Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

泉涌寺(2019年4月30日参拝)

2019年07月21日 | 神仏霊場巡拝の道
今熊野観音寺の次は日本で最高の格式を持つ泉涌寺です。

こちらも特別拝観をしているのですが、
霊明殿が拝観出来るとあって参拝せざるをえまい。(^^



<2012年10月13日参拝>
https://blog.goo.ne.jp/05100625/e/e0febb1ebdddf8e76a00537b7f6bf15b




所在地:京都府京都市東山区泉涌寺山内町27
宗派:真言宗泉涌寺派
御本尊:釈迦如来、阿弥陀如来、弥勒如来
創建:伝・斉衡3年(856)
開基:伝・神修上人
札所:神仏霊場巡拝の道、真言宗十八本山、洛陽三十三所観音霊場、京都十三仏霊場


【大門】


こちらで拝観料を支払い境内へ。


【参道】


これが有名な下りの参道です。

全国的にもかなり珍しいですね。


【仏殿】






まず最初にお目にかかかるのが仏殿です。

こちらは嬉しいことに殿内に入って運慶作の御本尊が拝む事が出来ます。

また天井には狩野探幽筆とされる蟠龍が描かれています。

運慶や狩野探幽といった超ビッグネームが揃うなんて凄過ぎですね。

寛文8年(1668)徳川四代将軍家綱公によって再建されたもの。

重要文化財。


【浴室】



【泉涌水屋形】



【清少納言歌碑】





【舎利殿】




12年に1度の辰年に特別公開されます。


【本坊門】



【庭園】



【本坊】


こちらで新たに拝観料を支払い本坊内へ。

御朱印はこちらでいただけます。




現在でも天皇陛下をはじめ皇族の方々が来られた際、
休憩所として使用される御座所の内部は素晴らしかったです。

追加の拝観料を支払う価値はありますね。

残念ながら内部の撮影は禁止ですけど。


【唐門】



【御座所庭園】










とても落ち着く庭園です。

庭園を愛でてからお目当ての霊明殿へ移動。


【霊明殿】


普段は非公開の霊明殿に入れる喜びが溢れる。

中央御扉内には四条天皇御尊像と御尊牌をはじめ、
明治天皇・昭憲皇太后・大正天皇・貞明皇后・昭和天皇・香淳皇后の御真影、
御尊牌が奉安され、それ以前の天皇・皇妃・親王方の御尊牌が、
左右の御扉内に奉安されている、とのこと。

ただ、扉があってこれらのものはよく見えません。

しかしながら、殿内はとても厳かな雰囲気で、
心の穢れが落ちた気がした。


【勅使門】



【伽藍】



【勅使門】




普段は閉まっている門です。


【月輪陵】







【手水舎】



【月輪陵】











【御朱印】

今熊野観音寺(2019年4月30日参拝)

2019年07月19日 | 西国三十三カ所観音霊場


戒光寺と泉涌寺の間には、
西国観音霊場の今熊野観音寺があります。

ここまで来たからには無視出来ないお寺です。

意外と紅葉が綺麗な今熊野観音寺ですが、
参道に覆いかぶさる緑葉も良いんですよね。

緑葉を見ると心がとても落ち着いていいのよ。(^^


<2013年11月30日参拝>
https://blog.goo.ne.jp/05100625/s/%E4%BB%8A%E7%86%8A%E9%87%8E%E8%A6%B3%E9%9F%B3%E5%AF%BA


所在地:京都府京都市東山区泉涌寺山内町32
宗派:真言宗泉涌寺派
御本尊:十一面観音菩薩
創建:伝・大同年間(806-810)
開基:伝・弘法大師
札所:西国三十三ヵ所観音霊場、神仏霊場巡拝の道、近畿十楽観音、洛陽三十三観音、泉涌寺七福神巡り


【参道】




右手の道を進むと橋の下を通り、
しばらく細い道があり剣神社に行けます。


【鳥居橋】




ここの鮮やかな朱色と緑のコラボが美しい。

ほんと、落ち着くわ~。(^^




ちなみに数台分の無料駐車場があります。


【境内】


秋はここから見る紅葉が絶景になりますよ。


【子護弘法大師】



【本堂】


正徳2年(1712)宗恕祖元律師によって建立されたもの。

本堂の外陣に入って拝む事が出来ましたが、
御本尊は秘仏ですので見ることは出来ません。


【藤棚】





【石仏】



【大師堂】


弘法大師、不動明王、愛染明王、伽藍を寄進建立された、
左大臣藤原緒嗣の像が祀られていました。


【境内】



【鐘楼堂】



【熊野権現社・稲荷社】



【御朱印】


相変わらず良いお寺でした。

泉涌寺塔頭 戒光寺(2019年4月30日参拝)

2019年07月14日 | 京都十三仏霊場
10連休のゴールデンウィーク突入。

こんな時に観光地に行ったら激混み。
特に京都なんか行ったら終わってるのは分かってる。

分かっているけど、毎年ゴールデンウィークに、
京都非公開文化財特別公開がある。

何も黙ってても観光客が来る時期に公開しなくてもいいのに、
と毎年思いながらも参加している。

今年は参拝したことがある寺社ばかりだったら、
回避する予定にしていたが、
公開が非常に珍しいお寺が参加している。

それが初公開となる安祥寺です。

安祥寺は普段は一切拝観謝絶のお寺で、
公開自体が超絶レアで、しかも仏様が凄いのが揃っている。

これはもう行くしかあるまい。


今回、安祥寺が大本命ではあるが、
泉涌寺本坊の霊明殿も特別公開で拝観出来る。

霊明殿は滅多に拝観出来ないので、
今回のチャンスを逃すと次回はいつになるか分からない。

そんなチャンスを逃すハズも無く、
泉涌寺へ向けて参道を走っていると塔頭の戒光寺を発見。

戒光寺には快慶作の御本尊様がいらっしゃる。

当然、華麗にスルーする訳もなく、
まずは戒光寺に参拝です。



<2012年11月11日参拝>
http://blog.goo.ne.jp/05100625/e/042c05a665ab49640a54525f22e21569

<2013年11月30日参拝>
https://blog.goo.ne.jp/05100625/e/5a599b5661c818733cbe96af48df5d40



所在地:京都府京都市東山区泉涌寺山内町29
宗派:真言宗泉涌寺派
御本尊:釈迦如来
創建:安貞2年(1228)
開山:曇照忍律
札所:泉山七福神、京都十三仏霊場


【総門】


戒光寺には駐車場がありませんので、
泉涌寺の無料駐車場に停めて参拝開始。


【本堂】


こちらに丈六の釈迦如来がいらっしゃいます。

一度、そのお姿とお顔を見ると感動間違い無し。

数々の仏様を見てきた私が何度見てもそう思うんだから、
間違い無し。(^^

写真撮影は禁止です。


【甲冑】



【藤棚】





【融通弁財天】





【修行大師・子安地蔵】



【御朱印】

統国寺(2019年4月28日参拝)

2019年07月11日 | 仏閣


フェルメール展から昼食(ほうとう)を経て、
あべのハルカスを見ながら統国寺というお寺へ移動。

統国寺は知る人ぞ知る珍しいお寺で、
以前から訪れたと思っていた。

しかし、珍しいが故に参拝するのを躊躇っていました。

かくいう私、天王寺界隈の寺社は参拝し尽くした感があり、
参拝していない寺社は統国寺のみとなり、
いよいよ参拝しなければな、と思い訪れた次第。



所在地:大阪府大阪市天王寺区茶臼山町1-31
宗派:元暁宗・単立
御本尊:釈迦三尊
創建:不明
開山:観勒僧正
開基:聖徳太子


【由緒】
統国寺の由緒は聖徳太子の創建になる名刹で、
百済の僧観勒が開山住持として招かれ、
推古天皇の帰依により厚遇を賜った。

創始期は法相宗であったとされる。

元和元年(1615)の大阪夏の陣では徳川方に加勢した為、
真田幸村軍によって全山消失の憂き目にあったとされる。

元禄2年(1689)に当時の高僧法源和尚により再興せられた。

これより20年経た宝永6年(1709)黄檗四代独湛和尚を招請して、
中興開山とし、黄檗宗に属して寺名を邦福寺と改め、
近くの和気清麻呂が開いた和気堀に因んで、
和気山の山号をつけたとされる。

その当時の正式名は和気山邦福寺である。

邦福寺時代は黄檗宗の別格寺院に相当し、
厳しい修行に挑む大勢の雲水が修行していた。

昭和44年(1969)には在日本朝鮮仏教徒協会の傘下に入り、
統国寺と命名されて再興された。

爾来脈々と法統を重ね、初代金星海、二代張泰成、三代徐泰植、
当代崔無碍と継承されている。

現在は朝鮮・韓国の仏教儀礼と伝統儀式を挙行しつつ、
元曉大師の和合の精神の下、朝鮮・韓国・日本の差異を超えて、
仏教儀式・布教を幅広く行っている。


【参道】


お寺の近くにはラブホテル街があります。(^^;


【醍醐】


屋根の左側にミニの大阪城がある、
この怪しげな建物は何だと思います?

はい、れっきとしたラブホテルです。(笑)

こんなものが存在しているのが大阪クオリティーです。(褒め言葉)

中に入った人のレポを見ると、
部屋のクオリティーは底辺だそうです。(苦笑)


【料亭 阪口楼】


お寺の前には料亭がある。

料亭なんか行ったこと無いけど、
ここは比較的リーズナブルで行こうと思えば行けるな。(^^


【石仏】


まずはお地蔵さんらしき石仏に御挨拶。

お寺に山門は無いようです。

短い参道を進むと進むとお寺には似つかわしく無い、
非常に珍しいモノがありました。

え?まさかこんなモノが?
というモノです。

それは最後に御紹介しましょう。


【大雄殿】




本堂であり仏殿。

黄檗宗の雰囲気を感じる本堂です。

早速、堂内に入ってお参り。


【御本尊】




これは予想以上に立派な釈迦三尊ではありませんか。

拝み甲斐がとてもある仏様達でしたね。


【天井画】


カラフルな龍は日本人の感性には合わないですね。


【諸仏】






いろいろ見た事があるような無いような諸仏が祀られていましたが、
はっきりと分かったのは不動明王だけでした。

ちなみに大雄殿の内陣に入るには、
お寺の許可が必要ですので御注意を。


【大念珠】





【十三重石塔】



【庫裏】


やはり禅宗を感じる庫裏ですね。


【ベルリンの壁】




これが目を疑ったモノです。

本物かと疑ってしまう程の場違いなモノです。






これは信徒の方が寄進されたそうですが、
どうやってベルリンの壁を入手出来たのであろう。

当時は混乱の最中ですから、取りたい放題だったのかな。(笑)

何故、統国寺に寄進されたかというと、
朝鮮民族が東西ドイツのように一つになるように願われてのこと。

ちゃんと真面目な考えだったようですね。


御朱印はされていないとのことです。

フェルメール展@大阪市立美術館(2019年4月28日拝観)

2019年07月09日 | 旅行・その他


ヨハネス・フェルメールは皆さんご存知の超有名画家。

光の魔術師と呼ばれるフェルメールの作品は、
全世界にたった35~37作品しか現存していない。

それにも関わらずガードナー美術館に展示されていた「合奏」が、
レンブラントの「ガラリアの海の嵐」やドガの素描等と共に、
何者かに盗まれ未だに行方不明となっている作品もある。

これらの作品は裏の世界で高額で売られ、
どこかの超セレブかマフィアのボスの家で、
死蔵されているのであろう。

そんな数少ないフェルメールの作品が、
東京で9点、大阪では6点が一堂に集まり展示されます。






当然こんな滅多にないチャンスを逃すハズはございません。

だって一点一点、
各国の美術館に観に行くとなると、例え6点でも何百万円、
下手すると一千万を超える旅費が必要ですからね。


【通天閣】


大阪市立美術館の前から通天閣が見えます。


【大阪市立美術館】


早速入場。


【シャンデリア】










作品は撮影禁止なので、
シャンデリアでも撮ってお茶を濁しておこう。(苦笑)


【手紙を書く女】


今回の6作品の中では一番印象に残る作品。

ワシントン・ナショナル・ギャラリー所蔵。


【取り持ち女】


これはあんまり好きな作品では無いが、
ペルシャ絨緞の描き方はさすがです。

ドレスデン国立古典絵画館所蔵。


【恋文】


大阪展のみの作品。

アムステルダム国立美術館所蔵。


【手紙を書く夫人と召使】


窓から差し込む光が当たる衣服の描き方といったら、
まさに光の魔術師たるフェルメールの真骨頂を発揮した作品。

至近距離で見れて本当に感動しました。

後世による修復をし過ぎたと言われているが、
個人的には最高傑作の一つですね。

アイルランド・ナショナル・ギャラリー所蔵。


【マルタとマリアの家のキリスト】


フェルメール初期の作品だけあって、
らしさはあるけど技術的に甘いですね。(←上から目線)

だって、肝心のキリストが神々しく無いもん。(^^;

スコットランド・ナショナル・ギャラリー所蔵。


【リュートを調弦する女】


全体的に薄暗い印象を持つ作品。

よってフェルメール作品では無いと疑われましたが、
女性の衣服や壁の描写はさすがと言わざるをえまい。

メトロポリタン美術館所蔵。


フェルメールの作品達が一室に集められ、
物凄い至高の空間でしたよ。

ふう、満足です。


【ヴィーナスと鳩】


フェルメール以外の作品も沢山あり、
気に入った作品も。

中でも気に入ったのが、
パウルス・モレールセ作のヴィーナスと鳩です。

黄色の服の描写も良いが、
何と言っても乳首が素晴らしい。(笑)

ユトレヒト中央美術館所蔵。


【ほうとう】


心と目はとても満足しましたが、
昼を過ぎると腹は減る。

大阪の日本橋には山梨の郷土料理ほうとうが、
食べれる店があります。




この店では初めて食べましたが、
やはり本場山梨の名店の味には敵わない。

もっと熱々にしてくれたら良かったのに。

国清寺(2019年4月21日参拝)

2019年07月01日 | 仏閣
今日は家族を連れて淡路島で唯一の禅宗寺院である国清寺へ。

淡路島に禅宗寺院がたった一つしか無いとは知りませんでしたが、
国清寺は毎年4月20日頃から牡丹祭りが開催されます。

境内に多くの牡丹が咲き乱れ、茶会も開かれる等、
一年で最も華やかな時期になります。

また、南画家の第一人者である直原玉青の作品も、
本堂で見れるとあって楽しみです。



所在地:兵庫県南あわじ市松帆西路689
宗派:黄檗宗
御本尊:釈迦如来
創建:江戸時代中期
開山:勝算和尚
札所:あわじ花へんろ


【縁起】



【玉青館】




多くの直原玉青の作品が見れる美術館です。

車は玉青館とお寺の共有の無料駐車場に停めて参拝開始。


【参道】


玉青館から徒歩1、2分の距離です。




お寺の周辺はとても長閑です。




この先に山門はあるのか?と思いながら進むと山門登場。


【山門】


禅宗らしい簡素な山門です。


【境内】


左右に牡丹が沢山咲いていますね。


【牡丹】




























【藤】





【鎮守社】



【御堂】


恐らく本堂か開山堂だと思いますが、
屋根に草が生え、堂内は荒れていました。

うーむ、これは去年9月の台風の影響なんだろうか。


【境内】


奥に見えるのが本堂兼庫裏かな。

こちらで拝観料400円を支払い、
仏様と直原玉青の襖絵を拝観します。

厨子の中に祀られている御本尊は、
禅宗寺院によく見られる小型の金ピカタイプでした。

特筆すべきは光背に穴が開いていました。

御住職によるとこの穴は第二次世界大戦時の銃弾によるものとか。

生々しい穴を見ていると、
御本尊に当たらなくて本当に良かった。

襖絵も素晴らしかったです。

宗胤院の御住職の画が好きな人は、
直原玉青の作品も気に入ると思います。


今回は撮影はしておりませんので、
「今を大事に!」様のブログをご覧下さい。

https://plaza.rakuten.co.jp/captriko1/diary/201001250000/


【江湖風月集】






千円で売っていたので買ってしまいました。(^^


【花手水】



【枯山水庭園】



【蔵】






二十六代住職であった直原玉青の若年期からの、
貴重な南画等が見れました。(^^


【御朱印】



さて、これから家族サービスということで、
寺社巡りは終了。

淡路島にはまだまだ参拝したい寺社が多いというのに。(^^;


【たまねぎ畑】


これ一面たまねぎです。

さすが淡路はたまねぎが有名だけあって、
この他にも広大な土地で栽培されていました。

ちょっとした売店でたまねぎの詰め放題をしたけど、
思ってた以上にエキサイティングでした。(笑)


【福良】





【道の駅 福良】


今日の昼食はここ。

うずしおクルーズに乗りたかったが、
一番大きなうずしおの時間と合わず回避。


【鯛御前】




2000円也。

なかなか美味しかったです。(^^


【休暇村南淡路】


家族のリクエストで日帰り入浴します。


【風景】


休暇村は高台にあるので駐車場から見る風景がとても良い。


【露天風呂】


露天風呂から鳴門海峡や大橋を見ながら入る温泉は最高。

これで入浴料820円は安い。(^^

最高でしたね。

疲れた身体と心がリフレッシュ出来ました。


【風景】


風景も堪能出来た。

やっぱ海はいいな。


【明石海峡大橋】




淡路サービスエリアから見る明石海峡大橋。

定番のビュースポットです。

去らば淡路島。

またいつの日か訪れようぞ。