旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

休日はローカル線で 烏城と信濃ワインと善光寺平夕景

2013-12-11 | にいがた単身赴任始末記

塩尻はワインの産地。桔梗ヶ原には葡萄畑が広がりワイナリーが点在する。
観光センターで信濃ワインの新作 “秋薫る ナイアガラ” を仕込んだら長野行きに乗り込もう。

篠ノ井線の起点は塩尻、ここで中央本線から分岐して篠ノ井で信越本線と結ぶ。
東京から中央東線、名古屋から中央西線を束ねて松本・長野へ送る篠ノ井線は賑やかだ。

黒と白のコントラストがアルプスの山々に映えて松本城(別名烏城)が美しい。
これから篠ノ井線に乗車して、安曇野から善光寺平へと抜けようと思う。 
タイミングが良ければ、姨捨駅で善光寺平らの夕景を楽しむことができそうだ。 

明科駅を過ぎると電車は犀川を離れて山中に分け入って行く。
30分ほどで冠着(かむりき)トンネルを潜ると松本盆地から善光寺平に抜ける。

スイッチバックの姨捨駅は日本三大車窓のひとつ。折角なので途中下車する。
田毎の月と呼ばれる棚田、夕陽を浴びて鈍く光る千曲川、善光寺平の夕景がキレイだ。

後続の電車で善光寺平へと駆け下りると。2駅20分ほどで終点の篠ノ井に滑り込む。
篠ノ井駅は信越本線、篠ノ井線、しなの鉄道の結節点。列車の発着は頻繁だ。
66.7km、所要90分、篠ノ井線の旅はハーフボトル1本分の旅なのだ。

おひさま~大切なあなたへ / 平原綾香