旅の途中

にいがた単身赴任時代に綴り始めた旅の備忘録。街道を歩いたり、酒肴をもとめてローカル線に乗ったり、時には単車に跨って。

人生のそばから 信州・木曽福島「くるまや本店」

2020-09-01 | 旅のアクセント

 二段重ねの木曽漆器のせいろで "ざるそば" が運ばれてきた。せいろは鏡の様だ。
江戸時代から続く老舗のそばは、玄そばを手打ちしたいわゆる田舎そばだね。
つゆは甘めだから、刻みネギとわさびを蕎麦猪口に容赦なく入れて、ズズっと啜る。
みずみずしいそばを香りとともに喉越しで味わう。美味い。
トロトロのそば湯を愉しんで人心地。ここ、途中下車して寄っても良いな。満足。
僕としてはこのまま温泉直行でも一向に構わないのだけれど、許してくれないだろうな。


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万里の河 / チャゲ&飛鳥 1980