のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

読書の秋

2009年09月12日 11時10分17秒 | 日常生活
仕事中、何か気配を感じて隣をみると、隣の部署の部長が立っていました。

・・・?
どうされました?

問いかけると、
「お!?おったとや?
 気付かんかった!ここが席や?」
と白々しく驚いたあと、おもむろに
「恋愛小説、読むとや?」
と尋ねられました。

はい?
レンアイショウセツ?
あまりにも業務とカテゴリが異なるキーワードに、
しばし混乱するワタクシ。

それって惚れたはれた系の?
好きだ!愛してる!的な?
民さん、君は野菊のようだ、みたいな?

・・・よくよく考えると、業務中ではなくともワタクシとは縁遠いカテゴリでした。
読まないこともない、ぐらいです。
あまり手に取ったことはないような。
とっさに書名も思い出せませんし。
(なんせ一番に思い付いたのが「野菊の墓」・・・。)

でも!
部長だって、縁遠いですよね?
なにせ、ワタクシ以上に小倉の町がよく似合う風貌の部長です。
気さくで優しくて温かくて、人間味あふれる素敵な部長ですが
黙っていると、「足洗った人」に見えないこともない方なのです。
それに、以前、好きな本について語ったとき
時代小説ばかりあげてたじゃないですか!

と心の中で驚愕しながら、そっと
「読まれるんですか?」
と尋ねると
「泣ける話があるったい。貸すけん。」
 と、部長の席に呼ばれました。


・・・金曜日ですから。
世の中、政権交代やら大不況やらでバタバタしていますが
ワタクシは今日も平和に生きています。