まだまだ残暑が厳しいですが、朝晩は随分と涼しくなってきましたね。
日が暮れるのも早くなり、奈良吉野では耳を澄ませば、
夜には秋のBGMが聞こえるようになりましたよ・・・・・。
四季の移り変わりを感じる時間もいいですね。
さて、今日は午後から一部予定の変更もありましたが、現在新築工事が進行中の現場へ。
(仮称)中庭の良さを取り込んだ家
木造二階建ての新築工事の現場です・・・・・。
玄関と道路との距離が敷地・・・土地の特性上難点でしたが、
そこは建築的な工夫で調整を・・・・・。
そういう意味での中庭の良さ。
風を呼び込みつつ、採光も確保して、危険の回避も・・・・・。
土地と道路との関係で工夫すべきところは随分ありますが、
人の動きを建築的な細工で工夫・・・誘導することで、
解決できることは沢山ありますよね。
人の動き・・・動線のコントロールでずいぶんと暮らしそのものが変わりますよ。
いい意味で・・・・・・・。
中庭の「カタチ」にはイロイロとあります。
一般的に思い浮かぶ「中庭」ではなくて「カタチを変えた中庭の機能面」を
盛り込んだ住まいは地盤の補強工事・・・・・地盤改良、養生を終えて、
基礎工事・・・鉄筋の組み立て・・・配筋工事に取り掛かっています。
まだまだ「建築」のフォルムが見えてくるまでに時間はかかりますが、
上棟の日もしっかりと決まって、
段取りと手間をかけて・・・・現場でカタチにする仕事は進行中ですよ・・・・。
午前中は曇り空ではありましたが・・・・晴れ・・・でも、
午後からは注意報も出ていて、奈良吉野は雨天です・・・・・。
夕方からは橿原市内で住まい手さんとの打ち合わせもあるのですが、
現場での打ち合わせなので・・・・ちょっと天候が心配ですね。
さて、住まい手さんとの打ち合わせでイロイロと考えることはあるのですが、
「寝室」が意外にも「軽く」考えているケースもありますよね。
LDK等のよく居る場所も大切ですが、収納スペースと同じく「寝室」も大切な場所です。
6帖あれば十分です・・・いや・・・8帖・・・とか「帖数」での話しはあったとしても・・・・。
LDKと同じく「寝室」は一日の疲れを癒す大切な場所ですよ。
心身のリラックスの場所。
居心地と落ち着きも大切ですね。
納戸のように「荷物」を辺りに置きっぱなしの・・・散乱したスペースで、
心身安らぐスペースにはなかなかなりにくいですよね・・・・・。
収納物を見えにくくしたり、逆に落ち着きや癒しのディスプレイとしての収納などを
考えて、余白も設けつつ、内装の色にも「安らぐ」配色で検討したいところ。
眠りの重要性は皆さんの知っている通りです。
時間だけではなくてその睡眠の「質」も大切ということ・・・・。
そのための「環境」は考えておきたいところですからね。
短い時間でも質の確保。
眠りやすい環境をつくる事も、住まいづくりでは大切ですよね。
そんな部分のプラスの要素を検討中です。
「狭い」という良さをプラスして・・・・・そこにもちろん「見え方」という細工。
段々と昼から夕方にかけて・・・・時間の感じる速さが異なってきましたね。
午後7時にもなると・・・すっかり日が暮れて「ペース」を秋に合わせるように・・・・・。
現場や移動での時間配分も変更しないといけませんね。
さて、現在奈良・大和高田市内で新築工事が進行中の店舗併用住宅の現場。
屋外での外壁工事の準備なども始まり、そのフォルムも見えてくる段階になっています。
屋外の工事と同じく・・・・屋内の工事でもその「内容」が見えてくる段階。
前回では「壁」の状態等も分かりやすくなっていましたが、
二階部分・・・居住スペースでも同じように・・・・・。
店舗併用で生活の内容も踏まえて、一階部分、二階部分のエリア分けで、
二階部分のLDK・・・・。
その暮らし方、使い方に合わせての工夫も盛り込んでいますが、
スペースの工夫にもそういう部分はありますよ。
屋根の勾配・・・・傾きを利用した吹き抜け状の天井と、
その化粧梁を使い「見せすぎない」事による雰囲気の造り方・・・・・。
もちろん「構造的」・「耐震的」な工夫もその中に盛り込まれていますよ。
一つの事だけではなくて、様々な要素を考えながらつくられるのが
「建築」であり「暮らす場所」、「使う場所」です。
今回の二階・・・LDKのスペースには「ピアノ」もその部分の一部として「居場所」があります。
その居場所にも工夫がありますよ。
視線と角度と距離感・・・・・・。
設計の工夫が見えてくるまでもう少し。
広ければいイイというものではなくて、暮らしにfitする空間を創造・・・計画することが大事ですよ。
家具のレイアウトもその辺りを考えて「調整」が大切。
見え方の工夫でスペースが生きてきますよ。
夏・・・・暑い日には日差しの調整をイロイロと考えますよね。
日よけをつけたり、すだれを設けたり・・・・・思い切ってカーテンを閉めたり・・・・。
でも日中に「環境」を悪くする選択は出来るだけしたくはないという気持ちの問題もありますよね。
中庭等があれば「壁」・・・障壁やスリットなどで日差しの調整が出来たりしますが、
そうではないケースのほうが圧倒的だと思います。
環境負荷にもイロイロありますが、
屋外に面したサッシは最近でこそ「ペアガラス」や「LOW-Eガラス」で熱負荷に対して
意識をしていますが・・・・・実際のところ「広い面積で窓」を設けると
熱負荷も増えますよね・・・・。
でも少し考え方を変えて「取り付けるもの」・・・「インテリアの一部」でその熱負荷の
調整もできますよね。
カーテン等ではなくて、「すだれ」・・「よしず」のようなイメージで「ブラインド」。
吉野のアトリエにも窓際に設けていますが、
庇の効果と相乗効果で「日差し」の調整に役立っていましたよ・・・・・。
インテリアの一部としての効果もありますし、
逆に「反射」を利用して日差しを屋内に取り込んだりという効果もありますからね。
そして先週末は立川ブラインド工業㈱のN営業所W所長さんが、
わざわざ吉野のアトリエに新作のブラインドカラログを届けてくださいました。
新作発表会の案内も兼ねてですけど・・・・・。
暑い夏の窓からの遮熱効果での対策の相談と、高機能ブラインド・パーフェクトシルキーの紹介。
大きな窓だと当然視線も気になりますよね。
その気になる視線のコントロール・・・・以前の商品よりも「羽根」に工夫を盛り込んで
高プライバシー効果のあるようにしたことと、
今まで以上の気配りの計算された設計であることなど・・・・イロイロと。
夏の省エネ、冬の省エネ・・・どちらにも効果のある「ブラインド」・・・・。
インテリアの効果と重なって、
いい具合にセレクトが出来ればな・・・・と思います。
住まいづくり・・・家具や室内の色・・・質感と同じく「空気」をつくりだす役目もありますからね・・・窓際も。
そういう「バランス」を上手に取り込むことも考えておきたいところです。
建築は様々な素材や材料・・・建材の集合体ですからね。
週明けの月曜日・・・、まだまだ暑い日が続いていますが、
現場では暑い中、職人さん達が作業を進めています・・・・・。
工事進行中の現場。
木造の二階建て住宅ですが、事前の調査の結果、地盤の状態・・・・地耐力が期待できない
土地なので、地盤の改良工事からのスタート。
今回は表層だけではなくて、地盤面下・・・基礎の下となる部分の必要な部分に必要な長さの
コンクリート製の柱をつくる・・・・柱状改良工事。
基礎自体もべた基礎といって、水平なコンクリート基礎も設けるのですが、
それだけでは地盤の耐力とのバランスがよくないので、
今回工事を行っています・・・・・・。
最終の仕上げなどの見える部分と今回のように地盤面下に埋まってしまうもの・・・。
工事の内容にもイロイロとありますが、
こういう部分にキチンと手間をかける事が住まいづくり、建築工事には大切ですよ。
建築は様々な素材や材料・・・建材の集合体ですからね。