太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

フタコブラクダ

2019-12-04 08:27:07 | 日記
仕事から帰宅すると、
先に帰っていた夫が、「オカエリー」と言ってハグをした。

が、

「え、ナニコレ?」

と言いながら私の背中を撫でた。
「何って何さ?」
腕を背中にまわしてみると、私の背中にはコブが二つあった

私はユニフォームの下に、いつもブラトップを着るのだが
それが後ろ前になっており、
胸の部分にあるパッドが背中にまわっていた。
背中にコブをつけたまま、8時間あまりも働いていた。

「気づかないものなのかなあ?」
笑いながら夫が首をかしげる。

そーですね。
スリッパの左右を履き間違えたみたいな違和感が、あるかもね。
豊満な胸がある人はね。
ええ、そうでしょうよ。

実は、これが初めてではない。
以前にも後ろ前に着ていたことがある。
その時は、仕事の合間に壁に寄りかかったら、
背中になにか柔らかいものが当たって、それで気づいた。
同僚にコブを見せて、ひとしきり笑ったのだった。
同じことを繰り返すとは情けない....
壁に寄りかかる暇もないほど忙しく働いていたという証拠だと、
働き者のフタコブラクダは一人言い訳をするのである。