けられちゃいました。』
って言ったんよ。そしたらね、おばちゃんがにこにこしながら
『そうやねぇ。
うちらは、ちぃとばかりみんなより
太陽に近いところに住んどうけんねぇ。
その分、世間のみんなより明るいんかもしれんねぇ。』
って言ってくれたと。
その言い方にね、ものすっごい感動した!」
ちいっとばかり太陽に近いから
その分、みんなより明るい。みんなよりあったかい。
そう思えるおばさんがまた素敵。
母がしみじみと申しました。
「やっぱりね。環境は大切なんよ。
まだ鹿児島にはおばさんたちみたいに
あったかい人がたくさんおるんよ。
そういう人たちに囲まれとうけん、
おばさんたちもあったかいんよ。
あんたたちも一緒に過ごす人たちには気をつけなさい。
心から尊敬できる人、大好きな人と過ごしなさい。
負の感情を持たんでいいような人たちと過ごしなさい。」
本当に。
卵が先か、鶏が先かはわかりません。
ぎすぎすした人間関係は、ぎすぎすした感情を生み出す。
ぎすぎすした感情は、ぎすぎすした人間関係を生み出す。
だから。
私は人のいいところを見つけられる人でありたい。
お天道様を身近に感じられる人でいたい。
不安を抑えて笑顔でいられる人でありたい。
おじいちゃん、おばあちゃん。
素敵な出会いをありがとう。
また会いたいと思える人、大切な大切な親戚がまた増えました。
弟さん夫婦に出逢いました。
いつも祖母から話は聞いていましたし
祖母経由でお米や野菜や鹿児島銘菓をいただいてもいました。
しかし、居住地が鹿児島とあって
気軽に行き来できる仲ではなく、会うのは初めて。
初めてなのに初めて会う気がしない。
ずっと以前からの知り合いのよう。
そんなふうに思わせてくれる素敵な素敵な方たちでした。
とにかく笑顔が素敵。
言葉が率直。
なのに、全く棘を感じさせない。
夕方、駅まで送っていく車の中で祖母はしみじみと
「来てくれてありがとね。
無事に終わってよかったぁ。
これが最後やけんね。
17回忌の頃はもう私は生きてないやろうけん。」
と言いました。その気持ちはおそらく、来て下さった
皆さんにはうすうす伝わっていたに違いない
そう思えるほど、ここ数日、そして13回忌当日の祖母は
気を張り詰めていました。
すると祖母の妹さんはすかさずおっしゃいました。
「あんた。馬鹿じゃないとね。
そんなこと絶対に言ったらいかん。
そんなふうに言ったら、周りの人が不愉快な気持ちになるんよ。
気分が悪くなるんよ。
『死ぬ』とか言ったらいかん。思っとっても言ったらいかん。
人に心配かけるようなことを言ったらいかん。
人を暗い気分にさせるようなことを言ったらいかん。
『私は100歳まで生きるけんね。』って
笑ってやるのが私たちの役目。」
文字だけで聞くと、すんごく厳しく見えますが
根底に信頼関係があるからなのか
鹿児島弁のイントネーションのなせる業なのか
はたまた祖母の妹さん特有のものなのか
全く棘は感じませんでした。
怒る、というより諭す。あったかい感じ。
すごい。きっとおばさんはそんなふうに考えて
毎日を生きてるんだろうな。
周囲の人のことを考えて、周囲の人のためにも
自分の毎日を楽しくしたい。笑顔で過ごしたい。
そう思ってるんだろうな。
駅からの帰り道。行きは違う車に乗っていた妹も
合流したので早速、その話をしてあげたところ
妹も興奮しながら申しました。
「本当に本当にすっごく素敵な人たちやったよね。
私、今日、おばさんたちに会えてよかった。
すっごく勉強になった。
あのね。私ね、弟さん夫婦に
『すっごく笑顔が素敵ですね。
初めて会った気がしません。
すぐに打ち解けられちゃいました。』
って言ったんよ。そしたらね、おばちゃんがにこにこしながら
『そうやねぇ。
うちらは、ちぃとばかりみんなより
太陽に近いところに住んどうけんねぇ。
その分、世間のみんなより明るいんかもしれんねぇ。』
って言ってくれたと。
その言い方にね、ものすっごい感動した!」
ちいっとばかり太陽に近いから
その分、みんなより明るい。みんなよりあったかい。
そう思えるおばさんがまた素敵。
母がしみじみと申しました。
「やっぱりね。環境は大切なんよ。
まだ鹿児島にはおばさんたちみたいに
あったかい人がたくさんおるんよ。
そういう人たちに囲まれとうけん、
おばさんたちもあったかいんよ。
あんたたちも一緒に過ごす人たちには気をつけなさい。
心から尊敬できる人、大好きな人と過ごしなさい。
負の感情を持たんでいいような人たちと過ごしなさい。」
本当に。
卵が先か、鶏が先かはわかりません。
ぎすぎすした人間関係は、ぎすぎすした感情を生み出す。
ぎすぎすした感情は、ぎすぎすした人間関係を生み出す。
だから。
私は人のいいところを見つけられる人でありたい。
お天道様を身近に感じられる人でいたい。
不安を抑えて笑顔でいられる人でありたい。
おじいちゃん、おばあちゃん。
素敵な出会いをありがとう。
また会いたいと思える人、大切な大切な親戚がまた増えました。