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(開設2015年1月1日)

RSモデル1/72 ハインケルHe112 製作記 #3・サンディングング終了

2023年11月01日 17時53分00秒 | RSモデル1/72 ハインケルHe112製作記
今日から11月ですね。秋から冬へ、そして年の瀬に向かいますが、寒さ対策も必要になって来ます。ヒーターの出番も近そうです。

さて、He112です。4キットのサンディングに時間がかかりましたが、合わせ目や段差の修正が一応終わりました。

サンディングが終わり、4キットを並べて見ました。消えてしまったスジボリの再生などがまだ残っていますが、これで次に進めます。マーキングの一つが決まらずに迷っていましたが、ルーマニア軍仕様で塗装しようと思っています。ドイツ、スペイン、日本、そしてルーマニアとなります。デカールが使えるかどうかがちょっと心配ですね。

プロペラを回転するようにしたくて、プロペラシャフトを延長しました。キットの軸径が1.8mmなので、2mmのプラ棒を接着して(0.4mm真鍮線を埋め込みました)ヤスリ掛けで細くしました。真ん中にあるのは、ストッパーです。真円にする必要はないのでサイズは適当です。

エンジンのサイドカバーが選択式になっているので、機首の開口部からプロペラ軸へストッパーを接着することができます。ただ、フィット感が良くないので、本当は先に接着して修正した方が綺麗に仕上がりますが、塗装後に取り付けることになります。そのため、なるべく隙間が生じないように削り合わせて調整しました。こちらはこの状態でサフを吹きます。

製作記#1でも触れましたが、コンドル軍団機のRLM63と言うのは、俗に言うRLMグレーではなく、ライトグレーと紹介されている方だと勝手に解釈しているんですが、その塗料を自作しました。手持ちのグレー系塗料を引っ張り出して来てあれこれ混ぜ合わせてみましたが、Mr.カラー35番明灰白色(三菱系)が近似色に思えて、これに少し白を加えて見ました。手持ちの資料のカラーチャートとは若干異なりますが、ほぼ自分のイメージ通りになったので、この塗料を使用します。これとは別に、ルーマニア軍の塗色はどんな色なのか分かりませんが、以前自作したグレー系の塗料があるので、それを使おうと思っています。

マーキングが決まった所で、このキット最大の難所?と思われるバキュームキャノピーの切り出しに入ります。

再販キット(右端)はインジェクションパーツに変更されていますが、初版キットは写真のようなバキュームキャノピーとなっています。赤丸部分はアンテナ支柱の貫通部ですが、ここも開口する必要があります。で、再販キットのキャノピーには貫通位置のモールドがなく、なぜか窓枠のようなモールドがありますが、こには窓枠がないのが正解です。修正するとなるとちょっと面倒?

キャノピーを切り出しました。過去に何度か経験があるとは言え、この作業、けっこう気を遣います。アンテナ支柱貫通部の穴開けはまだ行なっていません。離型剤がべっとりでやや黄色くなっていますが、問題ないレベルです。塗装前に洗浄します。

切り出したキャノピーを本体に仮付けした状態です。インジェクションキャノピーよりむしろフィット感良好です。(ペラペラなので、馴染みやすいんだと思います。) 接着しろが殆どないので、接着はエポキシ接着剤を使用することになりそうですが、このエポキシ接着剤が大の苦手です。何か他に良い接着方法があれば教えて欲しいです。インジェクションパーツの方は少し隙間が生じるので、サフ吹き後、パテの出番となりそうです。

サンディングで消えてしまったスジボリの再生も終わり、サフ吹き準備としてスポンジを詰めました。簡易インジェクションキットと言うこともあり、パネルラインのスジボリはもともと浅いんですが、サフ吹きで消えてしまうことはないと思います。それより、サフ吹き後に見つかるであろう修正箇所の方が気になりますね。サフ吹き後、修正箇所なしと言うのはまずあり得ないと思います。

現在の状況はこんな感じです。この後サフ吹きを行ない、不具合部分の修正を行なえば塗装に入ります。

最後に、前回書き忘れてしまったHe112について簡単に紹介しておきます。

He51の後継機としてBf109、Ar80、Fw159と競合となり、不採用になってしまった飛行機だと言うのはご存じの人も多いと思いますが、不採用の背景には政治的な軋轢のようなものもあったようです。生産数は約100機となっていますが、殆どが輸出用となっており、最初に購入したのが日本です。他にはコンドル軍やルーマニア、ハンガリーなどでも使用されています。 1/72キットとしては、エレールのキットがあり、過去に完成させて現存しています。1/48のキットはクラエアのキットがあったと思いますが、未所有です。最近、LF MODELSと言うメーカーから優秀キットが発売されていますが、高価過ぎて手が出ません。

それでは、今日はここまでとなります。最後までご覧頂きありがとうございました。
  
#4に続く。


RSモデル1/72 ハインケルHe112 製作記 #2・士の字になりました

2023年10月22日 18時45分00秒 | RSモデル1/72 ハインケルHe112製作記
10月も残り10日を切り、当地はミカンの収穫最盛期を迎えようとしています。ミカン山はオレンジ色に染まっていますが、年末を迎える頃にはこのオレンジ色はすっかり緑色に変わってしまいます。模型の櫁柑山は変わることなく標高を増していますが…😂

さて、He112の2回目です。初回から少し期間が開いてしまいましたが、4キット同時製作と言う事もあり、1キット×4の手間がかかると言う事でご理解下さい。

水平尾翼の取り付けがイモ付けなので、補強しました。0.5mmの真鍮線を埋め込むことにしましたが、穴の位置決めが難しいので、先に胴体の水平尾翼の接着面を0.5mmのドリルで開口して、その状態で水平尾翼を仮付け、そして胴体内側の開口部からドリルで開口と言う形を取りました。真鍮線は胴体内側から差し込みカットしました。4キットとも同じ方法で補強しています。接着は瞬間接着剤を使用。

コクピット部分をタミヤのウェザリングカラーのブラックで墨入れしました。尾輪収納部はシルバーで塗装しました。

操縦席を取り付けました。計器盤がかなり奥まった状態になりますが、このまま胴体左右を張り合わせました。ここでもなぜか再販キットのアイが悪く、かなり削り込んで調整しました。写真は初版キットです。

こちらは#1にも掲載した再販キットの説明書ですが、胴体内部にエンジン架と隔壁を取り付けるように印刷されています。所が、初版キットにはパーツはありますが、再販キットにはこのパーツがありません。#1で書いた34番のパーツも再販キットでは存在しないし、メーカー側で再販時に不要と判断してカットしてしまったようです。

こちらが初版キットのパーツで、赤丸で示したようにパーツが存在します。ただ、これらのパーツを組み込んでも見えなくなるうえに、隔壁パーツを挟むと胴体左右のフィットが悪くなってしまい、かなりの修正を要求されてしまいます。(一応、取り付けようとしました。) なくても問題ないので、結局、取り付けないまま胴体左右を合体させてしまいました。それが分かっていて、再販キットではカットされてしまったのかもしれないですね。でも、34番は残して欲しかったです。

胴体と主翼を合体して士の字になりました。④の再販キットの胴体左右のフィットが悪くて、機首部分は瞬間接着剤で半ば強引に接着しています。


パテの使用は避けられないと最初から覚悟していました。フィレット部分にも段差が生じるので、ポリパテを盛り付けました。ポリパテってなぜか硬化剤が足りなくなってしまいませんか? 主剤はまだ残っているんですが、硬化剤がなくなってしまいました。(硬化剤だけって売ってるんですかね?)

既にサンディングを開始し、最初のサンディングは終わっていますが、1度のパテ盛りで修正完了とはならず、再度パテ盛り(溶きパテ)を行ないました。暫くこのサンディング作業が続きます。

と言うことで、今回はここまでとなります。 最後までお読みいただきありがとうございました。

サンディング終了の#3に続く。


PS.おまけ
先日(10日)、バイクで山の上にあるコスモスパーク(下のGoogleマップ参照)まで行って来た時の写真を貼っておきます。スマホで写したものですが、100万本のコスモスが見ごろでした。ここから有田川町(旧吉備町)の街並みが一望できます。






RSモデル1/72 ハインケルHe112 製作記 #1・4キット纏めて面倒みるぜ!

2023年10月09日 22時44分00秒 | RSモデル1/72 ハインケルHe112製作記
3連休最終日の今日は、朝から霧雨のような雨が降り続き寒さを感じる1日で、なんだか一気に冬が訪れそうな雰囲気になる天気でした。雨はまだ降り続いています。

さて、前作の完成から少し日数が経ってしまいましたが、やっとある程度製作が進みましので、今日から新たなキットの製作記スタートです。


年内、少なくとも10キットは完成させたいなと思うようになり、それを達成するには残り4キットを完成させなければならず、1キットずつ製作していたらとても無理なので、なら4キット纏めて作ればええやん!と言う無謀な考えが浮上し、ちょうど1/72の飛行機(ドイツ機)を作る順番でもあったことから、今回はRSモデル1/72 ハインケルHe112Bのキットを4キット纏めて面倒見ることにしました。4キット同時製作に当たり、何にしようかちょっと迷いましたが、箱が潰れかけているし、以前から、はよ作らんとアカンと思っていたこともあり、今回の製作となりました。(「製作」⇒「制作」が正解だと思いますが、「製作」表記で行きます。) 便宜上、箱絵に番号を振りました。左がキットの箱絵で右がその裏面となります。①~③は初版キットで、当時は箱裏に実機写真が掲載されていました。④は再販キットで、こちらの箱裏にはカラー塗装図が掲載されていて、現在もこの形が続いています。



①~③のキットのそれぞれのデカールです。どの塗装にするか4種のうち3種はほぼ決まっていますが、もう1種類をどうしようか迷っています。

代表で④の再販キットのパーツとデカールを載せておきます。初版キットとはパーツの配置が異なっていますが、パーツ自体は同じ物です。この時にはまだ気付いていなかったんですが、パーツが一つ不足しています。初版キットのキャノピーは塩ビの絞り出しですが、再販キットではインジェクション成形されたパーツに変更されています。

左が初版、右が再販キットの説明書です。パーツの配置図が初版と再版とも同じ図面ですが、実際、再販キットではかなりパーツ配置が異なっています。上の④のパーツ画像を見てもらえれば一目瞭然。で、再販キットには34番のパーツがありません。(紛失ではありません。) 簡易インジェクションキットですので、位置合わせのためのほぞ穴などは一切ありません。また殆どのパーツがイモ付けですので、補強のための追加工作が必要になります。プロペラはそのままでは回転しないので、回転するようにしたいと思っています。

どのマーキングにするかは、この先の製作記で追々紹介して行きますが、一つは日本機仕様にします。それ以外はコンドル軍団とドイツ軍仕様の予定です。あと一つがまだ決まりません。

それでは、製作開始です。

初版キットを仮組みしてみました。合いは簡易インジェクションキットと言うファクターがありますが、まずまずと言った感じです。パーツ表面が艶々ですが、再販キットでは梨地状になっています。ネットで先達さんの製作記を拝見すると、エンジンカバーが合わないとか、キャノピーがごつすぎだと書かれていますので、この辺は修正が必要になりそうですね。

いきなりですが、コクピットを組み上げました。操縦桿が異様にデカくて目立ちますが、そのまま進めます。フットペダルは別パーツになっていますが、取り付け位置が曖昧で、適当に取り付けました。また、黒で塗装しろと表示されていますが、シルバーで塗装しています。コクピットはタミヤ水性のXF-22RLMグレーで塗装しました。シートベルトは紙創りのドイツ機用を使用。

初版キットの計器盤はのっぺらぼうなので、手持ちのデカールのストックから適当な計器デカールを探し出して貼り付けました。左右はスーパースケールデカールのBf(Me)110用、真ん中はハセガワ1/72Fw190Aの物ですが、これはダメですね。下にあるのは、再販キットの計器パネルのパーツで、なぜか再販キットでは計器のモールドが施されていて、塗装することにしたのですが、うまく塗装できずにデカールに置き換えました。

こちらがデカールを貼る前の再販キットの計器パネルのパーツで、計器のモールドが施されています。これを塗装仕上げしようとしたんですが、うまく行かなかったと言うことです。😢

完成した計器パネルです。実機とは似ても似つかない代物になりましたが、見えなくなるし、無いよりはましってことでいいんじゃないですかね? これでコクピットが完成して、胴体左右の合体だ!とは行かず、尾輪の取り付け用パーツを接着します。

これが尾輪を取り付けるためのパーツ(34番)です。シルバーの塗装指示なので、それに従いました。ただ、尾輪の支柱を差し込むための穴がないので、0.7mmΦのドリルで開口しておきました。

写真下の②が初版キットで、写真のような状態で取り付けますが、④の再販キットにはこのパーツがなぜか入っていなくて、プラ板を適当な大きさにカットして接着しました。紛失したかもしれないと思ったのですが、以前購入したキット(下のリンク参照)を確認してみても34番のパーツはありません。接着剤乾燥後、シルバーで塗装します。

本日の到着キット(2022-40~45)6キット到着!「RSモデル1/72 5キット、タコム1/35 1キット」 - ワイのもじけたブログやで~

本日、予約していたキットが6キット同時に到着しました。8月に5キット同着と言うのがありましたが、それを上回る数となり、今月末のカード支払い額を見るのが怖いです。...

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この状態で胴体を貼り合わせたい所ですが、まだやるべきことが残っていて、Ⅰの字状態まではもう少し追加工作が必要です。一つ目は水平尾翼の取り付け補強です。イモ付けになるので、ここは金属線などを介して補強したいと思っています。胴体内面から金属線を差し込みたいと思っていますが、位置合わせが難しそうです。尾翼側に金属線を取り付けるべきか検討してみます。もう一つはプロペラの可動です。後から取り付け可能にしたいので、どうするのが良いのか思案中です。この辺、何か良いアイデアがあればぜひご教示頂きたいと思っていますので、よろしくお願いします。🥺

恐らく初版キット購入に合わせて購入したんだと思いますが、エアロマスターデカールを買っています。

6種類の各国マーキングがセットされていますが、残念なのは、詳しい塗装図が用意されていなくて、迷彩パターンがわからない点です。資料があれば良いんでしょうが、He112に関する資料はあまり持ち合わせていなくて、塗装などに関しては殆ど資料がありません。先にも書いたように、あと一つ、どの塗装にするか決めかねていますが、この中から一つを選択することになると思います。2、3、6のどれかになるかも?

それからコンドル軍団機の塗装について、以前、Me109Eを製作した時(下にリンクあり)にも書きましたが、RLM02(63)問題がどうしても付きまといます。市販されているRLM02(63)の塗料は、Mr.カラー60番と酷似した色合いですが、コンドル軍団機のRLM02(63)はこの色ではなく、下の写真左にある63 Light Grayだと思われます。この塗料を探した所、一度見付けたことがあるんですが、売り切れだったこともあり、どこのメーカーだったか忘れてしまっています。水性塗料だったと思います。と言うことで、自作するしかないようですが、写真の色合いそっくりとは行かないまでも、手持ち塗料(Mr.カラー)であれこれ試してみようと思います。

ハセガワ1/72 メッサーシュミットBf109E-3”スペイン空軍”製作記 #5 ん~、やっぱりアカンわ - ワイのもじけたブログやで~

予約していたキットの到着が暫く続いたので、キットの紹介記事ばかり続きましたが、エミールの製作の方も少しずつですが進んでいます。前回、下面の塗装が終わった所までア...

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年内完成を目指していますが、果たしてどうなりますことやら? あわよくば、早目に完成させて年内更に次のAFVキットに着手できればと思っているんですが、このキット、見た目以上に手こずりそうな気がします。

長くなるので、実機解説などは次回に譲ることにして、今回はここまでとさせて頂きます。最後までご覧頂きありがとうございました。

Iから士を目指して、次回に続く。