奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしと収納と整理整頓のしやすい環境設計は暮らしの空間の充実を設計するデザインであるよう住まい手さんの暮らす環境をひも解くように、それは環境改善というスタンスが大切。

2022年11月30日 | 暮らしの事イロイロ

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※対面式キッチンのあるLDKに設けたカウンター横の収納スペース

 

心地よく日常を暮らす空間。

住まいはそんな場所で

ある事によって、

過ごし方の質も

気持ちの余裕も変化します。

※対面式のI型キッチンの横に設けたパントリー兼収納スペース(写真奥側)

 

視界に入る部分が

気持ちよく感じる為には

一般的には「すっきりしている事」が

望ましいかも知れません。

※趣味室として設けたロフトスペース(コレクション陳列収納)

 

※趣味室として設けたロフトスペース(コレクション陳列収納)

 

そういう事で考えると

心地よく住まいを感じるには

「片付け」が必ず連動してくると

考えた方が良いかと思います。

 

暮らしの整理整頓。

 

そして、

その話をする際に、

モノと人の関係軸として

片付け上手な人

片付けの下手な人の違いも

関連が重要となってきます。

 

付けが下手な人の特徴としては

全てが当てはまる訳ではありませんが

要らないものを捨てられない・・・・。

というところ。

 

「いつか使うかも」とか

「思い出が有り捨てられない」などの

様々な思いが重なり

捨てる勇気が出せないでいます。

 

片付け場所がシンプルではなく

複雑になっているという事も

間取り上の難点

だったりする事も有ります。

 

物が整理されないまま

あちこちにあるので、

一見片付ているようにみえても

なかなか探せなかったり、

同じ物が

いくつも出てくる事も

よくあるかと思います。

 

使い終わったものが

そのままになっている。

使い終わった時に

直ぐに元に戻せばいいのに

「後から戻そう」とか

「またすぐ使うし」とか

理由を付けてそのままに

なってしまっている事もあるのでは?

 

片付け上手といっても

実は整理整頓の仕方にも

種類が沢山有り

サイズで区分する場合

使い勝手で区分する場合

物の出し入れの頻度で区分する場合等

様々な区分が存在していて

多くはその区分の仕方と

実際に運用している

区分の仕方が繋がっていない事が

多いかと思います。

 

一方で、

片付け上手な人は、

まず物を見直すことから

始めています。

 

また、空間の有効利用を考え、

自分が使いやすい、

動きやすい空間をイメージしています。

 

よく整理収納のお話しにも

出ていますが

基本的には

まず3つに分類する事・・・・・。

 

片付けたいモノを全部出して、

「今使っている」

「今使っていないから処分」

「使っていないけど処分に迷う」の

3つに分けます。

 

使っていないけど処分に迷う」モノは、

「迷う」という判断が

できていると考えます。

 

袋や箱にひとまとめにして、

目につく場所に置いておきます。

 

すぐには捨てられなくても、

「なくても困らない」と気付けると、

ある程度は

処分することが出来ます。

 

.次に収める事。

 

「今使っている」と判断したモノだけを、

もとの収納場所に収めていきます。

 

特によく使っているモノを、

一番手の届きやすい場所に

収めておきます。

 

使用頻度の低いモノは、

高い位置や収納場所の

奥の方でも問題ありません。

 

ものを循環させる事としては

「使ったら戻す」と

「ひとつ買ったらひとつ減らす」

という2つのやるべきことがあります。

 


「使ったら戻す」については、

当たり前といえば

当たり前なのですが、

モノを出して使い終わったら、

元の場所に戻すという作業です。

 


「ひとつ買ったらひとつ減らす」は、

買物の前に処分するモノを決めておいて、

新旧を交換させるつもりで、

家の中のモノの

総量を増やさないようにすることです。

 

不用品の処分は、

決してむずかしいことではなくて

自分にとって

家族の暮らしにとって

不必要なものを手放すことで、

空間にも余裕が生まれて

「片付け」が段々と

簡単になっていきますから。

 

多くのモノを

一度に解決しようとせずに

段階を踏む事が大切。

 

暮らしの空間に余裕が生まれる事で

解決出来る問題も

いろいろとあるかと思いますよ。

 

家づくりの新築やリフォーム

だけではなくて

模様替えや空間の使い勝手を

整理整頓する事で

日常を見直してみませんか?

 

過ごす場所の状態が

良い意味で変化する事により

生まれる効能も大きいですよ。

 

家時間での過ごし方も

上質な空間に。

 

住まい手さん自身の

現状把握という時間。

 

暮らしの環境は「それ」で

良い意味で大きく変わりますよ。

 

暮らしの現状を見直しはながら

実情を冷静に見つめる為の

事前の検証の時間を丁寧に。

 

◼️設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

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暮らしを丁寧に考えて毎日の充実と喜怒哀楽に素直に寄り添うような間取りと設計デザインの仕掛け、家づくりという環境デザインを考える事、収納計画もそのひとつで提案の密度。

2022年11月29日 | 家 住まい 間取り プラン

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※建材設備メーカーPanasonicショールームへ住まい手さんをご案内してキッチン収納等の検討

 

暮らし始めてからの事も

色々と大切なので

間取りの計画や

収納の予定について覚えておきたい

収納の知識。

※建材設備メーカーPanasonic・ショールーム(収納スペースも含んだキッチン周辺の空間展示)

※建材設備メーカーPanasonic・ショールーム(収納スペースも含んだキッチン周辺の空間展示)

※キッチン引き出しでの収納の違い実例展示

※Panasonicキッチンカタログより・収納引き出し参考例

 

例えば、

扉は利用する場所や

収納する内容物などによって、

その種類を考える必要があります。

 

調理で動き回るキッチンや

ベッドで窮屈になる可能性のある寝室

玄関周辺でスペースの工夫が

必要な位置などでは

特に工夫が重要だったりします。

 

また場所によっては

扉が前に向かって開く「観音開き」という

形式にすると

開閉する際、同時に人も動かないと

扉が体に当たり

日常的な不便さを

感じる事もあるかと思います。

 

使い方と場所と収納の関係性。

 

※玄関周辺の設計デザイン収納実例・引き戸開閉

※玄関周辺の設計デザイン収納実例・引き戸開閉

※玄関周辺の設計デザイン収納実例・引き戸開閉

 

※一階玄関からリビング近くに設けたウォークインクローゼット(二方向からの出入り可能)

 

※LDKに設けたリビング収納

 

※LDKに設けたリビング収納

 

※LDK全景(リビング収納部位)

 

※キッチンの背面にも収納を隠す事が出来る扉を建築計画で設計(引き戸式)

 

 

※パウダールーム設計デザイン収納実例・引き戸開閉

 

※パウダールーム設計デザイン収納実例・引き戸開閉

 

 

 

ある程度、扉の開閉時に

人の移動、動作が少なくて

ストレスも比較的少ないのが

引き戸と呼ばれる

収納に向かって立った際

左右に移動(スライド)するような

扉の開閉方式が適しています。

※設計図で明記している人と収納の可動域の事例

 

次に収納の高さ方向についてですが

高さにおける人の自然な動作領域は

膝から目までの間と考えられます。

 

※設計図で明記している人と収納の可動域の事例

 

※設計図で明記している人と収納の可動域の事例

 

なので、

出し入れ等が日常的で

よく使う物の収納場所は

その範囲に計画するよいのですが、

キッチンなどでは

どうしても高い所を

利用しなくてはいけない

ケースもあります。

 

※Panasonicキッチンカタログより・収納と人の可動域事例

 

そうした場合には、

収納棚の中から

カゴがおりてくる

昇降タイプの吊り戸棚を

検討するのもひとつの方法になります。

 

また収納スペース確保のために

取りあえず押入れや納戸を

という考えも要注意だったりします。

 

奥行きが深すぎる収納は

ある意味使い勝手が

悪いものです。

 

布団や扇風機などの

大きな物を収納する場所に

小さな物を収納すると

埋もれてしまいます。

 

このような状況は

不要な物を増やすような

原因になってしまうので、

何を収納するのかを

ある程度事前に決めて

収納棚の形状や奥行を

検討する事が重要です・・・・・。

 

家づくりを考える際には

日常的に「収納の良し悪し」を

ある程度経験上からも

分かるかと思います。

 

自分達の日常使いする

収納物や収納場所が

どういう位置づけであるべきか?

 

僕もキチンと事前に

住まい手さんに「リサーチ」を行い

提案の中に収納の意味を考えますが

間取りが新しくなる事で

暮らしの中身もある程度変わります。

 

故に、先ずは「理想」よりも「現実」を

きちんと考えて

暮らしの情報を

整理整頓する事が

間取り計画

というよりは

家づくりや暮らしの充実には

かなり重要・・・・・。

 

それは収納だけではなくて

暮らしにおける全ての事柄。

 

住まい手さん自身の

現状把握という時間。

 

暮らしの環境は「それ」で

良い意味で大きく変わりますよ。

 

暮らしの現状を見直しはながら

実情を冷静に見つめる為の

事前の検証の時間を丁寧に。

 

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暮らしの趣と住む環境を整えるインテリアコーディネートと空間デザインの持つ暮らしの意味をひも解くように、生活環境の設計デザインに建築家の職能と感度を丁寧に。

2022年11月28日 | 設計の事デザインの事

質の良い設計とデザインで

人生の潤いを生み出す

暮らしの空間を丁寧に・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※トーヨーキッチンスタイル大阪SR

 

トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム

キッチンやインテリアの

打ち合わせで、

よく出向いています。

※久し振りに支店長と雑談

 

ちょっと茶目っ気のある

大阪ショールームのH支店長との

余談を終えてから

この日はショールームの

コーディネーターさんと

インテリアコーディネート。

 

※インテリアカラーリングの打ち合わせ

 

※インテリアカラーリングの打ち合わせ

 

暮らしの趣や質感に合わせて

家具やインテリアを

コーディネートする事も

僕独自の建築家の仕事としての

大切な時間。

※トーヨーキッチンスタイル大阪SR

 

ショールームは既にクリスマスムードで

素敵なクリスマスツリーも

お出迎えしてくれるシーズン・・・・。

 

家具の質感や選定の件で

打ち合わせの時間。

 

灯りや家具は暮らしの空間を

変化させますし、

それ自体がインテリアとしても

機能します。

 

キッチン周辺だけでは無くて

トーヨーキッチンは

その質感にインテリアと

照明器具の存在も優位性があり

よく採用しています・・・・・。

 

ペアで角度を調整レイアウトして

座る事の出来るソファも

インテリアの効能。

 

ソファにとなり合って座る時、

お互いの「目線」のデザインも大切。

 

ソファを部屋に置く際、

応接室のように

90度に設置するのが一般的で、

会話中に目線が合わないことも

しばしばある家と思います。

 

実はこの目線の合う合わないで、

会話の盛り上がり方にも

違いが生まれていたりするんです。

 

雰囲気を生み出す

家具の違い・・・・・。

 

ラブソファは、

座った時の目線の位置まで

計算してデザインされているので、

この丸みを帯びたフォルムによって、

自然と弧を描くように配置も出来て、

見つめ合うように

視線が交わり

キッカケも生み出します。

 

自身がキッカケを

つくる事も大切ですが、

空間が良い意味での

キッカケを生み出すことも事実。

 

人の真理と心理に寄り添う空間。

 

いつも楽しい事ばかりでは

ないと思いますが

素直に「喜怒哀楽」に

寄り添う空間が

存在しているか

どうかの違いは

大きいと思いますよ。

 

色々なシーンで

空間と人の関係性を素直に・・・・・。

少しでも愉しむ時間が

生まれる空間に。

 

過ごす時間の密度や居心地は

建築としての空間に

インテリアのコーディネート次第で

様々な良い意味での

可能性を生み出しますからね。

 

距離を生み出す「レイアウト」だけど

その距離のおかげで

空間に密度を生み出したり

程よい「パーソナルエリア」を

つくることで「居心地」も変化します。

そんなアイテムとしての可能性。

 

レイアウトで空間は変化します。

 

例えば、家具を部屋に対して

まんべんなく置くのではなくて

空間比率を計算し

密度を緩める範囲

逆に密度を

色濃く出す範囲を決める事で

空間に抜けが生まれて

広さやゆとりを生み出す事もできます。

 

物理的な余裕だけではなくて

心理的効果も

空間設計には重要な思考。

 

設計時には

そういうところも視野に

間取り構成をデザインして

コーディネートでは

家具と素材と質感を意識しています。

※鳥が止まり木に佇んでいるデザインのパーチライト ブランチ

 

それは灯りについても同じ。

ただ単純に

明るいだけではなくて

少し空間に暗い部分が存在して

同時に明るさを

適切に計画するように

壁を照らす事

天井を照らす事

床を照らす事

部分的な明るさを創り出す事で

限られた空間が

より一層の濃淡を纏うことにより

空間の質感があがります。

 

煌めくインテリアの存在もそう。

ペンダント型の照明器具ですが

モダンスタイルのシャンデリア。

 

※照明器具シャンデリア・クランカー

 

昼も夜も変わらない輝きが、

空間を鮮やかに彩るように

さまざまな形をした

クリスタルガラスが、

光をあらゆる方向に反射させ

スマートに華やいだ空間にします。

 

一般的なシャンデリアは

支柱から伸びたアームに

オーナメントがぶら下がるのが

通常のスタイルですが、

クランカー は横に長く伸びたバーに

直接オーナメントが配置された

モダンなスタイルでのデザイン。

 

なので、コンサバティブにも

幅広いインテリアに

組み合わせられるのも魅力。

 

実際に何度か提案採用していますが、

そとの光が窓と通して

室内に入りクランカーを照らす事で

オーメントが光を拡散し

室内に彩を広げることも・・・・・。

 

昼夜問わず存在がデザインとなる

あるいみ「機能的」なシャンデリア。

 

何を選択し、

何をレイアウトするのかで

暮らしの空間は

質を変化させます。

 

デザインの奥行は暮らしに

深い意味を生み出しますよ。

 

感性が揺さぶられるような選択の質。

暮らしの空間、

選択と検証のデザインに

居心地をゆだねてみませんか?

 

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機能的に暮らしながら過ごしやすい家、心地よい家の在処を考える様に設計デザインの感度と勘所を丁寧に、例えば過ごし方に連動する価値観と暮らしを支える収納や生活習慣、家事の基本的機能レイアウト。

2022年11月26日 | 設計の事デザインの事

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※シンプルモダンなモノトーンで統一したLDKの設計デザイン事例

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

日常生活を支える

使い勝手の良い暮らしの空間。

※人の移動、動線を複雑化しない間取りと配置の構成

 

ある意味「高機能な住宅」。

 

※キッチンに立った時に景色を眺める事が出来る窓際の借景を活用したアイランドキッチン

 

その家庭に最適な答えを考える事。

どんなに美しい住宅でも、

日常生活の必要とされる「基本」に

きめ細かくこたえる事の出来る

使い勝手の良さがなければ

ストレスは増すばかりです。

 

 

理想だけではなくて

理想と現実のギャップを

きちんと整理整頓した暮らしの空間。

現実の暮らしを

きちんと見据えているのかどうか?。

 

例えば適材適所の収納計画。

 

様々な生活シーンを考慮した

暮らしの空間と「動線計画」(室内での人の移動する計画)は、

僕たち建築家の

十分な経験と知識を生かす

腕の見せ所ですがそれと関連した

最適な答えとして

収納計画の重要性・・・・・。

※玄関土間・フロート型のカウンター式玄関収納

 

そこにはポイントがあって、

収納は適材適所ですが、

玄関収納の必要性・・・・・。

 

※カウンター収納の対面には扉付きの土間収納庫(引き戸式)

 

ここは単純にくつ置き場というだけでなく、

コート掛けや宅配荷物の一次置き場、

ゴミ出し前の置き場、

スポーツ用品、

アウトドア用品の置き場と

多目的に活躍します。

 

玄関土間側、

室内側両方から入れると更に便利です。

 

また外壁側にポスト口をつければ

外に出ることなく

この空間で郵便や新聞を受ける事が出来ます。

 

小さくてもマルチに活用出来る

とても便利なスペースだと

生活を支える適切な空間となります。

※キッチン背面には冷蔵庫と奥行をあわせた壁面型収納で家電類も隠せるようにレイアウト計画

 

そしてキッチンとパントリーの関係性。

キッチンまわりは

もっとも使い勝手に影響する

大事な場所ですが、

特にバック側の収納は大事です。

 

冷蔵庫と並ぶことが多い

キッチン背面の収納は

冷蔵庫の奥行きにそろえて600程度取り、

引出式で収納量を稼ぐ事も一つの方法。

 

その上を配膳カウンターとし

レンジなどの家電も

ここに置く事が多いかと思いますが

大事なのは「家電の置く位置とサイズ」。

 

種類によりますが、

家電のサイズを理解していないと

棚の選択を誤り

家電がはみ出るなんてことも

無いとは言えません・・・・・。

 

なので、家具やインテリア同様に

間取り計画の時点で

家電等のサイズと位置関係を

丁寧にプランの段階で

一体化しておく事は大切な計画性。

 

もしも棚の奥行が確保できない場合は

雑多な物を入れることが出来る

パントリーに家電収納があると

とても便利です。

 

キッチン背面もスッキリしますし・・・・・・。

但し、キッチンでの配膳や調理の「動線」を

しっかり理解して間取り計画に

落とし込む事が出来る

設計である事が前提ですよ。

※洗面化粧台は洗い場とカウンターが連動するタイプを採用して収納も多めに計画

 

そして洗面まわり・・・・・。

洗面室にはリネン庫を設ける計画性も。

タオル類、各自の下着、

洗濯用品などの収納です。

 

※背面にはリネン収納として可動式の棚に収納容量を調整出来るタイプを配置

床付近・収納下部はフリーで家具をレイアウト出来る様に計画

 

幅60センチ程度でも

天井周辺まであればかなりの収納量です。

 

ここに洗濯機を置く場合も多いので、

ちょっとした

室内干しのスペースが取れれば

更に便利です。

 

あと、クローゼットですが、

余裕があれば

ウォークインクローゼットのように

人が出入りできるようにするのが

便利ですが、

そうでなくても簡単なつくりで

収納量を確保する方法があります。

※収納ユニット組み合わせ事例(ハンガー下は組み合わせ自由に)

 

基本的なつくりは

2m程度の高さに棚を計画し

その下にパイプをセットします。

※収納ユニット組み合わせ事例(ハンガー下は組み合わせ自由に)

 

半分ぐらいは

2段にパイプを設置すると

収納量が上がります。

 

引き出しなどをあまり作り込まず、

「既製品」などの

プラスチック引き出しや

ワイヤーバスケットを活用した方が

スペース効率がはるかによいですし、

コストパフォーマンスにも

優れています。

 

収納計画の基本は

あまり細かく「つくり込まない」事です。

 

細かい収納は市販の収納部材を

活用する事で「変化」にも

柔軟に対応する事が可能になります。

 

ただし、収納物によっては

きちんと「つくり込んだ方が良い」ものもあるので

目的ははっきりとさせておく事が必要です。

 

動線計画など打合せが大事ですが

動線計画とは日常生活の移動距離を

出来るだけ減らして

スムーズに活動出来るように

計画することが

メインの考え方ですから、

関連のあるスペースを

出来るだけ「単純な動き」が

可能に間取りを構成する事が重要。

 

特に皆さんが気になるのは

洗濯動線と調理関連の動線でしょうか。

 

難しいのは各家庭、

各個人によって

行動パターンがかなり違うことです。

 

本当によく打合せをすることが

大事になります。

各家庭には

結構今までの習慣、

思い込みの部分も多いです。

 

生活や暮らしをひも解く

時間の密度と意味も

設計の入り口には大切・・・・・。

 

間取りだけで

話しを完結させない

プロセスを踏んでいますか?

 

一度フラットな視線で

見直しする事も重要ですよ。

 

例えば、間取り構成に

細切れのような部屋構成と

大雑把なフリー空間の多いオープンなプランと

使い勝手は関係なさそうにも思えますが、

実はおおいに関係しています。

 

広々とオープンな空間は

小さく部屋ごとに区切られた空間より

はるかに掃除がしやすいと思いませんか。

 

そして動き回るにもスムーズ、

つまり動線計画的にも比較的優れています。

 

そして広々とした空間が

落ち着くという皆さんには

気持ちが良い空間にもつながります。

 

それがすべてではありませんが

空間の使い分けも含めて

融合させることもプランの手法次第。

 

それぞれの暮らしの文化と

価値観に対して

暮らしを豊かにしつつ

毎日の喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間構成を整理整頓。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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間取りの計画前の情報整理と設計デザインに入る前の価値観のデザイン、家具のサイズ感やレイアウト、暮らしの趣に対する価値観のデザインを雰囲気と共にイメージする時間の提案。

2022年11月25日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

住いの空間は家具の選択によって

居心地も雰囲気も変化します。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームエントランス周辺ディスプレイ

 

 

※インテリア方向性を検討する為ショールーム内をご案内

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

※インテリア方向性を検討する為ショールーム内をご案内

 

住まいの新築計画中の住まい手さんを

YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームへ

ご案内してインテリアの事を色々と。

 

※インテリア方向性を検討する為ショールーム内をご案内

 

まだ間取りや家の広さを

計画していません。

 

間取りや家の方向性を考える

前段階の打ち合わせ。

※インテリア方向性を検討する為ショールーム内をご案内

 

どんな暮らしの質感で

どんな家具が

暮らしに対して最適となるのか?

※インテリア方向性を検討する為ショールーム内をご案内

 

家づくりの根本部分をひも解く時間。

その上で、

情報と価値観のデザインから

住まいを考えるのが

僕の建築家として方針なので

先ずはその部分を今は

打ち合わせの時間として

住まい手さんに「価値時間」を

提供している段階・・・・・。

 

本当に必要と思える家具は

どんな空間としてあるべきか?

 

ソフト面とハード面からの

暮らしへのアプローチの時間。

※インテリア方向性を検討する為ショールーム内をご案内

 

家具のレイアウトやサイズによって

家の利便性も快適性も

勿論、使い勝手も変化します。

 

居心地と暮らしに直結する部分。

パーソナルな雰囲気を大事にするのか

コモン的なスペースを

大切に考えるのか?。

 

それは空間に対する

家具の選択でも随分変わりますよ。

 

部屋に対しての

レイアウトの比率もこの時間の重要性。

 

床や壁の見える範囲

そして普段見落としがちな部分などを

住まい手さんにも知っていただく機会。

 

例えば、ソファの背中の部分。

ソファを見る時は

家にレイアウトすると

どんな姿勢が見えるのか?

 

背中部分の重要性と

背丈の違いによるイメージを

この日はIDCコーディネーターと共に

住まい手さんへ色々お話しを

させていただきましたよ。

 

実際にLDKや多目的な空間へ

家具をレイアウトした際、

見えてくる空間情報の整理・・・・・。

 

間取りの考えに至るまでの

大切な体験と体感の時間を

設計時間として

僕は捉えていますよ。

 

間取りだけでは

暮らしは図れないですからね。

暮らしに対する様々な「要素」を

ひも解く事が大切。

 

間取りに家具が入ると

その状況は一変しますから。

 

暮らしの対する

総合的な視野を大切に・・・・・。

家事時間もそうですよ。

キッチンを使わない人に

キッチンの事、

洗濯やアイロン掛けをしない人に

家事の事を聞いても「マニュアル」だけですから。

 

生活の基盤を情報整理しながら

徐々に間取り計画の

具体的計画へ近づきますよ。

 

選択するべき最適解を

提案する時間も丁寧に奥深く。

 

暮らしを豊かにしつつ

毎日の喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間構成を整理整頓。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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多角経営サロンのフリースペース計画、美容室+αの付加価値空間のデザイン設計の昇華中、その後を生みだす間取りとインテリアデザインの精査から生まれる時間の提案。

2022年11月24日 | 設計の事デザインの事

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※アトリエにてサロン多角経営デザインの間取りインテリア昇華中

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

多角的サロン経営のデザイン・・・・・。

方向性が定まり

色々な可能性の範囲を

調整しならのコンサルティング途中。

 

この日は僕のアトリエで

事業内容の詰めに関するところを

昇華しているところ。

 

空間の使い方に連動して

組むべき「パーツ」の選定と

場所の優位性を・・・・・。

 

ある種、サロン利用者が

期待感を持ちながら「移動する時間」を

愉しむ事が出来る工夫も

デザインの中に盛り込みつつ

無難はさけて「必要性と可能性」を

追及しているところ・・・・・。

 

コンサルティングにも色々とあって

ただ「図面」を描くだけではなくて

利用形態や事業形態

利用する層にとって「視野角」は大切で

エンドユーザー・消費者と提供側(事業者)との

ミスマッチが起こらないように

価値の提供とは何か?

というところも実は「デザイン」と重なる部分。

 

建築の空間が持つ意味は

社会的な範囲が実は大きく

暮らしについても

事業用建築についても

ミスマッチが起こらないように

深い観察力と視野は

いつも大事にしていますよ。

 

その建築を生み出す理由と

提供する中身の精査。

 

設計デザインが持つ

付加価値の意味はそういうところ。

ただ「成果品」をつくれば良い

という事ではなくて

その後を生み出す「カタチ」となる事が

重要なんです。

 

住いの場合は「その後の暮らし」を

デザインする事、

事業用建築の場合は

事業そのものを生み出す事、

建築に必要とされる

ソフト面とハード面のバランスも

そういったところ。

 

もう少し詳細の精査は

続きますよ。

 

空間のデザイン価値を丁寧に。

 

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ガレージと車と住まいの程よい関係性、敷地への建物レイアウトの時点から考えておくべきら外構・エクステリアの計画性・・・設計デザインの工夫が生み出す暮らし時間の検証。

2022年11月22日 | 設計の事デザインの事

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※インナーガレージのある和モダンの家設計デザイン実例

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

※車庫(4台用)を持つ数寄屋の家設計デザイン実例・庭側で車庫と出入り口通路がつながる外構

 

 

※車庫(4台用)を持つ数寄屋の家設計デザイン実例・庭側で車庫と出入り口通路がつながる外構

 

駐車スペースの考え方は大切。

 

家づくりで見落としがちなのが

「外構(エクステリア)」の計画性。

 

※インナーガレージのあるシンプルモダンの家設計デザイン実例

※インナーガレージのあるシンプルモダンの家設計デザイン実例

 

内装やインテリアは

一生懸命に考えるのに、

庭を含めた家の外観や

外回りの使いやすさを

見落としている

そんなケースは

少なくないと思いますよ・・・・・。

 

皆さんの計画はどうですか?

 

また予算の都合で

外回りは将来、

落ち着いてからというケースも

よくあります。

 

将来的にという場合でも、

新築のプランの段階から

ある程度しっかり

外回りについても

考えておくことが大切。

 

外回り(外構)の中でも

特に駐車スペースは注意が必要。

 

「車庫」とは屋根や壁などがある

車を入れる建物のことで、

「ガレージ」も同様に使われることが多く、

住宅と一体化したものは

ビルトインガレージやインナーガレージ

と呼ばれます。

 

一方、エクステリア部材などで

簡単な屋根が付けられたものを「カーポート」、

柱や屋根はなくて

車を置くだけの場所を「カースペース」と呼んでいます。

 

ある程度ですが、

国産車なのかそうではないのか、

どのような車を使用しているのか?

将来の乗り換えも含めて

拘りのコレクションとしての車なのか

ある程度日常使いに利用する車種なのか

趣味の車なのか・・・・・etc。

 

車種にもよりますが

全長約4.9m、幅約1.8mは

一般的な普通乗用車のサイズ。

 

これよりもサイズが大きな車種を使うのか

そうではないのかを

基本に考えるのもおススメです。

 

そしてこのサイズに、

乗り降りなどをするときに必要な

前後左右のスペースを考えつつ

物の出し入れ、トランクの位置や開閉方法など

ある程度の余裕を考えながら、

イメージすると、

自動車を駐車する場所は

インナーガレージ、ビルトインガレージ

車庫、カーポートの種類によっても

変わりますが、

想像より大きなスペースが

必要になる事が分かると思います。

 

実際にどれぐらいのスペースが必要なのか、

駐車する向きや台数、

進入路の状況や車種など

いろいろな要因を

考慮する必要がありますが、

あらかじめご自身が

どの程度のゆとりが

車の駐車に必要なのかを

知っておくことは大切なことです。

 

色々な場所で、

前面道路との関係性や

電柱、看板等の位置関係で

出入りのしやすさの違い等

普段は意識していないけれど

知っておかなくては

不自由となる「感覚」の問題もあります。

 

家づくりの

間取りなどを考える際に

そういったところへの

事前の配慮が成されるのか

そうではないのかで

実際に暮らしが始まってからの

自由度は随分変わりますよ。

 

土地に対して建物の配置(レイアウト)で

位置関係が変わりますから・・・・・。

 

離れたり、近かったり、

先を見越しておくべき計画性の違い。

 

暮らしの時間の満足度と

利便性等を生み出す

家づくりに連動する

様々な構成要素は

きちんと考えられていますか?。

 

暮らしの空間のデザインを生み出す

選択と検証の結果に

居心地と程よい使い勝手。

 

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住まいの設計デザイン前の暮らしに関する情報整理、キッチンやバスルーム等の水まわり商品の使い勝手の違いと雰囲気を醸し出す商品の選択肢、住まいの設計デザイン方向性にも大きく関係するキッチン吟味。

2022年11月21日 | 住まいの水まわり住宅機器

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※住まいの水まわり商品メーカー・クリナップショールーム

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

※インテリア・空間展示

 

※キッチン対面式腰壁カウンター仕上げの参考例展示(I型キッチン造作カウンター)

 

この日は住まい手さんを

住まいのキッチン・洗面・バスルームの

設備機器ショールーム

商品メーカー・クリナップへご案内して

キッチン(台所)周品機器類、

システムバスルーム等を見学いただき

採用などについの検討の時間。

 

※キッチンの扉面材とカウンターのサンプル検討

 

※キッチンの扉面材とカウンターのサンプル検討

 

長く愛せるキッチン選びのポイント等を

お話しさせていただき

ショールーム・アドバイザーのMさんを通じて

「I型(1列型)」「II型(2列型)」

「L型」「U型」に、

「ペニンシュラ型」「アイランド型」と

キッチンスタイルのご案内を色々と。

※I型キッチンでのショールーム展示品(対面式キッチン)

 

 

キッチンはレイアウトによって

使いやすさや

デザイン性が大きく変化します。

 

思いのほか滞在時間が長く、

使用頻度も高いキッチン。

ある意味、

快適なキッチンにするためのポイントは

いくつかありますが、

長く愛せる好みのキッチンをつくるためには

レイアウト選びから

慎重にしたいものです・・・・・。

 

レイアウトは「ワークトライアングル」とも

密接に関係しています。

 

※I型対面式キッチン(ペニンシュラ型配置又は一般的な対面式想定展示・壁面には平田タイル商品の採用例)

 

 

※アイランド型キッチン(LDK空間展示)

 

ワークトライアングルとは、

「シンク」「加熱調理器(コンロ)」「冷蔵庫」の

それぞれ中心点を線でつないだ

三角形のことで、

三辺の合計が3.6~6mの範囲が

平均的には適切とされています。

 

ここでは個人差を

考慮する配慮が大事・・・・・。

 

そのうえで、

これより長いと

動く距離が増えて

作業効率が悪くなります。

 

「身長÷2+5cm」という計算式。

 

これはキッチンの高さの目安に

使われる計算式です。

 

高すぎるキッチンは腕が疲れ、

低すぎると腰が疲れます。

 

さらにキッチン本体の背後に

配置されることが多い

キッチン収納・・・・・。

 

このキッチン収納には

「引き戸」や「開き扉」の

タイプがありますが、

「引き戸」のほうが

より使い勝手が良いかと思います。

 

引き戸は、

開き扉のように

開閉時に自分自身が

動かなくてすみます。

 

また調理中に戸を開けたままでも

邪魔にならないので、

「調理がスムーズに行える」といった点が

使い勝手と人の移動を

無駄にしないと思いますから。

 

それはキッチン本体の

収納部分にもいえる事・・・・・。

 

いずれも「自分のスタイル」に

合っていることが一番大切です。

 

これらのポイントを参考に

「長く愛せるキッチン」について

この日は色々とショールームで吟味の時間。

 

この吟味の時間としての

体験が後々「家づくり全般」に対して

良い意味で「効能」を

持つ事になりますよ。

 

貴重な価値体験の時間・・・・・・。

 

魅力的な住まいの

カタチへのアシスト。

 

選択するべき最適解を

提案する時間も丁寧に奥深く。

 

暮らしを豊かにしつつ

毎日の喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間構成。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間のデザインを生み出す

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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住まいと暮らしの空間を構成する建材設備の選択と提案の質を検討する時間、設計デザインの本質の部分を丁寧に、それぞれの選択の融合が生み出す空間の程よさをイメージしながら建材設備ショールームにて吟味。

2022年11月20日 | 設計の事デザインの事

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※住まいの建材設備総合メーカーPanasonicSHOWROOM大阪

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

※ショールーム床材展示コーナー

 

家づくりとは、

人それぞれの

独自のライフスタイルを

デザインすることだと

考えています。

 

そのライフタイルをより良く上質に

アシストできる家づくりに必要な

キッチンやバスルーム、

扉・床など空間の構成に対して

適材適所のように

最適解となる備品や構成素材・建材の

選択と提案・・・・・。

 

それぞれの住まい手さんや

家族の皆さんに対して

採用の方向性等を

提案の中に・・・。

 

※ショールーム室内建具(扉・引戸類)展示コーナー

 

価値観を更にブラッシュアップして

暮らしのデザインを

アシストする事が

僕の建築家としての仕事の一部。

 

暮らしの質感に馴染む「パーツ」も

そういう意味でいつも

提案の志向を検討しています。

※Panasonic建材を採用した空間展示

(暮らしの空間展示・家時間の過ごし方展示)

 

表面的なところだけではなくて

そのライフスタイル「そのもの」として。

※Panasonicキッチン・Lクラス商品の空間展示(アイランド型キッチン)

 

そして、その 「ライフスタイル」に相応しい

空間において、

「時の移ろい」や「季節の変化」が

素直に情景と重なり

感じる事が出来る住まいの本質、

それらを設計とデザインの感度で

生み出す事を

いつも心掛けています。

※Panasonicキッチン・Lクラス商品の空間展示(アイランド型キッチン)

 

住宅はそこに住まう人の生き方、

人生観そのものだと思います。

 

※Panasonicキッチン・Lクラス商品の空間展示(アイランド型キッチン)

 

自分自身を押し込むのではなく、

自分らしい暮らしの文化の

可能性を探っていく・・・・・。

 

※Panasonicキッチン・Lクラス商品の空間展示(ペニンシュラ型キッチン)

 

家づくりは、

住まい手さんの

自己表現の場であり、

自身の生活文化を

カタチにする場だと思いますよ。

 

魅力的な住まいの

カタチへのアシスト。

 

選択するべき最適解を

提案する時間も丁寧に奥深く。

 

暮らしを豊かにしつつ

毎日の喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間構成。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間のデザインを生み出す

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

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住いの計画に付随する設備機器類、価値観と暮らしの充実にあわせて採用するべき住宅設備機器類の融合要素をデザインする時間、間取り設計デザインの前提条件を整える時間。

2022年11月19日 | 住まいの水まわり住宅機器

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

※僕のアトリエにてPanasonicliving近畿のお二人と打ち合わせ中

 

バスルームやシステムキッチン

洗面軽化粧台・手洗い、トイレ等、

住まいには水まわりと呼ばれる

セクションがあり

毎日の暮らしに欠かせない設備の存在。

 

勿論それらの設備を更に

アシストする

設備の存在もありつつ

色々な住宅設備が

住まいには必要となるのですが、

今回は、その「住宅設備」についての

関係者ミーティング・・・・・。

 

今回検討中の

住まいの新築計画で「提案採用」を

デザインの中に盛り込んでいる

商品メーカーはPanasonic(パナソニック)。

 

という事もあり、

パナソニック リビング近畿株式会社

奈良支店 主務のK野氏と

事業企画部の照明コンサルタントであり

キッチンスペシャリストのI田さんに

僕のアトリエへ来ていただき

採用しようと検討している商品の

機能面を確認中・・・・・。

 

システムバスルームとキッチンは特に

パーツの組み合わせによる可否は

間取りの構成や使い勝手

勿論・・・価値観にまで

大きく関連するので「慎重に」。

※旅館をイメージした和の趣あるバスルームとその余白空間の採用事例(パナソニック商品カタログより)

 

 

パナソニックの商品だから可能になる

住まいの計画に沿う「優位性」を

僕は今回選択の候補にしています。

 

バスルームに設置する機能面と

オプショナリーが

間取りと質感と

価値観に一致するところ。

 

キッチンから派生する空間の悦び。

 

 

※和とモダンの融合と趣あるLDK空間での採用事例(パナソニック商品カタログより)

 

視野に入るそれらは

空間と一体になり視野に入ります。

それ故に「空間の集合体」に

価値観として

相応しいかどうかも重要。

 

居心地や安心感と

質感につながる付加価値の検討。

 

勿論「性能面・アシスト的な機能」範囲も

打ち合わせで確認しながら

価値観に馴染むかどうか、

採用に関しての検討中・・・・・。

 

表面的に選択の結果として

見えてくる提案の中には

様々な「検討要素」の結果という

積み重ねの密度が存在していますよ。

 

丁寧な暮らしには

それ相応の「丁寧」が大切。

 

緻密な計算の中に「空間の価値」が生まれ

価値観に応じた過ごしやすさと

安心感が生まれますから。

 

複合的要素の検討の結果が

暮らしを支えつつ

その住まい、

その空間で過ごす事による「効能」という

価値を生み出す設計の段階。

 

質の良い暮らしには

質の良い提案・・・・・。

 

設計に取り掛かる前段階での

商品採用を検討するブラッシュアップは

引き続き「濃い内容」へと。

 

僕の精査が持つ意味は

そのまま「暮らしの効能」へ繋がります。

 

暮らしを豊かにしつつ

毎日の喜怒哀楽に

程よく寄り添う空間構成。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間のデザインを生み出す

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

◼️設計デザインの問い合わせ
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陰影のデザインが暮らしの奥行と質感を生みだす「カスケード」的な上質空間のように、文豪に学ぶ和の上質と情緒を「和モダン」という設計デザインの奥行の思考として。

2022年11月18日 | 和モダン 思想

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

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※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

暮らしの空間を豊かに感じる

デザインのカタチ・・・・・。

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

日陰影をデザインする。

陰影礼賛(いんえいらいさん)

文学に学ぶ。

 

文豪・谷崎潤一郎氏の随筆で、

日本の伝統美を

陰翳の中に見出す興味深い作品です。

 

この随筆は僕にとっては

最初の和モダンを思考する

ターニングポイントになりました。

 

<前略>左様にわれわれが住居を営むには、

何よりも屋根と云う傘を拡げて

大地に一廓の日かげを落し、

その薄暗い陰翳の中に

家造りをする。

 

<中略>美と云うものは

常に生活の実際から発達するもので、

暗い部屋に住むことを

餘儀なくされたわれわれの先祖は、

いつしか陰翳のうちに美を発見し、

やがては美の目的に添うように

陰翳を利用するに至った。

 

事実、日本座敷の美は

全く陰翳の濃淡に依って生れているので、

それ以外に何もない。

 

<後略>※出典:陰翳礼讃より

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

便利さを追求すると

明るい空間が求められることが

多くなりますが、

人は本来、

暗がりとも共存してきたために、

どこか落ち着く、

どこか畏怖を感じたりという

感性を養って来たと思うんです。

 

勿論価値観の中で

どこまでそこに「融合するべきか」は

違いがあります。

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

 

日本の伝統的な家屋に在る

「闇を纏った薄暗い天井」

と「光が這う座敷の床」という

空間演出手法は

この随筆に学んだものです。

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

木漏れ日・・・・・。

樹木の微かな陰翳

そのものを屋根と見立てる

中庭空間です。

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

 

※和をモダンに表現した過去設計デザイン事例の住まい(和のエスプリを継ぐ・もてなしの家)

 

光が這う為の

座敷的回廊融合の広縁と

ある程度の

闇を纏う事の出来る空間美。

日本では「陰影」という

一つの概念でとらえられる事が多い

光と影ですが、

西洋や中国では

陰と影とを明確に分けて

扱われる事が多いと理解しています。

 

陰:shade

一つの物体に見られる光の当たっていない部分

影:shadow

光を通さない物体が遮ることで投影される影法師

 

光影洋の東西を問わず

光があたるところに

裏の存在として陰影がうまれます。

 

光が強ければ強いほど

陰影は強く鮮明になります。

 

視点を変えてみる事で

気付かされる二面性は

空間づくりのポイントとなります。

 

和モダンの暮らしの中で

明るい部屋というキーワードが出る際に、

僕の頭の中では

陰影をどうデザインするべきか?

思考が巡り始めます。

 

陰影をデザインする・・・・・。

 

例えば、広い草原に

一本の樹があった場合、

ここでくつろぐにはどうしますか?

 

明るさという感覚は

人ぞれぞれで本来は

実に抽象的で曖昧なものです。

 

対話の中からそのイメージを

サルベージする際に

場合によっては

住まい手さんへ「問いかける」話しなのですが、

おそらくほとんどの人が

樹木の木陰でくつろぐイメージを

持つと思います。

 

人は木陰を好む。

 

木陰に佇みながら

明るい場所を望む環境を

求めているようにも感じます。

 

深い庇に庇護された縁側から望む

庭の美しさは、

まさに陰影のデザインによる

心地良さを生み出す演出・・・・。

 

陰影をデザインする際に

イメージする原点は

木々の枝葉の隙間から

木漏れ日がそそぐような場所。

 

常に変化する「陰影」を

ある時は万華鏡として

カレイドスコープのデザインを

考えたりもします。

 

状況と暮らしの価値観に応じた

デザインのカタチを陰影に。

 

その環境を住む環境に融合させる

デザインのカタチは

暮らしの意図をひも解くように

いつも考えています。

 

自然と融合しつつも

大胆な構成も

暮らしを豊かにする手法であり

バランスを整える工夫のひとつ。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間に

居心地をゆだねてみませんか?

 

住宅設計デザインの付加価値で

味わう事の出来る暮らしの心地。

 

暮らしのカタチを丁寧に

愉しみと価値を生み出す

空間デザインが持つ魅力ある住まい造り。

 

 

◼️設計デザインの問い合わせ
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間取りとプランと暮らしのカタチ、設計デザインの計画性と可能性の範囲、外構(庭)の計画と間取りの計画はつながりを持ってイメージする様に、日常の過ごし方に外観と窓と繋がる風景。

2022年11月17日 | 家 住まい 間取り プラン

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※過去設計デザインコーディネート事例・おおらかに暮らしを包み込む数寄屋の家

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

外部空間は

内部空間と一緒に考える・・・・・。

 

 

一般的に住宅の間取りばかりに着目し、

外構は後回しにされがちですが、

外構(庭)は屋外の部屋として

あるべきだと

僕は考えています。

勿論、それぞれの家づくりには

それぞれの事情がありますから

今は連動して考えないという場合でも、

「外部との繋がり」と

連動する内容や可能性の範囲を

予め「建築の間取り」へ

落とし込んでおく事は

暮らしや過ごし方に対しての

配慮だとおもいますよ。

 

家に入るとき、家から出る時

リビングで過ごす時

どんな風景が広がっていますか?

 

どんなルートで

ガレージや門扉から

家の玄関へ向かいますか?

勝手口の利用を

想像することは出来ますか?

 

家は志向と思考の集合体です。

良くも悪くもその「結果」が

反映されますから

着地点を間違えないように。

 

なので、

住宅の間取りと同時に

外構も併せて

詰めなくてもある程度まで

予測して計画することが重要。

 

住空間や建築構成は、

外部と内部の空間的連続性があって、

はじめて成立 するものです。

建物や周辺環境との調和外構は、

一般的に建物と周辺環境との

接点となる

住宅は特に計画上、

重要なファクターとして

それは存在します。

 

せっかく素敵な住宅が建設されても、

この外構が良くなければ

住環境全体が台無しになるだけでなく、

周辺環境との調和が無ければ、

やはり暮らしの充実度が

下がってくると思いますよ。

広いリビングの窓から何が見えますか?

和室の窓の先に

どんな風景が広がっていますか?

住宅および

周辺の街並みとの

関係性を配慮しながら、

広い視点で住環境を

計画していくべきだと

僕はそう思いますよ。

材料、樹種の選定に関しても

素敵な樹木であっても、

その土地の気候風土に

あったものでなければ、

すぐ枯れてしまいます。

素敵な岩を見つけても、

自分の敷地に搬入できるか、

また庭の規模に合うかどうか

検討しなければ

庭に配置することができません。

 

すなわち、外構計画では

日照、通風、樹種、材料、

植栽を施す時期等の

自然との関係を

配慮しながら

総合的に考えていくことが重要です。

 

庭は生きていますので、

植物は絶えず成長し、

四季の変化という

楽しみを私達に提供してくれます。

 

そのため、

庭の維持管理こそが

最も重要な「庭づくり」

であるといっても

過言ではありません。

 

植物の管理はもちろんですが、

忘れがちなのが水の処理。

 

散水、雨水の処理を

しっかり計画しておかないと、

植樹だけの話ではありませんが

不要な水溜りができたり、

散水が容易にできない等の

問題が発生します。

 

やはり、

自然の摂理を配慮して、

維持管理に適切な「手間」で済むように

配慮は大切。

和風建築で例えると

洗いの水処理を活かした

水琴窟という日本独特の文化は、

この水処理の最高傑作です。

 

多様な性格をもった

外部空間は

生活空間を結ぶ庭の

種類は多様で、

屋外、半屋外と空間も

多様名表情を見せます・・・。

 

外部と内部が明確に分離された

西洋と庭と異なり、

日本の場合は

屋外と屋内との境界を

ある意味曖昧にした

「中間領域」といった

空間を介して屋内外が一体化する。

 

さらには「借景」という

優れた概念があり、

遠方の景色までをも

連続させてしまう宇宙観は

世界に誇るべき概念です。

 

主庭主として、

鑑賞を目的とした庭であったり、

居間や食事室の延長であったり、

心の充足感を高める外部空間。

 

敷地に余裕がある場合は、

前者と後者を

別々に計画する場合がありますが、

一般的には、

日本の土地事情もあって

後者が圧倒 的に多いかと思います。

最近では、

ガーデニングも一般化していたり

コロナ禍以降、

家時間が増えた事もあり、

そういった場所に

ウッドデッキやテラスを設けて、

団らんの場やリビングの延長として

庭を活用することも 多く、

外部への居間延長

といった性格が顕著です。

 

前庭門から玄関までのアプローチであり、

街並みに対する

住環境の表情を決定付ける空間も

庭の役目のひとつです。

この空間に限っては、

人の移動する「動線」と呼ばれる範囲が

長いほうが

空間に奥行きが生まれ、

住空間全体が豊かになります。

 

また、ガレージを

この場所に設けるケースが

一般的には多くなるでしょうから、

日照、通風はもちろん、

全体的な雰囲気を配慮して

計画を行うことが重要です。

中庭・坪庭の存在も

周辺の建物の密度が高く

プライバシーの確保が困難な場合等に

活用させる空間です。

都市住宅の中や住宅密集地、

周辺景観からの配慮などから考える

ある種の「オアシス」であり、

心の充足感を

提供する空間であることは

もちろんですが、

採光、通風上においても、

非常に役に立つ空間です。

 

 

最近の計画でも

僕は実体化させていますが、

浴室(バスルーム)の傍に設けて

屋外空間として

楽しむケースも

バスコート(バスルーム専用庭)の存在意義は

大きいですよ。

裏庭(サービスヤード)は

台所(キッチン)やパントリ―、

ユーティリティーと

通用門との連絡部に設ける事の多い

外部家事空間の

ひとつの考え方です。

 

屋根をかけるケースが多く、

半屋外的な場所として

利用されます。

 

物干、ゴミ置場、自転車置場、

食材置場等

利用形態は様々ですが、

敷地に余裕があれば、

是非とも欲しい空間・・・・・。

 

通り庭という場もそうですが、

京の町家等に見られる

特徴的な屋内庭で、

土間のような場であり、

中庭から裏庭を結ぶ通路であり、

サービスヤードであったり、

外部台所(キッチン)であったり

という多様な生活空間であると同時に、

空間そのものが「空調装置」

のような存在としても機能する場所。

 

風通しや逆に

陽だまりといった

環境整備の場ともなりえる

庭の構成空間がポイントになるのが

通り庭の特徴です。

 

外部空間は

そのものが景色となるように

つくられます。

家と一体化することで

家そのものの価値や見え方が

良くも悪くも変化します。

アプローチ門から玄関に至るまでの

屋外または半屋外の空間であり、

地域と個人との

接点となる重要な空間でもあります。

この空間の演出の良し悪しで、

家全体の雰囲気を

決定付けるといっても

過言ではありません。

和の庭の場合は

自然を手本に構成された

日本的住環境において、

アプローチ空間の動線的が長く、

折れ曲がっている方が、

移動時の視線の変化が楽しめ、

空間的な奥行きを

演出できるので

好ましいとされます。

 

築山、植栽風景を創り出すことも

風景や美観のコツ。

 

基本となる技法で、

庭造りのイメージを決定付ける

骨格をなす部分です。

 

周囲環境や遠方の景色はもちろん、

太陽光や樹木や石の表情とも

対話しながら

計画を進めていくことが重要です。

 

添景物築山や植栽を施された庭に

人口構築物を程よく配置し、

修景を施す手法として用いられます。

 

移動空間における視線を奥へと誘導したり、

空間にアクセントや

潤いをを与える重要な要素。

 

和風庭園では、

石灯篭、腰掛、水鉢が多く、

洋風庭園では照明灯や

フォリ-(東屋)等が用いられます。

 

自然と融合しつつも

大胆な構成も

暮らしを豊かにする手法であり

バランスを整える工夫のひとつ。

 

感性が揺さぶられるような

暮らしの空間に

居心地をゆだねてみませんか?

 

住宅設計デザインの付加価値で

味わう事の出来る暮らしの心地。

 

暮らしのカタチを丁寧に

愉しみと価値を生み出す

空間デザインが持つ魅力ある住まい造り。

 

 

◼️設計デザインの問い合わせ
ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
お申し込みください。
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やまぐち建築設計室
建築家 山口哲央
https://www.y-kenchiku.jp/
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暮らしの提案・素材の検討構成に建材の存在・・・・この日は、建材メーカー朝日ウッドテック新作発表会&展示会で、設計デザインの提案素材のブラッシュアップの機会に。

2022年11月16日 | 暮らしの事イロイロ

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

天然木第一主義・・・・・。

 

この日は建材(フローリング主力)メーカー

朝日ウッドテック

https://www.woodtec.co.jp/

新商品発表会&展示会に

招待いただいていたので

午後からは出張で

グランキューブ大阪へ。

 

※新作発表会&展示会場

※新作発表会&展示会場

※新作発表会&展示会場

 

「天然木で人を幸せにする」

 

暮らしに豊かさと幸せな時間を提供する。

 

※LABO 案内

 

このコンセプトから導かれる

商品開発からの結果を

この日は色々と見学しながら

今後の住まい造りに「パーツ」として

採用する基準などを計りながら

従来の商品とのバランスや

新しく開発された「建材」等

ブラッシュアップに

この空間も魅力的で最適。

※仕上げ化粧建材・「the wall」展示コーナー

 

※仕上げ化粧建材・「the wall」展示コーナー

 

僕もよく

設計プランの空間構成に

住まい手さんへ提案する

the wallやクールジャパンシリーズの

スクエア等も展示されていて

また新しい発想のチャンネルも

浮かびつつ、

現在検討中の「新築計画」での「和モダン」構成に

少し提案のイメージも持ちつつ

随分このコーナーで

立ち話ししながら

メーカー営業から

提案時のエピソードや

設計提案のコツは?

そのような考え方で採用されているのか?

等々で逆に

採用事・案件に関する「質問攻め」にあいました。

 

※仕上げ化粧建材・「the wall」展示コーナー

 

でもその時間は

ある意味、

僕も新しい情報も織り交ぜながら

インプット・アウトプットが出来たので

良い機会に。

 

※クールジャパンモデル・スクエアタイプ展示

 

色々ブースを

案内していただきながら

見学中に気になったのはキッチン。

※新作共同開発のアイランド型キッチン

 

※新作共同開発のアイランド型キッチン

 

朝日ウッドテック単独での

商品開発では無くて

共同開発となっているようですが

まだ実用化には難しいらしく

色々な昇華をしながら

ブランドとして

考えている「仕上がり」もあるらしく・・・・・。

 

 

※新作共同開発のアイランド型キッチン(YAJIMA・ホームページより)

 

キッチンメーカー「YAJIMA」との

共同開発中のシステムキッチン。

 

朝日ウッドテックだから出来る

仕上げの部分も魅力的で

キッチン単独というよりも

融合型の魅力も

そこに存在しています。

 

家具としての魅力。

連動する質感等・・・・・。

様々な価値創出の可能性。

 

ダイニングテーブルの構成と

融合させることも可能性のひとつ。

 

勿論、キッチンなので「作業場」としての

価値があり

そこに重ねてカウンターと

ステンレスの融合が

ある意味「魅惑」の空間を生み出す

装置にもなり得るかなと。

 

アイランド型のレイアウトだと

より一層空間を引き立てる

キッチンにもなりそうです。

 

基本性能を担保しつつ

融合が生み出す質的な優位性。

 

これからのキッチン開発の

可能性が楽しみです。

 

色々と収穫のあった

今回の新作発表会&展示会。

 

設計で引き寄せる

空間価値を生み出す「アイテム」も

定期的に思考の中で

整理整頓しています。

 

暮らしの構成と選択肢の

質的改善。

 

家づくり独特の

融合すべき素材構成が

暮らしの時間に対する

質の向上を生み出しますよ。

※最終コーナーに設置していたWOODRIUM・ガチャ

※出口付近での案内「幸せの循環・その先へ」

 

住宅設計デザインの付加価値で

味わう事の出来る暮らしの心地。

 

暮らしのカタチを丁寧に

愉しみと価値を生み出す

空間デザインが持つ

魅力を味わう住まい造りを

考えてみませんか?。

 

 

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ご相談・ご質問・ご依頼等は
やまぐち建築設計室
オフィシャルホームページ

お問い合わせフォームから
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住まいの設計デザイン提案の現場から、間取り計画に入る前段階で大切な「選択」を検討する時間、各種建材設備メーカーの商品による違い、注文住宅独特の提案時間。

2022年11月15日 | 素材・建材・打ち合わせ・検討

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

※総合建材設備メーカー・パナソニック奈良ショールーム

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

住まいの設計デザインと

暮らしのコーディネート。

 

※アイランド型キッチン・空間展示

 

 

※Lクラス・アイランドキッチン展示

 

この日は住まい手さんを

総合建材設備メーカー

Panasonic奈良ショールームへ

ご案内して

住まいの設備機器類、

建材の方向性を考える

提案の時間。

 

※Lクラス・アイランドキッチン展示

 

※手元を隠すタイプのI型キッチンレイアウト展示

 

※キッチンカウンターと扉仕上げ材のサンプル展示

 

ショールームアドバイザーさんに

ついてもらって

機器的な説明を依頼して

コーディネートを検討しながら

僕の方からは、

もうすこしマクロ的な

暮らしとつながる

機器の選択と存在で変化する

空間構成と使い勝手、

選択の効能についてお話しを色々と。

 

※床建材フローリング展示(実際の床に張っている展示)

 

キッチン・バスルーム・トイレ等

設備機器類を中心にご案内しながら

建材フローリングや内装扉等も

少し提案しながら

暮らしの選択についてイメージ化の時間。

 

※キッチンレイアウト時の寸法参考表記(あくまでも参考事例)設計時はもっと深く検討を行います

 

例えば、

キッチンひとつにしてみても

メーカーで考えると

Panasonic・LIXIL・クリナップ・タカラスタンダード

キッチンハウス・トーヨーキッチン・WOODONE

京都サッス・CUCINA・dada・ハンセム

グラフテクト・アクタス・ジーマテック

YAJIMA・トクラス・サンワカンパニー・・・etc。

 

暮らしに彩を添えつつも

家事の空間としての

質的存在を

どのように暮らしに対し

反映させるべきなのか?

 

今回の住まい提案

方向性は「和モダン」。

僕の得意分野でもありますが

和の濃さを持った方向性で

勿論それは家のデザイン

という考え方でもありますが

暮らしにもその「思考」も

和モダンとして

反映する予定です。

 

その繋がり方を検討しつつ

キッチンのレイアウトは

「アイランド」型での予定・・・・・。

 

間取りを検討してから

「設備機器商品」を検討するのではなくて

ある程度方向性を検討する為に

先にショールーム提案を行うのが

僕のスタンスです。

 

この後は家具なども

ご案内の機会を取り、

その後「間取り」についての

打ち合わせに進む予定です。

 

その理由は「またの機会」に書く事にして

少し話しは脱線しましたが

話しを元に戻して

キッチンの方向性吟味・・・・・。

 

アイランド型レイアウトでのキッチンを

検討していますが

それ自体も先に書いたような

各商品メーカーによって

サイズ感、機能性、使い勝手、

存在価値・・・全てが異なります。

 

どんなアイランド型レイアウトでの

キッチン選択が

暮らしの価値観に馴染むのか?

 

アイランド型のキッチンといっても

設備機器メーカーによって

その種類、特徴、

メリットデメリット

設置する事で得る事の出来る

効能に対しても様々。

 

つまりは「知る時間」を

提案している訳です。

 

アイランドキッチンでも

選択肢多数あり

様々なキッチンメーカーにより

その選択肢と特徴が

異なるという事・・・・・。

 

ある程度軸が見えてくると

そこからは逆に僕の方から

暮らしのデザイン、

間取りの方向を吟味して

機種やメーカーを指定し

提案させていただく段階に進みますよ。

 

先ずは「違い」を住まい手さん自身に

感じていただくように。

 

※ショールーム内・システムバスルーム展示

 

※システムバスルームL-classシリース展示品

 

※システムバスルームL-classシリース展示品

 

それはバスルームもトイレも同じ。

窓のサイズがどこまで拡張できるのか?

バスタブの「縁近く」まで

窓を下げる事が可能なのか?

機能、設備がどんなふうに連動するのか?

バスルームのサイズによって

どんな「バスタブ」の選択が可能なのか?

シャワーやカウンター類の違い

質感やその他の選択肢の違い・・・etc。

 

実際に靴を脱いで

バスルーム内に入り経験する事で

色々な情報が家づくりの検討の際

体験が生み出す

選択肢の質が生まれますから。

 

機能性だけでは無い

暮らしの水準に「選択肢」がどうなのか?

 

※トイレ空間展示品

 

※トイレ空間展示品

 

これによっていろんな意味で

暮らしの質感も変わりますから。

 

※トイレ空間展示品・サイズ感と質感を体験する事が出来るスペース

 

情報と価値観の整理整頓・・・・・。

間取りとデザインの前に

暮らしの質と

選択肢の方向性を徐々に。

家づくり独特の体感時間が

暮らしの時間に対する

質の向上を生み出しますよ。

 

住宅設計デザインの付加価値で

味わう事の出来る暮らしの心地。

 

暮らしのカタチを丁寧に

愉しみと価値を生み出す

空間デザインが持つ

魅力を味わう住まい造りを

考えてみませんか?。

 

 

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住宅設計同様に事業性の建物に対する設計デザイン・コーディネートは仕事そのものに対するコンサルティング、例えば動物病院についての分析とマーケットに関するデザイン。

2022年11月14日 | 設計の事デザインの事

人生の潤いを生み出す暮らしの空間を

設計デザインのチカラで・・・・・。

やまぐち建築設計室ホームページ 

 

※動物病院の新築計画での実施設計図(1階平面詳細図)

 

よく考えられた場所は

人の思考や人生に

程よく寄り添います。

 

ここ最近、事業計画設計

コンサルティングについて等

いろいろと書いていますが、

設計やデザインの仕事とは

基本的に「コンサルティング」だと

僕はそう思って

いつも仕事に取り組んでいます。

 

住宅の場合は、

暮らしのコンサルティングですし

ショップデザインや飲食店

事務所、ゲストハウス、

作業場から福祉施設など、

どんな場合での事業であっても

コンサルティングの能力が無ければ

設計自体・・・まともに

出来ませんからね。

 

建築の基本性能と役割に対して

ソフト面とハード面、

共に設計の領域ですから。

 

きちんとコンサルティングが出来ていないと

事業に結びつくすべての事柄が

不具合に繋がります。

 

図面を描く事は

建築家(設計者)の仕事の

ほんの一部で「統括」が実体ですから。

 

そういう意味で、

今まで設計している事業所の中でも

少し特殊な事例で考えると

動物病院等も

設計のコンサルティングの可否で

随分と内容と結果が異なる建築物。

 

特殊な作業も存在しますし

設備に置いても

動物病院で働く

スタッフの移動するためルート(動線)や

家族でもあるペットと過ごす

待合室等の構成・・・・etc。

 

数えあげればきりがありませんが、

少し動物病院について・・・・・。

 

以前は既設病院数も少なく、

新規開業すればの時代がありましたが

今はそういう時代でもありません。

 

昨今では、

事業的なマーケットの隙間が少なくなり、

新規開業地の選定も

厳しい時代かも知れません。

 

つまり開業に関しての

マーケット分析、

需要予測の重要性が

更に高まっているという事です。

 

根拠のある一日の

来院頭数の読み込みから、

事業収支を検討することが

まずは重要です。

 

そこに連動して「空間密度」の計画性。

建築的なサイズ、

ボリュームはそこにも連動します。

 

駐車スペースや待合までの動線等

建物本体に限らず

全体像のバランスまで。

 

そういうマーケット分析の上での

戦略的な病院の設計が

必要となります。

 

既存病院の移転新築、

増改築、増床、

分院展開等々(次世代承継も含めて)

新規開業後はどうするのか?

までのビジョンも必要不可欠です。

 

別棟増築等の可能性、

分院展開等々、

盛業域での確実なステップアップ

診察領域の拡張・検査処置空間の充実等や

コロナ禍での「待合空間」対策、

対応も今は重要となっています。

 

獣医療品質の向上としても

専門科機能の充実、

CT・MRI等の導入、

飼育率・・・犬<猫又は犬>猫への配慮

(待合、入院室等)院内福利厚生の充実。

 

2次病院とのバランス設計。

 

動物医療の1次病院(町の獣医さん)に合わせ、

昨今では「専門医療」を提供する

「2次病院」の需要も

事業プランに紐づけるべき

検討範囲になりつつあります。

 

表面的な設計では解決できない

奥深い検討の密度が

以前にも増して重要ですから。

 

住まいの計画に対する

奥深さと同様に

事業計画に関する建築には

マーケット分析も

ロジカルにラテラルに・・・・・。

 

ソフト面とハード面のバランスを

魅力として味わう場所の意味、

設計とデザインの付加価値で

丁寧に考えてみませんか?。

 

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ご相談・ご質問・ご依頼等は
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