太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

木の葉なアイツ

2018-04-22 08:23:58 | 日記
仕事の休憩で、外のベンチテーブルに座ろうとしたら、

こんな粋な先客がいた。





どこから見ても、木の葉にしか見えない。

顔の部分だって全部木の葉だし、体には葉脈だってあるんだ。

まるで折り紙で折ったバッタ。



深海で、光りながら漂うクラゲとか、

目にも鮮やかな色の鳥とか、

何世代にもわたって目的地を目指す蝶とか、

かれらはなぜ、そうであるのかを知らないまま淡々と生きているのだろうが

完璧な美しさとバランスを保っている。

こういう自然を創った存在がいるとしたら、お見事。





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「  」心と秋の空

2018-04-20 07:59:15 | 日記
地元の新聞で、週に1度、JAPANを取り上げて特集を組んでいる。

そこでは毎回、日本の慣用句のようなものを紹介する。

KOMOREBI(木漏れ日)とか、WAGAMAMA(わがまま)とかいったものだ。

今朝、新聞を広げていた夫が、


オトコ ゴコロ トー アキ ノ ソラ」


と言った。

朝食の準備をしていた私はそれを聞いて、

オンナ でしょう。よく読んでごらんよ」

と言った。

「だってオトコって書いてあるよ」

いや、そんなはずはない。

秋の空といやぁ女心に決まってるワ。

「どれ、見してみな」

私は新聞を取り上げて、見た。



そ・・・・!

メガネをかけて、改めて読んだが、やはりオトコと書いてある。



誤植?


それとも、ハワイならではの、笑ってごまかすゆるーい勘違いか?


はたまた、私の記憶の勘違いか・・・・・



調べてみたら、最初はオトコだったというのだ。

この言葉ができた江戸時代、女の浮気は重罪で、男のそれはナンチャッテで大目にみられていた。

捨てられた女を慰める言葉だったらしいのだが、女性蔑視もはなはだしい。

それが女心になったのは明治になってから。

男心の時は男女間のことに限って使われていたけれど、

女心になってからは、女性特有の感情の起伏のほうになったらしい。



常識と思っていたことが、どんどんそうではなくなってゆく。

私の記憶のほつれでなくてよかった。








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長雨

2018-04-19 19:44:22 | 日記
ハワイは冬が雨季なのだけれど、今年はいまだに雨が降り続いている。

トロピカルストームでもない、ただの雨なのに、あちこちでがけ崩れになったり、

幹線道路に水が溜まって通行できなくなり、マンモス渋滞になるなどしている。

カウアイ島では一部の島民がヘリコプターで避難したと新聞に出ていた。

夫が働いているナーサリーでも、一晩の雨で植物の多くが流されて、

入り口のゲートが浸水して電気錠が壊れ、胃のあたりまで水に浸かってゲートをあけたという。

25年ほど前、40日も雨が降り続いて大きな被害があったらしいが、

そこまでいかないにしても、もう雨はウンザリだ。


私が住む地域は、ホノルルに比べてもともと雨が多い。

雨が多いので、山に降った雨を集めて流す人口の川(といっても掘っただけ)がたくさんある。

我が家の庭の裏にもあるが、それがなかったら頻繁に住宅地は浸水するだろうと思う。

そして、車で走っているとわかるが、海抜が30センチぐらいしかない。

オーシャンフロントの家、なんていうと聞こえはいいが、フロントもフロント、

庭先からそのまま池のように海にはいってゆける。

東海岸はそんな場所が延々と続く。

海抜が30センチ(もっと低いかもよ)で、雨がずーっと降ると、人口の川もあふれて、

そこらじゅうがグズグズになる。

そうなると決まって一部が通行止めになる。

幹線道路は1本だけだから、その先には行けない。

我が家と職場の間に、その危ないポイントがあり、雨が降り続くと私は気が気でない。

そこがいったん通行止めになったら、私は反対方向のノースショアまで行き、

島の真ん中を通るフリーウェイに乗ってホノルルを目指し、大きく迂回して帰宅せねばならない。

いつもの道を通れば10分で家に帰れるところを、2時間かかるのだ。





雨が降らないと、それも困る。

でも、こんなに降らなくてもいいのに、と思う。






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マチュピチュ?

2018-04-16 08:10:57 | 日記
我が家の2軒隣の家に用事があって行き、戻ってくるときに発見した。





まるでマチュピチュ!!!!(大きく出たもんだ)


坂道を上がってゆくときに、隣の家の石垣がこんな形に見えるだけなんだけれど

なんか遺跡っぽく見えない?




隣家のパイナップルが、かなりの大きさに育っていた。

うちでも、パイナップルを食べるときにカットした葉の部分を土に挿しておく。

この大きく伸びた葉がパイナップルの葉で、真ん中からパイナップルが生えてくる。

いい加減に大きくなったら、刈り取って食べ、またその葉を土に挿しておくというリサイクル。

ぐんぐん育てば、パイナップルを買わなくても済むが、かなりゆっくり育つのでパイナップルは買わねばならない。


「ネギは根っこを土に植えたら伸びてくるけど、パイナップルもそうなの?」

都会のアパートメントに住む友人が言った。

ハワイに長く住んでいても、田舎者しか知らないこともあるのだ。







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タートルとトータス

2018-04-15 12:05:05 | 日記
職場に、新しい亀がやってきた。

以前にいた亀のウィンストンは、昨年、誰かに誘拐されてしまった。

ウィンストンは甲羅が20センチぐらいのタートルだったが、今度は一抱えもあるトータスだ。

タートルは小さい亀で、大きくなるとトータスになる。

どの辺からがトータスなのかは不明。



トータスのマック

年齢不詳。たぶんオス。

好物はブルーベリー。



そして今日、我が家のドライブウェイでタートルを発見。



石垣に向かってジーっとしている亀。

きっと裏のお寺から川を上って歩いてきたのだろう。

亀の歩みだと何日がかりか?

このまま道に出てゆけば、車に轢かれてしまう恐れもあり、お寺に返しに行った。

お寺に正規な方法で入るには、隣とはいえ車で大きくまわっていき、

さらに入場料がかかるのだけれど、我が家の庭からジャングルを抜けてゆけばタダで行ける。

今までその方法で行ったことはもちろんない。マジで。

しかし今回は亀を連れてゆくだけなので、ちょっと失礼して近道させてもらった。



ジャングルを抜けるとそのままお寺の敷地に入り、鯉や黒鳥が遊ぶ池にカメを放した。


「Are you happy?」

夫が声をかけても無表情。

そりゃ亀だし。

亀とか魚とか、感情が読めない生き物はどうも苦手だ。

もし、ここが嫌でわざわざ出奔したのだったら申し訳ないことしたが、知りようがないし。








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