太平洋のまんなかで

南の島ハワイの、のほほんな日々

再び、ぐだぐだな朝 

2018-04-04 07:55:59 | 日記
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コショウの容器の蓋は、細かい穴があるものと、一度に大量に出るものと二種類ついている。

コショウを大量に使う場面って、ある?

大量に出るほうの穴と、細かく出るほうの穴の蓋はくっついていて、気をつけないと両方開いてしまう。

毎日使っているうちに、うっかり濡れた手で触ったりするからだろうが蓋の具合がゆるくなる。

今朝、スクランブルエッグを作るために卵を割り、その中にコショウを振りいれようとしたら

大量穴の蓋が開いてしまっていて、一度に容器の半分ぐらいが出た・・・

そのとき、いつかこんな日が来ると思っていたことを思い出したが遅かった。



コショウにまみれた卵を救っている間に、夫が降りてきた。

天井まである扉つきの棚の、上半分は食品庫、下半分は食器入れになっている。

食器入れの下段に猫のフードがあって、夫がそれを出して頭を上げたとき、

私がコショウとオリーブオイルを出したあと、開けっぱなしだった扉の角に激しく頭をぶつけ、

鈍い音のあと、踏まれた猫のような声を出してうずくまった。

髪の毛がないので、ダイレクトに頭皮に食い込む扉の角。

そりゃ痛かろう・・・・出血してる。

あけた引き出しは、2センチぐらい開いたまま。あけたビンの蓋は、ゆるいまま。

なんでも「ぱなし」なのは私の悪い癖で、それを閉めて歩くのは夫。

「だから閉めてって言ってるでしょー・・・」

傷を押さえながら言う夫に、心から反省した。



気を取り直して、コーヒーを淹れた。

買ったばかりの、オーガニックの美味しいやつを、日本で買ったドリッパーで。

ものすごくいい香りが部屋に満ちて、幸せな気分になった。

淹れたてのコーヒーに、冷蔵庫から出したココナツミルクを二人ぶんのカップにドバ!と入れた。

入れたあとで、ココナツミルクが入っていたコンテナ(タッパ)を見たら、分離していた。

匂いを嗅ぐと、すっぱい匂いがする。

せっかく美味しく淹れたコーヒーなのに、時すでに遅し。

なぜ入れる前に確認しなかったか、私。

コーヒーを捨て、KEURIGでコーヒーを作った。



オレンジと洋梨、スクランブルエッグと、マッシュルームとソーセージのソテーが朝食。

輪切りにしたオレンジを食べようとしたら、オレンジの果汁が目を直撃した。

数年前、目にデキモノが続けさまに出来て嫌な思いをしてから、目は大切にしている。

バスルームに駆け込んで目を洗い、麺棒でやさしく目のまわりを拭いたら、

その麺棒は今朝私が、皮膚にできたモラスカム(ここ数年、できはじめた嫌なやつ)に

アップルサイダービネガーを塗った麺棒だったから大変。

しみる、しみる。オレンジよりしみる。



こんなぐだぐだな朝、再び。

しかも、よく考えてみれば、すべては私のだらしなさからきているようでもあり

自己嫌悪になりそうな気がしないでもない(どっちだ?)
















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イースターサンデー

2018-04-02 07:08:05 | 日記
今日はイースターサンデーで、職場も休み。

職場の休みは年に3日、イースターとクリスマスと元旦だけ。

クリスマスやハロウィンは日本でも取り入れられているけれど、イースターはまだまだじゃないかと思う。

クリスチャンにとってはクリスマスよりも大事な日らしい。

死んだイエスさんが復活した日だから。

イースターはウサギがキャラクターで、隠した卵を子供達が探すエッグハントが決まりごと。

数日前の朝、始業前に職場でエッグハントをやった。

なぜキリストが復活した日にウサギなのかというと、起源はヨーロッパで、

ウサギは多産なことから、「復活=多産」という意味合いらしい。

卵も、豊穣のシンボル(ほんとか?)ということで、ウサギと卵の組み合わせになったとか。

ヨーロッパでは、イースターにウサギが、子供が良い子だったか悪い子だったかによって

違う数の卵を配ったというのだから、まるでサンタクロースみたいな話。



朝、起きて下に下りていったら、テーブルの上に、両親からイースターのカードと、

卵をかたどったチョコレートがたくさん置いてあった。

こういう催しごとを、夫の両親はとても大事にする。

私や夫はまったくといっていいほど無関心なので、彼らがいなかったら、クリスマスも

サンクスギビングもイースターも何もない暮らしになると思う。



そして両親と叔父叔母、数人の友人でヨットクラブにイースターのブランチを食べに行った。










生牡蠣は、温かくなったことだし念のためにやめておいた。

外の芝生では、プライムリブとオムレツ、ベルギーワッフルが出ていた。



普段は教会に行かないクリスチャンも、今日は必ず教会に行く。

知らない人に「ハッピー イースター!」と言われて明るく返し、

エッグハントをし、イースターブランチを食べている無信心者の自分が、

なんとなく偽善者のような気持ちになる日である。






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ボーイフレンド

2018-04-01 09:01:43 | 日記
同僚のデイビスは58歳の、韓国・ハワイアンだ。

小柄でぽっちゃり、頭髪薄めの、アジアならどこにでもいるオッサン。

私は基本的に、同僚達のプライベートには自分からはあまり触れないようにしているので

デイビスとは1年ほど一緒に働いているが、家族の話が出てくることもなかったし、

妻と暮らしているんだろうと思っていた。

ところが、昨日のことだ。

マネージャーの一人が、遠くにいるデイビスに話しかけた。


「あなたの ボーイフレンド はいつ来るの?」


え・・・・ッッッ!!! 今なんて??


私は他の誰かをつかまえて聞いた。



「デイビスって、ゲイなの?」



すると彼女は、歯切れが悪いが言った。

「まあ、そうねえ・・今、ボーイフレンドと同居するとかしないとかってところみたいよ」

ボーイフレンド、ガールフレンドという言葉を、彼らはよく使う。

同僚達の何人かは、子供がいるけれど結婚していないので、相手のことをボーイフレンドと呼ぶし、

普通に女友達というべきところを、ガールフレンドと言ったりする。

しかし、男が男友達のことをボーイフレンドとは言わないのである。

男がボーイフレンドというときは、絶対にそういうことなのだ。





ハワイで暮らすようになって、同性愛の人たちが意外と多くいることを知った。

前の職場にも、ゲイも、レズビアンも、両方というのもいた。

今の職場にも、レズビアンがいる。

彼女は男役なので、名前も服装も男だが、三人称で呼ぶときにSHE(彼女)というべきかHE(彼)というべきか迷い、

いつも言葉を濁して言うことにしている。

日本でも、性的マイノリティの人たちが、30年前に比べたら認められるようになったけれど、

それでもやはり、職場などにおいてそのことを公言するかしないかは迷うところだと察するし、

公言しないので知らないだけなのかもしれないが、私は日本でそういう人達と知り合いになったことがなかった。

ここで暮らしていると、ただのオネエ趣味の男性とか、子供がいるけどゲイとかもいて、

私はそういう環境に慣れてきて、いろんなケースを受け流すことができるようになったはずだった。



しかし、デイビスのことはショックだった。

小柄で薄毛でぽっちゃりの、どこにでも歩いていそうなアジア顔のおっさんが、ゲイ?

たぶん私の中では、ゲイとは若くてガイジン顔、という思い込みがあった。

そりゃ、誰だって年とるもんなァ・・・












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