のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

本好きへの100の質問2009 vol2

2009年07月28日 23時33分45秒 | バトン
夏の恒例「本好きへの100の質問」。
2009年バージョン第二夜です。
第一夜はコチラ

◆041. 本は内容を先に読む方ですか、それともあとがきから読む方ですか?

あとがきです。あとがきと解説を先に読みます。
ハードカバーは解説がないのが残念。
たまに文庫本でも解説やあとがきがないときがあって
ヒジョーにさびしい気持ちになります。

◆042. 読みたいのに読めない本はありますか? その理由は。

時間が足りなくて読めてない本がたくさんあります。
また、シリーズものは長くなると
だんだん読まなくなる傾向にあります。

◆043. ノンフィクション作品のおすすめを教えてください。

相変わらず、皇室関係の本は大好きです。
美智子様が憧れの女性です。
昔の映画スターなど、雲の上の女性の話は全般的に好き。

◆044. あなたの好きな恋愛小説を教えてください。

今まで挙げた作品。
北村薫「ターン」、オルコット「ローズの幸福」
モンゴメリ「アンの幸福」、オルコット「昔気質の一少女」

今年はこれに辻村深月作品を追加します。
「ぼくのメジャースプーン」→「凍りのくじら」
→「名前探しの放課後」

ぜひ、この順番で3冊を読んでみてください☆
ものすごーく幸福な気持ちを味わえます。

◆045. 泣けてしまった本を教えてください。

辻村深月「凍りのくじら」
夜中に読んでしまったからかもしれませんが
ぽろぽろと泣けました。夜中の読書は危険です。

■昨年までにお勧めした作品。
北村薫「スキップ」「秋の花」「六の宮の姫君」
何度読み返しても、泣けます。
北村さんの作品は文章に品があるので
凛とした気持ちになります。
熱いものがこみ上げてきます。

灰谷健次郎「太陽の子」
子供たちに読んで欲しいです。
「8月6日」や「8月9日」「8月15日」が
どんな日だったのか知らない大人たちにも。
久しぶりに読み返そうっと。

「子ども部屋のおばけ」
多感な時期の「長女」や「長男」にお勧め。
思わず自分の身と重ね合わせてしまうのでは。

柴田よしき「少女達のいた街」
60年代の混沌とした時代の話。

◆046. 読んでいるだけで、アドレナリンが分泌されてくるような本は?

伊坂幸太郎「陽気なギャング」シリーズ。
どんどん愉快な気持ちになってきます。

奥田英朗「サウス・バウンド」
佐藤愛子「娘と私」シリーズ。
世間が何じゃ!他人が何じゃ!という気持ちになります。

◆047. もう2度と読みたくない本は、ありますか?

ないと思います。
でも、読む気になれない本はたくさんあります。

◆048. 良くも悪くも「やられた!」と思った本はありますか?

辻村深月作品。
どの作品を読んでも、「まさかこうくるとは!!」
と驚かされています。思わずまたはじめから読み返したくなります。

◆049. 読む前と読後感が違っていた(食わず嫌いだった)本は?

太宰治さん
もっとドロドロに暗い人だと思ってました。

村上春樹さん。
もっと小難しい人だと思っていました。

舞城王太郎さん
予想通りの作品だったんですけど。
意外にもはまってしまいました。
まさか自分がこんなにもはまるとは思ってもいませんでした。

◆050. 子供にプレゼントしたい本のタイトルを教えてください。

「モモちゃんとアカネちゃん」シリーズ。
人形が表紙を飾っているハードカバーバージョンを。

「サンタクロースっているんでしょうか?」
サンタクロースはいるんです。
この世に愛や希望や友情がある限り。
忘れられない名文です。

「どうぞのいす」
絵本です。絵もお話もとってもかわいらしい。

◆051. お気に入りの出版社と、その理由を教えてください。

創元社。
お気に入りの作家さんとの出会いを多く提供してくれているから。
北村薫さんとも宮部みゆきさんとも加納朋子さんとの出会いも
この出版社が橋渡しをしてくださいました。
コンスタントに新刊をチェックしたくなる出版社さんです。

◆052. それでは苦手な出版社は?その理由を教えてください。

特にありません。

◆053. この本で読書感想文を書いた、という記憶に残っている本はありますか?
あれば、そのタイトルは?

一冊も覚えてません。なんでだろ?
読書感想文の宿題ってあったっけ?と誰かに確認したい。

◆054. 装丁が気に入っている本を教えてください。

詩集「とっても大好きどらえもん」
色鉛筆で描かれているドラえもんがめちゃめちゃかわいいです。

ターシャ・テューダーさんの絵本
どれも装丁が美しくて大好きです。

山田詠美「放課後の音符ノート」
「お縫い子テルミー」
文庫本の装丁がめちゃめちゃ気に入っています。

◆055. あなたは漫画が好きですか?

大好きです。少女漫画は特に好きです。

◆056. お気にいりの漫画家ベスト5と、好きな作品について教えてください。

10年以上、変わらないお気に入り作品です。

>あだち充「タッチ」
永遠の名作です。
>深見じゅん「ぽっかぽっか」「むうぶ」
元気になります。優しい気持ちになります。
>小花美穂「こどものおもちゃ」
勇気がもらえます。
>矢沢あい「天使なんかじゃない」
学生時代にタイムスリップできます。
>末次由紀「エデンの花」「からくれないの」
新作も非常に面白いです。百人一首という一見、文系に見える
競技にかける青春を熱く描いてくれています。

◆057. サイン本を持っていますか?(タイトルと作家名は?)

まったくもって、増えていません。
平野啓一郎さん「月蝕」
友人が並んでくださいました。ありがとー。

映画「タカダワタル的」のサイン入り脚本。
このドキュメンタリー映画はとにかく傑作です。

◆058. 持っているのを自慢したい。そんな本はありますか?
・・・今年も、特にありません。

◆059. 東・西・南・北、漢字を選んで、浮かんだ本のタイトルを
書いてください(実在する書名に限ります)。
東だと、「東京タワー~オカンと僕と時々オトン~」

西だと、西原絵里子「」
この絵本も泣けます。切ないです。
南だと、あだち充「タッチ」
みなみと言えば、「タッチ」。
もはや刷り込みです。
北だと・・・
北村薫さん以外、思いつきませんでした・・・。
昨年と違う人たち、作品を並べようと思っていたのに。

◆060. 短編小説集を買ったら、全部読みますか?
それとも、その中から気に入った作品しか読みませんか?

全部読みます。
でも、短編は苦手です。
割と作品世界に没頭するタイプなので
短い話が次々にくると、少々、混乱してしまいます。

◆061. 憧れのキャラクターを教えてください。

辻村深月「子どもたちは夜と遊ぶ」より 月子。
自分の長所も短所もまっすぐ捉えていて
すべてをひっくるめて自分に誇りを持っているところが
大好きです。

以下、昨年までに挙げたキャラクター。
伊坂幸太郎「陽気なギャング」シリーズより 成瀬。
自分がこうなりたい、という憧れではなく
こういった男性がいたら、うっとりしちゃう!
という憧れです。

北村薫「スキップ」より 一ノ瀬真理子
どんなことがあっても自分を失わず、自分を大切にする姿は
憧れ。あんなふうに強く生きたいです。

オルコット「若草物語」より ベス
生まれて初めて「こんな子になりたい」と思った子。
病弱で優しいベスにどれだけ憧れたことか。

◆062. 印象的な女性キャラクターを教えてください。

北村薫「スキップ」より 一ノ瀬真理子
 なんとなく親近感を覚える女性。
 身近な存在のようでいて、まったく身近でない。
 その生き方、考え方に憧れを覚えます。

北村薫「円紫師匠と私」シリーズより 私
 友達になりたい女性ナンバー1!
 彼女と本の話、学校の話、世間話、色々したいです。

森博嗣「S&Mシリーズ」より 西ノ園 萌絵
 彼女の優雅な微笑みは無敵です。
 再読して彼女の魅力あふれるたたずまいが森作品の
 一番の読みどころではないかと思いました。

◆063. 印象的な男性キャラクターを教えてください。

辻村深月「子供たちは夜と遊ぶ」より 恭司、浅葱
 「安心」「安全」とは無縁の素敵な殿方たち。
 とにかくかっこいいです。こういった振り切れた人
 どこか壊れてしまっている人の「特別」にあこがれます。

北杜夫「寂しい王様」より ストンコロリーン28世
 でも、そうは言っても、「結婚」のような
 長く一緒にいる生活を考えるのであれば、彼のような人が一番。
 一緒にいるだけで安らぎます。

伊坂幸太郎「陽気なギャング」シリーズより 響野
 なのに、どこか胡散臭い男の人がとにかく好みなのです。

◆064. 先生といえば?

北村薫「スキップ」より 一ノ瀬真理子
 彼女の授業をぜひ受けてみたい。

◆065. 探偵といえば?

シャーロック・ホームズ
 いわずと知れた名探偵。でもルパンのほうが好きでした。

「京極堂」シリーズより 榎木津さん
 「探偵だ!」と堂々と名乗る榎木津さんは、今も大好き。

◆066. ベストカップル、ベストコンビといえば?

森博嗣「S&Mシリーズ」より 犀川先生・萌絵
 このふたりの関係はとにかく好きです。
 このふたりの行く末が気になって、久々に森作品を手に取りました。

「ぽっかぽか」より 父・母
 「ちち」と「はは」と読みます。憧れの夫婦関係。
 結婚するなら、このふたりのような関係を築きたいです。

伊坂幸太郎「陽気なギャング」シリーズより 成瀬・響野
 このふたりの丁々発止のやりとりが大好き。
 「ぼけ」と「つっこみ」をクールにこなす二人の
 どこか知性を感じさせる会話が好きです。

◆067. 本に登場する場所で、行ってみたいと思うのは?

佐藤さとる「コロボックル」シリーズより  コロボックルの家。
「メアリー・ポピンズ」シリーズより    真夜中の動物園
                     笑うと浮いてしまう家
C・S・ルイス「ナルニア国物語」シリーズより
                     ナルニア
福永冷三「クレヨン王国」シリーズより   クレヨン王国


◆068. 子供の出てくる作品といえば?

辻村深月「ぼくのメジャースプーン」「凍りのくじら」
 とにかく読んで欲しい作品です。
オルコット「小公子」
 やっぱりセドリックはかわいい。
「ぽっかぽか」
 あすかがとにかくかわいい。あすかの歌う不可思議な歌が
 頭から離れなくなります。

◆069. 動物の出てくる作品といえば?

赤川次郎「三毛猫ホームズ」シリーズ
萩岩睦美「銀色のおとぎばなし」

◆070. これまで出会った中で、もっとも感情移入できたキャラクターは?

バーネット「秘密の花園」より メアリー
 顔色が悪くて、いつも不機嫌な顔をしている運動不足の女の子が
 外で過ごし、体を動かすことによって、健康的な体と心を
 手に入れていくお話です。
 かんしゃくもちのメアリーが「いやなこった!」と叫ぶところとか
 「ぶた、ぶた。ぶたやーい。」と悪態をつくところには
 とてつもなく親近感を覚えました。
 運動は大切です。ハイ。