奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしやすさと心地良さ、間取りを考える際に寝室の重要性を提案しつつ睡眠の質についても家具と空間両方から設計のアプローチを行うように提案しています、家造りは本当に人生の質を生み出す空間ですから。

2024年05月04日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

睡眠の質を高めるベッドの選び方。

※Poltrona Frau Osaka (ポルトローナフラウ大阪ショールーム)

 

睡眠の質を大きく左右するポイントの一つが

ベッド選びです。

マットレスを高品質なものにすれば

よく眠れるようになるといった単純な話ではなくて、

ベッドを部屋に置いたときの

圧迫感や配置位置窓や壁、

天井や照明の雰囲気によっても睡眠環境は変わります。

 

良質な睡眠生活を送るための

ベッドの選び方や、

最適な大きさの指標、

圧迫感を感じさせないような

配置のコツなどについて。

 

一般的なベッドのサイズは

大きく分けて6種類あります。

サイズによって変化するのは幅のみで、

長さ(寝る際の背丈方向)は

どの家具メーカーも

195cm前後で設定しています。

 

名称        サイズ(幅)

セミシングル    約90センチ

シングル      約100センチ

セミダブル     約120センチ

ダブル       約140センチ

クイーン      約170センチ

キング       約190センチ

メーカーによっては独自のサイズを

展開しているケースもあります。

長さが約205cmになる「ロングサイズ」や、

本来のサイズよりも

一回り幅が広い「ワイドサイズ」などもあるため、

体型にあったベッドを選択できます。

 

また、やまぐち建築設計室の

お問合せフィシャルフォームから

家具相談をご依頼いただければ

フルオーダー家具も含めて

ベッドに関しても

ご相談に応じさせていただきます。

 

マットレスの種類。

マットレスの寝心地によって、

ベッドの快適度は大きく左右されます。

 

マットレスの種類は

細かく分類すると無数にありますが、

大きく分けるとコイルが入っているか

入っていないかの違いです。

 

【コイルあり】

ボンネルコイル&ポケットコイルコイルが

入っているタイプは、

2種類あります。

 

コイル全体を一体化させている

「ボンネルコイルタイプ」

コイルを一つずつ個別に入れてある

「ポケットコイルタイプ」

ボンネルコイルは一部分が沈むと、

それにつられるように

全体が沈んでいくのが大きな特徴。

 

床に布団を敷いた感覚で寝られます。

 

一方でポケットコイルは

圧のかかる部分だけ深く沈むため、

体の凹凸に沿って

マットレスが支えるイメージです。

 

【コイルなし】低反発&高反発マットレスコイルが

入っていないタイプは、

低反発と高反発タイプに分けられます。

 

低反発は弾力があり、

堅さを感じるタイプです。

 

「柔らかすぎる布団は好きではない」

という人に向いています。

 

一方で高反発は

圧がかかると

沈み込むような感覚が特徴。

 

腰や首などマットレスと

隙間ができやすい部分も

しっかり支えてくれます。

 

ただし寝返りが打ちにくい

密着する分布団に

熱がこもりやすいといった

デメリットもあります。

 

ベッドフレームの種類。

とくに取り扱いが多いのが以下の5種類です。

 

キャビネットタイプ

ノンフレームタイプ

フラットタイプ

ロータイプ

収納機能付きタイプ

 

キャビネットタイプは

ヘッドボードが棚のようになっている

ベッドフレームです。

 

コンセントもついているタイプなら、

スマホの充電や

ランプの設置も可能です。

 

ノンフレームタイプ(すのこベッド)。

ヘッドボードがなく、

布団やマットレスを乗せる板に

足がついただけのタイプです。

 

部屋をすっきり見せたい場合に

選択する事が多いです。

 

フラットタイプ。

ヘッドボードに収納機能がなく、

平らの板がついただけのタイプです。

 

ノンフレームと同様に

ベッド周りをシンプルに見せる事が出来て、

枕が後ろにズレにくいというメリットがあります。

 

ロータイプ。

足が短く、地面に近いベッドフレームです。

 

寝相が悪く転落の危険性がある人に

適しています。

 

また、家具の背が低いことで

部屋をすっきりと見せる効果もあります。

 

収納機能付きタイプ。

ベッド下に

引き出しが付いたタイプです。

 

本来ベッド下は

無駄なスペースになりやすいため、

デッドスペースを活かした

収納が可能になります。

 

反面、物を置きすぎることで

ベッド下の通気性が

悪くなるデメリットもあります。

 

実際にベッドを選ぶときは、

さまざまな要素を考慮する必要があります。


その中でも特に重視したいのが、

「寝心地の良さ」と

「部屋に置いたときのバランス」の2つ。

 

マットレス選びは単純ではなく、

柔らかくてボリュームがあるタイプを

選べばOKとは限りません。

 

心地良さの感じ方は

人それぞれなので、

実際にさまざまなマットレスに

寝てみてから判断していく方法が

おすすめです。

 

しかし、近くに寝具ディスプレイをしてる

インテリアショップがない場合もあります。

 

そんなときは、

今の寝具で満たされている点と

不満な点をリストアップしてみると良いです。

 

今の寝具に感じる欠点を

補ってくれそうな

マットレスタイプはどんなタイプか、

また、そのタイプのマットレスは

今の寝具の長所も持ち合わせているのか。

 

消去法で選択肢を狭める事で、

理想のマットレスに

たどり着きやすくなります。

 

ベッドサイズを決める。

ベッドサイズは寝心地の良さと

部屋の雰囲気に

大きな影響を与えます。

 

大きなベッドを選べば

寝心地は良くなるかもしれませんが、

圧迫感や窮屈さを

感じてしまうかもしれません。

 

その結果、

ベッドは広々しているのに

なぜか落ち着かない・・・・。

そのように感じてしまうことも。

 

フレームデザインを決める。

ベッドの大きさと

部屋の開放感を両立したい人は、

フレームデザインで

工夫をしてみることも考え方の一つです。

 

ノンフレームやフラットフレームを選べば、

ベッドサイズの大きさから生まれる

圧迫感を軽減できます。

 

ベッドが大きくて

ほかの家具が置けないのであれば、

収納タイプのフレームを選ぶのも

良い選択です。

 

もちろん、

デザインが気に入っているからという理由で

ベッドフレームを選ぶのもアリです。

 

ベッドフレームに

何を求めるのかをはっきりさせておくと、

迷いにくくなります。

 

重視するポイントを見定める。

マットレス・サイズ・ベッドフレームと、

ベッド選びには迷うポイントがたくさんあるもの。

 

それを回避する方法は、

事前にそれぞれの項目の

優先順位をつけておくことです。

 

優先順位が明確に固まっていれば、

スペック比較などで迷ったときにも

冷静に判断しやすくなります。

 

ベッド配置のポイント。

ベッドを選んだのなら、

次はどこに置くのかを決めます。

 

部屋を広く見せ、

快適に眠れる場所を見つけるコツを

お教えします。

 

ドアからは距離をおく。

ドアを開いて1歩入ればすぐにベッドは

疲れているときは

そのまま倒れこめて

良いかもしれませんね。

 

しかし、そうでないときは

部屋を狭く感じさせるような

位置になってしまいます。

 

ベッドはドアから離し、

なるべく壁際に置くのがおすすめ。

 

床面積はなるべくまとめて見せた方が、

部屋を広く感じさせることができます。

 

ベッドに限らず

家具は部屋に満遍なく置くのではなくて

ポイントを決めて

床を出来るだけ見える状態をつくりだすだす事も大切。

 

壁にぴったりくっつけない。

壁にベッドをぴったりとくっつける配置は

避けた方が良いです。

 

特に窓のある壁に

隙間なくくっつけてしまうと、

結露によって発生した湿気が

ベッドに直に降りてきます。

 

また隙間がないと

カーテンがたわんでしまったり、

コンセントに差しにくかったりといった

弊害も発生しやすくなります。

 

壁際にベッドを設置するのなら、

壁から5cmほど離すのがおすすめです。

 

朝日で目覚めたいなら窓近く。

人によっては

朝日を浴びて気持ちよく

目を覚ましたいという人もいるでしょう。

 

当てはまる人は、

窓の近くにベッドを置くのも良いですね。

 

ただし、

直射日光が顔に降り注がないように

注意をしてください。

四季の違いによる環境の変化もお忘れなく。

日差しの強さが

肌トラブルを発生させる可能性もあります。

 

窓近くに配置するなら、

カーテンやブラインドなどの

日除けとセットで

配置を考えると良いです。

 

エアコンが直接当たらない位置を選ぶ。

夏や冬はエアコンを

付けっ放しにして

寝ることもあるかと思います。

 

エアコンの風が直接当たる場所は、

体を冷えすぎたり

温めすぎたりするうえに、

喉や肌を乾燥させてしまいます。

 

エアコンの風が

直接流れてくる位置には、

極力ベッドを置かないように。

 

ほかの家具や壁との距離。

ベッドとほかの家具との距離も大切です。

 

たとえば開き戸の

クローゼットのそばにベッドがあれば、

扉の開け閉めに苦労してしまいます。

 

チェストもベッドが邪魔で

引き出しが開け辛いなんて

可能性もあります。

 

家具と家具の間は、

人が1人通れる60cm程度を

目安にすると良いです。

 

間違いのないベッド選びで

快適な睡眠生活を。

 

人間は生きてるうちの

1/3を布団の中で過ごす、

ともいわれています。

 

そう聞くと、

寝具選びを間違えたままでいるのは

すごく損をした気分になりませんか?。

 

自分に合った正しいベッドを選択して、

心地良い睡眠環境を手に入れる事が出来れば、

毎日をより快適に

楽しく過ごせるはずです。

 

宜しければ

このブログ記事を参考にして、

自分のライフスタイルに

ぴったり合った理想のベッドを探しつつ

暮らしの空間をよりよい意味で

充実したものとなるように。

 

引っ越しや衣替えのように

家具やインテリアコーディネートの

ご相談も気軽にお問合せください。

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家具と暮らしの一体感をデザインする注文住宅の空間提案事例、間取りと同時に家具のレイアウトと空間の仕上げを考える事で暮らしをより上質に。

2024年04月20日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

インテリアの要素と

暮らしの雰囲気による心地の違いを

デザインすることで

空間の質も使い勝手も変化します。

 

※和モダンを意識した自由な空間をイメージしたリビング階段と土間のある暮らし提案のLDK設計プラン

 

 

リビングテーブルの選び方も

その一つです。

 

リビングテーブルの導入は

いくつかの点で

見極めが重要です。

 

リビングテーブルは

人や家庭によって

その重要度が異なる家具のひとつです。

 

食事や作業を

ダイニングテーブルで行う前提がある人は、

ソファの前に配置する

アクセサリー的に考えるかもしれません。

 

一方、

リビングテーブルで

食事や作業を主に行う人もいます。

 

その場合、

リビングダイニングに

ダイニングテーブルが無いケースもあり、

そこではサイズや高さといった

スペックはより重要になってきます。

 

リビングテーブル自体は

リビングダイニングという空間の中で

低い場所に重心をつくり、

余白を埋めるという意味では

有能な存在です。

 

しかし、

サイズやレイアウトを

軽視すると「邪魔」あるいは

「有っても無くても良いもの」に

なってしまうものでもあります。

 

リビングテーブルは

有名なデザイナーによる名品から

無垢材の一枚板天板を

使用したものも含め

素材やデザインの選択肢も多様です。

 

その選択においては

いくつかの点を

しっかりと見極めて

選ぶことで

その価値も変わると言えます。

 

食事や作業がメインの場合と

使い勝手を良くするポイント。

 

リビングテーブルを選ぶにおいて、

まず「どの目的のために導入するのか」

という点の見極めは重要です。

 

例えばそこで

食事や作業を行うことが多いのか、

それは同時に何人か、

あるいはソファの前に置いて

軽食などを置いておくことが

メインなのか?。

 

場合によっては

「ソファの前にあるのが普通だから」

という理由かもしれません。

 

食事や作業を

複数人で行う場になるなら、

幅と奥行は

ダイニングテーブルと同じように

ある程度の大きさが無いといけません。

 

テーブルはいわば「場所」なので

大きい方が

心身ともにゆとりに繋がります。

 

しかし空間の使い勝手も

広さの認識も「それ」で変わります。

 

この場合、

ソファの前に配置されることが多い

テレビボードやその他の周囲の家具、

あるいは壁やドアなどとの

距離感も余裕を持ったものにしないと

回遊性が損なわれます。

 

ここで美しく

使い勝手の良いものになる

ポイントを挙げるとすれば

ソファのクッション部よりも

大きいサイズにしないこと、

そして「脚はなるべく中央に寄せること」です。

 

リビングテーブルを

ソファの前に置く場合、

テーブルとソファの間に

身体を入れて出入りします。

 

その時にソファより

大きいサイズのリビングテーブルだと

身体をぶつけやすくなるなど、

使い勝手に影響します。

 

テーブルの総幅は

ソファの肘掛けと肘掛けの間の

クッション部までの

総幅であれば

出入りにも影響しにくくなります。

 

また、

脚が天板の4隅に

ぴったりついているようなものは

やはり出入りに

影響する場合があります。

 

脚のデザインや

取付位置についても

打合せができるのであれば、

その点もふまえたものに。

 

このブログでも何度か書いている

家具と間取りと暮らしのバランスがあるので

僕の場合は

設計に入る際に

そういう部分も含めて

家具のコーディネートと共に

インテリアのショールームへ

ご案内させていただくようにしています。

 

それも含めての設計と間取りプランなので。

 

小さくても良い場合は

選択肢が広がるという事。

 

逆にそこで食事はしない、

飲食の機会はあっても

グラスや小皿を置く程度なら

サイズは小さくても

良いかと思います。

 

ソファの前に

リビングテーブルがあるのが

普通だから置くという場合も同様です。

 

この場合、

選択肢は「テーブル」と

銘打っているものでなくても

良いかもしれません。

 

背もたれの無いベンチは

一般的なリビングテーブルと

ほぼ高さが変わらず、

そのうえで奥行きは小さくなります。

 

軽食程度なら

問題ないサイズ感であることが多く、

そのことで空間の余白が生まれます。

 

これで空間そのものが

より軽やかに見えることや、

ソファの前、

あるいはテレビの前が広くなることで

回遊性が増す効果もあります。

 

もちろん、

本来は人が座るためのものですから

来客の際には

移動させても良いです。

 

コの字型でソファに

差し込むような

レイアウトができるものも有用です。

 

身体の近くに

飲食物などを

置いておくことができるので

便利なうえ、

ソファの前が開放的になります。

 

空間を広く見せることも、

ソファ前を小さいお子さんの

遊び場として

活用することなどの

メリットがあります。

 

スツールの活用なども

視野に入れると

より幅広いコーディネートが

可能になるかもしれません。

 

一枚板のリビングテーブルは

汎用性が高いという事。

 

基本的にはテーブルという家具は

天板と脚があれば成立します。

 

そうはいっても

インテリアですので、

やはりデザインや素材、

色合いを含めた「見た目」は重要です。

 

これを選んではいけない、

というものは無く、

それぞれが好みのものを

選ぶのがベストですが

大前提として

空間全体の雰囲気に

沿うものを選ぶのが良いかと思います。

 

ビビットカラーで目立たせる

というのもポイントになる

考え方もあります。

 

サイズが大きく

空間の主役級になるものなら、

そのテーブルが持っているイメージで

全体を作りあげるのも「あり」です。

 

また、

空間全体のテイストが決まっている、

あるいは他の家具を含めた

インテリアに差し込む

アクセント程度であれば、

全体のイメージと

乖離していないものを

選ぶことが得策です。

 

例外は無垢材の一枚板天板です。

 

人気の樹種でも

リビングテーブルとして活用しやすい、

サイズが小さいものは

価格も抑えめで取り入れやすい一方、

樹種次第では

ガラスや金物を多用した

モダンな空間の

アクセントにも

ナチュラルテイストの空間にも

ハマりやすく

お勧めしやすいものとなります。

 

リビングテーブル上を

「もの置き場」にしないために・・・・・。

 

リビングテーブルを

使用するうえで気を付けたいことは

日常における「もの置き場」と

なってしまうことです。

 

丁度良い場所に

丁度良い高さのスペースがあり、

普段使うものや

一度使用したものを「とりあえず」

置いてしまいがちです。

 

一つか二つならまだしも

様々なものが重ねておいてあるのは

単純に空間全体の

見た目の美しさを損なうだけでなく、

いざという時に

目的のものを

見つけにくくなるといった

弊害も生み出します。

 

リビングテーブルを

導入するにあたっては

ものを置きっぱなしにしない

という意識を高めると同時に、

その近くに

片づけを行い易い

収納家具などを

配置することもお勧めです。

 

例えばソファの横に

座面と同程度の

小さい収納家具があるだけでも

「そこに物を入れる」という

意識を根付かせて

空間を美しく見せるとともに、

テーブルランプなどを置いて

よりインテリア性を

高めることが可能になります。

 

暮らしの雰囲気を空間から

イメージする事も

設計時には大切な時間です。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

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インテリアと暮らしの雰囲気をデザインする手前の段階に住まい手さんをご案内して家具のサイズや座り心地などとあわせて間取りのサイズ感をイメージする設計デザインの基礎部分を打ち合わせ。

2024年04月01日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

新しく、家を新築したり

リフォーム

リノベーションを考える際に

家具も一新したいという方は

多いと思います。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

 

この日は住まい手さんと一緒に

住まいの間取り検討に合わせて

インテリアの方向性検討に

家具ショールームへご案内を・・・・・。

 

家具は実際に間取りの中に

どのようにレイアウトするのかによって

見え方も変化するので

そのあたりも重点的にご説明しながら

背もたれの「見える」という意味を

ご説明させていただいたり・・・・・。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

 

新築やリフォームの際に

新しく購入する家具としては

以下のようなものが多いかと思います。

 

 

ダイニングテーブルと椅子

テレビ台ソファ前のサイドテーブル等

 

家を新築・リフォームするなら揃えたい

家具にも方向性が重要です。

 

そして

間取やプランを考える際には、

予算やどんな家具を置きたいか、

事前に打ち合わせする事が大切です。

 

例えばダイニングテーブルですが、

丸テーブルと

四角いテーブルでは

暮らしのプランも変わってきます。

 

予算検討もとても重要です。

 

ダイニングテーブルは

良い物を選ぶと価格差も大きくなりますし、

椅子も1脚それぞれ

オーダーの場合もあります。

 

総予算の中に入れて

家づくりを検討していくと、

家が完成した後で

家具を新しく購入する

予算がないという事も防げます。

 

僕は、いつも家造りの計画の際には

家具を見る事から

始めるようにしています。

 

サイズ感やどのようなレイアウト

どのようなインテリア性があり

肌感はどのような雰囲気が好みなのか?。

 

住まい手さんにとって

しっくりくるのかどうか?。

 

色々な考え方があるかと思いますが

僕は基本的にサイズ感や

座り心地、

直接体に触れるソファや椅子

勿論テーブルも

心地に寄り添うところを

まずは「住まい手さん自身も知る」ところから

始めの提案としています。

 

家具のレイアウト、

寸法によって

間取りのサイズ感も

部屋構成も実は大きく変わりますかtら。

 

家具だけでもなく

間取だけでもなく

両方を意識して

暮らしを考え始めるように。

 

家づくりの中で、

どんな家具を置きたいか

どのような生活空間が

住まい手さんにとって最適なのか?

一緒に話しながら

プランを考えていきたいと

思っています。

 

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インテリアコーディネート、ダイニングチェアはデザインを「揃えるべき」か「揃えないべき」か?。複数のダイニングチェアを異なるデザインとする事も暮らしやすさや空間設計デザインでの雰囲気のつくり方。

2024年03月23日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

ダイニングチェアは

デザインを「揃えるべき」か「揃えないべき」か?。

※ダイニングチェアにそれぞれ個別の椅子を提案(ファブリックの色違いと背もたれ付ベンチシート型)

 

複数のダイニングチェアを

異なるデザインとすること

暮らしやすさや

雰囲気のつくり方の考え方の一つ。

※ダイニングテーブルとは別の対面式カウンターにも雰囲気の異なる椅子の提案

 

いわゆる「ダイニングセット」という文字を

目にする、

あるいは耳にすると

ひとつのテーブルを複数の

同じデザイン・同じ色の椅子が

囲んでいるものを

想像する人も多いかと思います。

 

ダイニングテーブルには、

それとデザインやテイストを

揃えた椅子を合わせるのが

一般的なスタイルと言えます。

 

そして、

その椅子が複数あるのであれば、

そのデザインや色合いは

すべて「揃っている」ものでないといけない、

と考えてはいないでしょうか?。

 

ダイニングテーブルと椅子、

つまりダイニングチェアを

同じデザインやテイストのもので

セットで揃えると、

まとまりのある印象になり、

それは往々にして

良い印象を与えます。

 

人は統一感のあるものには

好感を抱くためです。

 

しかし、

現代のダイニングセット選びは、

あえてダイニングテーブルと

ダイニングチェアの雰囲気を

異なるものにする、

あるいは複数の

ダイニングチェアを

異なるデザインとすることもあります。

 

それはダイニングテーブルや

ダイニングルームの役割が

以前とは変わってきていることや、

個々に異なって

当然である「座り心地」が

重視されるように

なってきたことにも起因します。

 

同じダイニングチェアで

揃える考え方が始まった理由とは?。

 

日本では長い間、

床に座って座卓を囲んで

食事をとるスタイルが主流でした。

 

しかし、

戦後の住宅改革にともなう

ダイニングキッチンの定着は

特に高度成長期にわたって

爆発的に国内に広がり、

椅子に座ってテーブルで

食事をするスタイルも

決して珍しいものではなくなりました。

 

それは今まで無かった

生活スタイルの広がりを意味し、

家具業界は

ダイニングテーブルと

ダイニングチェアの生産を

増やすようになります。

 

そのような流れの中で

求められることは、

生産の効率化でした。

 

より多くの家庭の需要を満たし、

業績を上げるべく行ったことは

いわゆる「セット売り」であり、

同じものをたくさん生産することです。

 

そのスタイルでの

販売方法が主流となれば、

今よりも

情報を得る機会の少ない時代の

消費者は

それが当然と思うようになります。

 

また、

大量生産を行うなかでは

家具は「着色」されることも多くなりました。

 

特に木製のものは

着色することで

木の木目や色目を整える必要はなく、

大量生産は容易になります。

 

大量生産と着色を施さないことで

デザインやテイストを

揃えたものを前面に押し出すことは、

いつしかダイニングテーブルと

ダイニングチェアは

揃っていないといけないのでは?

という考え方を定着させました。

 

ダイニングチェアは

すべて揃いのものでないといけない

というのが定番の

選び方となったのです。

 

ダイニングチェアにも

自分に合ったものを

求めるようになってきた時代は進み、

最近ではダイニングチェアを揃えない、

もしくは揃っていなくても良い、

という選択をする人も

多くなっています。

 

「揃えない」「揃えなくても良い」と

考える人が増えてきた最大の要因は、

多くの人が椅子選びの本質を

理解しはじめたからではないでしょうか?。

 

椅子の本来の役割は

着座することによって

体の負担を減らす道具である、

というものです。

 

インテリアである以上

デザインや見た目は

非常に重要ですが、

椅子は人が身体を預けて

寛ぐものであり、

その前提はしっかりと

確立されているべきです。

 

たとえ家族であっても

体型も違えば、

その場所での過ごし方、

過ごす時間などもそれぞれです。

 

いわゆる「座り癖」というものも

当然そこには存在しています。

 

僕が受託の設計や間取りに取り掛かる前に

家具ショールームへご案内するのは

そういった分部をどのように

暮らしに反映するべきか?

というところを「体感」し

イメージしていただく為でもあります。

 

勿論「家具」と「間取り」の

スケールを確認する事も含めて。

 

話をもとに戻すと、

現代において

ダイニングテーブルは

非常に多用途な家具となっており、

リビングダイニングで過ごす時間も

比較的長時間化しています。

 

ということは

そこで使用する

ダイニングチェアに座っている時間も

長くなるわけで、

それぞれ自分に合ったものが

欲しくなるのは

当然の流れとも言えます。

 

その結果として、

ダイニングチェアは

デザインが揃っていなくても構わない、

と考える人が増えてきたのです。

 

使い勝手を考えて

椅子を変えるという考え方、

そして、

ダイニングチェアを

暮らしの道具として見た場合に、

その使いやすさや

機能性は軽視できません。

 

例えば、

肘掛けのあるアームチェアは

その場で寛ぐには

非常に有能なものとなります。

 

一方で立ったり座ったりが

多い場合には、

肘掛けの分だけ

椅子を後方に

出さなくてはいけなくなり、

これが特に慌ただしい朝や

食事の準備で忙しい場合には

ちょっとしたストレスにもなります。

 

そういったことから

同じテーブルで

キッチンに近い方に

アームの無いアームレスチェアを、

キッチンから遠い方に

寛ぐことのできるアームチェアを置く、

というスタイルを提案する事もあります。

 

統一感を出すには

雰囲気が揃っていれば大丈夫です。

 

統一感というのは

空間を演出する上では、

比較的容易に

上級感を演出できるものとしては

おさえておきたい要素です。

 

ダイニングでこれを行うのであれば、

ダイニングチェアの

デザインを揃える必要こそなくても、

色合いを揃えることで

空間に落ち着きと

統一性が生まれやすくなります。

 

例えば、

色合いやテイストを揃えておけば、

仮に4つの椅子が

全て異なるものだったとしても

決してちぐはぐな感じにはなりません。

 

デザインの選択肢と

イメージのつくり方次第で

全体に調和がとりやすくなります。

 

それさえ守っておけば

ダイニングチェアのデザインが

すべて異なっていても

問題はありません。

 

やはりある程度

揃っていた方が安心する、

ということであれば

2脚ずつ変える、

などの規則性を持たせると、

座り心地や使い勝手

も満たしたうえで

統一性をより出しやすくなります。

 

セット販売のものは

量販品になることも多く、

その場合はコスト面を

抑えることもできるでます。

 

また、

色々と探す手間や

時間を掛けずに済む

というメリットもあります。

 

しかし、

一方で整ったダイニングセットは

空間を彩るインテリアとしては、

どこか味気なさを

感じてしまうこともあります。

 

最近、

街中のカフェやインテリアショップなどで、

あえて揃えないチェアの

組み合わせを見かける事も増えました。

 

インテリアでよく目にするこのスタイルは、

逆にこだわりや洗礼された

印象を与えます。

 

また、一脚一脚、

気に入ったデザインや

自分に合った座り心地のものを

選べるという

楽しさもあります。

 

座り心地の良いダイニングチェアは、

その場所での

居心地よさを生み出します。

 

家族皆が居心地の良い

ダイニングとなるような

椅子選びを行って、

日々の暮らしを

より快適なものにしてみませんか?。

 

住まいの新築・リフォーム

リノベーションのご相談・ご質問・ご依頼は

■やまぐち建築設計室■

ホームぺージ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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■やまぐち建築設計室■

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-4(1階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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暮らしのアイテムとして考える照明AJランプ・建築家アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテル現ラディソン・コレクション・ロイヤルホテルを設計した際エッグチェアやスワンチェアと共にデザインした照明。

2024年02月29日 | インテリア 家具 IDC大塚家具
 
 
 
暮らしのアイテムとして考える
照明のデザイン。
 
 
 
AJランプ
建築家 アルネ・ヤコブセンが
1957年にコペンハーゲンの
SASロイヤルホテル(現ラディソン・コレクション・ロイヤルホテル)のために
あの有名な「エッグチェア」や「スワンチェア」と共に
デザインした照明です。
 
 
wall、table、floorとサイズも使い勝手も
色々なバリエーションがありますが
すべて素敵です。
 
華奢なポールと
左右非対称の円錐形のシェードの
絶妙なバランスを素敵と感じている人も多いです。
 
住まいを計画する際に
ルイスポールセンの商品から
空間のバランスとインテリアを考慮して
ご提案させていただく事もあります。

デザインされてから
50年以上たった今でも、
新鮮さを感じさせます。
 
それって凄いことですよね。
 
細かいところに拘りつつも、
シンプルなデザインなので、
空間を選ばず、
いつの時代でも愛される
不変がそこには存在していると思います。
 
近々YAMADA×IDC大塚家具
大阪南港ショールームに
インテリアの件で
SRアドバイザーと話す予定もあるので
少し照明コーナーへ立ち寄って
本物との時間共有から
暮らしのアイデアを練ろうかと思います。
 

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建築家が考えるインテリアと家具のコーディネートについてまず最初に住まい手さんと考える暮らしの優位性について家具の存在提案を間取りと暮らしに融合するように。

2024年02月12日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

一戸建て住宅とマンション住戸で

家具の選び方は変わるのか?。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

 

住宅というものを大きく分けた際、

一軒家と呼ばれることも多い戸建と

マンションやアパートなどの

集合住宅に分かれます。

※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールームインテリア提案にて

 

※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールームインテリア提案にて

 

戸建・集合住宅、

いずれにしてもそれが

持ち家か賃貸かという違いはあり、

賃貸においても誰(どの団体)から

借りているのかなどで

呼び方が変わることもあります。

 

どちらのスタイルの

住まいで暮らすとしても

そこには家具が必要です。

※分譲マンション(共同住宅)間取り事例

 

戸建とマンションでは

家具選びは変わるのでしょうか?

 

戸建でもマンションでも

家具の選び方は変わらない.

 

 

間取りや住まいについて

質問をする際に

ウチは一戸建ではないので

大きな家具は置けない

というお話しを伺うことがあります。

 

この点については

賃貸でも広い間取りを有する

物件もあれば

戸建でも置くことのできる

家具が限られるケースもあり、

あまり大きな問題ではありません。

 

つまり、

結論から言ってしまうと

戸建であってもマンションなどの

集合住宅であっても

家具の選び方はそこまで

変わらないものです。

 

家具は暮らしの道具であり、

同時に場を華やかに、

あるいは落ち着かせる役割を持っ

インテリアでもあります。

 

見た目だけでは

実際の使い心地に欠ける可能性もあり、

使い心地が良いものでも

見た目が気に入らなければ

長い期間愛用することは

難しくなるかもしれません。

 

使い勝手と美しさを兼ねている

というのが前提であるとして、

住宅の形状に関わらず

空間や使用人数に対して

適正なサイズであるか?

長期の使用に耐えうる

耐久性を持っているか?

あるいは持っていないと割り切るのか?

という点は非常に重要であり、

さらに空間の雰囲気との

相性や好みがそこに加わります。

 

それは戸建住宅であっても、

マンションをはじめとした

集合住宅でも変わりません。

 

厳密に言えば

戸建住宅の方が

注文住宅という選択肢があることから

間取りや内装の自由度が高くなります。

 

対してマンションは特に分譲の場合、

比較的似通った

間取りになることが多いです。

 

しかし、

中古マンションの

リノベーションという

住宅購入方法も定着しているなか、

マンションなどでも

間取りの自由度は高くなっています。

 

戸建とマンションでは

搬入経路の確認場所が異なる。

 

戸建であっても

マンションであっても

家具の選択自体に大きな違いはなく、

重要な点は使い勝手・美しさ

空間との適性にあります。

 

そのうえで気を付けておきたいのは

「搬入経路」の違いです。

 

搬入経路とは

家具が室内の想定の位置に

辿り着くまでの道筋であり、

この確認は戸建・マンション問わず、

事前に必要なものです。

 

この搬入経路については

戸建とマンションで

気を付ける部分がやや異なります。

 

まず戸建で気を付けたいのは

2階以上に家具を設置する際に

階段を使用する場合です。

 

階段部の天井までの高さが低く

高さや幅のある家具が

通過できない、

あるいは曲がり角(クランク)があることで

奥行きのある家具が

通過できないケースは

往々にしてありえます。

 

その際には

2階に大きな開口部があり、

手摺も十分な強度があることが

条件になりますが

吊り上げ搬入も選択肢となります。

 

あるいは様々な事情から

吊り上げ搬入が難しい場合は

クレーン車を使用するケースもあります。

 

マンションにおいては

エレベーターの有無と

そのサイズの確認が重要です。

 

高層階の場合は

特にエレベーターの存在は

不可欠です。

 

築年数が長いマンションの場合、

エレベーターが装備されていても

現代のものより間口の高さも

室内の天井高も小さいケースも多く、

特に大型家具を搬入する際には

事前の確認は必須です。

 

また別の視点で言えば、

セキュリティが高いマンションの場合、

事前に管理室へ

書類の届け出が必要なこともあります。

 

さらにタワーマンション等でみられる

地下駐車場からの搬入の場合は、

場内の制限高規制により

トラックの種類が限られるケースや、

搬入専用のエレベーターや

台車使用が制限されるマンション、

さらには通路内養生や

エレベーター内養生が

必須となるマンションもあり、

搬入経路と合わせて

事前の確認が大切です。

 

吊り上げや事前の準備、

れらを事前に行ったとしても

結果的に搬入が難しい場合もありえます。

 

その際には

次善策としてサイズを再度検討するか、

現場で組み立て可能なものを

検討するのも一手です。

 

いずれにしても

当日になって困ったことにならないよう、

事前の確認を家具販売店の

スタッフの助けも借りながら

行っておくのが正解です。

 

壁面収納や吊戸棚を設置するなら

「壁の下地」をチェックもうひとつ、

戸建とマンションでの家具選びにおいて

注意点の違いを挙げるとすれば

「壁面固定」についてです。

 

壁面に固定を行うには

いくつか条件があり、

特にマンションの場合は

戸建てに比べて

条件が厳しくなることもあります。

 

賃貸だと

家具の固定に必要な

壁への穴開けが

禁止されていることが多くみられます。

 

分譲マンションでも

構造用の壁は共有部分とみなされ、

穴開けができない場合があります。

 

また、

壁面収納を設置する壁は

隣の住戸との間にある

戸境壁になることも。

 

この戸境壁は共有部分にあたり、

家具をビスなどで

固定することは禁じられている

場合が多々あるのです。

 

分譲マンションであっても

マンションの管理規定などを

必ず確認するようにしましょう。

 

取り付け可能な壁であった場合、

次に確認するのは壁の下地です。

 

吊戸棚や壁面収納等を壁固定する場合、

戸建・マンションのどちらの場合も

「下地」の確認が必須となります。

 

マンションの壁や間仕切りは

間柱という柱を等間隔に立て、

そこに防火性・遮音性などに優れた

石膏ボードを取り付け、

その上にクロス(壁紙)を

貼っていることが多くみられます。

 

このような石膏ボードに

家具を固定する場合は

柱の位置を探して

柱にネジを締めて固定するか、

柱のない空洞の場所でも

取り付け可能なアンカーという

補強アイテムを使い固定するかの

2種類に分かれます。

 

ただし柱への固定でない場合は

あまり重いものは取り付けできません。

 

壁の裏のどこに柱があるかは

市販されている

下地センサーを使えば

調べることができます。

 

新築やリフォームの際に

予めその予定で

下地をつくっている場合には

その下地にあわせて取り付ける事になります。

 

戸建住宅とマンションにおける

家具の選び方は

大きくは変わりません。

 

しかし、

住宅の形状やそれぞれの事情によって

気を付ける部分、

事前に確認すべき点が

異なる場合もあります。

 

新築やリフォーム・リノベーションの

設計ご相談をいただいている場合は、

同時にインテリアデザインと

間取り要素として

家具についても御相談を行っています。

 

引っ越しをや模様替え等の機会に

家具を検討したいという皆さまからも

御相談をいただく事もありますので、

インテリアコーディネートプランも

設けています。

 

実際にホームページからも

問い合わせを多くいただいていますので

家具や部屋の模様替えで

悩まれた際は気軽にご相談下さい。

 

家具と間取りと暮らし方から考える

住まいづくりを丁寧に。

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住まいと暮らしの設計デザインに家族の距離感と暮らし時間における居心地のデザインを提案する事、基本的な計画の際に考えておくべき部屋、空間における家具やインテリアの事と空間構成。

2024年01月14日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

 

住まいづくりの事

設計デザインで変化する

暮らし良い心地良さの差にも

色々な理由があります。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

 家具サイズ・レイアウト検討要素事例

 

どのような視点を持って

考えるのかで

変化する心地の差について少し。

 

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

 家具サイズ・レイアウト検討要素事例

 

僕は建築計画や

インテリア計画を行う際に、

計画の原論も大切にして

人間の行動の癖とか

心理的な距離感を意識して

設計をイメージしています。

 

居心地に行動特性と

インテリア空間の関わりについて。

 

先ずは人間の行動特性について。

 

ポピュレーション・ステレオタイプ。

 

例えばですが、

ドアノブを目の前にして、

あなたはどちらへ回して

扉を開けますか?。

 

インテリア空間の

コーディネートや

建築計画を行う上で

意識しておかなければ

ならないことに、

人間の行動の癖(くせ)や

心理的な条件などがあります。

 

公共建築や不特定多数が

利用する建築でもそうですが

緊急用の「アンチパニックドア」や

 

※緊急避難を容易にするドアを

 アンチパニックドアとも呼びます

 

避難口の考え方もそうです。

地震や火災等、

その他の際でも逃げる際に、

基本的には

ドアを進行方向に押しますよね。

 

人間の行動に見られる、

ある程度共通した

癖や行動特性のことを

ポピュレーション・ステレオタイプと呼びます。

 

例えば右利きの人に

見られる

ドアノブは右に回せば開く

という行動特性は

世界的にも共通してみられ、

このような特性は

スピーカーのダイヤルは

時計回り、

右に回せば大きくなるなどの

操作機器の設計にも

応用されています。

 

右に回す、押す、上や右にずらすと

電源オン、増加、加熱、

ネジやボルト等で

締めるという効果があります。

 

そうは言っても

ポピュレーション・ステレオタイプは

地域や民族により

違いがあることもあり、

また「右利き」と「左利き」の

違いだけでも、

かなり使い勝手が

違ってくることも

理解しておかなければなりません。

 

デザインが良くて

形が気に入っても、

使う人にとって

使いにくいモノでは

困ってしまいますよね。

 

特に外国製の

機器や設備を選ぶ際には、

よく確認する事が大切。

 

そして、パーソナルスペース。

アメリカの環境倫理学者の

ロバート・ソマーは、

1969年に出版した著書の中で

他人に侵入されたく無い

そういった空間である

パーソナルスペースを提案しました。

 

パーソナルスペースとは、

他人に近付かれると

不快に感じる空間のことで

パーソナルエリア、

個体距離、対人距離とも呼ばれます。

 

意外かもしれませんが、

一般的に

女性よりも男性の方が

パーソナルスペースは

広いとされていて、

男性は人が前方にいるのを嫌い、

女性は周囲から

他人に見られるのを

嫌う傾向がみられます。

 

男性のパーソナルスペースは、

前方を集中して

見る特性があることから

前方に長い楕円形で、

後ろや横の半径が

短い形をしています。

 

それに対して

女性は視野が広く

全体を見渡す特性があることから、

前後左右が均等な

円形をしています。

 

また、

パーソナルスペースは

親密な相手ほど狭く

ある程度近付いても不快さを感じない、

逆に面識の無い相手

などに対しては

広くなっていて、

社会文化や民族、

個人の性格や

その相手によっても

大きな差がありますので

先に書いた違いについては

環境によっても異なるので

参考までに・・・。

 

パーソナルスペースという言葉は、

たびたび「縄張り、領域」

という意味の「テリトリー」という

言葉と混同されることがありますが、

パーソナルスペースは

中心に居る人間とともに

移動するものに対し、

テリトリーは

人間が移動しても

その場に存在し続けるものです。

 

「テリトリー」は

もともと動物生態学上の

「縄張り」という意味で

使われていた言葉です。

 

人と人との

関わり合いの中での

距離には、

物理的な距離と

心理的な距離があります。

 

1966年、

アメリカの文化人類学者

エドワード・ホールは、

人間のコミュニケーションに

関わる距離を

以下の4つに分類しました。

 

密接距離(Intimate):最も親しい関係。

体を密着させたり、

手で触れ合える距離。

 

個体距離(Personal):親しい友人程度。

相手の表情が詳しくわかる。

 

社会距離(Social):知らない人同士が

会話をしたり、

商談をする場合に

用いられる距離。

 

公衆距離(Public):2者の関係が

個人的なものではなく、

講演者と聴衆と言うような

場合の距離。

 

嫌いな相手に対しては、

距離に関わらず

視認できるだけで

不快に感じるケースもあります。

 

ソシオペタルとソシオフーガル。

空間を設計する際に

例えば家族で集まったり、

パソコンで仕事をしたり、

家族と居ながらも

個人の時間を同じ空間で

楽しんだり・・・・・。

 

人間が集団で行動する場合、

目的に応じて

様々な型を形成しますが、

企業オフィスでの

机の配置方法は

その好例といえます。

 

例えば、

常に社員同士の

コミュニケーションが図られ、

連絡や相談が

頻繁に行われることによって

社員が活性化する

そのような業務では、

お互いの顔を見ることができる

ソシオペタル型の机の配置が

取られることが多いです。

 

一方、設計や製作といった

個人での集中した

仕事を行われるような部署では、

お互いの顔が見えない

ソシオフーガル型の

机の配置が見られます。

 

※空間家具の配置例

 

オフィス以外でも、

向かい合って

コミュニケーションが

とりやすい状態の型を

ソシオペタル、

互いに干渉しにくい

状態の型を

ソシオフーガルと呼びます。

 

これらの配置は、

イギリスの精神科医である

ハンフリー・オズモンドが

自身の精神病院の

待合室に座っている

患者さんを観察することにより

考案されました。

 

家造りにおいても

空間の捉え方や

家具のレイアウトにおいて、

人間の行動特性、

パーソナルスペース、

集団の中の配置のかたち、

暮らしの空間要素には

そういった目に見えない

意識の部分も

設計の中に組み込むことが

大切だと考えています。

 

勿論・・・それぞれの

家族の関係性や

暮らし方の価値基準を

家造りの空間要素に含めて。

 

暮らしの空間、

選択と検証の結果に

居心地をゆだねてみませんか?

 

◼️設計デザインの問い合わせ
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注文住宅の設計デザインだから出来る暮らし全体でのコーディネート、座っているのに疲れるという事はありませんか?家と空間という付加価値に対して家具として質の持つ意味をデザインする事も大切な設計の付加価値。

2024年01月11日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

家の中で過ごす時間の事。

色々なタイプの椅子、

ソファに座って過ごす事も

多いと思います。

 

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

 

座っているのに

疲れるという事はありませんか?

 

家と空間という

付加価値に対して、

家具として、

インテリアとして

質や役目の持つ意味を

デザインする事も大切です。

 

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

 

そういう意味で

暮らし方、ライフスタイルと同様に

自分に合ったインテリアや

過ごす為の「ギア」としての価値。

 

自分にあった家具である事。

何故座っていても

疲れるのか・・・?。

 

食事、仕事、歓談、余暇の時間。

私たちは椅子に座って

様々なことを行い、

多くの時間を過ごしています。

 

「座る」という行為は

「自重を何かに預けている」

という状態であり、

「立っている」よりも

身体的な負担が

軽減されているということです。

 

それにも関わらず、

長時間着座していると

疲れを感じる、

という人は少なくありません。

 

それはなぜでしょうか?。

 

立っているよりも

座っている方が

楽なのはなぜか?。

 

立っているより

座っている方が楽と感じる、

あるいは実際そうであるという

理由を考えてみます。

 

まずは筋肉の活動率の違い

という面があります。

 

通常、

人間は直立状態を

維持するためには

骨(と靭帯)だけでは難しく、

「抗重力筋」という

筋肉が活動することで

身体のバランスを保っています。

 

端的に言えば、

重力に対抗して

正しく安定した姿勢を

維持しているという事です。

 

座っている状態は

抗重力筋の活動が

抑えられている状態ですから、

立っている状態と比べて

エネルギー消費が

低い(状態)と言えます。

 

体内のエネルギーは

消費すると「乳酸」と呼ばれる

疲労物質が生成されます。

 

これが疲れの原因の1つです。

よく(乳酸が溜まる)といわれるものです。

 

座っている場合は

筋肉の活動量が少ないので

疲労が溜まりにくい、

すなわち楽な状態だと

考えることができます。

 

もう1点

交感神経と副交感神経の作用

という観点でも

違いは明白です。

 

立っている時は

交感神経が

優位な状態とされます。

 

エネルギー代謝量が

多いことに加えて

各種神経も

興奮している状態です。

 

つまり体内のエネルギーを

「より」使うこと、

つまり疲労に繋がります。

 

一方で座っている場合は

副交感神経が「優位」な

状態です。

 

穏やかな安静状態に

身体をコントロールします。

 

この2点から

立っているより

座っている方が楽だと

いう状態に考えられる訳です。

 

勿論「気分」もそこには

付加されています。

 

では楽な姿勢を

とっているのに

何故疲れてしまうのか?。

 

あるいは

腰や肩に痛み・疲れを

感じることになるのか?。

 

それには以下のような

理由が考えられます。

 

座っていても

疲れるのはこれが理由。

 

まず「背中のS字ラインの崩れ」が

考えられます。

 

人の背骨はS字型に

カーブした形状です。

 

正しい姿勢だと

背骨のS字のカーブが

しっかりと保たれ、

その姿勢を保つことで

疲労感が抑えられます。

 

しかし、

実際には椅子に座り

パソコン作業などを行うと

頭が前傾し

背骨のS字のカーブが

崩れてしまいます。

 

つまり、

背中が丸まっている状態です。

 

その状態を

しばらく続けていると、

背中や肩の

筋肉の張りや

内蔵の圧迫に繋がります。

 

また、

前傾姿勢は

腰や椎間板への

負担も大きくなります。

 

S字型のカーブ=理想的な姿勢をサポート

「しない」椅子に座ることが

着座時の疲れの

原因になってしまうのです。

 

あるいは椅子のサイズや

テーブル・デスクとの高さの

バランスが

自身の体型に合っていない

可能性があります。

 

特に椅子の

座面高さに関しては

体圧分散を

効率よく行う意味でも

足裏がしっかりと

床に着くような

調整が必要です。

 

その上で

テーブルの高さなども

椅子の座面高に合わせて

適切でないと

姿勢の歪みに繋がり、

疲れやすくなるのです。

 

バランスが悪くて

気持ちわるいという事は

ありませんか?。

 

疲れにくい

椅子の条件とは?。

 

では所謂「疲れにくい椅子」とは

どのようなものを

指すのか?。

 

それは

背骨のS字カーブを

サポートしてくれて

体圧分散性に優れ

自身の体型に

合っているものです。

 

椅子に座った際に

自然と腰回りに

椅子の背板が

フィットしてくれるような

椅子が良いかと思います。

 

また、

腰が当たる部分の

面積も広い椅子が

おススメです。

 

デザイン性が高くても

細いアームや背板の椅子は、

身体に当たる部分が

狭いため

長時間のサポートには

向いていません。

 

人は長く座っていると

どうしても体を左右に動かし、

可動させながら

楽な体勢を整えようとします。

 

その際、

腰回りは可動させる程の

サポートの幅が無ければ

自然と体を動かすことが

できません。

 

フィット感が高いと

共に適度な

可動幅があることで

疲れが出にくい

椅子となります。

 

次に体圧分散とは

その名のとおり、

身体に掛かる圧力(=体圧)を

一か所ではなくて

できるだけ

複数の箇所や

広い部分に「散らす」ことで、

身体の負担を

和らげることを言います。

 

私たち人間の身体には

必ず曲線があり、

凸凹(でこぼこ)があります。

 

例えば

平らな床に

仰向けに寝転んだ場合、

身体の中でも

出っ張った

臀部・後頭部・肩甲骨など

床に触れる部分には

体圧がかかりやすくなります。

 

接地面に

触れる面積を

多くすることは、

通常では接地しないような

身体のへこんでいる部分も

支えることができるので、

身体全体の負担を

減らすことができるのです。

 

人間の体型を考えた曲線は

美しさを持って

座り心地の究極を

表現しています。

 

しっかりとお尻全体が

包み込まれるような

心地良さを

きちんと「実物」で

体感する事が

インテリアの選択には

重要です。

 

そういう意味で

僕は家造りの

ご相談をいただいた際は

間取り検討時には

必ずインテリアについて

提案や家具ショールームへ

ご案内させていただき

体感する時間を

提案させていただいています。

 

足裏が床にしっかり

設置することも

この体圧分散においては

重要です。

 

単純なデザインではなくて

暮らしの趣も含めて

それぞれの

住まい手さんにとって

過ごしやすい

空間と価値観の提案として

椅子を選ぶような時には

いくつもの候補から

「これが良い」と思える

選定時間を大切にしています。

 

座面高の調整などの

対応ができる商品も

検討する際の

前提になります。

 

暮らしに関する提案に

過ごす時間の価値として

家具の持つ効能も大切に。

 

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注文住宅を新築する場合、リフォームする場合、設計やデザインの過程で基準とは別の防災観点から庭・外構の構成や家の間取りから避難経路と共にカーテン類の存在も様々な価値観からインテリアコーディネート。 

2024年01月06日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

窓際の

ウインドートリートメントと呼ばれる

カーテン類を選ぶ際にも

ある意味で、

防災の観点からの選び方も存在します。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港

ショールームにてカーテン類の

イメージ選定打ち合わせ

インテリアや窓際の

機能性という側面とは別に

購入の際には「これ」を

チェックしておくことも

一つの考え方です。

火災という側面から。

住宅の防火対策が

いかに重要かということ。

※YAMADA×IDC大塚家具

大阪南港ショールームにて

カーテン類のイメージ選定打ち合わせ

避難という経路等を考える事と

間取りの中でも

外構(庭)計画の中でも

逃げ場を考えておくことと同時に

住まいには燃えやすいものが

沢山存在します。

木造でも、

防火上の対策は可能で

色々な基準や

例えば準耐火建築物等とする構造制限と

同等の構造として扱われる

建令136の2-2-ロ R1国交告示194第4

等を考える事も一つの家造りでの

価値基準ですし

詳細は省きますが

地域や建物規模での法律規制ではなくて

自主的に、任意での

鉄骨造やRC造での準耐火や耐火も選択肢です。

立地や建築本体だけに

目を向けるのではなくて

その周辺で考えると

家の中に置く物にも

考えを及ぼしておくことも大事。

その中でもカーテンは着火確率が高く、

延焼拡大につながるものの

ひとつといえます。

消防庁の統計でも

防炎物品のカーテンを使用していたことで

火災が小火で済んだ事例が多くあります。

そこで注目したいのが防炎性能のある

カーテン類の存在です。

防炎とは燃えにくいことを意味します。

燃えやすい性質の繊維などを

改良して燃えにくくすることで、

マッチやライターなどの小さな炎をあてても

その部分が焦げるだけで

容易に着火しません。

また、

着火したとしても

容易に燃え広がることがありません。

こうした性能を「防炎性能」といいます。

防炎物品には「防炎表示」が付いているので、

防炎性能のカーテンを選ぶ際には

この表示を確認すると良いです。

この表示を使用することができるのは、

消防庁長官によって「登録表示者」として

登録された業者に限られています。

※カーテン類だとカーテンメーカーを指します。

また注意したいのは、

「水洗いすると防炎性能がなくなるもの」や

「ドライクリーニングをすると

防炎性能がなくなるもの」

「水洗いやドライクリーニングをしても

防炎性能がなくならないもの」

等に分別される事です。

その点も「防炎表示」を見ながら

しっかりと確認しておくべきです。

暮らしの周辺をどのように考えるべきなのか?

その都度、

意味は変わると思いますが

暮らしの側面を

考えておくことは大切です。

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家を建てる(家を新築する・リフォームする)間取りを考える前にライフスタイルと暮らしに必要な家具のイメージをどのように持つべきなのかを意識する時間は大切に。

2023年12月23日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

 

よく考えられた家を建てると

暮らしが楽しくなる。

※YAMADA×IDC大塚家具南港ショールーム

 

家を新築またはリフォームする際に

考える家具の事も色々と

間取りや暮らし方には関係します。

 

リビングにレイアウトする

家具の主役といえば、

やっぱり「ソファ」ですが・・・・・。

※YAMADA×IDC大塚家具南港ショールーム

 

家づくりや引越しを機に、

新しくお気に入りのソファを

購入予定だという方も

多くいらっしゃると思います。

 

そんなリビングで

無くてはならないソファですが、

選び方を間違えてしまうと

反対にリビングが狭く

見えてしまったり、

あまり使わないソファになったり

家自体が居心地悪くなって

しまったりします。

※YAMADA×IDC大塚家具南港ショールーム

 

では・・・リビングに置くソファについて、

どういう視点で選ぶと

部屋に馴染んで

居心地の良いリビングなるのか?

という部分を少し・・・・・。

 

以前にも何度か書いた事がありますが

ソファは意外と大きいという事。

 

家具メーカーから

色々な形のソファが出ていますが、

ソファのサイズの目安としては、

2人掛けで幅1,500㎜〜 

奥行800㎜2.5人掛けは幅1,800㎜〜 

奥行850㎜3人掛けですと

2,200㎜〜 奥行900 

このくらいのサイズが

ひとつの目安となってきます。

 

こうしてみてみると、

ソファのサイズに関わらず

1人が座るのに幅が

700㎜ほど必要になってくる事が

分かります。

 

3人掛けのソファを入れても

ゆとりがあるように見えますが、

ソファは置くだけではなくて

人が座ってくつろぐ家具です。

 

そのため足元には

スペースが必要となりますし、

移動の動作も人それぞれ異なりますし

ソファの横に飲み物や本、

タブレット等を置く事が出来る

サイドテーブルを置く場合は

ソファの横にもスペースが必要になります。

 

その為、

ソファ以外のスペースも

しっかり確保しておく必要が

ある訳です・・・・・。

 

目安としては

ソファの周りに最低300㎜、

正面には500㎜くらいの

スペースは欲しいものです。

 

インテリアショップや

家具店で家具を見ると

ついついデザインや

質感に視点がいってしまい、

ソファ本体のサイズが

部屋に入るかどうかだけしか

確認しないことが多いようですが、

実際にはソファの周りに

どれくらいの余裕(余白)が生まれて

ソファーでの姿勢が

どのように変化するのか?

そのスペースも含めて

部屋にレイアウトできるのかどうか?

 

室内への出入り口扉の開閉と

家具のレイアウトの関係性、

ソファに座った際に

室内から見える

窓の位置関係や風景、

壁の位置など、

居心地や暮らしやすさには

そこを検討する必要があるんです。

 

実際にソファの大きさが

リビングのサイズ等と

ボリュームが合っているのかを

確認する場合、

空きスペースを計算する事も重要。

 

リビングでの移動の頻度や

実際に居場所から

扉や出入り口付近へ移動する位置関係。

 

サイズが同じでも全て異なりますよね。

 

間取り検討と家具の検討には

そういう意識が大切。

 

インテリアを初期段階から

組み立てていく事も大切・・・・・。

 

ソファはどれだけ使うのかも同時に。

 

リビングにソファを

レイアウトする場合、

ソファは長く使うものだし

家族みんなが座れるサイズのものを

入れたいと考える方は

多くいらっしゃいます。

 

では、実際にソファは

どれくらい使うものなのか?。

 

例えば3人掛けのソファを買った場合

ソファを購入した当初は

夫婦2人で座ることも多いですし、

子供が小さい頃は

家族みんなでソファに

腰掛けする事もよくあります。

 

一方、ある程度時間が経ってくると、

例えば夫婦2人でも

同じソファに座るよりも

リビングやLDKの空間においても

個人がくつろいで座る事が

出来る場所である方が

重宝するケースもありますし、

子供も大きくなると

同じソファに一緒に座る時間帯も

少し変わってきます。

 

同じ家族であっても、

環境や年齢、

時間帯等によっても

距離感は違ってくるんです。

 

ソファの上で

ゴロゴロするケースも

ありますよね。

 

勿論ソファの上で寝てもOKですが、

その場合は

大きなソファを1人で使うことになり、

他の人は別の場所に

座ることになります。

 

そうなんです。

 

大きなソファがあっても、

家の中で役に立つ期間というのは

ライフスタイルの変化や

過ごすシーンによって

大きく異なるという事です。

 

リビングでの家具の存在を

どのようにインテリアとして

考えておくのか?

 

それも重要なんです・・・・・。

 

実際には使わずに

存在感のある家具を置く事で

ストレス化する事もありますから。

 

ソファの生活に慣れずに

ソファとテーブルの間の

床やラグの上に座ったり、

ソファが物置き代わりなったりしませんか?。

 

その為、

ソファを検討する際には

実際どれだけ使うものなのか?

 

また、

どのような使い方をするのが

暮らしや生活に合うのかを

間取り計画に取り掛かる前、

住み方の意識を計画する段階で

考えてみることが大切なんです。

 

なので僕は

家造りのご相談をいただいた際には

早い段階から「インテリア」の

ショールームへご案内させていただき

間取りとの融合前に

さまざまなシーンの想定を

イメージしていただくようにしています。

※トーヨーキッチンスタイル・インテリア大阪ショールーム

 

例えば、

それほど広くないリビングや

意図的に空間を操作する場合等であれば

大きなソファを置いてしまうよりも、

個人で使える1人掛けのソファを

それぞれ選んだ方が

良いこともあります。

 

小さいソファなら

位置を自由に動かせるので

リビングに可変性を

持たせることができますし、

部屋に圧迫感も出ないなど、

小さいソファならではの

メリットを活かす方法も

考える事もあります。

 

また、小さなお子さんがいる場合は

どうしても

ソファも汚れてしまうもの。

 

そのため、

最初は汚れることを前提にしつつ

家族みんなで座れるソファを、

そしてある程度子供が

大きくなった時に

その時点での

生活スタイルに合った

サイズ感のある

ソファに買い換えるなど、

ライフスタイルに合わせた

ソファの選択をするという方法もあります。

 

一方、

広いリビングであれば

何人も同時に座りやすい

ゆったりしたカウチソファを置いたり、

それにプラスして

オットマンを置くなど

リビングに合わせたサイズの

ソファプラスαを配置すると

リビング全体のバランスが良くなります。

 

そのような場合でも、

誰も使わないソファになったり

1人しか使わない

ソファにならないかどうか?。

 

この部分を意識しながら

ソファの選択とレイアウトを・・・・・。

 

ただの圧迫感のある

飾り物にならないかどうか?。

 

ソファはリビングの

インテリアとしての

重要な存在となる家具ですが、

その分存在感もあり、

ソファのサイズやカタチ、

色の選び方などによっては

圧迫感のある空間になってしまうなど、

ソファの選び方というのは

色々な検討要素があり、

逆にソファをレイアウトしない

建築の工夫も存在したり・・・・・。

 

価値観とイメージの連動を

暮らしの中にレイアウトする事で

過ごし方も

居心地も変化しますから。

 

住宅計画での思考の範囲は

家の事を単独で考えるよりも

暮らし全体を丁寧にと思います。

 

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壁面を使ったインテリア収納家具をデザインとして採用する際に考えておくことで空間・部屋のイメージをより良くまたホテルライクな空間となるようなLDKになる選択肢と圧迫感の解消提案。

2023年12月05日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

空間(部屋)が

重たく見えない壁面収納は

どのようなものか?。

 

※インテリアショップ・Molteni&Cショールーム:壁面収納家具

 

 

見た目にもすっきりとする

壁面へ設置する収納は、

常に人気の高い

収納方法のひとつですし

圧倒的な収納力が

その最大の魅力です。

 

本来は使うことの少ない壁面が

収納スペースとして

使用できることで

収納しきれないものが

一気に片付きますし

空間もスッキリするうえに、

家族が集まる場所ということで、

様々なものが多数混在する

リビングダイニングには

大容量の壁面収納があると

物が片付けやすくなり

生活感もスッキリして

ある意味安心できます。

 

一方で壁面収納を

採用すると

いわゆる部屋が

重たく見えてしまうのでは?

という危惧もあります。

 

収納家具というものは

当然のことながら

物を収納するのが目的であり、

ある程度の奥行を要します。

 

壁一面の収納家具は

その分だけ壁全体が

せり出してくることと

同じであり、

それが圧迫感に

繋がるためです。

 

腰高などの

高さを持たない

収納家具と比較して、

高さのある収納家具は

それだけで圧迫感をつくる

要素があります。

 

しかし、

工夫次第では

その圧迫感を

軽減することは可能で、

それは壁面収納でも

同様です。

 

壁を「見せる」ことで

圧迫感の軽減に

つながるという事。

 

壁面収納というものには

様々な仕様・形状が

想定できます。

 

できるだけ収納量を

多くと考える場合、

壁から壁まで、

そして天井や梁下まで

隙間の無い収納とすることで

最大限の収納効率を

獲得できると考えるのは

自然なことです。

 

しかし、

これが部屋や空間の

圧迫感を生む

最大の要因となります。

 

その圧迫感を

軽減するには

コの字型やロの字型、

あるいは吊戸棚を採用し、

後方にある壁を

見せることが

ポイントになります。

 

壁面収納は少なからず

奥行きがあるもので、

後方の壁が

見えるデザインとしたところで

家具設置後の

実際の空間の広さは

変わりません。

 

ですが、

後方の壁が

視認できることは

壁面収納の奥に

さらに空間が広がっている

という錯覚を与えてくれます。

 

例えばリビングの壁面収納で

よくあるテレビボード

一体型のものであれば、

テレビの後方の背板を排除し、

後方の壁が見えるようにする。

 

その際には

テレビの設置スペースを

テレビのサイズ

ギリギリにしてしまうよりも

上下左右20~30cmほどの

余白を持たせることで

見た目にも余裕ができ、

スッキリとした印象になります。

 

あるいは、

あえて天井ギリギリまでの

高さにせず

収納家具の上部と

余白を作ることで

少し距離をとると

後方の壁が見える。

 

左右をあえて10~15cmずつ、

あるいは

左右どちらかを

空けておくのも良いですし、

書棚などの場合は

思い切って背板全てを

排除するのも良いかと思います。

 

上下左右、

あるいは収納内部で

その後方にある壁を

見せることは

空間の奥行き感を

損なうことなく、

圧迫感の軽減に

大きく寄与します。

 

仕様やデザインで

スッキリ見せるという事。

 

デザインや

仕様の選択でも圧迫感を

軽減させることが

できます。

 

まずは、

上下の奥行の違いで

立体感を出すことです。

 

人は平面的なものが

迫ってくると

圧迫感を感じやすくなる

といいます。

 

壁面収納に関して言えば、

上から下まで

同じ奥行きのものよりも

上台・下台に分けて

下台の奥行を

深く確保させることで

立体感の演出=圧迫感の軽減に

つながるというわけです。

 

例えばテレビボード一体型の

壁面収納をリビングに

設置する場合、

テレビ台となる

下段の収納部の奥行を深く、

それ以上の上部の

収納の奥行を

浅く設計します。

 

食器棚などでも

同様のことは言えます。

 

あるいは仕様に

工夫を凝らすことも

一手です。

 

例えば収納扉には

ガラスを使用することで

見た目の軽さと

抜け感を出すことができ、

全体にスッキリと

見せることが

できるようになります。

 

ガラスの持つ

反射性・透過性が

空間内外の光を

取り込むことで

明るく開放的な

印象を与えることもできます。

 

ガラスを採用する際には

黒などの透過性の

少ないものでなく、

透明性の高いものを

採用する方が

軽さを演出する

という手段においては

有効です。

 

逆に透明性が

高いということが

内部のものが

全て見えるので

整理された収納が

求められます。

 

それが難しい場合は

曇り仕様の

フィルムを貼ったものや

黒をはじめとした

透過性の低いものを

選定することで

問題を解決できます。

 

透明性は無くなりますが

本体の素材感と

ガラスのそれのギャップが

良いメリハリを演出し、

やはり立体感の創出に

一役買ってくれるはずです。

 

視線によく入る位置に

ガラスを採用しておくことで

印象を大きく変えることが

出来るようになります。

 

色で圧迫感を抑える。

壁面収納は

壁一面に設置するため、

選ぶ材質や色によって

空間の印象に

大きな影響を与えます。

 

重く見せないための

ポイントは

部屋の壁や床、

扉と近い色を選ぶことが

一番の近道です。

 

空間のメリハリで

デザインを施すこともありますが

壁や床、扉に

近い色を選ぶことで

その場に一体感が生まれ、

圧迫感を軽減する事もあります。

 

また、暗い色は遠く、

明るい色は近く感じるといった

視覚効果を取り入れる

そんな方法も良いかと思います。

 

シート材やメラミン材は

平面的に見えることが多く、

いわゆる「のっぺり」して

見えてしまうことから

チープ感や圧迫感を

感じやすくなります。

 

無垢材などの木目や

凹凸を見た目と触感で

感じることができれば、

そこに奥行感・立体感も

生まれるので

お勧めの素材と言えます。

 

このように、

収納性は格段に向上しながらも

空間を重く、

狭く見せてしまいそうな

壁面収納も

様々な工夫で

その圧迫感を軽減させることができ、

そのメリットを

享受できるようにもなります。

 

空間に対する選択肢を

どのような価値観で

デザインを考えるべきなのか?

 

過ごし方の価値を

丁寧に考えてみませんか?

 

住まいの新築・リフォーム

整理収納アドバイス・模様替え等

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インテリアの提案と暮らしのコーディネートデザインも住まいを設計する際に大切な建築家の仕事の一部、住まいと暮らしの空間構成と間取りそして広さと使い勝手のバランス提案。

2023年11月27日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

 

 

使い易い一枚板テーブルのある暮らし。

※一枚板のテーブル検討にIDCショールーム南港へご案内中

 

毎日使うものは

良いものを選びたい、

というのはある意味

当然の心理だと思います。

※一枚板テーブル用脚のセレクト

 

「良いもの」の定義は

その人それぞれの感性によっても

分かれることだと思います。

※ショールーム内の一枚板セレクトコーナー

 

そして世間で「良いもの」と

されているものは

比較的長く愛されてきたもの

という見方もできます。

 

長く愛されてきた

という理由を探ると

そこに共通するのは「使い易い」

ということの存在があります。

 

使い易いという定義と感覚。

 

「使い易い」を定義する場合、

それがどのような分類に

属するものかで

多少変わってきます。

 

例えば家電であれば操作性、

ファッションであれば

TPOを選ばない、

日用品であれば

手に馴染む・使用時に違和感がない

というところ。

 

そこで家具において「使い易い」を

定義した際には

過度な重量を感じない

扉や引き出しの位置

数が適切で開閉も容易

といった実用面から

自身の住まいに合っている

住み替えがあったとしても

どのような空間にも合うと、

いくつかの要素から

語ることができると思います。

 

そのうえで「使い易い」という

いわば感覚的なものに

由来する表現は

これは使い易い

これは使いにくいと

厳格に線引きされるものではなく、

その人の事情や感性において

使い易いと感じていれば

それで良いという側面はあります。

 

同時に、

仮に使いにくいものでも

その不便を楽しむ、

例えばアナログなものを

愛好するといった

人もいるという多様性こそが、

様々な楽しみ方を

生むことになっていることも

忘れてはいけないと思います。

 

人生観と同じです

好きな車やバイク

好みのファッションや料理等。

 

勿論・・・家造りも一緒です。

 

そして一枚板テーブルも

使い易いものを選ぶ。

 

無垢材でつくられる「無垢材家具」は

そのカテゴリーごとに「無垢材〇〇」と

名前が変わります。

 

テーブルであれば「無垢材テーブル」です。

 

その無垢材テーブルの中でも

際存在感を放つのが

「一枚板テーブル」と言えるかと思います。

 

樹齢約100年、

もしくはそれ以上の年月を生きた

大木の表情を余すことなく表現する

一枚板天板。

 

その天板でつくるテーブルは、

どのような天板を使用するか、

それを選ぶことができる

「楽しみ」を持っています。

 

どのような天板を選ぶのかで、

そのテーブルを使用する場の

雰囲気も大きく変わります。

 

また、その天板選びは

様々な観点で行われるはずです。

 

憧れの樹種がある、

絶対にこの杢が入っている

ものでなければ、

といったこだわりから

サイズなどの実用面や

価格を第一に考える人もいます。

 

同時に覚えておいてほしいのは、

今選んでいるものは

飾ってあるのを

見て楽しむものではなく、

実際の食事や作業、

つまり毎日の暮らしで

使うためのものだという事です。

 

貴重な一点ものである

一枚板天板でも

それは変わりません。

 

そこにはやはり「使い易さ」は

欠かせないはずです。

 

実際のスペースとの

バランスが使い易さを生むという事。

 

では実際に使い易さを

ふまえたうえでの

一枚板天板選びは

何を重要視するべきなのか。

 

第一にサイズが

空間に対して適正か?

使用する際に狭く感じないか?

 

一枚板テーブルに限らず、

ダイニングテーブルは

空間に対して

ある程度のスペースは

必ず占有します。

 

そこで大きすぎるものは

周囲の回遊や椅子の出し引きを

不便にし、

それは「使いにくいもの」と

なると思います。

 

そのうえで実際に使用する際に

狭く感じないものを

選ぶ必要があり、

そのバランスの取り方は

家具販売店などで

客観的に全体像を確認しながら

選定する事で失敗も少なくなります。

 

軽視してはいけない「奥行き」。

 

狭く感じない=快適に過ごす事ができる、

あるいは食事や作業の際に

窮屈感がない、

という観点が「使い易い」に

繋がるので

一枚板天板を選ぶ際には

「奥行き」を軽視しないように。

 

一枚板天板はこの「奥行き」の点で

一般的なテーブルよりも「細い」ものが多いです。

 

これは一枚板天板が

高樹齢の大木からしか

確保できないという事情によるもので、

一枚板天板の奥行きは

そのまま木の太さといっても

良いものです。

 

もちろん、

その樹種によっては

細い樹径にしかならないものも

あるのですが、

樹齢が高くなれば

太い木になるなかで、

そのような高樹齢のものは

特に人気樹種ほど

少なくなっている現状はあります。

 

だからといって、

あまりに奥行きが細い天板を選ぶと、

実際の作業や

食事の際のスペースが

確保できないことや、

対面した人との

距離が近すぎて落ち着かない、

といったこともありえます。

 

対面した際に

確保しておきたい

互いのスペースは80cm程度と

言われており、

できれば最低でも

その程度の奥行きのある

天板を選びたいところです。

 

一枚板天板は、

木のそのままの形を

テーブルにするものであり、

皆さんも知っているように、

木には様々な形状があります。

 

真っ直ぐ空に向かって

伸びているもの

ばかりではありません。

 

それこそ真横に向かって

伸びていくものや

幹が二股に分かれるもの、

波打つような樹形も

穏やかなものから

大きく激しいものまで

様々です。

 

一枚板天板は、

それらの特徴的な形状や

自然が生み出した

有機的な曲線の連続、

不均等性こそが

その大きな魅力です。

 

それらが芸術性を持って

人々を魅了するわけですが、

同時にあまりに

特徴的な形状は

使い易さを損ないます。

 

空間に対しても

悪い意味での存在感が増幅し、

全体の雰囲気を

ちぐはぐにしてしまう

可能性もありえます。

 

その形状が魅力的な

一枚板天板であっても、

できる限り

直線に近い形状のものを

選ぶことが

本当の意味で使い易いもの

となりえるはずです。

 

繰り返しになりますが、

使い易いという感覚は

人によっても異なり、

その使いにくさや不便さを

楽しむことを

良しとする人もいます。

 

枚板テーブルにするための

一枚板天板選びには

空間とのバランスも

生活の習慣も関係してきます。

ですが、

使い易いものを選ぶことが出来れば、

その愛着はさらに高まり、

毎日の食事や作業もより

楽しくなると思いますよ。

 

過ごし方と空間

そしてインテリアの

要素のバランスを大切に。

 

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住まいと暮らしに関するソフト面とハード面のバランス、空間と家具の選択肢にどのような環境で家具を使うのかという側面も大切に考える設計デザインの提案。

2023年11月19日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

住まいと暮らしに関する

ソフト面とハード面にも色々。

 

家具とあわせて空間を

どのように使うのかという事。

※LDKに配置したカバーリングソファ提案・採用実例

 

空間を構成する一つに

家具の存在がありますが

これによっても

居心地や過ごし方は随分変化します。

 

間取りや暮らしの中で

メインに考える事が多いLDK

 

その中でもリビングの

使い勝手や過ごし方に関連するソファ。

 

色々な側面を持っていますが

猫と暮らす家でもそうですし

普段の過ごし方や使い方にも

関連するソファの「メンテナンス性」は

ソファ選びのポイントにもなります。

 

リビングスペースの主役ともいえるソファは、

様々なサイズ・デザイン・価格帯があり、

その性能と好みも様々です。

 

ソファを選ぶうえで

自身の住まいに合うサイズかどうかは

当然のことながら、

その形状や生地の色柄は非常に大きな要素・・・・・。

 

価格帯も自身の予算と

大きく関係してくるものであり、

クッション性能はその場の居心地に直結します。

 

ソファ選びのポイントは

それだけで良いのでしょうか?

 

先にも書いた「メンテナンス」にも

通じる部分ですが

購入してからの「扱いやすさ」も、

大いにチェックしておくべきポイントです。

 

ソファのような大型の家具は、

比較的・・・長く使うことを前提に

購入するのが一般的とも言えます。

 

家庭でのメンテナンスが容易かどうかも、

ソファ選びの大きな

チェックポイントの1つとなります。

 

メンテナンス第一主義という訳ではなくて

買い替え時期をスケジューリングして

選ぶことも一つですし

そういうメンテナンスを抜きにして

専門的な「メンテナンス」で検討するのもひとつ。

 

ただ・・・日常的なメンテナンスも

視野に入れておくと

また違った意味での「長く使う事」も可能ですから。

 

特に「猫」と暮らしている方や

まだ幼い子供さんが居る家では

カバーリングという価値観も重要かと思います。

 

日常的なケアが可能なものを選ぶ。

 

ソファは日常で使用するものであり、

そこでどうしても避けることはできない

汚れや擦れに対するケアが必要になってきます。

 

つまり、不意な「爪とぎ」だったり

食べ物や飲み物をこぼしてしまった場合に、

表面の痛みが激しくなった際に

スムーズに汚れが落とせるか?

 

大掛かりなメンテナンスにならなくて済むのか?

 

そういったところは

ソファ選びの大きなチェックポイントとなる訳です。

 

また、埃などの掃除がしやすいかも

確認しておきたいポイントになると思います。

 

長く使用することになるであろう

ソファを選ぶ際には、

摩擦によって生じる素材のダメージに

どのように対処できるかも

考えておきたいところです。

 

メンテナンスがしやすいソファは、

必要なタイミングで

その都度ケアができるものといえます。

 

言い換えれば、

それは乾拭きで汚れが簡単に落とせたり、

カバーが丸ごと洗える、

もしくはクリーニングできるソファです。

 

ソファはできるだけ長く使いたいものでもある話しも出ますし、

メンテナンスがしやすいかどうかを

1つの基準にして選ぶと安心です。

 

フルカバーリングのものを選ぶ。

 

一時的なシミ汚れを拭き落としても、

日々使うことによって生じる皮脂からのダメージや

生活からの臭いを取り除くのに、

やはり定期的な洗濯や

クリーニングが必要となりますよね。

 

カバー生地自体の耐久性にも良い効果があり、

衛生的にも安心といえます。

 

それを可能にするのが

自身で着せ替えできる「フルカバーリング」のタイプ。

 

ソファの種類が

これであるかどうかで

自身でのメンテナンスのしやすさが

大きく変わります。

 

そうでないものの場合、

基本的には製造元に

メンテナンスを依頼する、

あるいは買い替え等を考える事になります。

 

「張りぐるみ」といわれる、

生地がフレームと一体化したものは

少なくとも自宅でのカバーのみの洗濯や

クリーニングといった

ケアは事実上不可能となります。

 

フルカバーリングのものであれば

常に清潔な張地のソファを使うことができ、

季節などでそれを取り替えて

コーディネートを楽しむことも可能です。

 

インテリアとの相性を考えながら、

模様替えなども兼ねて

雰囲気を変えたりベストマッチする。

 

そんなカラーをその都度選べる点は

大きな魅力だと思いますよ。

 

布カバーはドライクリーニングが可能で、

汚れた場合でもすぐに

ケアができる仕様も多いです。

 

高級厚革カバーも耐久性に優れ、

発色も美しい素材が使用されているケースがありますし、

適切なメンテナンスをすることで

長く愛用できるのが、

カバーリングソファのメリット。

 

ここまで書いてきた内容で

メンテナンスについては、

ソファを見たり座ったりするだけでは

分からないことも多くありますが

価格やサイズに加え、

メンテナンス性を選ぶ基準に入れ

理想的な暮らし方のイメージにあう

そんなソファを見つけてみませんか?

 

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ご相談・ご依頼・ご質問等

ホームページ・Contact/お問い合わせフォームから

気軽にご連絡ください。

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やまぐち建築設計室

 建築家 山口哲央

奈良県橿原市縄手町387-41階)

https://www.y-kenchiku.jp/

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過ごし方と過ごす時間によって変わる椅子の選び方、インテリアの要素も大切にしながら過ごしやすさを兼ね備えた椅子を空間の設計デザインと同じく心地良さの意味を紐解きながら考えるように。

2023年11月15日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

 

過ごし方と

過ごす時間よって変わる

椅子の選び方。

YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

 

椅子に座って何をするのか?

 

椅子に座っている時間が

重要という事。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム

 

椅子は毎日の暮らしを支える

重要な家具のひとつです。

 

家で寛ぐ時、

作業をする時、

椅子があるのか無いのか、

そしてどのような椅子で過ごすかで

身体への負担も

大きく変わってきます。

YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム・空間展示

 

その椅子はどのように選べばよいのか?。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム・空間展示

 

デザイン?

重量?

それとも丈夫さなのか?

 

どれも大事なポイントです。

 

しかし、それと同等に大切なのは

そこでの過ごし方と

そこで過ごす時間の事です。

 

つまり「椅子に座って何をするのか」と

「椅子に座っている時間」です。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールーム・空間展示

 

 「過ごし方」による椅子の選び方。

 

適切な椅子選びは

そこに座る人の過ごし方、

つまり「何をするのか」

という事によっても変わってきます。

 

長時間のデスクワークや作業。

 

まず、長時間のデスクワークや作業には

快適な座り心地身体への

サポート性が重要。

 

腰部へのサポートがある椅子で、

背筋をまっすぐにして

正しい姿勢を保つ(ことができる)のが

大切となります。

 

さらに拘るのであれば

腰椎を適切に

サポートする機能があるものだと、

より快適な座姿勢をたもつことが

出来るはずです。

 

次にダイニングテーブル等で

食事を楽しむ場合。

 

心身ともにリラックスできる

快適なものを選びたいところです。

 

食事の時間は

単なる栄養補給ではなくて

家族や友人との

コミュニケーションの場でもあり、

自分自身の大切な時間。

 

一日の中で自宅にいる際、

一番長い時間を

そこで過ごす可能性もあります。

 

必然、椅子の使用時間は増えるので

耐久性も重要です。

 

食事の場所であることから

衛生面にも優れている方が良いです。

 

汚れが付きにくく、

可能であれば

掃除が簡単な素材を選んでおくと

後々の負担も少なくて済みます。

 

リラックス時間を確保する、

あるいは効率的な休憩をとるためには、

肘掛けを擁した

アームチェアがおすすめです。

 

快適にくつろぐためには、

背もたれ部は直立ではなく

ある程度の傾斜がついていると

リラックス感が増します。

 

椅子選びはそこでの過ごし方、

つまり何をするのかだけではなく、

そこで過ごす時間によっても

変わってきます。

 

その場にどのくらい着座しているのか?

という違いです。

 

一度の着座時間が数分

という人もいれば

1時間以上という人もいます。

 

それは状況によっても

変わるかもしれません。

 

短時間を過ごす椅子と

長時間を過ごす椅子では

選ぶポイントも変わってくる訳です。

 

長時間過ごす場合の椅子の選び方・・・・・。

 

長時間の着座の際には、

その椅子に座り心地や快適性は

欠かせません。

 

椅子はインテリアなので

見た目もたいへん重要ですが、

デザイン優先で選んでしまうと

座りづらく長時間過ごすことができない、

ということになるかも知れません。

 

体圧分散がしっかり計算された、

つまり適切なクッションがある椅子や

身体の形状を考えた

板の座面の椅子を選ぶように。

 

スペースに問題がなければ

アームチェアを選ぶことをお勧めします。

 

腕にも少なからず重さはあり、

その重さをひじ掛けに置く=預けておく

そうする事で長時間座っていても

肩や腰への負担が軽減されます。

 

また、背もたれが身体の自然な曲線に

フィットするようなものや、

腰部をしっかりと

サポートしてくれるものが

理想的だったりします。

 

背もたれの高さや傾きなど、

自身の身体に合っているかも

確認するように・・・・・。

 

人の体型はそれぞれですので、

座り心地がフィットする椅子も

また個々に異なります。

 

最後に足裏がしっかりと

地面に着くかどうか?

という面も確認です。

 

踵まで床にしっかりと

着いているのが理想ですが、

店舗で試座する際にも

可能な限り実情に近い状態、

スリッパや裸足になってしっかりと

確認し調整できるり環境が最良です。

 

僕がいつも間取りプランや

家本体の設計に交えて

家具選定のアドバイスを兼ね

事前に家具やインテリアショップへ

ご案内させていただくのは

そういう意味もあるからです。

 

空間やイメージに

似合う似合わないも重要ですし

使い方のシーンや

自身へのフィット感も重要。

 

そして、そのような調整を

してくれる家具販売店に

ご案内させていただいています。

 

椅子選びの際には座り心地、

耐久性、軽さ、

デザイン等どれも

大事な要素になってきますので

自分自身の暮らしを振り返りつつ

これから過ごす

住まいでの居心地をイメージして

優先順位を考えるように。

 

人間工学的な数値の計算のうえで

製作された椅子は

基本的にはどれも心地よく

長い時間座ることができます。

 

空間に最適でありつつ

ご自身にとっても

最適な暮らしの「ギア」として

椅子の事を考えてみませんか?

 

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家具選定と暮らしの心地良さ、過ごす空間と一人一人のパーソナルエリアを考えつつも視界に入る空間とテーブルそのもののサイズ感から生まれる雰囲気のデザインと設計の工夫。

2023年11月05日 | インテリア 家具 IDC大塚家具

 

奥行きが細い

ダイニングテーブルを

「選んではいけない」理由は・・・・・。

 

テーブルの奥行きは

軽視してはいけないという事。

 

間取りや部屋にあわせて

家具も検討する事が

多いかと思います。

 

※IDC大塚家具ショールームにて家具選定候補(デコレ4人掛け)

※IDC大塚家具ショールームにて家具選定候補(デコレ4人掛け)

 

ですが、

家具を選定する際に

家具独自の考え方だけで選定、

購入するのではなくて

実際の使い勝手を想定する事は重要です。

実際に購入後のインテリアコーディネート

(デコレテーブルを2台レイアウトして8人掛けに提案)昼の様子

実際に購入後のインテリアコーディネート

(デコレテーブルを2台レイアウトして8人掛けに提案)夜間の様子

 

例えば、ダイニングテーブルを

選ぶために考えておくべき基準は様々で、

その優先順位も

部屋や使い方によって、

勿論・・・価値観により

人それぞれと言って良いかもしれません。

 

家具専門アドバイザーだけでは

判断が難しいケースも実際は多いです。

 

デザインを優先したい人、

素材や製法にはこだわりたい人、

価格も欠かせない要素です。

 

空間に対して「ひとそれぞれ」の

パーソナルエリア(スペース)と

使い勝手の差をどのように解読して

部屋にレイアウトするべきか?

 

パーソナルスペース(Peasonal space)とは、 

他人に入ってきてほしくない、 

自分だけの空間のことです。 

別名「パーソナルエリア」「対人距離」とも

呼ばれており、

この空間に自分以外の他人が入ってくると、

強い不快感や抵抗を覚えます。

(好意や対人関係性により変わります)

 

しかし、どのようなものを選ぶとしても

テーブルは必要な人数がきちんと

着座できることが必須であり、

同時に空間をある程度占めるものである以上

「サイズをどのようなものにするか?」は

絶対に外せない点となります。

 

どれだけ見た目が良くても

小さすぎては必要な人数で使用ができず、

あるいは狭くて使いづらいということもありえます。

 

反対に空間に対して大きすぎてしまうと、

周囲の余白が確保できずに

椅子の出し引きや回遊に

困難をきたす可能性も出てきます。

 

勿論そうならないように

僕はいつも間取りの検討前に

家具ショールームや

インテリアショップへ

ご案内させていただき

様々な要素検討の「入口」とさせていただいています。

 

使い勝手と空間とのバランス。

 

そして「家具そのもの」の役割を

損なわないためにも

ダイニングテーブルを含めて

サイズ選定は非常に重要です。

 

例えば、

ダイニングテーブルの話しに戻して

テーブルサイズを考えると、

テーブルのサイズは主に

W=総幅、D=奥行き、H=総高で表されます。

 

Wについてはまさしく

何人掛けか?

という部分の基準になることも多いので、

ある程度明確な希望や想定の

ある事が多い印象です。

 

一方、DHについては

その重要度はWほど

認知されていない感があります。

 

しかしD

つまり奥行きは

快適に食事や作業を行う上では

軽視してはいけない部分です。

 

細い奥行きのテーブルで

起こること。

奥行きが細いダイニングテーブルを

選んではいけないと

やや過激な見出しで書きましたが、

厳密に言うと奥行きの細いものを

選ぶことが絶対にダメ、

ということではありません。

 

ですが、

その際にはその「結果起こりえること」を

知っておくことで

家具の選定に後悔を覚える

要素が少なくなるはずです。

 

その「起こりえること」とは

「見た目のバランスが悪くなる」と

「対面距離が近くなる」事です。

 

見た目に美しいのは

適正な奥行を持ったダイニングテーブル。

 

まずわかりやすいのが「見た目のバランス」です。

ダイニングテーブルに限らず、

すべてのものには「美しく見えるバランス」

というものがあります。

 

それがシンプルな形状であればあるほど、

そのバランスは分かりやすく、

また好みもはっきり分かれると

言って良いかと思います。

 

家の間取りや構成要素と同じく。

 

長方形のダイニングテーブルを

例にとると、「カタチ」は

長辺と短辺が合わさって

その形状を作りあげています。

 

長方形として

一番美しく見える両者のバランスは

「黄金比」を指標として

導き出すことが可能です。

 

黄金比とは「人間が最も美しいと感じる比率」のことであり、

具体的な数値は約1.61という値で表されます。

 

長方形の短辺(奥行き)をaとして、

長辺(幅)をbとした場合でも、

b/a=約1.61という

関係になれば「美しいバランスの長方形」となる訳です。

 

例えば、

総幅が1500㎜であれば奥行き850860㎜程度、

1800㎜であれば奥行きは900㎜強となります。

 

事実、世のダイニングテーブルは

多少の数字の差異はあっても

これと同じか、

あるいは近いサイズで作られています。

 

例えば片側に3人が

常に着座できるダイニングテーブルが

欲しいとして、

その総幅は2100mmだとします。

 

そこで奥行きが700mm程度のものだと、

妙に細長く見えてしまう事も

あるでしょうね。

 

この場合、

美しく見える奥行きは9501000mm、

あるいはそれに近い数値となります。

 

そしてそれが実際に

適度な対面距離を確保できる

テーブルサイズでもあります。

 

適切な対面距離の確保は

ダイニングテーブルの使用時には重要。

※YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

 

快適性を左右する適度な対面距離とは、

つまるところ

自身がそこで必要なスペースを

確保できている状態で、

対面する人がいる場合に

互いが近すぎずそして

遠すぎない距離を指します。

YAMADA×IDC大塚家具大阪南港ショールームにて

 

食事や作業を行う際に

絶対に確保しておきたいスペースとして、

その奥行きは400mmといわれています。

 

ダイニングテーブルに着座して

対面に必ず人がいる場合、

互いに400mmのスペースを

必要とするわけですから、

その奥行きについては800mmを

確保しておきたいわけです。

 

互いに400mmが確保されているとして、

両方の間隔が

あまり離れすぎていても

遠く感じてしまい、

それはそれで不便を感じます。

 

そこで黄金比によって

導き出される

美しいバランスの形状を持った

ダイニングテーブルは

対面距離をも

適切なものとしてくれるのです。

 

例えば850mmの奥行きなら

必要なスペース+50mm、

900mmなら100mmのプラスで、

食事の際などに

両者の間に大皿などを

置くことを可能にします。

 

実際にダイニングテーブルで

過ごす時間が長いほど、

隣や対面の人との距離感は

気になるものです。

 

適切な対面距離の確保を

可能とする奥行きを持った

ダイニングテーブルを選ぶことは、

その場の快適性を左右します。

 

リビングのソファとテーブルや

ダイニングテーブルも

各種シミュレーションと

暮らしのスタイル、

価値観等による空間における

適正サイズの確認も検討しながら

細かなサイズオーダーが大切です。

 

暮らしの事、

生活環境を整えるデザインと設計で

丁寧に家具やインテリアからも

家の事を考えてみませんか?。

 

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