のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ドラえもんのび太の新魔界大冒険

2008年04月21日 20時00分09秒 | 映画鑑賞
11.ドラえもんのび太の新魔界大冒険/2007年日本

■ストーリ
 のび太が「もしもボックス」でつくった魔法世界。
 だが、夢いっぱいで楽しいはずの魔法世界は、魔界星の悪魔族に
 狙われていた。つぎつぎとおこる怪事件。ドラえもんたちは、
 悪魔族と戦うことを決意する。

■感想 ☆☆☆☆
 大山のぶ代さんのドラえもんで育った世代ですが、新声優陣には
 そこまで違和感を抱いてはいません。サザエさんのカツオ君や
 ワカメちゃんには未だに慣れていないのに。わさびさんの
 ドラえもんは胸を騒がせることなく、見ることができています。
 ただ、さびしい気持ちはいっぱいですが。
 でも、声優陣が変わることで、ドラえもんが長く続いてくれるなら、
 そちらのほうが嬉しいかな。それに、大山さんの声で育っているので
 いくら新しいドラえもんを見ても、脳内で思い返すときは
 旧声優陣の声なのです。未だに昔のドラえもんと共に過ごしています。

 で、映画リメイク第二弾。
 正直、元祖「魔界大冒険」を大筋でしか覚えていないため
 楽しく見ることができました。「そうそう!そうだった!そうだった!
 こんな話だった!」と懐かしい気持ちも味わえたし。
 何より、映画版ドラえもんの魅力が昔と変わらないまま、ふんだんに
 盛り込まれていて、見終わった後に優しい気持ちになりました。

 長編映画らしく、中盤までの伏線の張り方が見事。
 見ているうちに「そういうことだったのか!」とすっきりできる
 仕掛けになっていて、「ドラえもん」抜きにして楽しめました。
 「もしもボックス」でできた魔法世界と現実世界が見事につなぎあう
 物語のつくりに感心していたら、脚本は真保裕一さんだそうです。
 なるほど。納得。

 今年の春休み映画は大好きなキィ坊ものです。
 こちらも早くテレビ放映してほしいな。楽しみに待っています。 

ハウルの動く城

2008年04月21日 19時41分20秒 | 映画鑑賞
10.ハウルの動く城/2005年日本

■ストーリ
 紹介の必要もないくらい有名な映画なんですけどね。
 主人公ソフィーは18才。荒地の裾野に広がる町で生まれ育ち、
 亡き父の残した帽子屋を切り盛りしている。
 ソフィーはある日、町で美貌の青年と出会う。何かに追われて
 いるらしい青年はソフィーと共に天へ舞い上がったかと思うと、
 束の間の空中散歩にいざなう。夢のような出来事に心奪われる
 ソフィー。しかしその夜、ソフィーは荒地の魔女と名乗る魔女に
 呪いを掛けられ、90才のお婆ちゃんに姿を変えられてしまう。

■感想 ☆☆☆☆
 ハウルに関しては賛否両論多いけれど、私は大好きです。
 映像、音楽、ストーリすべて。ストーリに関しては、
 「ハッピーエンドだったら、たいてい好き」というだけで
 高尚な基準があるわけではありませんが。

 少し前に原作を読み、宮崎監督の「映画を作るにあたっての
 場面選び」にものすごく感動し、映画を見直したい・・
 と思っていました。昨日夜中にようやく実現。

 うん。やはり好き。
 どのキャラクターも実に見事。
 個性的でわがままで人間くさくて、愛嬌があって愛さずには
 いられない。困ったやつたちばかりだけど、その「困った」を
 「愛すべき」が上回ったキャラクターに仕上げているところが
 この作品の魅力だと思うのです。
 特にカルシファー。原作であまり詳細に書き込まれていないためか
 自由自在にキャラクターを作り上げていて、原作に縛られていない分
 自由奔放で魅力的。

 色々と好きな場面はあるけれど、荒地の魔女が
 「恋をしているのね。」とソフィーを諭す場面
 ソフィーが女王に向かって、ハウルの魅力を伝える場面が特に好き。

 色々と要素を詰め込みすぎてしまったという意見には
 反論できないものがありますが、原作を読んで改めて見ると
 あの作品をよくここまでまとめられたな、と尊敬します。
 すごい。さすがプロ。でも、ここまでまとめることができたのなら
 後半のすべての謎がとけていくあたりも、うまくまとめられそうなのに。
 あと、もう少しなのに、という気持ちも否めません。

 原作にはない戦争に対する宮崎監督の意見表明部分は
 今、この時代だからこそ、ぜひ入れたかったところなんだろうな。

リロ&スティッチ

2008年04月21日 19時17分43秒 | 映画鑑賞
9.リロ&スティッチ/2002年米国

■ストーリ
 トゥーロ星でマッド・サイエンティストのジャンバ・ジュキーバは
 破壊する欲望をプログラムされた小型のモンスターを造り出した。
 そのモンスターは地球に逃亡し、ハワイ人の孤独な少女リロに
 ペットとして引き取られ、スティッチと名づけられる。
 リロと姉のナニは、両親の死後、一緒に暮すために苦労してきたが
 福祉局に引き離されようとしていた。

■感想 ☆☆☆*
 スティッチというキャラクターは知っていましたが、
 映画はまったく見たことがありませんでした。
 どうも黒目が大きいものに弱い傾向があるらしく
 映画を見たことはないけれど、スティッチのことは
 ずっと、かわいらしいなぁと見守っておりました。
 このたび、テレビ放映されていた吹き替え版をようやく鑑賞。

 かわいい!!この一言に尽きます。
 スティッチ、かわいい。
 片言の単語もぶっきらぼうな言葉の伝え方もとにかくかわいい。
 当初は「破壊したい」という欲望以外がプログラムされて
 いないため、掟を破った後のグレムリンのような凶暴な状態が
 続くのですが、その状態のスティッチでさえ、
 十分かわいらしい。

 しかし、リロと過ごし、みにくいアヒルの子という童話を
 一緒に読んだり、リロの家族の写真を見せてもらったりするうちに
 スティッチは、少しずつオハナ(家族)について理解し始めます。
 家族の持つあたたかさに触れて、プログラムされていた通りに
 破壊行動しか行わなかったスティッチがリロを家族として認め
 始める場面、リロとナニに迷惑をかけてしまったことを
 自覚して家出をし、森の中でひとり「みにくいアヒルの子」の
 絵本をめくりながら「寂しさ」を実感する場面、
 「オハナは家族。家族はずっと傍にいる」
 とナニにたどたどしく話す場面では、スティッチを力いっぱい
 抱きしめてあげたくなりました。

 ディズニーらしいハッピーエンドに大満足。