太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

チーズと蜂蜜、そして綿菓子

2023-12-01 07:43:10 | 日記
一人の時の昼ごはんは、たいていエゼキエルブレッドを食べる。
冷凍庫から出したエゼキエルブレッドをそのまま、熱い電熱器の上の小さなフライパンに乗せておく。
ペッパージャックチーズを出して、二切れスライスし、それをパンに乗せて蓋をする。
飲み物を用意している間に、パンが程よく温まり、上のチーズが溶けてくる。

最近は、これに蜂蜜が加わる。
お皿の上に焼けたパンを乗せ、その脇に一匙の蜂蜜を置く。
チーズが乗った部分を食べ終えたら、残ったパンで蜂蜜をすくって食べるのだが、チーズと蜂蜜が混ざっても、それはそれで美味しい。

しょっぱい、と、甘い、は良いコンビ。
溶けたバターに蜂蜜。
焼いたお餅につけて食べる醤油と砂糖。
ザラメがかかった醤油せんべい。



ザラメといえば、綿菓子。
お祭りで買う綿菓子は、売り手のおじさんが袋の中に「フッ」と最後に息を入れて口を縛るのを母が嫌がったから、3回に1度ぐらいしか買ってもらえなかった。
せっかちな父は、デパートの屋上にある綿菓子屋に並ぶ私たちを待つのが嫌で、とうとう家でできる綿菓子機を買ってくれた。
丸い機械の真ん中にザラメを入れて、スイッチを入れる。
割箸をぐるぐる回していると、綿状になったザラメが割箸にくっついてくる。
手指まで綿菓子だらけになったり、ザラメを入れ過ぎて、畳までベトベトになったり。
幼馴染も呼んで、毎日のように綿菓子を作った。
綿菓子機を出したり、掃除してしまったりする手間のことなど考えもしない子供は呑気なものだ。忙しい母には、さぞめんどくさいことだったろうと思う。

さらにザラメといえば、カルメ焼き。
今の子供は、その存在すら知らないかもしれないけど。
これは、お祭りでも買ったし、父か叔父か忘れたが(たぶん叔父)家でも作ったことがある。
お玉にザラメを乗せて、コンロで炙る。ふつふつしてきたら火から外して、重曹を入れながらかき混ぜると、ぶわーっと膨らんで固まるのを見るのは楽しかった。

両親がいなくなってから、以前にも増して昔のことを思い出すようになった気がする。