Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

法泉寺(2017年11月11日参拝)

2018年01月19日 | 城南西国三十三所観音霊場
続いて法泉寺という観音霊場へ。

こちらには重文の御本尊がいらっしゃるそうです。



所在地:京都府木津川市相楽才の神43
宗派:真言宗御室派
御本尊:十一面観世音菩薩
創建:万治年間頃(1658)
開基:賢盛和尚
札所:城南西国三十三所観音霊場、山城西国三十三番巡礼


【縁起】
真言宗御室派蓮華山観智院法泉寺といい、
寺伝によれば、奈良朝創建恭仁京の護りとして、
鶴翼の如し扇状地の相楽山の地に小伽藍を建立された。

法泉寺は塔中寺院の一つで旧名蓮華山安養寺といい、
賢盛和尚の開基。

寛文10年(1670)に無本寺から真言宗御室仁和寺末となる。
貞亨3年(1686)に法泉寺と改称。

明治初期には専教寺(薬師寺跡1487~1876)妙法寺合祀、
更に慶長年間(1596~1614)行盛開基の地蔵院を、
明治40年(1907)廃寺により法泉寺に合祀。

別名薬師さんと親しまれ、戦争期を経る前は、
東向きの観音として薬師の祭礼や観音様の縁日には、
香煙棚引参拝で、地域と共に歴史を刻んで参りました。

また観音霊場として南山城三十三所観音霊場の十番並びに、
山城西国三十三番巡礼十一番札所である。


【石段】


10台分程の無料駐車場と少し離れた場所に、
臨時の駐車場がありました。


【観音像】



【紅葉】






石段を登ると綺麗な紅葉。

楽しませてくれます。


【本堂】


本堂と庫裏があるだけですが、
地域に密着したお寺のようです。

こちらに重文の御本尊が祀られていますが、
残念ながら閉まっていました。

縁日の18日には開扉されるそうですよ。


【諸仏】




拝観は事前予約なので、
いつの日か拝仏したいものです。


【山門】


庫裏の方に山門がありました。

こちらは近年建立されたようで新しかったです。


御朱印はありますが、
ピンポン押してないのでいただいておりません。

西念寺(2017年11月11日参拝)

2018年01月15日 | 城南西国三十三所観音霊場


続いて西念寺というお寺へ。

典型的な田舎の集落という場所に西念寺はあります。

近くになればなるほど路上駐車の車ばかり。




車のナビはこんな道をまだ案内する。

これはヤバいと危険を感じ、
駐車場を探すも見当たらない。

あー、だから路上駐車ばかりだったのね。




仕方なく少し離れた邪魔にならない場所に、
車を停めさせてもらい徒歩でお寺へ向かう。


所在地:京都府木津川市鹿背山鹿曲田65
宗派:西山浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:元禄6年(1693)
開山:不明
札所:城南西国三十三所観音霊場



【縁起】
ここは恭仁京と至近の鹿背山の山中で、もともと異国の僧が修業し、
後に行基が堂塔を建立し薬師如来を本尊として浄勝寺と言われましたが、
元応3年(1321)焼失してしまいました。

その後、城山の峰に移転するも鹿背山城と共に戦乱に巻き込まれて再び焼失、
天正17年(1585)に現在の地に移されたといいます。

元禄6年(1693)浄土宗として正式名称鹿山医王院西念寺となり、
阿弥陀如来を本尊とし、薬師如来は薬師堂に収められることになりました。



【山門】




やはりこのお寺には無料駐車場はありませんでした。


【案内板】


写っているのが御本尊の阿弥陀如来です。


【鐘楼堂】



【不動明王】



【山門】


境内から山門を撮影したもの。



【本堂】


拝観料を受付で支払い堂内へ。

堂内はそんなに広くありませんが、
あったかい雰囲気を感じる堂内です。


【阿弥陀如来坐像】


こちらは普段裏堂に祀られている阿弥陀如来で、
案内板に写っているのが御本尊です。

画像は全てネットで拾ったものです。


【十一面千手観音菩薩】


小さい仏様でしたが綺麗でしたね。

御本尊の後ろには裏堂というのがあり、
高僧の坐像は本堂外陣から見えました。


御朱印を書いていただいている間に薬師堂へ。


【境内】





【池】



【紅葉】



【石仏】





【薬師堂】


こちらでもボランティアガイドさんの説明を聞く。




薬師堂には薬師如来、月光・日光菩薩、十二神将が祀られていました。

画像はネットで拾ったものです。


【御朱印】


御朱印は他に十一面観音菩薩があり、
今回は阿弥陀如来と薬師如来をいただきました。

素朴なお寺でしたが良いお寺でした。

大智寺(2017年11月11日参拝)

2018年01月13日 | 城南西国三十三所観音霊場


木津川を渡り次に参拝する大智寺へ。

24号線からナビで進むと必ずトラップに引っかかります。(^^;

土手沿いの下にお寺が見えていて、
もうすぐ到着だと安心していたら、
どう見ても車が通れ無い細い道をナビは案内するんですよ。(泣)

仕方なくグルっとまわって地図を見ながら何とか到着。

狭い道だから不安だらけでしたが。(^^;



所在地:京都府木津川市木津町木津雲村42-1
宗派:真言律宗
御本尊:文殊菩薩
創建:弘安年間(1277~1278)
開基:慈心(慈真)和尚
開山:興正菩薩叡尊商人
札所:城南西国三十三所観音霊場


【縁起】



【山門】


山門横に無料駐車場がありました。


【本堂】



【文殊菩薩】

(画像はネットで拾ったもの。)

境内から文殊菩薩が見れて拝めたので、
今回は堂内に入って拝観しませんでした。

事前予約すれば拝観出来るし400円で済むので。(^^;

正直拝観料800円は高い。
400円が妥当だと思いますね。

拝観予約は下記のHPで確認してください。

http://www.daichji.com/information/


【鐘楼堂】



【地蔵尊】



【十三重石塔】



【御朱印】


書置き対応でした。

慈親山 常念寺(2017年11月11日参拝)

2018年01月11日 | 城南西国三十三所観音霊場
今年の京都非公開文化財は京都市内より、
木津川市や精華町が充実しています。

京都市内から相楽郡精華町へ移動し常念寺へ。

薬師菩薩、吉祥薬師如来と称される菩薩形立像に、
お会い出来るのが楽しみです。
 



しかしナビは最後の最後でこんな細い道を案内する。

車は通られへんちゅうねん。(泣)

仕方ないので三角コーナーに車を停めて徒歩でお寺を探す。

するとすぐにお寺が見つかり駐車場もあることが判明したので、
ぐるっと廻って何とか車を無料駐車場に停めれました(^^



所在地:京都府相楽郡精華町大字祝園小字神木段55
宗派:融通念仏宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:不明
開山:不明
札所:城南西国三十三所観音霊場



【縁起】



【全景】


よくある檀家寺ですね。


【山門】


ここから先は撮影不可でした。

まずは本堂にお参りです。

小さな本堂で内陣も狭いですが、
椅子に座りボランティアガイドさんの説明を聞く。

厨子に安置された御本尊の阿弥陀如来立像は、
残念ながら垂れ幕によって、お顔がよく見えませんでした。

向かって左の脇段には創建時の御本尊である阿弥陀如来坐像や高僧の坐像、
反対の右脇段には如来を思わせる水難供養地蔵尊がが祀られていました。

本堂の次は境内にある薬師堂へ。


【菩薩形立像】


重要文化財。
(画像はネットで拾ったものです。)

如来のような気品があるわけで無く無骨なお顔でした。

こちらでも檀家さんと思われるガイドさんがいて、
詳しく説明していただきました。

この菩薩形神像は薬師菩薩だそうですが、
薬師とくれば如来が普通ですが菩薩というのは初めて見ました。

これは非常に珍しいですね。

でも、手には薬師如来にはあるべきはずの薬壺がありません。
その事についてもガイドさんから説明がありました。


【薬壺】




画像はネットで拾ったものです。

戦後の修理の際に薬師如来が菩薩形ではおかしいということで、
菩薩として左手を新しく造り変えられたとのこと。

以前の左手は今もお寺に保存されています。


しかしその後の調査により旧薬師寺の御本尊であった事や、
脇段に十二神将が祀られていることから、
薬師像であるのは間違い無いとのこと。

神仏習合の過程で生み出された神が顕現した菩薩形神像であるが、
神像は僧形の形態が普通なので、
こちらの菩薩形立像は例外的な存在だそうです。


【御朱印】


書置き対応のみでした。

このお寺は撮影不可ばかりでしたので、
お寺の様子や仏様がよく分からないと思います。

しかし、YouTubeで御住職自ら案内されているので、
お寺の様子が見れますよ。




また、事前予約すれば拝観可能です。