旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

朝靄の金谷山とレルヒ少佐

2011-06-08 | にいがた単身赴任始末記

梅雨の晴れ間が広がった朝、ジョギングがてら金谷山に登ってみた。
標高145m、標高は低いながらも高田平野を一望できる景勝地なのだ。
1910年、交換将校として来日したのがオーストリア=ハンガリー帝国のレルヒ少佐。
この地で旧陸軍第58連隊の将校や女学校の生徒に1本杖のスキー術を伝授したそうだ。
故に金谷山は日本スキー発祥の地とされる。
朝靄の中、1本杖を携えたレルヒ少佐が高田の町を見つめている。