太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

祈り

2023-12-23 07:10:27 | 日記
ハワイ在住の日本人の友人が、治療のために日本に行くことにしたという。

友人は3年以上も、首からくる手指の痺れに悩まされていて、何か所も医者を回り、自分でも情報を集めていた。
痺れは、掴んだものを落としてしまうほどにもなることがあり、痺れの範囲が腕のほうに広がってきていて、手術を受けるという結論に至った。
ハワイは、首の骨に金具をつける方法の一択で、しかしそれも、その金具による他の箇所の不具合が出ることが多く、何度も手術を受ける人が多いらしい。
日本の人で、同じような症状で日本で手術を受けて治ったという人と電話で話す機会があって、とうとう決めたのだという。

とりあえず3か月、仕事を休職していく。
実は彼女は、腰にも持病があって、春頃に激痛でのたうち回るほどになったことがあった。腰は怖いから手術はしたくないけど、腰のことも聞いてくると言った。
友人は関西出身だが、病院は東京。日本の病院なら、言葉も料金の面でも安心だけれど、一人で入院して手術するのは心細いだろうと思う。



眠る前、なんの痛みもなく過ごせている自分の体の、ひとつひとつに手を当てて、感謝した。
目、鼻、耳、口、歯、舌、喉、脳、首、腕、足、指、すべての臓器、骨、筋肉、血液、脂肪、皮膚、神経。
右手の親指の第一関節が痛くて曲がらない、なんてことは何でもないことだ。曲げなくても普通に生活できる。


あれから毎日、友人のために祈っている。
そして痛みも痺れもなくなって、笑顔でハワイに戻って来る友人を思い浮かべている。