Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

吉野水分神社(2020年8月11日参拝)

2020年10月31日 | 紀伊山地三霊場会
金峯神社から一方通行の林道を車で下り、
吉野水分神社に到着。

やはり吉野でもかなり上に鎮座する神社だけあって、
行きにくいので約8年振りの参拝となります。(遠い目)

神社名の水分は「みくまり」と読みます。

ここでいう水分は水の分配を司ることで、
御祭神の天之水分大神はまさに水の分配を司る神です。


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山1612
御祭神:天之水分大神
創建:不明
社格:式内社、村社
札所:紀伊山地三霊場会


【由緒】
立年代は不詳ですが一千年前の延喜式神名帳にすでに大月次新嘗に、
案上官幣に預る旧社にて大和四処水分の第一として記され、
吉野八大神祠の一社で俗に子守大明神と申されます。

水分とは水配の意味で水を程よく田畑に配分する神様で、
毎年四月 三日に五穀豊穣を祈る御田植祭が盛大に行われ、
その神事は吉野町の 無形文化財として指定されています。

当社が子守の神になった事については水配が、
「みくまり」「みこもり」 「こもり」と転訛して子供を護る神、
子供を授ける神になったと言われています。

現在の建築は豊臣秀吉が文禄三年に吉野山へ花見に来られた時、
当神社に祈願して 秀頼が授かりそのお礼として慶長三年に再建の工を起された後、
秀頼が 父秀吉の遺志をつぎ建部内匠頭光重を奉行として慶長九年完成されたもので、
華麗かつ精巧を極めた桃山時代の代表的神社建造物として、
建物全部が国の重要文化財として指定 されています。

神社の宝物としては重文の釣燈籠、神輿、湯釜等、
秀頼寄進の銘のあるものが社殿に置かれています。

御祭神の玉依姫命の御神像は日本第一の美女神像といわれ、
国宝に指定されています。


【鳥居】


車は鳥居の左手に二台停めれます。


【楼門】


こんな山奥にも関わらず立派な楼門です。
さすが吉野です。


【手水舎】





【拝殿】






本殿の対面にある珍しい配置の社殿です。


【本殿】











【境内社】



【ふくろう】



【御朱印】


普段は不在のようでこのようなものが置いてありました。




翌日に普通郵便で到着してました。
仕事が早い。(笑)


【風景】






神社から少し下った花矢倉展望台は駐車料金500円取られるので、
真下のデッドスペース近くから見た風景。

思えば遠くへみのもんた。
金峯山寺からどんだけ遠いか分かっていただけると思う。(笑)

吉野水分神社から暫くは細いクネクネした急坂なので、
車の運転はご注意を。
観光客が多い時はなおさらです。
一方通行なのが救いですが。

金峯神社(2020年8月11日参拝)

2020年10月28日 | 紀伊山地三霊場会
【昼食】




静亭で景色を見ながら夏限定の定食。
柿の葉寿司は基本的に酢が強いので余り好きではないですが、
こちらのは酢もきつくなくて美味しかったです。

腹を満たしたところで千本駐車場まで戻って車に乗る。
目的地は吉野の最奥に鎮座する金峯神社へ参拝する為です。

金峯神社までの道のりは歩きだと厳しく、
車だと細い坂道が続く。

どっちか取れといったら勿論車です。(笑)


【林道】


登りは意外と整備された林道が続いて走りやすい。

これは助かると思いながら鳥居まで到着。


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山1651
御祭神:金山毘古命
創建:不明
社格:式内社、郷社
札所:紀伊山地三霊場会


【由緒】
当社は金山彦命を祭る吉野山の総地主の神で、
一名金精明神ともいって古くから信 仰を受けてきた延喜式内社です。

金峯というのはこの辺りから大峯山へかけての総称で、
古来地下に黄金の鉱脈がある と信ぜられて、宇治拾遺物語その他にも、
こ の山に登って黄金を得たという話があります。

これは仏教説話として金峯山は黄金浄土であるという観念から生まれたものです。
 
左の小道を下った所にある建物は隠れ塔といって、
ここは大峯修行場の一つで、この 塔に入って扉を閉じると中は真っ暗になります。
そこで神官の先導に従って吉野なる深山の奥の隠れ塔本来空のすみかなりけり、
と唱えながら塔内を巡ります。
 
文治元年(1185)11月源義経がこの塔に隠 れ、
追っ手から逃れるため屋根を蹴破って外 へ出た為、
義経の隠れ塔、蹴抜けの塔とも言われています。


【修行門】


この鳥居を車で走って登りたいが、
どうやら禁止のようだ。

仕方なく鳥居前のデッドスペースに車を停めて参拝開始。

後で気付いたが鳥居の左手の道を進むと、
大きな広場があるのでそこに停めれました。


【参道】


これが地味にしんどい坂で結構疲れました。


【境内】



【鳥居】



【拝殿】






ここからは本殿が見えません。


【閂門】



【義経隠れ塔】








ようやく訪れたかった義経隠れ塔が見れた。

ここに義経が居たと思うと胸熱。

参拝した時は知らなかったけど、
拝観料300円で堂内を拝観出来るようだ。


【展望台】


展望台下に広場があります。

広場に車を停めて義経隠れ塔経由で拝殿に行った方が、
修行門から行くより楽です。


【風景】


人工物がほとんで見れない程の山々。
それだけ僻地ということです。


【御朱印】


ここはさすがに誰も居ないだろうと思ってたけど、
関係者の方が居て無事にいただけました。

吉水神社(2020年8月11日参拝)

2020年10月27日 | 紀伊山地三霊場会
東南院の次は後醍醐天皇所縁の吉水神社です。
ここは何と言っても一目千本が超絶有名な神社ですね。

何だかんだいって約3年4カ月振りの参拝となります。

<2017年4月15日参拝>
https://blog.goo.ne.jp/05100625777/e/297317db0fe92f5c61437fb0f56ff6e1


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山
御祭神:後醍醐天皇、楠木正成、吉水院宗信法印
創建:明治8年(1875)
社格:村社
札所:紀伊山地三霊場会



【鳥居】



【風景】


参道の途中で金峯山寺が見えるスポットがありました。


【参道】



【狛犬】



【神門】




江戸時代までは寺院だけあって、
この門はまさに山門と言っても差し支えないね。


【一目千本】




さすがに桜が咲いていないと普通の山々ですね。




桜の咲いてる時の写真パネルがありました。


【境内】



【庭園】





【手水舎】


今日も暑かったから水が冷たくて最高でした。


【蛭子神社】



【弁慶の力釘】







【境内】



【石標】



【書院】



【本社】



【案内】


コロナ禍になってから名物宮司さんは社務所に引き籠りのようです。
三年前に居ためっちゃ可愛い巫女さんはどうしてるのかな。


【御朱印】


以前は勝手神社の御朱印と有無を言わさずセットで600円でしたが、
今はセット売りをされていないようです。

その代わりに威徳天満宮の御朱印を始められたのかな。