太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

それはもうピザじゃない

2023-02-22 07:48:28 | 食べ物とか
私がそれほどピザが好きというわけじゃないのは、ピザのない子供時代を過ごしたのと関係あるだろうか。
なにしろ、初めてピザを食べたのは幼稚園時代に母と通っていた英語教室で、熱くてとろとろのチーズに私も母も驚いた。
それは美味しかったけれど、じゃあ家でもピザを食べましょう、ということにはならない時代だった。

大人になり、イタリアンレストランも増えて、普通にピザを食べるようになった。
それでも、私にとってピザは食事のメインというよりは前菜的なもので、何人かで1枚頼んで、一切れ食べれば満足する。
だから義両親が、今夜は軽くピザにしましょう、なんて言うのを聞くとアメリカ人なのだなあと思う。
ハワイではピザはハンバーガーに並んで日常食だ。
スーパーの冷凍ピザのクオリティも高いし、種類もものすごく多い。
テイクアウトのピザの大きさが桁外れ。
時々マネージャーがピザを差し入れしてくれるのだが、50センチ四方ぐらいの箱に入ったピザを見ただけで(しかもそれが3箱ぐらい)、私などは胸がいっぱいになってしまう。
12等分に切り分けても、一切れは小さいサイズのピザ1枚はあろう。
同僚たちは3時頃におやつとしてそれをぺろりと平らげてしまう。



前置きが長くなったが、今日の本題。

ピザのチェーン店のコマーシャルで、クラスト無しのピザ、というのをやっていた。
つまり、ピザの具だけのメニュー、ていうわけ。
小麦粉なしのお好み焼きみたいなもんか(違)。
ペペロニとかベーコンとかマッシュルームなんかをトマトソースで和えてチーズを加えたもの?
小麦粉を排除している、うちの夫のような人にはいいけれど、それって、もうピザとはいえないんじゃないか。
いやー、おもしろいこと思いつくなあ、とは思うけど、果たして需要はいかほどか。