太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

メリークリスマス

2016-12-22 19:48:47 | 日記
子供の頃、クリスマスはプレゼントがもらえてケーキを食べる日で

大人になったら、クリスマスは恋人と過ごすものだった。

そういう歌もいっぱいある。

他の文化の人から見れば、クリスチャンでもないのにクリスマスを祝うのは不思議らしい。

日本を離れてから、何度聞かれたことだろう。

そのたびに、

日本は八百万(やおよろず)のカミサマがいるからイエスさんも尊敬しているのだ、と

苦し紛れの言い訳をしてきた。(理屈にあってないけど、たいてい納得してくれる)

とてもじゃないが本音は言えない。

日本人はクリスマスを祝ってやしない。あれはただのイベント

なんて言えるものか。



お寺の経営する幼稚園で「のんのん ののさま ほとけさまー♪」と歌い、

カトリックの中学高校で、教会でミサがあって聖書の授業があり、

クリスマスにパーティしたら、お寺で除夜の鐘をつき、

年が明けたら神社でおみくじを引く。

なんの疑いもなく、多くの日本人は仏教もキリスト教も神道もごった煮にして暮らしている。

なにかの宗教の敬虔な信者はそれを、節操がない、と思うのだろうが

私はそういう いいとこどり・楽しいとこどり の日本に生まれてよかったと心底思う。


ユダヤ系の人に、うっかりメリークリスマスと言ってしまうと気分を悪くされるのだが、

なんでそんなふうに気分が悪くなるのか、私は理解できない。



だからハワイにいても、クリスマスはプレゼントがもらえて(そのぶん、あげなくてはならないけども)

家族が集まるイベントとして楽しんでいるけれど、

クリスマスに対する熱意の温度は、日曜日に教会に通うようなクリスチャンに比べてずっと低い。

高校の時、クラスに教会の娘がいて、クリスマスに私を含めて4人が招かれたことがあった。(その記事はコチラ

本物のクリスマスを知らない、相当お気楽おバカな私達だったけれど

あの頃と、まったく私は変わっていない。








夫の両親は、クリスマスをシアトルで過ごすので、

先週の日曜に、1週間はやくクリスマスパーティをした。

叔父叔母や友人達が集まって、賑やかに過ごした。

本当のクリスマスは、叔母の家で私の友人夫婦も招いてパーティをすることになっている。

誰かが音頭をとるから乗るだけで、私と夫だけならクリスマスだからといって何をするわけでもないと思う。

私は日本人だからいいけど、夫はアメリカ人としては変わり者なんだろうなあ。








「めりーくりすます」ボクは高いとこがすき





「めりーくりすます」アタシはここが好き






なんだかんだ、今年も平和にクリスマスがやってくる。





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