太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

バースデーケーキは雑煮で

2022-01-03 10:58:44 | 日記
1月2日は私の誕生日だ。
子供の頃は、学校は休みだし、家族も大晦日あたりまでは覚えていても、年が明けると他のことに紛れて忘れられることもあったりして、誕生日は普通の日がいいと思っていた。
大人になれば、そんなものどうだってよくなるのに。

時差があるから、ハワイの元旦が私の誕生日になる。
元旦に実家に集まった姉妹家族が、おめでとう動画を送ってくれた。
「また来てね、待ってるよー」のサブタイトルに、胸が熱くなる。

普段は2日から仕事だけれど、今年は私の休みのシフトと重なるのでお休み。
クリスマス前の23日から1月3日まで、通しで10日間有給で休暇という、羨ましい夫も今日まで休み。
目覚ましなしで起きて、アーモンドパンケーキとコーヒーの朝食を済ませ、
久しぶりに雨が上がっていたので、日本食スーパーに出かけた。
戻ってきたら、外は再び嵐。
日本にいる友人が送ってくれた富士山の写真は、雲ひとつない青空で、
空気が澄んでひたすら晴天という、典型的な静岡のお正月を思う。

午後は、ジグソーパズルや、ピアノや、少しコラージュなどをして過ごし、
夕方にホノルルの日本料理レストランに出かけた。

そのころには雨も上がり、少し晴れ間すら見えていたが、気温は18℃ほどで肌寒い。
シアトルから来ている、ファミリーフレンドのリーと、リーの息子さん家族、
義両親と私たちの総勢11名でテーブルを囲む。
叔母は今日になって喉が痛くなり、大事をとって叔父叔母は来ない。

「シロのお父さんは、ほんとによく食べたわねえ」

ここに来ると必ず父の話になる。
11年前、私の両親がハワイに来た時、こちらの食べ物が口に合わないのか、父は少ししか食べなかったのだが、
この店に来たら一変、食べるわ食べるわ・・・・・
さんざん天ぷらや刺身を食べたあと、串にゴハンをくっつけて焼いた、きりたんぽみたいな「焼きおにぎり」を、2つ平らげた。
胃を半分以上切ったはずなのに、あの細い体のどこに収まるのか。

お正月の特別メニューの「お雑煮」を、私だけ頼んだ。

鶏肉と水菜、ほうれん草とかまぼこ。焼き餅が2個。
昨日の自作のすっぽら雑煮より格段に良い。
これが誕生日のバースデーケーキの代わり。
目のさめるような青やピンクのクリームでゴテゴテに飾ったケーキは、正直、あまり食べる気がしない。
日本人が作った、優しい味のいちごのショートケーキならいいけど、うちの村にはそんなものはないから、ケーキはなしでもかまわない。


お正月の、うちの猫ズ。

乾燥機から出したばかりのあったかいシーツで至福の、チーズケーキ・ボーイ。7歳。

どこかで寝ていて、ふらりと起きてきたチーズケーキ・ガール。7歳。

お気に入りの椅子の背で、辺りを見張っている新入りのコーちゃん。7か月。


今年も幸せな誕生日を過ごせたことに、心から感謝。