太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

水は腐る

2018-04-24 07:35:46 | 日記
水が腐るって、知ってた?

あ、知ってますか、そうですか。

私も、理解はしてたと思う。

水だって腐るだろうって。

なんの話かっていうと、これ。




KEURIG


左側の透明のケースの中に水を入れておくわけですよ。

飲みたいときにすぐ、1杯分のレギュラーコーヒーが飲めるのがKEURIGだから

水は常に入っていないと面倒。

毎日使っていれば問題なし。

ところが憧れのドリッパーを買ってからは、とんと使わなくなった。(ドリッパーの話はこの辺

休日の午後あたりに使えばいいほう。



で、その休日の午後に使おうと思ってスイッチを押したら、おかしい。

水は入っているのに、コーヒーができない。

買ったばかりなのに、そんなに使ってないのに既に壊れたか!と思い、

水を入れるタンクを取り外してみたら、水がなんだか変。

メガネをかけて見てみたら、何か浮いてる。

なにか、藻のようなもの(怖)

「水が、腐ってる!!」

タンクの中の水をこぼして、内側をこすってみるとヌルヌルする。

この藻のようなものが詰まって、コーヒーができなかったのか。

スポンジとブラシでよくよく洗い、きれいにしてから水を入れたらコーヒーができた。

いつ、水を替えたか覚えていない。

でも、1週間はたってないような気がする。

いや、たっていたか・・・

タンクの外側が、ほんのり温かいのは、機械に接した面の温度が高くなるからで、

それにキッチンの窓際に置いてあるので、日光があたって余計に温度が上がったのかも。



前の夜、この水で紅茶を入れて飲んだことを思い出した。

藻が浮いたお湯で。

コーヒーのカートリッジを入れないで、空っぽのままスイッチを押すとお湯だけが出るので

1杯だけ紅茶を飲みたいときにも便利なのだ。



私は母に、おおらかに育てられたことを感謝している。

母は、もともとの性格もあるだろうが、忙しかったので、賞味期限にもおおらかだったし、

きれい、と、汚い、の境界線がとてもフレキシブルだった。(って今でもそうだけど)

何かを見て「これ、賞味期限から3日過ぎてる」、と母に言ったことがあった。

すると母は

「3日前に食べられたものが、今食べられないはずがない」

と堂々と言い放った。

めちゃくちゃなようでいて、やけに説得力があった。

おかげで、なのか、しかしなのか、私達はお腹を壊すこともなく、元気に育った。

ちょっとのことでも汚い、古いといって育てられた人は、まわりに汚くて古いものが多すぎて生きにくかろう。





それにしても、藻入りの水で思い出したことがある。

最初に勤めた職場にYさんという男性がいて、アパートに一人で暮らしていた。

彼は有名な作家を叔父にもつ、頭がよくておもしろくて、とてもいい人なんだけれど、

Yさんの家に遊びに行った同僚たちが、お風呂場の浴槽に藻がはえていたと恐ろし気に語ったことがある。

Yさんはシャワーしか使わないので、藻入りの浴槽を使っていたわけではないのだが

それにしたって風呂場の藻はなんとかしたほうがいい。



って、藻入りの水で紅茶を飲んでいた私には言う資格はない。

まったく、ない。



それからは、水のタンクは使うたびに空っぽにして乾燥させている。

だから安心してうちに遊びに来てくだサイ。


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