太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

マンモス渋滞

2015-04-01 16:07:57 | 日記
昨日、仕事が終わって帰り支度をしていると、

同僚の一人が「ものすごい渋滞になってるよ」と

渋滞情報を見せてくれた。

私が使う道はどこも真っ赤に彩られていた。

「ジップの故障みたいなんだけど…」

ジップというのは、渋滞を避けるためにラッシュ時に車線を変えるシステム。

ハワイでは、平日の朝夕にあらゆる主要道路で車線が変わる。

例えば片側3車線ずつの道路であれば、朝はホノルル中心に向かう車線が4車線になり、

夕方はその逆になる。


ホノルルが全米1位に選ばれるのは、いつも交通渋滞である。

親が子供を学校に送り迎え時間に重なると、さらにひどい。

そこそこの渋滞には慣れっこだが、年に数回、こんなふうにマンモス渋滞になる。

これは今出てもダメだから、夫もいないことだし、一人で夕飯を済ませて時間を潰すことにし、

マウイ島で食べた、あのまずいラーメンの記憶を塗り替えるべく、美味しいラーメンを食べた。


駐車場に行くと、外の道路は車がぎゅうぎゅうに詰まっており、

駐車場から出たい車の長い列もまた、まったく動かない。

私は帰るのを諦め、家に電話をして夫の父に猫のエサやりを頼むと、友人に電話をかけてみた。

彼女はここから歩いて行ける場所に住んでいる。

すると彼女は仕事を終え、今、私がいるアラモアナのビルにいるという。

数分で彼女と落ち合い、ウインドウショッピングをし、夕飯の買い物に付き合って

車を置いたまま彼女の家に行った。


8時過ぎまでいて、そろそろいいだろうと車に戻った。

私が普段使う出口は、まだ車が詰まっていたので

別のルートでフリーウェイに乗ることにした。

もしフリーウェイが混んでいても、そこを通らなければ帰れない。


しかし意外と道はすいていて、いつもと同じぐらいの所要時間で家についた。


その夜、10時半ごろに、時間を潰させてもらった友人から電話があった。

「無事に帰れたあ?今、同僚から電話があってね」

友人はウェディングの仕事をしているのだが、お客様が5時に教会で式を挙げることになっていて

3時半にワイキキのホテルを出た。

普段なら4時に出れば余裕で着くのを、渋滞を考慮して30分早く出たのだったが、

「それが今着いたんだってよ」


3時半に出て、10時半に着いた……7時間。


東名高速で名古屋から東京まで行けるな。

「だから、まだ帰れてないのかなあと心配したのよ」


恐るべし、ホノルルのマンモス渋滞。


7時間も遅れて式を挙げた二人が幸せになりますように。



にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へにほんブログ村