太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

かゆいところに手が届く

2019-01-28 18:32:12 | 日記
地球のいろんなところで、ここ数日は寒くなっているようで、ハワイも肌寒い風が吹いている。

ダウンジャケットを着ている旅行者もいる。

確かに肌寒い感じがするし、寒さに強い私も長袖のTシャツを着ているが、

日本の寒さに比べたら、暖かいもいいところだ。

あの、背筋が伸びるのを通り越して、背中が丸まってしまう冷たい空気。

ああ、日本は寒かったよナァー、と言いつつ、日本で毎日はいていたユニクロのヒートテックを

再び引っ張りだしてはいている。

ハワイに戻ってくれば、またしっかりこっちの気温に身体が慣れてしまうらしい。



さて、ファミリーフレンドの一人、リーが本土に引っ越すことになった。

最小限のものを持ってゆくため、物の処分に奔走している。

たかが4年しかたっていない我が家でも、物は増えるいっぽうなのだから

45年も住んだ家には、うんざりするほどの物があるに違いない。

リーが、日本の器とかこまごましたものがあるから、欲しいものは持っていって、

というので見に行った。

日本の絵付けのお皿や、急須のセット、お箸もある。

その中で見つけたのが、これ。




なんていう名前?

おろし器に残った生姜なんかを、こそげとるヤツ。

私は日本で買ってきた、セラミックのおろし器を使っているのだが、

真ん中のギザギザの間に、まだたくさん生姜やニンニクが残っているのに取りきれずにもったいない。

これをずっと探していたのだった。

まだ日本の店頭で売られていた状態のままになっていた。

「これ、なんだかわかる?」

と、リーに聞いたら、困ったような顔をして首をふった。

誰にもらったのかもわからないという。

私なら、よくわからない用途のものは捨ててしまうかもしれないのに、よくぞ捨てずにいてくれた。

こういう、かゆいところに手が届く商品は、日本の十八番。

ありそうで、ない。

ないから、作るのが日本。

なけりゃ、ないでなんとかなるからいいじゃん、ていうのがココ。


さっそく、生姜をおろして、ギザギザの間にたまった生姜をチョイチョイとこそげ出すと

ぞくぞく生姜が出てくる。

今回、日本で生姜をおろしたとき、それほど真ん中のギザギザに生姜が残らないことに気づいた。

日本で売っている生姜は、繊維が少なくてみずみずしい。

ハワイで買う生姜は、見た目は日本と同じだけれど、やたら繊維があってヒネているのだ。

ハワイの生姜こそ、これが必要。

貴重な刷毛の部分が折れないよう、細心の注意を払って大切に使っている。






















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