のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

研修成果

2009年09月20日 00時03分26秒 | 日常生活
本日は2006年度入社の後輩(男性)と、
2007年度入社の後輩(女性)の結婚式でした。
どちらも入社前から知っているだけに、感慨深いものがあります。
新人研修担当を離れたため、今後はこういったイベントとも
疎遠になっていくのかと思うと、それもまた感慨深い。
二重の意味で感慨深いものとなった結婚式でした。

どちらも知っているだけに、
どちら側の招待客として招かれているのか分からず
受付でもたもたしてしまったワタクシ。
そんなワタクシを男性側の後輩くんたちが当然のように
「のりぞうさん!遅いですよ!こっちですよ!」
と呼び寄せてくださいました。

・・・あ。そちら側ですか。
濃いなあ・・・。この面子。
と、ちょっぴり恐れをなすワタクシ。
しかし、女性の後輩ちゃんの同期たちが織り成す
あの華やかなドレス側ではなく
男性の後輩君の同期たちで構成される
このダークな色合いのスーツ側のほうで
しっくりと落ち着いてしまう自分も間違いなくいるわけで。
そんな自分にがっかりしつつ、結婚式場へ足を運びました。

結婚式後の恒例、ブーケトス。
後輩の結婚式だけに、端のあたりでひっそりと過ごしていたワタクシを
大声で呼びつける後輩君たち。

「のりぞうさん!ブーケトスですってば!!」
「ほら!とらんと!!必死になって、とらんと!!」

うるさいっ!ワタクシのことは放っておけいっ!!

と言い放つワタクシの前で、気を使ってそっと道をあける課長と
「のりぞうさん。真ん中どうぞ。」
「風向き的に、真ん中より左側ですよ。」
と真剣に気を使う女性の後輩ちゃんたち。

・・・・えっと。
真剣に気を使われると、それはそれで
恐縮するというか、物悲しい気分に襲われるというか・・・。
もうちょっと、がんがん突っ込んでもらっていいですから。

後輩たちの気遣いを受けながら、いよいよブーケトス!
後輩ちゃんたちの読みどおりの風向きで、
ブーケは本日の主役と最も仲の良い同期の手元に
すっぽり収まりました。よかった、よかった。
おさまるべきところにおさまった感じが素敵です。
やっぱり、こういうのって、
ちゃんと行くべきところに行くんですよ。
結婚式ってそういう日なんですよ。

と今までの自分を振り返っていると
ブーケを見事にゲットできた後輩ちゃんがやって来て
申し訳なさそうに謝られました。

「のりぞうさん。ごめんなさい。
 空気読めなくてゴメンナサイ。」

・・・こんなところで空気読まなくていいんだよ?
何も考えずに思う存分、同期の結婚式を楽しんでいいんだよ?



結婚式終盤。
主役ふたりからウェディングケーキが配られました。
「幸せのおすそわけとして、新郎新婦から皆様に
 ウェディングケーキをお配りいたします。」
という司会者の言葉を聴いた途端、
ワタクシを見つめ、早く取りに行くよう促す後輩君たち。

「幸せのおすそわけですよ!早く行かないと!」
「遠慮している場合じゃないですよ!」
「なんか、『おすそわけ』とか『次』とか言われるたびに
 反応してしまうんすよ。のりぞうさんを急かさなきゃ
 いけないような気持ちになるんですよ。」

・・・優しい後輩たちを持って、ワタクシは本当に幸せ者です。

「・・・俺の分のケーキもあげましょうか?おすそ分け。」

いやいや。
ケーキより、むしろ幸せのほうのおすそ分けが欲しいですから。

と後輩たちの言葉にかるーい気持ちでノったところ
後輩が真顔になって言いました。

「ちょっと!いきなり本音をもらさないでくださいよ!
 酔いがさめるじゃないですか!びっくりするわ。」

・・・だから、かるーい気持ちで
君たちのノリに付き合っただけだってば。
ワタクシの言葉を真剣に受け止めてくれる後輩たちばかりで
本当にワタクシは幸せ者です。

・・・幸せですってば!