太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

無駄なものがあったほうがいい

2023-02-07 07:58:47 | 日記
パンデミックで毎日家にいた頃、YouTubeにハマった。
そこで、最小限のもので生きる人達や、丁寧に暮らす人達に出会った。
私はすっかり感化され、少しずつ物を処分し始めて、昨年フランスから戻ったあとに大がかりな断捨離をした。
見違えるようにエネルギーの流れがよくなって、やってよかったと思うのだが、
まだまだミニマリストといわれる人たちの足元にも及ばない。

夫の職場のマネージャーの一人がミニマリストで、家を持たず、大きなバンで生活し、年に3か月はインドに行くという仙人のような人だ。
彼にとって、何かを所有するということは重要なことではないのだろう。

洋服のクロゼットをあける。
思い切って断捨離したつもりが、まだハンガーにも引き出しにも服がぎちぎちに詰まっている。
夫と共有しているスペースの75%は私のもの。
それでも折に触れ、少しずつ処分してはいるのだが、あるとき私は気づいた。
以前は、ものを処分することに罪悪感を感じていたのが、いつのまにか、ものを処分しないでいることに罪悪感を感じるようになっていることに。

なんかそれって・・・・

着ないかもしれないけど、思い入れがある服があってもいい。
今は着ないけど、きっといつか着る服があってもいい。
あまり履かないけど、たまに履くかもしれない靴があっていい。
気分を替えて使いたい食器があってもいい。
使わないバッグが、1つか2つか3つあったっていい。

それらを無駄なものというなら、それでもいい。
私は適度に無駄なものに囲まれて暮らしているのがあっている。
「適度に」ってところが大事なんだけどね。