◆ストーリ
東京近郊、静かな街の一軒家。
中国へ留学するアベチャンの留守宅を預かることになった
ヨーコ(榎本)。そこへ転がり込んできた幼馴染みのスズ(藤田)。
あまり仲のよくない二人は、なんとか一緒に住み始めるが、
ある日、ヨーコがひそかに想いを寄せている三鷹とスズが
急接近してしまい…。
◆感想 : ☆☆☆☆
なんていうことのない日常生活。
ドラマチックな出来事も事件も起こらない日々。
それでもふたりを見ていると思わずにこにこしてしまう。
そんな映画。
榎本加奈子と藤田陽子がとにかく好演。
「演技してないでしょ?」というぐらい
自然な笑顔や会話が素敵にかわいらしい女の子たちを
作り上げている。また西島秀俊演じるカレが
女性から見て、「いるいる、こういうヤツ」という人。
女心がまったく分かってないくせに優柔不断で
すぐ逃げようとするずるい男。
こんな描写を見ると、スタッフに女性の名前が
多いのも納得してしまう。
映画は、性格がまったく異なる幼馴染ふたりの
共同生活を淡々と追っている。
天真爛漫で男の子とも屈託なくお話できるスズ。
人との付き合い方も感情の表し方も不器用なヨーコ。
二人は常に憎まれ口をたたきあい
「幼馴染だけど、仲が悪い」と言ってはばからない。
それでも「腐れ縁」だけではない暖かいつながりが
常に感じられる。そんな関係がほほえましい。
同時に、なんとなく痛い気持ちになる。
女の子同士の友情にはコンプレックスがつきもの。
お互いのよいところがきちんと見え
羨ましいと感じてしまう気持ちが常にどこかにある。
だから、ちょっとしたことでもつっかかってしまう。
ふたりはコンプレックスを抱え、その感情と向き合って
自分の中で解決しなければいけないことを知っている。
自分で悩みを消化して、またふたりは
お互いの元に戻るのだ。
「私たちって、仲が悪いの。」といいながら。
そして、ひとつの布団で眠り、
ふたりとも好きなレモンティーを飲む。
この映画「女同士の友情は続かない」なんていう輩に
見せてあげたい。
東京近郊、静かな街の一軒家。
中国へ留学するアベチャンの留守宅を預かることになった
ヨーコ(榎本)。そこへ転がり込んできた幼馴染みのスズ(藤田)。
あまり仲のよくない二人は、なんとか一緒に住み始めるが、
ある日、ヨーコがひそかに想いを寄せている三鷹とスズが
急接近してしまい…。
◆感想 : ☆☆☆☆
なんていうことのない日常生活。
ドラマチックな出来事も事件も起こらない日々。
それでもふたりを見ていると思わずにこにこしてしまう。
そんな映画。
榎本加奈子と藤田陽子がとにかく好演。
「演技してないでしょ?」というぐらい
自然な笑顔や会話が素敵にかわいらしい女の子たちを
作り上げている。また西島秀俊演じるカレが
女性から見て、「いるいる、こういうヤツ」という人。
女心がまったく分かってないくせに優柔不断で
すぐ逃げようとするずるい男。
こんな描写を見ると、スタッフに女性の名前が
多いのも納得してしまう。
映画は、性格がまったく異なる幼馴染ふたりの
共同生活を淡々と追っている。
天真爛漫で男の子とも屈託なくお話できるスズ。
人との付き合い方も感情の表し方も不器用なヨーコ。
二人は常に憎まれ口をたたきあい
「幼馴染だけど、仲が悪い」と言ってはばからない。
それでも「腐れ縁」だけではない暖かいつながりが
常に感じられる。そんな関係がほほえましい。
同時に、なんとなく痛い気持ちになる。
女の子同士の友情にはコンプレックスがつきもの。
お互いのよいところがきちんと見え
羨ましいと感じてしまう気持ちが常にどこかにある。
だから、ちょっとしたことでもつっかかってしまう。
ふたりはコンプレックスを抱え、その感情と向き合って
自分の中で解決しなければいけないことを知っている。
自分で悩みを消化して、またふたりは
お互いの元に戻るのだ。
「私たちって、仲が悪いの。」といいながら。
そして、ひとつの布団で眠り、
ふたりとも好きなレモンティーを飲む。
この映画「女同士の友情は続かない」なんていう輩に
見せてあげたい。