太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

4年ぶりの日本  富士山周遊

2023-12-20 11:00:31 | 旅行
土曜日は、妹が休みをとって静岡に来て、義兄の運転でドライブに行くことになった。

義兄は昔から出かけるのが大好きで、いろんな場所を熟知している。
今回も、いくつかのコースを考えてくれた中で、富士山周遊に決定。実家からも富士山は見えるけれど、やっぱり近くでドーンとしたのを見たい。
雲一つない冬の空。
まずは白糸の滝へ。
ここには夫と二人で来たことがあったが、すっかりきれいに改装されたお土産物屋スペースには、以前の面影はない。
その中にも昔ながらの土産物屋もいくつか残っており、そのひとつで、夫にTシャツを買った。
妹が、
「うーん、これは・・・」
と首をかしげる。
「いや、これは絶対好きだよ。見てな」
案の定、夫はとても気に入って、毎日着ている。ガイジンが好きそうな日本のものだったら任せとき。
音止めの滝

白糸の滝

橋から滝を眺める私たち

ちょうどお昼時になり、白糸の滝にあるお店で富士宮焼きそばを食べた。

前の夫が富士宮市出身で、昔は富士宮焼きそばをよく食べていた。静岡の人が、駄菓子屋の隅でおでんをつつく感じで、富士宮の人はおやつに焼きそばを食べるそうだ。
麺はしっかりめで、具はキャベツと豚肉かイカゲソ、肉カスと呼ばれる具が富士宮ならではかもしれない。肉カスとは、豚の背脂をとったあとのカスのこと。
焼きそばを焼く脂はラードで、ソースは濃厚な味。ラードと炭水化物だから、これは太るやつ。でも、久しぶりに食べたら、やっぱり美味しかった。

富士吉田の浅間神社

この鳥居を通って、ずっと歩いて行くと、富士山の上り口があるという。
昔の人は、富士吉田に宿泊して、白装束に着替え、杖を持って富士山に登ったのだ。
富士宮の浅間神社には何度も行ったが、ここは初めて。
ここだけ空気が違っていて、清浄な雰囲気に包まれていた。

そのあと、忍野八海に寄り、山中湖を回って静岡へ戻った。
忍野八海は私が行きたかったところだけれど、行ってみたら9割がたがアジア系外国人で、押すな押すなの大混雑。
ゆっくり池を見るような雰囲気でもなく、サーっと駆け足で回っただけ。


山中湖に来ると必ず立ち寄るカフェ、ペーパームーン。
ここのチェリーパイが絶品。

日が高いうちに静岡に戻り、夕食までの間に、妹にマッサージをしてもらう。
妹はマッサージセラピストなのだ。
私の左肩に鎮座するゴルフボール大の塊が、車に乗っている間に妹がそっと表面を撫でていただけで消えてしまった。
夫に力任せに押してもらったり、ロミロミに行ったりしていたが、皮膚の下にある全身スーツ(?)の表面を緩めてあげればいいのだそうだ。

夕食はすき焼き。
妹のダンナと、1番下の姪が合流して、楽しく過ごす。
姪や甥が大人になって、家を離れたりして、お正月でもなければ昔のように全員が集まることは難しくなった。
親がいなくなり、姉妹とその連れ合いだけの家族になっていく。
私たち姉妹は親友のように仲がいいけれど、どの姉妹もそうだというわけではないことを、外の世界に出て知った。
私に姉妹をくれた両親に、心から感謝している。