旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

PANAM

2020-06-06 | 日記・エッセイ・コラム

 麗しい女性たちの出で立ちは、パンアメリカン航空のスチュアーデス。
数年前のハリウッドでのスナップですから、時期的にTVドラマ「パンナム」のプロモーションでしょうか。
1960年代の航空会社を舞台にした、華やかな恋愛や仕事の裏側を描いたドラマですね。

1960年代と云えば、日本人の渡航自由化は東京オリンピックを間近に控えた1964年4月のこと。
当時の日本航空やJTBのツアーを今の物価に換算すると、ハワイが400万円、ヨーロッパは700万円だとか。
一般的に海外旅行は高嶺の花、誰もが一生に一度はと憧れたのではないでしょうか。

子どもの頃に観ていた「兼高かおる世界の旅」の協賛は、確かパンアメリカン航空でした。
優勝商品は海外旅行、目録の代わりにPANAMのバックを首にかけてくれるクイズ番組もあった気がします。
憧れの海外旅行の象徴は、パンナムの青いマークだったかも知れません。

さて、半世紀の時が流れて、2度目の東京オリンピックを控えて、やはり渡航不自由な近頃です。
世界への窓が開いて、気軽に空の旅を楽しめるのは何時ごろでしょうか。少し時間がかかりそうですね。

Sailing / Christopher Cross 1980