奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

2世帯住宅の計画でのポイント、親世帯、子世帯、世代間の距離を個別に間取りと空間の中に設定する事、自分の親や自分の子供であっても結婚後離れて暮らすと生活文化が変わるという事。

2024年03月20日 | 2世帯住宅

 

2世帯住宅の計画でのポイントは

親世帯、子世帯、同時に家族としての

世帯間(世代間)の距離を

個別に設定することです。

※親世帯の暮らし方にも対応した構成でカタチになった外観提案実例

 

単世帯家族でもそうですが

2世帯といっても、

その関係性は多種多様。

※実際に完成した中庭のある二世帯住宅外観・夜景

 

距離の近い世帯もあれば、

距離の離れた世帯もあります。

 

10世帯があれば、10通りの

解があるわけです。

 

互いが気兼ねせず、

自分達のペースで暮らせるかどうかは、

世帯間の

心理的・空間的距離によって

決まってきます。

※吹抜けと借景を楽しむバルコニーを持つ

 マンション暮らしのような間取りを実現した子世帯鳥観図

 

 

勿論・・・それぞれの異なる世帯間もそうですが

夫婦間でもそれは同じです。

 

間取りという

平面的距離感だけではなくて

空間の感じ方による価値観と距離感、

その世帯間の

心理的距離感にあっていることが、

互いに心地よく過ごすためには

重要な事です。

 

※昔ながらの暮らしを愉しむことが出来る構成に

 中庭のある家の価値を設計した1階親世帯の間取り

 

設計事務所にも色々な設計事務所があり

得意分野も普段行っている設計業務も

多種多様です。

 

車の運転を日常的に行っていない

設計者・建築士が

ガレージや

駐車スペースからの

車道への出入りについて「視点」を

どう持っているのか?

 

想像すればわかりやすいですよね。

 

cafeの設計やテナント、

事務所や工場建築、

クリニックや福祉施設

ガソリンスタンドや施設

スーパー等でも同じで

設計は出来ても理解度は異なりますから。

 

これまで設計を手掛けさせていただいた

二世帯住宅には、

玄関の入口から完全に

居住エリアを分けているような

完全独立型から、

玄関や浴室、

リビングなど一部を共用する半同居型、

寝室以外はすべて共有という

完全同居型まで、

さまざまなパターンがあります。

 

各パターンとも、

その内容と暮らし方の価値観によって

世帯間(世代間)の距離には、

違いがあります。

 

2世帯住宅だから「こう」というように

ただ闇雲に生活エリアを

離すだけでは、

一緒に暮らしている

意味はありません。

 

同じ屋根の下に暮らす訳ですから、

一緒に暮らすことの

メリットを享受しつつ、

それぞれの世帯や家族にとって

程よい関係を作り出すこと。

 

2世帯住宅を設計する際には

単世帯住宅よりも様々な要素を

どのように整理していくのかが大切です。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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二世帯住宅で「安心・快適」な ライフスタイルを実現するという選択肢もあります、様々な2世帯住宅同居の考え方、間取りにどのような選択肢があり暮らしの幅と生活観の違いを考えるべきかを大切に。

2024年02月10日 | 2世帯住宅

二世帯住宅で「安心・快適」な

ライフスタイルを実現する

という選択肢もあります。

※やまぐち建築設計室の二世帯住宅・同居の為のリーフレット

 

親世帯と子世帯が

ひとつ屋根の下に暮らす。

 

二世帯住宅を計画された

F様からの手紙

オフィシャルホームページへのリンク・二世帯住宅をリノベーションで計画した住まい手さんからのお手紙

 

二世帯住宅に関しては

デメリットクローズアップが

大々的にされることが多いので

デメリットのことばかり考えてしまい、

同居することを

ためらっていたかも知れません。

 

しかし近年は、

それぞれがお互いのメリットを求めて

積極的に同居する

という価値観も多い時代になりました。

 

家事や育児の分担・協力ができ、

心身ともに

サポートしてもらうことが

可能になるケースも多くなりました。

 

近くに頼れる相手がいる

というのは

心の支えになりますので、

二世帯住宅は

とてもメリットの多い

住み方であるとも言えます。

 

二世帯住宅を建てるポイントは

「距離感」です。

 

親が所有する土地を分割して、

親世帯と子世帯

それぞれに住まいを建てるケース。

 

親子共同で土地を購入して

建てるケース。

 

さまざまな

同居のスタイルがあります。

 

また、

両親の退職や

子どもの入学等のタイミングで、

二世帯住宅にして

同居を考えている

というご家庭は少なくありません。

 

共働きで忙しく働く

子育て世代にとって、

子どもの世話を助けてくれる

両親との同居は

メリットも大きく感じます。

 

しかし実際には、

ライフスタイルの異なる世代間の

同居にはデメリットもあり、

ストレスなく暮らせるかどうか

不安かと思います。

 

昔、住宅雑誌企画での

対談会・座談会やインタビュー記事の際にも

話したことがあるのですが

正月やお盆休み、GWだけではなくて

一か月ほど仮同居をしてみてくださいと

お話しをしたことがあります。

※座談会

※座談会記事・二世帯住宅計画の事も座談会では話題に

 

イメージと実際の生活環境を

整える意味で。

 

そうすると二世帯同居に関しての

問題点の解決策も

見えやすくなりますから。

 

互いに気を使うよりも

それぞれの親子間での

生活文化の違いを

事前に受け入れる。

 

そういう意味です。

適切な距離感を保つことで

デメリットを解決し、

メリットをより大きくできます。

 

それぞれのライフスタイルに合わせた

間取りとプランニングで、

家族が幸せに暮らせる

家づくりを実現できるように。

 

そんな間取りの工夫にも

要約すると様々な間取りの分類が出来ます。

 

○完全同居タイプ

玄関・リビング・ダイニング・キッチン

水回りなどを共有した

間取りです。

 

常にお互いの気配を感じられ、

祖父母と子ども(孫)との

交流も頻繁にあるため、

家族の絆も深まるケースもあります。

 

子育ても含め、

家族で一緒に過ごす感覚が

強くなる一方で、

プライバシーは守られにくい

というデメリットがあります。

 

夫婦どちらかにとっては、

義理の両親との生活になるため、

お互いに気を遣いあうシーンも

多く出てくる可能性があります。

 

また、

光熱費を含む生活費が

共同となるため、

費用負担を

はっきりとさせておく必要も出てきます。

 

○部分共有タイプ。

玄関など一部の

設備を共有しながらも、

キッチンや浴室など

生活空間は各世帯に

それぞれ設けるかたちです。

 

1階・2階で分けられるケースが多く、

それぞれの気配を感じながらも

適度にプライバシーが

守られます。

 

キッチンや浴室・洗面

トイレなどの水回り設備が、

世帯ごとに独立しているため、

生活する時間帯がずれても

心配することは少ないプランになります。

 

玄関が世帯共有なので、

子どもたちが

学校から帰宅したときも

祖父母が出迎えてくれることで

安心感も増します。

 

部分的に

共有している場所があることで

電気代などの

光熱費負担の振り分けが

難しい点などデメリットもあります。

 

また設備が二つずつ必要になる分、

建築費用が高くなります。

 

○完全分離タイプ

同じ建物内に暮らしていますが、

玄関をはじめとした

べての設備を分けた

間取りの二世帯住宅のことです。

 

左右分離又は

1階・2階で分けられる

というパターンがほとんどです。

 

完全に生活を分けているため

プライバシーは守りやすく、

いざという時は

コミュニケーションを取り、

お互いをサポートしやすい環境です。

 

光熱費や生活費も

完全に分けることができるため、

費用負担の問題は解決できます。

※法律上は長屋又は

 重層長屋として取り扱うケースになります。

 

しかし、

子育てのサポートの面では、

完全同居タイプ

部分共有タイプに比べると

相互サポート力はさがってしまいます。

 

また、部分共用タイプと同じように

設備が各世帯に必要なため、

建築費用が高くなる傾向にあります。

※長屋の法律上「界壁」も必要。

 

子育て世代が

親と二世帯住宅で暮らすには、

さまざまなハードルや

不安があるかともいます。

 

単世帯・核家族の住宅と同じく

二世帯住宅には、

メリットもデメリットもあります。

 

また家づくりには、

親子でもきちんと話し合い、

それぞれの家族内で

決めるべき事柄もあります。

 

家族みんなが寄り添い、

笑顔で暮らすためには、

家族がいつも一緒

だけではなくて

ほどよい距離感が必要だと考えます。

 

お互いのライフスタイルや

プライバシーを考慮しながら、

家事や育児を

サポートしやすい

二世帯住宅での暮らしを考えてみませんか?

 

ご相談・ご質問・ご依頼は

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気軽にご連絡ください。

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家を建てる際に確率が高くなる二世帯住宅という選択肢、少し先の時代と生活の変化を間取りと家造りに盛り込む事、同居の深い意味のある部分を認識する事が大切です。

2023年12月03日 | 2世帯住宅

 

※和モダンの住まいをイメージした事例

 

関西での土地相場

何より実家が

奈良県という方も多いようです。

 

※二世帯住宅の提案事例・二階部分子世帯

 

※二世帯住宅の提案事例・一階部分親世帯

 

二世帯住宅を考えて

同居するという選択。

 

二世帯住宅は

単世帯住宅より

変化のスピードがはやいです。

 

2世帯住宅を考え始めた時

親世帯が60代

子世帯が30代

そして子供や孫が小学生だとして。

 

子世帯は子育てに忙しく

親世帯もまだ元気な頃。

 

20年後には子世帯も自分の定年や

老後などが気になってくる年齢に。

 

一方で親世帯は80歳代となり、

身体的な変化が

目立つようになってきます。

 

また孫(子供)は就職や進学で

家を離れている

という可能性も高いといえます。

世代の異なる家族が暮らす

二世帯住宅では

複合的な変化を前提に

将来を考えておくことが大切。

 

家族の生活をイメージした

間取りや設備を予め

想定しておく事。

二世帯住宅づくりを考え始め

まだ元気な時点で、

将来、体力や足腰の筋力が

衰えて移動するのが

難しくなる自身の姿について、

考えたくないという

親世帯のお気持ちはわかります。

 

親世帯から切り出さなければ、

子世帯としても提案しづらい雰囲気が

あるかもしれません。

 

親子同居世帯の7割以上が

介護を経験しているとの

データもありますから、

家づくりに介護のことを予め

織り込んでおくことが、

結局は将来にわたり

快適に暮らしていける事に

つながります。

 

織り込んでおくとは、

具体的にどのようなことをすれば

良いのか?。

親世帯の居室を起点に、

生活動線を複数考えておく。

 

必要となってくるのは、

トイレや浴室・洗面への移動。

 

次に必要になってくるのが、

リビングルームなどへの移動。

 

最後に考慮として、

庭への動線や外出時の

玄関から屋外への動線。

 

これら人の移動に関するルート、

動線については優先順位をつけて、

各部屋からの距離を

出来るだけ短くしておく事が

好ましいです。

 

次に移動手段。

足腰が弱ってきて伝い歩きが

必要になってくると、

手すりの取り付けなどが

必要になってきます。

 

さらに弱ってくると、

車椅子による移動も。

 

将来、手摺を取り付けることが

考えられる箇所には、

あらかじめ強度のある

準備として下地を備えておき、

予定工事を施しておく事が必要です。

 

車椅子の動線となる通路には、

段差を設けないことは勿論、

車椅子で通れる事は

想定されていても、

曲がる事が出来る幅を

考える人は少ないですから

それらの計画性も

必要になってきます。

 

ただし、

すべての通路の幅を

広くとってしまうことは、

必然的に居室部分を

狭くすることになりますから、

いかに効率的な動線設定をするかが、

間取りの良し悪しになってきます。

 

室内の移動に比べると

利用頻度は少ないかもしれませんが、

同様に考えておくべきことが、

庭や屋外への動線です。

 

近年は基礎を高くすることにより

床下の通気を良くすることで

腐朽やシロアリの被害を

予防することがあります。

 

また、増えつつある

大雨の内水氾濫による

建物の浸水も、

基礎を高くすることで

回避できる可能性が

高くなります。

 

その一方で、

道路から玄関への

アプローチ、

リビングから庭へのアクセスには

相応の高低差が生じるため、

必然的に階段を

設けることになります。

 

足腰の機能に

問題が無い時には、

何の支障も無い階段も、

一旦歩行器や

車椅子の暮らしになると

大きな障害となります。

 

外出が減る状態になって、

さらに外に出辛い

環境となってしまう

訳ですから。

 

これを回避するためには、

「スロープ」を設けることが最善。

 

新築時から階段と併設しておくのも

良いですし、

足腰に不安を

抱えるようになった時点で、

改修工事が可能なように

相応の空間を考えておく

という事も一策です。

 

車椅子で利用する

スロープの勾配は、

1/12(傾斜角度約5°)以下が望ましく、

特に屋外だと1/15(傾斜角度約4°)以下が

望ましいといわれています。

 

数値と感覚は異なるので

デザインを現場で昇華する事は大切です。

一般的な基礎の高さ

40センチに対して

1/15の勾配

150センチ進んで10センチ上がる、

スロープを設置しようとすると

長さ6メートルの

スロープが必要となります。

 

さらに高さ1メートルの

高基礎の家なら15メートルの

スロープを設置する事になります。

 

床下換気や

水害リスク低減と

将来の暮らしやすさの

折り合いをどう取るか?

これも予め設計者と

十分に相談すべき事になります。

 

訪問介護等を

想定した間取りにする。

 

高齢になっても

できるだけ自宅で生活し、

必要に応じて

訪問介護サービスを

利用することを

希望される方も

多くいらっしゃいます。

 

特に、

子世帯と同居している方は、

その割合がより

大きいのではと思います。

 

その為、家の間取りは

訪問介護を受けやすいように

しておくことも大切だと思います。

 

居室を玄関の近くにすることで、

ヘルパーさんが

出入りしやすくなります。

 

また、

デイサービスの利用や

通院などで

外出をする時にも助かります。

 

設備としては、

介護サービスに伴って

手を洗うなどの

必要性があるため、

居室内や居室に

隣接して洗面台を

設けておくと便利です。

 

「空いた後」も考えておく。

 

親世帯の生活スペースは、

いつかは先に「空く」事になります。

 

孫が世帯を持ったそのタイミングで

親世帯がいた場所に

子世帯が移り、

再び二世帯が

同居ということも

考えられますが、

必ずしもそうなるとは

限りません。

 

できれば、

単世帯になった時の事を

想定しておくのが

良いかもしれません。

 

都市部で交通の便がよく、

建築的に

分離しているならば、

空いた部分を

賃貸にすることも

考えられます。

 

また、

共用型であっても

リノベーションをすることで、

建物の一部を

店舗として

貸し出すことも考えられます。

※住宅ローンが残っている場合注意が必要。

 

一方、

郊外の住宅地などで

賃貸の需要が望めないのであれば、

単世帯で生活を

続けることにもなります。

 

しかし、

大きすぎる家だと

空間を持て余してしまいますし、

掃除やメンテナンスも大変です。

 

また、

光熱費や固定資産税も

必要以上に

支払うことになります。

 

このような問題を

抱えないためには、

新築時には

むやみに大きな住宅にせず、

必要十分な広さに

とどめておくことも大切です。

 

二世帯住宅づくりは

家族の将来像を

考える以上のように、

二世帯住宅づくりは

15年後、20年後、30年後に

家族がどうなっているかの

将来像を描きながら、

そのときに

必要になってくるであろう

間取りや設備を

あらかじめ織り込んで

いくことになります。

 

家族構成やご事情

健康状態などは

それぞれですから

これを真似すれば完璧

という成功パターンも

無いのが難しいところ。

 

僕自身も設計者の立場でも

住まい手の立場でも

様々な経験をしているので

その点、

実視点から

家族の将来像を共に描きながら

最適解の方法を

アドバイスできると考えています。

 

20年後、30年後に「しまった」と

ならないよう、

親と一緒に暮らす二世帯住宅をと

お考えになられたら、

まずは二世帯というよりも

「同居」について

考える事が大切です。

僕自身も現在も

二世帯住宅に住んでいます。

 

良い面、悪い面、

間取りの効能も含め

暮らしを考える意味を

お伝えする事は出来るかと思います。

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

住まいの新築・リフォーム

相談・面談・依頼等

ホームページContact/お問い合わせフォームから

ご連絡ください。

■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

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同居を考える前に整理整頓、見直すべき生活の習慣と関係性、2世帯住宅で暮らすことをどのようにイメージしているのか?子育てと同時に暮らしの本質を大切に。

2023年09月28日 | 2世帯住宅

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※二世帯住宅同居成功のヒントリーフレット

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

ここ最近、WEBを通じて

二世帯住宅に関しての

お問い合わせやご相談を

頂く機会が増えましたので

少しblogでも

また触れておこうかと思います。

 

お互いに助け合えるための拠点

二世帯住宅を建てる方も

当然ライフスタイルはそれぞれで、

やっぱり一番大切なのは

住まい手さんの

暮らしやすさだと考えています。

 

僕自身も実は

二世帯住宅で住んでいますから。

 

ただ、僕がいままで

2世帯住宅での

暮らしをお手伝いしてきた中で

感じたことは、

やっぱりどこかに

世帯間同士の接点を

持たせたておくべきだということです。

 

できることなら

完全に分離にしてしまうのは

避けたいなと思っています。

 

だけど、「そこ」は

住まい手さんの価値観ですから

調整が出来るように

間取りも構造もそして

将来的な事も加味して

設計には配慮しています。

 

2世帯住宅だけに

限った事ではありませんが

本当にベタな言い方になりますけど、

仲良く暮らせればいいなと思っています。

 

仲良くというのは、

お互いに必要なときは助けあったり、

おじいちゃんおばあちゃんが

孫と一緒に遊んだり

家族の時間がそれぞれに

充実するってことです。

 

食事にはこだわり

時間帯などは譲り合い・・・・・。

 

ただ、食事の時間は

その都度考えることが

出来るように

別々のほうが良いと思っています。

 

食事というのは

育ってきた環境それぞれで

家庭の色が濃くでる部分。

 

味やメニューや作り方なんかも、

家庭ごとに随分違うと思うんです。

 

食事の出し方なども

大皿で取り分けをするのか

小皿でそれぞれに出すのか・・・etc

 

子世帯と親世帯では

好む味もまるっきり

違う事もありますし、

それを一緒にしようっていうのは

家族としても大変だと思います。

 

仲が良いのでキッチンは一つで、

という住まい手さんもいらっしゃいますが、

今までそれぞれでやってきたのに、

同居してから一緒にやって

必ずうまくいくとも限らないので、

簡単なものでも良いので

キッチンは2か所つくることを

お勧めしています。

 

逆に浴室はタイミングをみながら

別々に入れ替わりで使えれば

共有でも良いかと思います。

 

勿論「別々」で

例えば浴室とシャワールーム

という考え方もあります。

 

浴室は2か所に設けると

少なくとも建築費だけで

100万円以上コストアップしますし、

エネルギーの点でも

1つのほうが効率が良いと言えます。

 

給湯のエネルギーは

光熱費の1/3ぐらいを占めてしまうんですが、

給湯の割合が特に高くなりますから。

 

それで浴室が2箇所あると、

さらに割合が高くなります。

 

浴室は使用する時間帯の事も

差が生まれやすいので、

維持管理・掃除の事などを考えれば

お互いに譲り合ったりしながら

一緒に使う事が出来れば

ベストかなという風に思います。

 

つかず離れずの距離感あとは、

お互いにくつろげる

居場所=リビングも

それぞれにあるほうが良いと思います。

 

共働き家庭にも

親との同居はメリットが

高いケースが多いと言えます。

 

上手にお互いに住み分けて

協力し合えれば、

二世帯住宅は

得なことが多いんじゃないかと思います。

 

冒頭にも書いたように

ライフスタイルは家庭それぞれなので、

普段を暮らしを

見つめ直しつつ

同居について考えてはどうかなと思います。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは

暮らしが楽しくなりますから。

 

大阪・奈良・和歌山を中心に

住まいと暮らしの設計を

手掛けるする建築設計事務所です。

新築一戸建て・古民家再生リノベーションなど

間取りと暮らしを大切に、

丁寧な提案と設計を心懸けています。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
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お問合わせフォームから専用メールにて

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二世帯住宅についてのご相談や問い合わせが少し増えているので簡単に「2世帯住宅」の間取りの方向性について書いてみたいと思います。その計画やデザインのカタチは単世帯の暮らしとは異なりますから。

2023年08月24日 | 2世帯住宅

理想のマイホームに近づけるための発想にも

色々とアイデアの存在が必要になります。

※提案時の外観デザインCG(上下分離の二世帯住宅事例)

 

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

二世帯住宅を計画するという事・・・・・同居のカタチ。

※上下分離の二世帯住宅実例・提案時の間取り鳥瞰図(二階子世帯)

 

※上下分離の二世帯住宅実例・提案時の間取り鳥瞰図(一階親世帯)

 

 

二世帯住宅って

気を遣う・・・生活を干渉される・・・など

マイナスなイメージがある方も多いかもしれません。

 

果たして本当なのか?

 

二世帯住宅はコストの負担が小さくて済んだり、

生活をカバーし合えたりと

メリットも多いものです。

 

勿論それぞれの生活環境を

どのように考えるべきなのか?

打ち合わせにしても

計画にしても

過ごす時間そのものを考えても

単世帯のそれとはまったく異なります。

 

最近よく「二世帯住宅」についての

問い合わせもあるので

少し二世帯住宅について書いてみようと思います。

 

二世帯住宅の種類からメリット・デメリットを

 

完全分離スタイルの二世帯住宅

玄関やキッチンなどすべて個別に用意する間取りのこと。

2階の上下で住み分けたり、

敷地(建物)の左右で住み分けたりできます。

すべてが2つ必要になるので、

建築コストや広い土地が必要になります。

 

部分共有スタイルの二世帯住宅。

玄関やお風呂など、

一部を共有する間取りのこと。

 

キッチンやリビングを分けると

お互いのプライバシーが確保できます。

 

完全同居スタイルの二世帯住宅

寝室以外は全て共有する間取りのこと。

プライバシーは少なく、

より密接になります。

 

いわゆるサザエさん一家のようなスタイルです。

 

次に・・・二世帯住宅のメリットについて少し。

子育て・介護など

生活を手助けしてもらいやすいという事。

 

子供の急な発熱も、

親世帯に預けることができれば、

子も親も安心です。

 

経済的負担が少なくなるケースも多い。

共有できる箇所は一つにまとめるなどすれば

建築コストを削減できます。

また、固定資産税や光熱費なども

抑えることができます。

 

家に誰かがいるという安心感。

そばに身内がいるという安心感は

何事にも変え難いものです。

お互いの変化や成長を間近で感じることができるので、

何かあってもすぐに対応できます。

 

次に逆の意味になりますが

二世帯住宅のデメリットについて・・・・・。

 

生活習慣の違いに

ストレスを感じることも。

 

どうしても親世帯と子世帯の

生活リズムは異なる事もあると思います。

 

就寝したいのにドタバタうるさい・・・など

ストレスを感じることが出てきます。

 

単世帯とは異なる計画性の中で

防音性や遮音性の高い素材を使用し、

間取りを工夫をして

生活音をできるだけ響かせないような対策が必要です。

 

気軽に友人などの来客を

呼びにくいという事もあります。

 

友人を気軽に呼んで

おしゃべりを楽しみたい方には、

ルーフバルコニーを設置してみるのも良いかと思います。

 

屋内外に分かれているので

音が伝わりにくいです。

 

売却が難しいこともあるという事。

 

単世帯よりも

もっと踏み込んで家族の要望などが反映されるので、

どうしても中古の二世帯住宅では

不便だと感じる方が多く

なかなか買い手が見つからないということもあります。

 

光熱費や相続で揉める場合もある。

 

一般的には光熱費や水道代を

折半して支払うことが多いのですが、

どちらかの世帯が不公平に感じてしまうことがあります。

 

そうならないためにも、

お金周りのことは曖昧にせず、

住む前にルールをきちんと決めておくことが大切です。

 

将来には相続もどうするのかなども、

前もって決めておくようにすると良いです。

 

本当の親子であっても、

暮らしや考え方に相違があるのは当然のことです。

そこに義理の関係も重なります。

どちらの子世帯と住むのか?

どちらの親世帯と住むのかによっても

そういった内容は大きく変わります。

 

今後どのような暮らしがしたいか、

どんな要望があるか、

曖昧でなくしっかりと話し合って

ルールを決めておくことが重要です。

 

二世帯住宅には単世帯住宅とは異なる

設計や間取り、計画性が大切になってきます。

 

意味をよく考えて

暮らしを紐解くことを大切に。

※二世帯住宅リーフレット

 

二世帯住宅の計画用に

簡単なリーフレットもありますので

問い合わせをいただいた際には

二世帯住宅計画の注意点などの話しと共に

ご覧いただいたりしています。

 

事例のお話しにも

皆さん興味を持って質問等もされますので

ご興味のある方は「お問い合わせ」から

面談希望でご連絡ください。

 

暮らしが豊かに感じる方法は

家族の数だけ最適解が存在します。

 

暮らしに馴染む

大切な空間の在り方をイメージしながら

日常に程よい上質を。

 

家造りのご相談も気軽にお問合せ下さい、

理屈だけではなく

感度でよく考えた住まいは暮らしが楽しくなりますから。

 

設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
気軽のご連絡ください。
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やまぐち建築設計室
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本当に建てますか?二世帯住宅って大変だと思いますよ、暮らしの環境をどう考えるのか?生活文化が異なる世帯が一緒に住むという事、昔と今は違いますし、親子でも大変ですから。

2020年03月16日 | 2世帯住宅

 

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

設計とデザインのチカラで

暮らしの空間を上質に整えてみませんか?

やまぐち建築設計室ホームページ

※二世帯住宅・2階子世帯エリア鳥瞰図提案事例

 

親世帯と子世帯が一緒に暮らす「二世帯住宅」。

最近は家族の形も様々ですが、

少子高齢化や

女性の積極的な社会での

活躍にともなって「二世帯住宅」を

検討されるご家族が

ますます増えているように思います。

※二世帯住宅・1階親世帯エリア鳥瞰図提案事例

 

実際の「お問い合わせ」もそうです。

でも「仲良し」の具合によって

計画の内容も変わったり

そもそも論も多いので「二世帯」は

単世帯よりも慎重に・・・・・。

 

二世帯住宅、本当に建てますか?

そのうえで。

 

親世帯の「高齢化」「家の老朽化」が進んで

将来の介護や暮らしへの不安が高まる一方で、

子世帯では両親共働きが

増える中で「育児・家事」を

親世代にサポートして欲しいと考えたり、

さらには、子世帯の収入だけでは

単独で家を買うことが難しい時代になったという

背景も実際には多く存在します。

 

また、国としても

家族による相互扶助という基本方針にもとづいて、

同居する2世帯住宅には

不動産取得税や固定資産税、

相続税などの軽減措置がとられたりと、

資金面での優遇があることも

事実として見逃せない側面です。

 

「二世帯住宅」の建設やリフォームの需要が

さらなる高まりをみせることで、

その需要を取り込もうと

ハウスメーカー・工務店も

様々な情報提供や建築プランの提案に

力を入れています。

 

ホームページでもたくさんの広告や

情報ページが溢れていますよね。

 

しかし、いざ「二世帯住宅を建築しよう」と考えたとき、

皆様いかがでしょう?

 

「いったいどこの会社にどう頼めばいいのだろう?」

「家族にとって最適なのかどうか判断できない…」

「提案してもらったプランの意味が分からない」

など、お悩みではありませんか?

 

二世帯住宅のメリットやデメリット、

自分たち家族にとって何を優先し、

どんな会社に、どんな二世帯住宅を、

どのように建ててもらうのが良いのか、

プランもそうですが、

「そもそも論」として「二世帯住宅を考えるべきか?」

という視野も含めて

誰に提案してもらうのかは大切ですよ。

 

決める前にきちんと確認し、

整理しなければ、

あとで後悔するといった事にも

なり兼ねませんからね。

 

車を運転しない人に駐車場を計画してもらえますか?

家で家事をしない人に家事の事を聞きますか?

設計する人間もデザインする人間も同じで

建築を知っていても「家」を知らない人・・・・・。

暮らしが分からない人にお願いするべきかどうか?。

 

勿論「業界のそれ向け」にコンサル等が販売している

対応やデザイン、営業のマニュアルの存在もありますけど

それ以前に実は・・・「本物」ではない「玄人」が多い業界。

 

二世帯の実際を知る事。

親世帯、子世帯の見せかけでは無い本音を

きちんと「聞きにくい部分」を考えることが

大事ですよ・・・・・。

 

僕自身、自分で設計した二世帯住宅に住んでいますけど

当時は企業(設計事務所)に勤める勤務建築士で

マンションや工場、テナントビルや医院、

商業施設や公共建築と同様に

住宅設計も行っていましたが

業界の「マニュアル」や「家の作り方」・「研修」で

知っている家の事だけで

等身大の家の「事実」を知らない「建築家」。

 

やっぱり「建て主」・「施主」を経験していないと

分からない本当の事が

予想以上に沢山あるんですよね・・・・・。

つくり手側とコンサル等の営業や

設計マニュアルからしか「見ていない」から。

 

20年ほど前の事ですが・・・・・。

 

結婚して子育てもしながら暮らしているから

見える事もありますし、

同居しているから「見えている」暮らしの事、

理想と現実の部分、

建て主側を経験する、

そういう意味で二世帯住宅の「カウンセリング」としての

ご相談も多いので「少しだけ」・・・・・。

 

一般的に「親との同居」 というとマイナスなイメージ。

「気を遣う」「口うるさく干渉される」「価値観が合わない」などなど。

 

もしかするとこれを読んでおられる皆さんも

同じような不安を感じておられるかもしれませんね。

 

同居をするのが「義父母」の場合は

なおさらでしょうね・・・・・。

 

これらを解決するためにおススメのポイントは

「親世代の若いうちに、できる限り早く同居する」

ということです。

 

歳をとってから

暮らしを変えることは

非常にエネルギーが要ります。

 

親世代は子世代からは想像もつかないほど、

内面では気力や体力を

消耗させられているものです。

 

そしてその歪みが

ちょっとしたことをキッカケに

言葉や態度に出てしまったときに、

最初に挙げたような不満を

お互いに感じてしまうのです。

 

一時の事だけで済むなら良いのですが

意外に・・・・「それ」が種になり

大きくなっていくものです。

 

日々の蓄積として。

 

親がまだまだ若く、

充分元気で精神的にも余裕があるうちに

同居を始めることで、

ある程度までは、

これらの問題を防ぐことができますよ。

 

でも「根本的」な部分もありますから

理想だけを求めるのではなくて

一緒に過ごす時間、

それを予行練習する事で少し「見えてくる」と

思いますよ・・・・・。

 

正月やゴールデンウイーク、お盆休みという

短期間ではなくて、

同居予定の予行練習を最低限一か月程度は。

 

ある程度の素が見えないと

一緒には暮らせませんよね・・・・・。

 

難しいけど大事な経験の部分です。

そこが分かればある意味で

対策が見えますからね。

 

対策を練る事も大切なんですよ、

二世帯住宅では特に・・・・・。

仮に同居を経験する事の意味。

分かっていただければ幸いです。

 

世の中は体験しないと実際が

分からない事だらけですよね・・・・・。

 

その立場になって経験する事で

違いが見えると思いますよ。

簡単そうに見えて実は難しい事や

色々な選択に自由もあるけど

制約もあるという意味も・・・・・。

 

暮らしの環境を

紐解きながら「デザイン」の提案と

暮らしの質的向上をいつも提案中ですよ。

 

 

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建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

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http://www.y-kenchiku.jp/

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二世帯住宅(2世帯住宅)を建てる・計画時に考える上質な暮らし基準、玄関、階段、廊下、リビング、キッチン、トイレ、浴室(お風呂)バスルーム、洗面、脱衣、洗濯スペースの分離共有の方向性。

2019年12月19日 | 2世帯住宅

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デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

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※玄関共有1階2階分離二世帯住宅(1階部分実例平面間取り鳥瞰図CG)

 

二世帯住宅(2世帯住宅)という暮らしのカタチ。

分かりやすく書くと二つの世帯が

一緒の建物で暮らす生活のカタチ・・・・・。

※玄関共有1階2階分離二世帯住宅(2階部分実例平面間取り鳥瞰図CG)

 

でも実際には様々な家庭の事情や

暮らしのイメージがあり

二世帯住宅だから「こうです」という

決まりがある訳では無く

家族の数だけ家のカタチがある様に

実際には家の整え方は様々です。

 

それは単世帯住宅でも同じ事ですが

暮らし始めて見えてくる家族の関係性は

ある意味最初に

シミュレーションする事が重要ですから。

 

例えば、お盆や正月、ゴールデンウィーク等

ご家族で帰省制の際、

ご主人、奥さん、どちらの実家に帰省するのかでも

随分様子・・・変わったりしませんか?

 

つまり「どちらの親」と同居するのか?

という部分も二世帯住宅では「ポイント」ですからね。

 

 

でも・・・なんとなく、

こんな感じかなという方向性だけでも

二世帯住宅の「タイプ」があれば

相談者さんや住まい手さんにも

判断が出来やすい「目安」・・・・・。

 

あった方が良いですよね。

なので、今回は少しblogで

その部分にも触れておこうかと思います。

 

ホームページにも「それ」は用意していますが、

時間と共に「暮らし」も「ライン」が

やはり変化していくものですから

そういった部分も含めて・・・・・・。

 

分かりやすく、

カタチとしての種類別に

メリット・デメリットの内容を。

 

完全同居プラン

 

寝室以外の部屋や

設備を二世帯で共有するイメージです。

 

メリットは

建設費用を抑えることが可能という事。

キッチンやトイレ、バス、洗面等の

水回りの設備が1つでいいので、

設置費用が他の二世帯のタイプよりも

比較的抑えることができます。

 

また、電気やガスを共有することで

消費量や光熱費も抑えることが可能です。

 

家族間のコミュニケーションが

とりやすという部分も。

 

同じ空間で生活をするので、

家事や育児を協力しやすく、

より密にコミュニケーションを

とることができやすくなります。

 

どちらかといえば、

大家族で住んでいた時代の

暮らしのイメージ。

 

家族が一つ屋根の下で

同居していた時代の・・・・・・。

 

しかひ、同時にデメリットの部分も。

生活のリズムが違うと

現代社会では

ストレスになるケースも多く

子世帯が深夜に仕事から帰宅し

ご飯をつくったり

入浴したいと思っても、

親世帯の寝室が隣にある、

又は近いエリアで共存している場合は

遠慮がちになります。

 

部屋の配置や家族のルールに

気を付けて暮らしを見直し

家族の関係も同時に気付く必要がありますよ。

 

そしてある意味では「プライベート」が

ないという事も。

来客やお友達が多いと

共有で使っているリビングには呼びづらい、

またはリビングに

お客様がいたらくつろげない等

リラックスできる空間を

ある意味では

「生活の習慣」や「来客の頻度」で

奪うことになります。

 

マイナスイメージが多いかも知れませんが

大事な部分なので

あえて書いていますよ・・・・・。

 

次に共有同居プラン

 

玄関や水廻りなど

一部だけ必要に応じて

共有するタイプの二世帯住宅。

 

ほどよい距離感で

生活することができる部分に

メリットが多いかも知れません。

 

完全同居ではないので、

互いの生活空間を

用事があるときだけ行き来し、

気軽にコミュニケーションを

とることが出来やすい間取りとなりますよ。

 

デメリットとしては

共有部分の掃除や手入れ

玄関や和室、水廻りなどの部屋を

共有する場合、

掃除や手入れをするのは

親世帯なのか子世帯なのか、

ある意味できちんとした「ルール」を

決めをしないと

曖昧になる事により「ストレス」の

要因になってしまいます。

 

別々同居プランの二世帯住宅

 

玄関を2か所設け、

1つの住まいの中で

各世帯が独立しているタイプのプラン。

 

メリットとしては

完全分離しているのですが

隣にいる安心感があり、

プライバシーは完全に守られ、

お互いに干渉せずに生活できますが、

いざとなれば子供を預けたり

助け合うことができるので

お互いに良い意味で

頼りながら別々に暮らすようなイメージ。

 

マンションのお隣さん感覚といえば

分かりやすいでしょうかね・・・・・。

 

そして「今後」のイメージとして

半分を賃貸としても活用できるという事。

 

完全分離なら、

例えば・・・・・。

空いたスペースを

賃貸物件として貸し出すことが

出来やすくなります。

 

ある意味での賃貸運用です。

 

デメリットとしては、

建設費用が高くなるという事。

分かりやすいですが、

それぞれ別々にスペースや設備が

必要になるので、

必然的に建築費用が高くなってしまいます。

勿論・・・建築予定地の土地の広さや

密度によって「建物」や「駐車場」、

「庭」のエリアも単純計算で二倍ですから。

 

二世帯住宅をご検討される方は、

ご家族との関係性や

住んだ時のイメージを「リアル化」して

家族会議する事は大切ですよ・・・・・。

 

遠慮しないで本気で考える事。

家づくりではそういう時間が

きちんとあるのかないのか?

結果は大きく変わりますよ・・・・・。

 

二世帯住宅だから必要になる考え方と

デザインで解決できる「暮らし」の部分。

 

意識に働きかける空間づくりで

日常に少し「デザインの効能」を

感じてみませんか?

 

住む場所、暮らす時間で変化する

気持ちよさの違いを実感するように。

 

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お互いの住まいの設計と暮らし方の提案デザイン・・・住まいのカタチ色々と、生活空間を融合させつつ一つの建物で暮らすように、それぞれの世帯が心地よく過ごせる二世帯住宅にするためには。

2019年05月08日 | 2世帯住宅

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

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http://www.y-kenchiku.jp/

※過去掲載雑誌での座談会(2世帯住宅を計画のご家族を含む)

 

お互いの世帯が心地よく過ごせる

二世帯住宅にするためには・・・・・。

 

傾向として、

二世帯住宅を検討する人が

増えているようです。

※過去掲載雑誌での座談会企画(2世帯住宅を計画のご家族を含む)

 

将来の不安や法律改正による相続税の軽減処置、

さらには以前からもよく話として出ていましたが

東日本大震災で家族の絆を再確認したことなどが

理由として挙げられることは多いですが・・・・・。

 

しかし、実際に世代の違う

二世帯が同居するとなると、

実は価値観や生活習慣の違いから

親子であっても生じる独特のトラブルもあるので、

お互いによく話し合い

暮らし方についてのプランを

十分に検討することが大切ですよ・・・・・。

※座談会参加の住まい手さん案件・2階を二世帯住宅にリノベーションの事例デザイン提案CG

 

分かりやすく要約すると

二世帯住宅を大きくタイプに分けると、

個室以外ほとんどの生活空間を共用する「共用タイプ」。

 

玄関や浴室などは共用するものの、

その他の生活空間を分離する「部分分離タイプ」。

 

生活空間を完全に分離する「完全分離タイプ」になります。

 

あとは程々に共有空間をレイアウトする「程々同居」。

※座談会参加の住まい手さん案件・二世帯住宅2階子世帯部分事例間取りデザイン提案

 

 

完全分離タイプでは、

玄関や各設備などをそれぞれ設けるため

プライベートが守られる一方、

建築費用はそれなりに必要となります。

※座談会参加の住まい手さん案件・二世帯住宅1階親世帯部分事例間取りデザイン提案

 

 

逆に共用タイプは、建物の規模や設備が

最小限にでき建築費用を抑えることができます。

 

すべての生活空間が共有だと

プライバシーの確保が大変だというのは

簡単に想像できますが、

意外に難しいのは一部の生活空間を共有するケースです。

 

様々な書籍や住宅雑誌や各住宅メーカーなどの調査でも

二世帯住宅経験者の多くが「2つ必要」と回答したのが「キッチン」で、

90%弱の人たちが「1つではダメ」と感じていることが分かります。

 

その他は「洗面」80%、「浴室」と

「洗濯機」がそれぞれ70%弱、

「玄関」40%強となっています。

 

こうした経験者の声を参考に、

予算も考えながら自身に適した

二世帯住宅にしたいものですね。

 

せっかく親子で一緒に暮らすのですから、

出来る事ならば

お互いの世帯が心地よく過ごせる住まいに・・・・・。

 

実際に離れて暮らしていて、

それぞれの家族が近づいて暮らす事で

見えていなかった側面が見える事により

落とし穴が見える事も有ります。

 

本音で意見を持ち寄ることが大事。

少しの期間でも

仮に同居するなどの「シミュレーション」がおススメですよ。

 

お盆や正月・・・ゴールデンウィーク(大型連休)で

少しの期間「同じ家」に住む事でも

一泊二日程度と二泊三日、三泊四日・・・・etc。

 

日数が増えていく毎に「ある側面」が

見えてきませんか?

住まいの本質を丁寧にデザインして

リアルな暮らしの結果が

良い方向にシフトする様に。

 

住まい造りでの計画性の部分・・・・・。

適度と適切のバランスを検討しながら 

違いを知る事で「その後」が

良い意味で変化する様に。

 

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二世帯住宅での暮らしの提案に大切な現状の暮らし、異なった環境、その変化を暮らしの間取りに落とし込むデザイン設計のコツにも色々と、玄関から始まり、駐車場、キッチンや浴室等の特殊事情も大事。

2019年03月04日 | 2世帯住宅

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住まいの設計と暮らしのデザイン・・・・・。

暮らし方のイメージにも色々と。

お互いの世帯が心地よく過ごせる

二世帯住宅にするためには、

そこ家族の暮らし方の特徴が大事。

どうやって暮らしてきた人生を反映するのか?

お互いの世帯での暮らし方の特徴を

間取りと暮らしの提案に・・・・・。

 

二世帯住宅でのお問い合わせも

多いので、少し検討すべき内容を色々と。

 

将来の不安や、暮らし方の変化、

法律改正による相続税の軽減処置、

さらには震災などで

家族の絆を再確認したことなどが

理由のようです。

 

しかし、実際に世代の違う

二世帯が同居するとなると、

価値観や生活習慣の違いから生じる

トラブルもあるので、

お互いによく話し合い

プランを十分に検討することが大切ですよ。

 

二世帯住宅を大きく3つのタイプに分けると、

個室以外ほとんどの生活空間を共用する「共用タイプ」。

玄関や浴室などは共用するものの、

その他の生活空間を分離する「部分分離タイプ」。

生活空間を完全に分離する「完全分離タイプ」になります。

 

完全分離タイプでは、

玄関や各設備などをそれぞれ設けるため

プライベートが守られる一方、

建築費用はそれなりに必要となります。

 

逆に共用タイプは、

建物の規模や設備が最小限にでき

建築費用を抑えることができます。

 

すべての生活空間が共有だと

プライバシーの確保が大変だというのは

簡単に想像できますが、

意外に難しいのは

一部の生活空間を共有するケースです。

 

実際に、色々とご相談に来られる

二世帯を検討される方々とお話をさせていただき

検討する経過・・・・、

二世帯住宅の経験者も含めての多くが

キッチンは2ヶ所に必要。

 

その他は「洗面」、「浴室」と「洗濯機」がそれぞれに。

「玄関」も場合によっては・・・・・。

 

こうした内容を踏まえて、

予算も考えながら自身に適した

二世帯住宅にしたいものです。

 

せっかくはなれていた親子で

一緒に暮らす時間となるのですから

お互いの世帯が心地よく過ごせる住まいの計画となる様に。

 

はなれていた時間で暮らし方も変化しています。

それぞれの暮らしの尊重すべき部分を

どのように違いを感じて

融合させるのか?

理想だけではない暮らし方の提案が大事です。

実情を踏まえて考慮、

その上での「融合」ですよ。

 

間取りについても、

質の違いを丁寧に検討して

デザインする事で

家での過ごし方も随分異なりますよ。

間取りの関連性と

生活環境で変わる「モノゴト」を

丁寧に考えながら

住まいの設計と暮らしのカタチを

上質に心地からデザインするように。

 

注文住宅の設計デザイン・ご相談、

ご連絡はホームページお問い合わせから。

 

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暮らしの環境を整えるという意味で、二世帯住宅(2世帯住宅)という選択肢からの問い掛け、実際に別々の世帯が集まって暮らすという環境をどのように整理して考えるべきなのか?要となる暮らしの時間提案が大事

2019年02月07日 | 2世帯住宅

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※二世帯住宅設計間取り事例

 

暮らしのテイストやカタチには

様々な選択肢がありますよね。

 

暮らす場所、暮らし方、暮らしの種類・・・etc。

 

例えば選択肢の一つとして

2世帯(二世帯住宅)。

家族みんなが一緒で幸せに暮らせる、

とても素敵な暮らし方ですよね。

 

※建物断面プラン図

 

少子高齢化社会の今、

それが実現できるなら、

とても幸せなことだと言えるかも知れません。

 

ただし、「二世帯住宅を造れば幸せになれる」

と考えるのは大間違い。

「こんなはずじゃなかった」と悩む人、

「結局別居した」人がいるのも事実です。

 

そんな事になるくらいなら、

別の家で暮らすほうがはるかに幸せですよね。

では、どうすると失敗してしまうのか?

という事を情報として

考えておく事も大切だと思いますよ。

 

幸せな2世帯住宅(二世帯住宅)を計画するために。

 

 

「二世帯住宅」という言葉の出現と

「家族」の形の変化は昭和の中ごろ・・・・・・

それまで、

二世帯以上で暮らすのは、

特別なことではありませんでした。

 

「同居」という形です。

 

子供のうちの誰かが結婚後に

親と暮らすのは「当然のこと」と考えられていました。

「家」という言葉は建物ではなく、

「家系」を意味していたところが大きいところ。

 

「家長」が一番で、

その後に家族が続いていたイメージ。

 

子供が結婚して一緒に住んでも、

基本的には「一世帯」。

 

では「二世帯住宅」という言葉はどういうことなのか?

調べてみると(1975年 昭和50年)頃。

この時期は、日本が高度成長期から安定成長期に代わる頃で

その頃には核家族化が進み、

親世帯と子世帯は

別々の家で暮らすようになっていました。

 

「家族の形」が激変した時代。

 

その後、土地価格が高騰し、

共働きが増え、高齢化社会となり、

諸々の条件が合わさって

便宜上「二世帯住宅」が増えていきました。

 

二世帯住宅を選ぶ理由を考えてみると、

以下のようなものが上がってきます。

 

親世帯側から見ると、

子育ての力になってあげたい・・・・・。

大家族で暮らすほうがなにかと安心・・・・・。

 

逆に子世帯側から見ると、

子供にとってよい・・・・・。

広い家に住める・・・・・。

 

親世帯、子世帯共に

経済的である・・・・・。

 

あとは、いざという時安心

家が大きいからリフォームすれば二世帯で住める

家が古いので建て変えるなら二世帯もありかも?

 

ということろ。

二世帯住宅(2世帯住宅)を

選ぶ理由は、どれもよいものばかりです。

 

親は子を、子は親を、思いながら

考えています。

多くの人はそう思っています。

 

でも、親にも子にも、それぞれ「本音」があります。

例えば、

子世帯の本音として・・・・・。

親の家に住む(家を建て替える)なら、

土地代がかからなくて済む

保育園に送り迎えしてもらえる

子供が病気など緊急の場合にはみてもらえる

大きな家だから見た目もいい

なにかと援助してもらえそう・・・etc。

 

親世帯の本音として・・・・・。

孫がそばにいてうれしい

自分では無理だけど子供が家を新しくしてくれる

若い人がそばにいるから安心

体が悪くなった時にはみてもらえる・・・etc。

 

上記は、あくまで想定ですけど。

 

二世帯住宅を考える人が皆、

こんなことを考えているという訳ではありません。

でも、そういう視野を持っているという事です。

 

そして、そこから、

うまくいかなくなる理由では、

二世帯住宅で出てきやすい不満点。

 

生活音がうるさい。

生活の時間帯が違うので音が気になる。

 

子世帯、親世帯共にある内容も多いかも知れませんが

親が子供を甘やかす(子世帯)

お金の負担が不満(親世帯・子世帯)

余計な干渉をされる(親世帯・子世帯)

価値観が違うのに無理やり勧める(親世帯・子世帯)

うちのやり方はこうだからと押し付ける(親世帯・子世帯)

自分達の都合で子供のことを押し付ける(親世帯の不満)

顔も出さない(親世帯の不満)

 

実際には・・・・もっともっとあると思います。

本音と合わせて

共通しているのは何かわかりますか?

 

それは「自分視点」もしくは「自分都合」で考えている、

ということです。

家ができるまでは、

親も子も、自分にとっての

楽しみな生活を思い描いています。

 

でも、「二世帯住宅」の暮らしが始まってみると、

自分以外の人の暮らしが

「そこにある」現実に気付きます。

そして「こんなはずじゃなかった」と思い始めます。

 

いったい何がいけないのか・・・・・。

「二世帯住宅」は「二つの世帯」が一緒に住みます。

「二つの世帯」とは「別々の世帯」。

はっきり言えば、「別々の家族」なんですよね。

 

親と子ではあるけれど「別」なんです。

子供(夫婦)の家族は「自分達の暮らし」を作ってきました。

子世帯には、子世帯の暮らし方があります。

 

一方、親は、子供達が家を出た後、

「夫婦の暮らし方」をある意味

試行錯誤しながら作ってきた状態。

 

子供がいた時とはもう「違う暮らし」なのです。

 

二世帯住宅での同居を考える時、

親も子供も、別々に暮らすようになってからの期間。

その重要な期間の事をすっとばし、

以前の「家族の形」を

繋げてしまうことがあります。

 

親は、子供を、独立する以前通りの

子供としてみています。

「親の自分が正しい」、

「自分の言う通りにすればうまくいく」、

「自分達はこうしてきた」。

 

ついつい、このように

思い込んでしまうことがあります。

 

失礼があるかも知れませんが、

子供は子供で、

親に甘える気持ちがあります。

「親なんだからしてくれて当然」と

思ってしまったりするのです。

 

二世帯住宅(2世帯住宅)が

うまくいかなくなる根本原因は、

親と子が「別々の世帯」だということを

理解していない点にあるんです。

 

二世帯住宅の考え方とは、

別々の暮らし方をしてきた二つの家族が、

同じ家で生活するのだと

考えたほうがよいのです。

 

当たり前の事なのですが

ついつい本人たちにしてみれば

忘れがちな部分・・・・。

 

極端な言い方をすれば「知らない家族」と

一緒に住むつもりで考えなければいけません。

親も子も、それぞれが独立した別の世帯であることを、

理解し、尊重し、認め合うことが必要です。

 

また、何ごとも相手に依存せず、

当然と思ってはいけません。

相手には都合があることを踏まえるべきです。

そして、協力はするけれど、

自分を犠牲にしないように・・・・・。

 

「自分の家(土地)に住まわせてやる」

「一緒に住んでやっている」、

「お金を出してるのは自分だ」などと

考えていたのでは、

理解も尊重もなく「反感」が生まれます。

 

「具合が悪くなったらみてほしい」(親)、

「仕事でどうしてもダメな時は子供をみてほしい」(子)。

これはお互い様ですよね。

 

「してくれて当然」という態度では

腹が立ちます。

 

相手にも都合があるのに「してくれる」のです。

「ありがたい」と思わなければ

良い意味での関係が続きません。

 

基本は、それぞれの家族が

自立して暮らしていくことです。

 

でも、思いやることをせず、

手助けもしてあげない状態だとしたら、

「二世帯住宅」である意味がありません。

 

二世帯住宅で暮らす話が持ち上がった場合、

やってはいけないことをあげてみます。

覚悟がないのに二世帯で住むことを決めるという事。

 

「親に言われたから、一緒に住む」という状況です。

 

二つの自立した家族が助け合わないといけないのに、

自分自身が(精神的に)自立してないことになります。

それではなかなかうまくいきません。

 

子世帯夫婦が、夫婦間で納得できてないのに、

強引に話を進める夫、妻、

どちらの親と暮らすことになるにせよ

相手には覚悟が必要です。

 

それまでの気ままな暮らしではなくなるからです。

 

場合によっては、

子供の学校や環境が変わりますし、

共働きであれば

通勤が大変になることもあります。

 

それは思っているよりも

大変な問題です。

 

それらを含めて納得するのがとっても重要です。

お互い相手の気持ちを聞き

思いやることが必要です。

 

やるべきことは話し合う事。

親と子、それぞれの夫婦でこうしたいな

という気持ちを遠慮しない事

そして、相手のことを決め付けない事。

暮らし方のルールを決める事。

お金について分担をはっきりさせる事。

 

親子だからこそ場合によっては

容赦なく感情をぶつけ合うことがあります。

相手を思うからこそ

強い言葉も出てしまう事も有ると思います。

 

冷静な会話ができないと「本当の気持ち」を

理解し合うことが困難になることがあります。

ここで書いたことが、

すべて家族にも当てはまるわけではありません。

 

親子の関係がぎくしゃくしていても、

なんとなく納まっている家もあります。

話し合うことは絶対に必要ですが、

話し合うのも簡単ではありません。

 

世の中に、

完璧なマニュアルはありません。

完璧を求めず、

ひとつひとつ考えながら丁寧に

その環境を作り上げていくしかありません。

 

ただ、絶対に「考えて欲しい事」があります。

それは、お互いが

「自立した家族」であることを認めること。

 

親は、子供のために生きているのではなく、

自分の人生を生きています。

子供は、いつまでも小さい頃のままではなく、

社会の中で自分の家族とともに生きています。

それをお互い「認める」ことなくして、

理解は生まれないと思いますよ・・・・・。

 

二世帯住宅を作れるという状況は、

とても恵まれています。

「一緒に住める」のは本当に

幸せなことです。

 

ぜひ、笑顔で暮らせるよい家を作ってください。

 

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住まいの設計デザイン・・・二世帯(2世帯住宅)で暮らすという生活の基準と場所の価値、生活時間にゆとりが生まれる暮らし方と間取りの在り方をイメージしつつ暮らしの価値基準を同居のスタイルから。

2018年01月16日 | 2世帯住宅

住宅設計・デザイン・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

 

※外観デザインパースCG

 

 

住まいの設計

デザインと暮らしの空間をイメージしながら

住まいの在り方を考えてみる。

※2階子世帯間取り鳥瞰図デザインCG

 

 

 

二世帯住宅という

暮らしのカタチ・・・・・。

親世帯、子世帯でのLDK

リビング(居間)・ダイニング(食堂)・キッチン(台所)

使い方の違いや

洗面・脱衣・洗濯・浴室(お風呂)の

違いなども生活習慣の違いなども

デザインとして間取りと共に

生活環境をデザインするように・・・・・。

 

 

一般的に 「親との同居」 というと

何かとマイナスなイメージで語られがちです。

「気を遣う」

「口うるさく干渉される」

「価値観が合わない」などなど。

 

 

もしかするとこれを読んでおられるあなたも

同じような不安を

感じておられるかもしれませんね。

 

 

同居をするのが

義父母の場合はなおさらかも・・・・・。

 

 

これらを解決するために

おススメのポイントは

親世代の若いうちに、

できる限り早く同居するという事です。

 

 

※1階親世帯間取り鳥瞰図デザインCG

 

 

 

歳をとってから

暮らしを変えることは

非常にエネルギーが要ります。

 

 

親世代は子世代からは

想像もつかないほど、

内面では気力や体力を

消耗させられているものです。

 

 

そして、その歪みが

ちょっとしたことをキッカケに

言葉や態度に出てしまったときに、

最初に挙げたような

不満をお互いに感じてしまう事が

多くなるんです。

 

 

親がまだまだ若く、

充分元気で精神的にも

余裕があるうちに同居を始めることで、

これらの問題をある程度まで

防ぐことができます。

 

 

また、そればかりか

色々なメリットが生まれます。

例えば、平日はあえて生活を別々に分け、

週末のみ一緒に食事をしたり、

時には孫たちも一緒にバーベキューを楽しんだり。

また、静かな夜には

親世代・子世代の4人で

ゆったりとお酒を飲んだりするのも

良いかも知れません。

 

 

そんな生活スタイルを

あらかじめ想定しておけば、

そんな生活にふさわしい

住まいの計画ができますよね・・・・・。

 

 

玄関を共有にしておけば

宅配便の荷物を代わりに受け取ってもらえたり、

掃除や洗濯などの家事を助け合ったりできるのも

同居では大きなメリットとなります。

 

 

昔ながらの大家族スタイルは

幼い孫たちの成長に

最高の環境となりますしね。

 

 

また、孫と日常を過ごすことで

親世代も毎日を元気に過ごせます。

万一将来的に介護が必要になったときも、

日々の暮らしの中に

自然に家族の気配を感じる事で

心理的な面でも、

安心感を得る事が出来ますよね。

 

 

 

二世帯住宅というと

しかたなく同居する

というような感覚の方も

多くいらっしゃいます。

 

 

しかし視点を変えて

楽しむために積極的に同居する

と考えてみれば

様々なメリットが見えてくるはずです。

 

 

二組の独立した夫婦が、

大人として洗練された付き合いを楽しむ。

 

そんな素敵な暮らしを手に入れるチャンスですよね。

 

 

暮らし方をどのようにイメージして

どのように付き合うのか?。

良い意味で同居の暮らしを

家族共通の認識で

考えてみませんか?。

 

二世帯住宅という暮らしのカタチ。

 

 

 

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2世帯住宅を計画するという事を経て考える事イロイロと・・・・暮らしの時間に同居の意味を考えながらそのタイプ別の違いと実際の暮らしで考えておくべき生活の事、キッチンやLDK、玄関生活の場の事。

2017年09月11日 | 2世帯住宅

住宅設計・デザイン・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

※2階子世帯部分計画時の鳥瞰図

(玄関共用・その他は完全分離の二世帯住宅)

 

 

 

二世帯住宅を検討するという事。

将来の不安や法律改正による

相続税の軽減処置、

さらには東日本大震災で

家族の絆を再確認したことなどが

理由に聞く事も多いです・・・・・。

 

 

でも、実際に世代の違う

二世帯が同居するとなると、

価値観や生活習慣の違いから

生じるトラブルもあるので、

お互いによく話し合い

プランを十分に検討することが大切ですよ。

 

 

実際に一週間~一か月間程度、

一緒に仮同居するようなシミュレーションも

考えておくのも大事ですよ・・・・・。

 

 

正月やお盆の一泊二日程度と、

長時間の宿泊で違いが見えてきますから・・・・・。

 

その経験等を踏まえて

暮らし方の計画性を持つようにデザインです。

 

 

二世帯住宅を大きく3つのタイプに分けると、

個室以外ほとんどの生活空間を

共用する「共用タイプ」。

玄関や浴室などは共用するものの、

その他の生活空間を

分離する「部分分離タイプ」。

生活空間を完全に

分離する「完全分離タイプ」・・・・・。

 

 

完全分離タイプでは、

玄関や各設備などを

それぞれ設けるため

プライベートが守られる一方、

建築費用はそれなりに必要となります。

 

 

逆に共用タイプは、

建物の規模や設備が最小限にでき

建築費用を抑えることができます。

 

 

すべての生活空間が共有だと

プライバシーの確保が大変だというのは

簡単に想像できますが、

意外に難しいのは

一部の生活空間を共有するケースです。

 

 

あるメーカーの調査によると、

二世帯住宅経験者の多くが「2つ必要」と

回答したのが「キッチン」で、

90%弱の人たちが「1つではダメ」と

感じていることが分かりました。

 

 

その他は「洗面」80%、「浴室」と

「洗濯機」がそれぞれ70%弱、

「玄関」40%強となっています・・・・・。

 

 

こうしたリサーチや

経験者の声も参考にしつつ

実体験を経験値として、

予算も考えながら

家族に適した二世帯住宅に。

 

 

せっかく親子で一緒に暮らすのですから、

お互いの世帯が心地よく

自然な状態で過ごせる住まいに・・・・・。

 

 

理想と現実のバランスを設計する事が

暮らしやすさにつながりますよ。

丁寧な暮らしを設計するコツは

そういう部分での「暮らしを精査する為」の時間・・・。

 

 

 

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二世帯住宅としての暮らしのカタチデザイン、住まいの設計デザインとして大事な2世帯住宅独特の考え方も基本方針での住まいの分離設計手法から考えておくべき事柄が異なりますよ・・・・。

2017年05月27日 | 2世帯住宅

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住まいと暮らしの場所のカタチにも

色々と・・・・・。

 

二世帯住宅という住み方の選択もありますよね。

実際に僕自身も自身で設計した二世帯住宅に

住んでいます・・・・。

 

 

二世帯住宅にも良い部分、そうではない部分など

暮らしの環境の作り方で変化する部分が

沢山あります。

 

二世帯住宅とは、親世帯と子世帯が

ともに暮らす家のカタチです・・・・・・。

そして・・たとえ親子といえど、

ライフスタイルや考え方は異なって当然のこと。

それは単世帯での夫婦間等でも

あることですが・・・・・。

 

 

でもそういう少しの事でも丁寧に

二世帯間で十分に

すりあわせしておかなければ、

「二世帯住宅ならでは」の

困りごとが生じてしまいますよ。

 

 

二世帯住宅にありがちな問題と

その解決策の例の一部・・・・・・。

 

例えば・・・・・。

完全同居型にしたが、

生活リズムの違いから

ストレスを感じるような状態等・・・・・。

 

家を建てる前に双方納得できるまで

話し合ったはずが、

就寝や目覚めの早い親世帯、

仕事の帰りの遅い子世帯間での

生活音が気になるようになるケース・・・・・。

 

互いに生活音が気になる事が

想定不足にならないように。

 

例えば、完全同居型にしたことによって、

「朝のラッシュ」が発生するケース。

 

親御さんがまだ現役で

趣味や社会活動に

忙しいというご家庭もありますよね。

このようなご家庭が

完全同居型にしてしまったら、

出かける前のトイレ、洗面台が

混雑してしまうこともあるでしょうから・・・・・。

 

部分共有型の二世帯住宅にしたら、

「生活必需品」「洗濯物」の

問題勃発が起きないように、

極力お互いの暮らしに干渉しないよう・・・・・。

 

部分共有型の二世帯住宅でも

やはり対応の内容の吟味は必要ですよね。

特に水周りは

その人の暮らし方が出やすい部分で、

「シャンプーなどの必需品の置き場・使い方が気になる」

「こまめな人・大雑把な人とで掃除の仕方が異なる」といった

トラブルも起きやすくなりますから。

 

 

そして・・・完全分離型での場合。

本当に行き来が少なくなる

二世帯住宅の中で一番「干渉」の少ない

完全分離型は人気です。

 

完全分離型で適度な距離感を保とうとしたところ、

むしろ行き来が少なくなってしまい

将来が不安というご家庭もあるでしょうね。

 

二世帯住宅トラブルの解決策は

特に重要です・・・・・。

 

間取りを計画している際に

「解決策」を事前の家族間の意思確認。

 

残念なケースを避けるためには、

家づくりのスタート時点から

相談する内容や検討の質が重要ですからね。

 

 

僕の建築家としての経験上、

住まい手さんが「間取りはこんな家を計画したい」と

確定した状態である時は内容の吟味には

特に注意します・・・・。

 

 

ある程度の「イメージ」は大丈夫ですけどね。

 

というのも、内容が固められた状態だと

目に見えるモノしか想定していないケースが多いので

現実の問題が整理されておらずに、

家族のどなたかが

かなりの「我慢」をしていることも

少なくないからです。

 

 

その状態でプランニングし、

出来上がった家は、

我慢が連鎖をしている家となり、

家族全体から見た満足度は

低くなってしまうからです

 

 

できれば、まだ「まっさら」な状態で

専門家へ相談することをお勧めします。

 

 

そこからの家族全員が集まり、

家への希望をそれぞれ語り、

それを建築家が整理していくことで

良い意味でのクリアな「折衷案」を

提示することができるからです。

 

 

本来、別々の家族(二世帯)が

共に生活する家ならば、

なおさら本音を語り合うことが重要です。

 

 

「人様の前で恥ずかしい」などと思わず・・・・・。

 

建築家や設計者にもよりますが、

ご相談される皆さんの言葉の端々を「観察」し、

より良い家になるよう

提案する姿勢で打ち合わせに臨んでいるので。

 

 

 

二世帯住宅を計画するにあたり、

知っておいておきたい事・・・・・・。

 

 

完全分離型は、過度な干渉を避けつつ、

同じ屋根の下で暮らすため、

キッチンやバスルームなどもすべて

二世帯分用意して

生活スペースを分ける家。

 

 

部分共有・・・・・・。

一部共有の二世帯住宅のつくり方は

キッチンやバスルーム、

リビングダイニングなど、

二世帯で共用する部分を設けつつも

適度な距離を保つ家。

 

完全同居型は、

親世帯・子世帯の「エリア分け」をせず、

寝室以外のすべてを共用する、

昔ながらの大家族生活を実現する家のつくり方。

 

 

まずはその部分を念頭に・・・・・。

プランと家族と間取りの在り方も

色々ですからね。

 

 

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二世帯住宅を考えるという事・・・住み方の実際をあらかじめシミュレーションするという意味で「やりかた」も色々と・・・・実際に自邸を設計し住んだ事で見えるそのポイントとしてのアドバイス色々と。

2017年04月05日 | 2世帯住宅

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※二世帯住宅設計デザイン事例 一階親世帯

 

 

暮らし方のプランとして「二世帯住宅」という

考え方もありますよね・・・・・。

 

 

言葉・文字だけでの「枠組み」ではなくて

実際は集まって住むという事を考えれば

多世帯の住宅という事になりますが・・・・・。

 

 

お問い合わせでも、

「二世帯住宅を建てるにあたって、

漠然とした不安が出てきました。

親との距離感など含めて

気をつけるべきポイントはあるでしょうか?」

という内容での質問を受ける事もあります。

※二世帯住宅設計デザイン事例 一階親世帯

 

 

実際、僕も住まい手側の立場として

自身で設計した二世帯住宅に、

もう14年程の期間住んでいますし、

建築側の人間としても自邸建築に

携わりました・・・・・。

 

その経験も踏まえて考えると、

確かに二世帯住宅、三世帯住宅など

多世帯が一緒に暮らす場合は

一般的な核家族での住宅計画よりも

複雑さがあり、各家庭にもよりますが、

どのような手順で考えていけば、

スムーズに話をまとめられる「方法」は

押さえておきたいところです・・・・・。

 

なので・・・僕が建築家としても

二世帯住宅に住んでいる

住まい手の立場としても、

ご相談に来られた住まい手さんにも

お話しをさせていただいている、

暮らしやすい二世帯住宅を手に入れる為に必要な

ポイントについて・・・・・・。

 

ポイント1として、

パートナー間で不安材料を明確にし、

意識を共有する二世帯住宅の場合。

特にパートナー側の親と一緒に住むとなると、

漠然とした不安が出るのは自然なこと。

 

 

普段は問題なく接していても、

生活の距離感が近くなることで、

これまで以上に緊張感が出てくるかも知れません。

 

 

全く気にならない人もいますが、

多くの場合は気を使って

疲れてしまいます。

 

せっかくの自宅なのに・・・・・。

 

では、どうすればこの問題を

解決できるのでしょうか?。

 

大切なのは、まずパートナーとの間で、

どういった不安があるかを

明確に話し合うことです。

 

もし、お母さんが私たちの暮らしに

言及してきたらと思うと不安。

完全に息を抜くことが出来なくなりそうで怖い。

子育てにクレームを入れられるんじゃないか?。

と思うと不安・・・・・etc。

そのような事をきちんと伝えて、

パートナーにも気持ちを理解してもらうように。

 

例えば、そのような状態で

ご主人がいつの間にかご主人の

親の立場になって話をするようになっていた・・・・・。

という場合はトラブルの元。

勿論、反対の場合も然りです。

 

そして、その上でもう一つ大切なのは、

あくまでもパートナー単位(若夫婦と老夫婦)での

話し合いをする事です。

 

奥様がご主人の親と二世帯で暮らす場合は、

ご主人が自分たち夫婦の窓口になって

話し合うスタンスを崩してはいけません。

反対の場合も然りです。

 

もし、二世帯住宅を考える上で

上記のように出来ないのであれば、

二世帯住宅を建てた後は、

家族間の関係としては

かなり居心地の悪い家になります。

 

メンタルの部分なので、

間取りで工夫しても限界があります。

逆にここをしっかりとして、

お互いの気持ちが尊重しあえれば、

かなり柔軟で楽しい間取りも

考える事が出来ますからね・・・・・・。

まずは、絶対に外さないでいて欲しい視点です。

 

 

次のポイントとして、

親とのベストな距離感を

しっかりと話し合うという事・・・・・・。

 

 

夫婦間でしっかりと話し合えれば

私は、お母さんとキッチンは共有でも構わない。

リビングは基本一つだけど、

自分たちの寝室近くに

セカンドリビングぐらいは欲しい。

 

玄関は共有でもいい・・・・・・。

 

基本的に玄関も分けて、

家自体を別けた構成にしたい等々。

 

自分たちの間で、

親との心地よい距離感をどのように考えるのかを

話し合う事で、共有する事が出来ますよね。

 

 

勿論、親の意見も出てくるでしょうが、

その前に、自分たちにとって

ベストな距離感をしっかりと話し合う事が大事。

 

それぞれの夫婦が、

それぞれで話し合って要望を

出し合うのがベターです。

 

 

この時に、お金は誰がだすから、

その人の言うことを聞きなさい

的な流れになると、トラブルのもとになります。

ここの内容を外した状態で、

それぞれが話し合って持ち寄ることを

事前に確認しておくように・・・・・。

 

 

次に・・・・・上下階などの

位置関係に注意するという事。

 

1階の親世帯、2階に子世帯が

住むような間取りにする場合は、

上下階の音に関して注意が必要です。

 

ご家庭によりますが、

親世帯は午後5時台ぐらいにお風呂に入り、

9時ぐらいには寝てしまうケースもあります。

 

 

親世帯の寝室の上が、

お風呂であったり、

子どもが活発に動いているリビングだったりすると、

その音や振動が伝わって

親世帯が眠れずストレスになることがあります。

 

 

上下階で部屋のレイアウトをする場合で

親世帯の寝室が1階の場合は、

その部屋の上部を出来る限り

人が入らない部屋にするなどの工夫が必要です。

 

また、どうしても上下階になる場合は、

2階の床と1階の天井裏で「特別な仕掛け」をしておいたり・・・・。

 

 

 

そして・・・・二世帯住宅を建てる場合、

家族構成で一番人数の多いときに

家を建てる事になるケースが多いように思います。

 

 

そうなると、20~30年経つと、

子供が巣立ち、親も先立って、

夫婦二人の生活になっている可能性も高くなります。

 

 

ただ、設計時において、

そういったシリアスな話を出すのは

タブーとばかりに誰も触れずに

家を計画してしまっては、

将来部屋が余って仕方がない家に

なってしまいます・・・・・・。

 

例えばですが、将来的に一部賃貸住宅に出来たり

テナントに・・・・・etc。

将来部屋が余ったら、

自分の趣味やライフワークの部屋にするのも

ひとつのお解決策です。

 

エリアによっては、現代的なニーズで多い

空き室を民泊などにして

収益を生み出すことも可能ですよね。

 

そういった先の事もある程度夫婦では

話し合っておくことは大事ですよ・・・・・・。

 

 

二世帯住宅というものは、

家族同士だからと安易に建ててしまうと、

重い空気のある家になってしまいますからね。

別々の家族が同じ家で住む・・・・・・。

というぐらいの思いから、

繊細に物事を組み立てることが重要ですよ。

 

二、三日一緒に住むのではなくて

末永く一緒に暮らすんですから・・・・・・。

 

一緒に仮住まいを一か月程度するというのも

今後を考えての「シミュレーションのやりかた」

のひとつですよ。

 

 

二世帯の暮らし、三世帯の暮らしを

一時的にも仮住まいで

体験するという事での考え方の整理・・・・・・・。

 

 

 

 

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住まいの新築工事デザイン設計、二世帯住宅での提案と間取り、暮らしの設計で程よい親子の距離感、孫と一緒に暮らす家・・・・。

2016年11月27日 | 2世帯住宅

住宅設計・デザイン・お問い合わせ・ご相談建築家

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※お問い合わせ・資料

 

住まいと暮らしの提案色々と・・・・・。

暮らし方としての「同居」のスタイル。

二世帯住宅、多世帯住宅での暮らし。

 

 

一般的に 「親との同居」 、「子供との同居」

どちらの場合でも、

それぞれの立場から考えると、

何かとマイナスなイメージで語られがちです。

 

 

※提案プラン打ち合わせ中

 

「気を遣う」「口うるさく干渉される」

「価値観が合わない」などなど・・・・。

 

 

提案プラン 

 

 

もしかするとこれを読んでおられる

「あなた」も同じような

不安を感じておられるかもしれませんよね。

 

 

※水廻商品ショールーム検討中

 

同居をするのが義父母の場合は

なおさらかも・・・・・。

 

 

これらを解決するために

おススメのポイントは

「親世代の若いうちに、できる限り早く同居する」

という事です。

 

 

 ※水廻商品ショールーム検討中

 

 

 

歳をとってから

暮らしを変えることは

実は・・・・・非常にエネルギーが要ります。

 

 

親世代は子世代からは

想像もつかないほど、

内面では気力や体力を

消耗させられているものです。

 

 ※現場工事中

 

 

そしてその歪みが、

ちょっとしたことをキッカケに

言葉や態度に出てしまったときに、

最初に挙げたような

不満をお互いに感じてしまうのです。

 

 

※現場工事中

 

 

 

親がまだまだ若く、

充分元気で精神的にも

余裕があるうちに

同居を始めることで、

これらの問題を概ね防ぐことができます。

 

 

※親世帯・子世帯同時に現場打ち合わせ中

 

 

また、そればかりか

色々なメリットが生まれます。

 

 

※子世帯現場打ち合わせ中

 

 

例えば、平日はあえて生活を別々に分け、

週末のみ一緒に食事をしたり、

時には孫たちも一緒に

バーベキューを楽しんだり・・・・・。

 

※壁紙打ち合わせ中

 

 

また・・・・静かな夜には親世代

子世代の4人で

ゆったりとお酒を飲んだり

大人の時間を静かに過ごす・・・・・。

そんあ時間の過ごし方をするのも

良いかもしれません。

 

 

 

そんな生活スタイルの楽しみ方を

あらかじめ想定しておけば、

そんな「想定の暮らし」、「生活」に

ふさわしい住まいの設計ができます。

 

 

玄関を共有にしておけば

宅配便の荷物を代わりに

受け取ってもらえたり、

掃除や洗濯などの家事を

助け合ったりできるのも

主婦には大きなメリットとなります。

 

 

「ながら」の大家族スタイルは

幼い孫たちの成長に最高の環境となります。

 

 

また、孫と日常を過ごすことで

親世代も毎日を元気に過ごせます・・・・。

楽しみな「日課」がある事と無い事の差は

大きいですからね。

 

 

万一将来的に介護が必要になったときも、

日々の暮らしの中に

自然に家族の気配を感じることができます。

 

 

二世帯住宅というと

「しかたなく同居する」というような

感覚の方も多くいらっしゃいます。

 

 

しかし視点を変えて

「楽しむために積極的に同居する」と

考えてみれば・・・・様々な

メリットが見えてくるはずです。

 

 

※完成後の二世帯住宅実例(外観)

 

※親世帯・子世帯共有玄関

 

※親世帯廊下

 

※子世帯廊下

 

 

 

二組の独立した夫婦が、

大人として洗練された付き合いを楽しむ。

 

※親世帯1階LDK

 

 

 

※子世帯2階LDK

 

 

そんな素敵な暮らしを手に入れるのが

二世帯住宅(2世帯住宅)での暮らしの価値・・・・・。

 

 

積極的に「工夫された二世帯住宅」の価値を

取り入れた暮らしを考えてみませんか?。

 

 

 

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