太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

ニューシステム

2022-03-11 15:28:45 | 日記
シアトルに住む夫の友人Chrisが、ハワイに遊びに来ている。
私がChrisに最後に会ったのは11年前で、私たちがロードトリップをしている途中で彼の家に寄ったときだ。
私たちが行った時、7歳の娘さんと一緒にウォーターパークに行き、息子さんは小さかったので奥さんと一緒に家で留守番をしていた。
その娘さんが大学生で、息子さんはサッカーの天才と言われて、中学生なのに高校生のチームで活躍しているという。
同じ11年という歳月が流れているとは、考えにくい・・・

Chrisがハワイに来るときはいつも家族は連れてこず、彼の幼馴染のMatと一緒。
夫とMatは学校は違うが、中学、高校時代のサーフィン仲間だ。

右がChris。中央がMat。

実はMatは大金持ち。
もともと裕福な家で、両親が所有していたギリシャの島を売り、ハワイを含めいくつかのホテルを買った。
昔から、いつも着古したTシャツとサンダルで、おんぼろのダットサンに乗り、ひたすらサーフィンをしていたというMatは、およそ大金持ちのボンボンとは思えない。
それは今も同じで、高級な腕時計をするでもなく(時計すらしていない)、こざっぱりしたTシャツと短パンで、にこにこと穏やかに笑っている。
きっとそれが彼の魅力なのだ。



さて、食事したのはカイルアのマウイブルワリー。
Chrisが行ってみたいというので来たのだが、ここのニューシステムにうんざり。
パンデミックの頃から、多くのレストランのメニューがQRコードになった。
アイフォンだと写真を撮るだけで開くことができるらしいのだが、私たちのはアンドロイドで、どうやらアプリケーションをダウンロードしなくてはならないらしい。
それが面倒くさいので、いつも紙のメニューをもらったり、一緒に行った友人に見せてもらったりしてやり過ごしてきた。

それが、ここではQRコードで開いたメニューの画面から自分でオーダーし、支払いはその場でスマートフォンで済ませるというシステム。
むろん紙のメニューなどない。
めんどくさいことこの上なし。
私たち二人だけなら、入り口で説明されたときに踵を返したと思う。
ChrisもMatもめんどくさいというので、Matの友達のアイフォンで全員のオーダーをし、最後にそれぞれが彼女に現金で払った。

平日の夜だというのに、店内は若者でほぼ満席。
みんな、こういうシステムを何とも思わないのだろうか。
機械の操作がひたすらめんどくさいと思うのは、年齢なんだろうか。
ここには二度と行かないけどね。