Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

鰐淵寺(2019年9月14日参拝)

2020年02月26日 | 出雲國神仏霊場


十六島湾を見ながら次なる参拝先である鰐淵寺へ。

こちらのお寺はあの弁慶が若かりし頃修行した寺として知られる。


所在地:島根県出雲市別所町148
宗派:天台宗
御本尊:千手観世音菩薩、薬師如来
創建:伝・推古天皇2年(594)
開基:伝・智春上人
勅願:推古天皇
札所:出雲國神仏霊場、中国三十三観音霊場、出雲三十三番観音霊場


【縁起】
伝承では推古天皇2年(594年)信濃の智春上人が、
当地の浮浪の滝に祈って推古天皇の眼疾が平癒したことから、
勅願寺として建立されたという。

寺号の鰐淵寺は智春上人が浮浪の滝のほとりで修行を行っている際に、
誤って滝壺に落とした仏器を、鰐がその鰓に引っ掛けて奉げたとの言い伝えから生じた。

平安時代以降、鰐淵寺は比叡山延暦寺との関係を深め、
特に比叡山東塔の無動寺谷と関係が深かった。
伝承では慈覚大師が出雲地方を訪れた際に、鰐淵寺は天台宗に転じたという。

平安時代末期、薬師如来を本尊とする別の寺院を吸収、
以後、鰐淵寺は千手観音を本尊とする北院と、
薬師如来を本尊とする南院に分かれることになる。

鎌倉時代には守護佐々木氏(塩冶氏)の保護を得て栄えた。

弁慶は仁平元年(1151)松江に生まれ、
18歳から3年間、鰐淵寺にて修行したとされる。
南北朝時代には鰐淵寺の北院と南院はそれぞれが北朝・南朝を支持して対立した。

元弘2年(1332)後醍醐天皇が隠岐に流された際、
南院の頼源大師が御所に伺候し宸筆の願文を賜った。
この願文は現存し重要文化財に指定されている。

頼源大師は後醍醐の隠岐脱出を助け南朝に忠誠を尽くした。

南院・北院が和解したのは貞和3年(1347)のことで、
北院の千手観音と南院の薬師如来をともに本尊として安置することになった。

16世紀後半から17世紀初頭に掛けて、出雲大社では御頭神事が衰え、
また祭神が須佐之男命から大国主神に変更されたことから、
神仏習合を通じて深い関係を持つ鰐淵寺は出雲大社との関係を見直すこととなり、
その勢力は衰えを見せた。

鰐淵寺の勢力は戦国期以降退潮となり、
現在では根本堂、蔵王堂が往時の賑わいを偲ばせるのみである。



【参道】








無料駐車場から参道というか林道を歩かなければなりません。

これが結構距離が長くて参拝を止めようかと思ったほど。
車だと楽なのにと思いつつ歩く。






参道途中にこのような絵が幾つかあった。








長い参道を歩くこと約15分。

何やら見えてきました。


【仁王門】


ようやく到着。


【仁王】





【境内】



【大慈橋】



【拝観入口】


こちらで拝観料500円を支払い本堂を目指す。


【御成門】



【石仏】



【石段】


石段の前に杖が置いてある。

これは嫌な予感がする。

経験上、こういう時は杖を使うのがセオリーなので使うことに。




更に奥に石段が見える。


【十王堂】





【石段】


なかなかしんどい。

杖あって良かった。


【宝篋印塔・狛犬】



【本堂】




ようやく本堂に到着。


【釈迦堂】



【鐘楼堂】



【鐘楼】





【地蔵堂】



【石仏】




何故かポツンと石仏が祀られていました。


【境内】



【狛犬】



【常行堂・摩陀羅神社】


手前が慈恵大師が祀られている常行堂で、
後ろに見えるのが摩陀羅神社だそうです。

どうりで前の拝殿かと思った建物に違和感を感じたんですよね。

それにしても世にも珍しい配置です。
このようなタイプは初めて見ましたよ。


【御朱印】


拝観入口から別ルートで約10分山道を登ると蔵王堂があるという。

正直、駐車場から仁王門まで歩きと、
本堂までの石段で疲れてしまい、結局行かなかった。

後で調べてみると行かなかったことを激しく後悔した。

次回は必ず蔵王堂に行ってやる。

日御碕神社(2019年9月14日参拝)

2020年02月24日 | 出雲國神仏霊場
稲佐の浜から日御碕神社という神社へ。

こちらは楼門をはじめとする社殿が立派な古社で、
格式の高い神社でもあります。

参拝するのが楽しみです。

無料駐車場に車を停めていざ参拝開始。


所在地:島根県出雲市大社町日御碕455
御祭神:天照大御神、素盞嗚尊
創建:安寧天皇13年
社格:式内社、国幣小社、別表神社
札所:出雲國神仏霊場


【由緒】
平安末期には代表的な修験の場であるとされ、
伊勢大神宮は日の本の昼を守り、出雲の日御碕・清江の浜に、
日沉宮を建て日の本の夜を譲らんと、
乙亥の勅にある夕日の崇拝地として、皇室は勿論、代々の幕府、
諸将からも崇敬され、大名、諸将からの寄進も多くあります。

主な社宝として国宝白糸威鎧兜・大袖付をはじめ、重要文化財藍葦威腹巻、
さらに貴重な古社本として尾張徳川義直寄進の出雲国風土記等があります。

現在の社殿は日沉宮、神の宮ともに徳川三代将軍家光の命により、
寛永21年(1644)に建てられたもので、
両宮とも平入の本殿が幣殿を通り拝殿に続く権現造です。

江戸時代初期の貴重な建築として、昭和28年(1953)に社殿及び石鳥居、
石灯籠が重要文化財に指定されています。


【鳥居】



【楼門】






なんという見事な楼門。

素晴らしいと唸ってしまった。


【狛犬】





【客人神社】





【楼門】



【境内】



【日沈宮】




こんな片田舎といったら失礼ですが、
本当に見事な拝殿です。

出雲の人々の信仰心の篤さを感じる拝殿です。


【神の宮】






こちらも素晴らしい。


【拝殿・本殿】



【楼門】



【日沈宮】





【境内社】













【神紋石舎】



【稲荷社】









【駒狐】



【荒魂神社】





【石碑】



【韓国神社】





【神の宮】


これで参拝終了と思って駐車場に戻ると海側に鳥居を発見。

とりあえず行ってみましょう。


【回廊】



【蔵】



【境外社】



【鳥居】



【漁港】



【経島】




島の上に鳥居と祠が見える。

これは日御碕神社の下之宮だそうで、
年に一度、神職他極一部の人しか上陸は許されていないとか。


【鳥居】



【御朱印】


とても見どころがある神社でした。

稲佐の浜 弁天島(2019年9月14日参拝)

2020年02月21日 | 神社
次なる神社へ向かっている途中で、
綺麗な砂浜があり駐車場がやたらと混んでいる場所があった。

ちょっと砂浜を見るとポツンと大きな岩があって、
その岩の上に鳥居が見えた。

これは参拝しなくてはならないので急遽、
無料駐車場に車を停めたのであった。


所在地:出雲市大社町杵築北2844-73
御祭神:豊玉毘古命


【由緒】
我が国創生期を物語る神話国譲りで有名な浜である。

素盞嗚尊から出雲の国を引き継いだ大国主命が、
高天原から出雲支配の為の使者として派遣され武甕槌神を稲佐の浜に迎え、
美保関の事代主命と相談して国譲りを決意したという場所である。

一方、出雲国風土記ではこの砂山も含めて、薗の長浜と呼び、
国引き神話の国引きの綱に見立てている。

長い弧状を描く砂浜は、こうして数々の神話の舞台となったのである。

稲佐の浜には弁天島という小さな島があり、岩上には豊玉毘古命を祀る。
漁業の神として崇められている。


【稲佐の浜】


稲佐の浜って聞いたことがあるような無いような。


【弁天島】




夏場だったら海水浴場なんでしょうね。

こんな砂浜にポツンと一つだけある岩なんて珍しい。
こんなのは初めて見たよ。

そりゃ人が集まりますわな。










いいですね~。

妙に高まってきます。


【社殿】


人間の心理として社殿を立てて何かを祀りたくなりますよね。

かつては弁財天が祀られていたらしい。

現在祀られているのが豊玉毘古命で、
神武天皇の祖母の女神です。


【稲佐の浜】


綺麗な海水と砂浜ですね。

良い寄り道が出来て良かったよ。

長浜神社(2019年9月14日参拝)

2020年02月19日 | 出雲國神仏霊場
出雲大社から続いて長浜神社という出雲國神仏霊場札所の神社へ。

無料駐車場に車を停めて早速参拝開始。


所在地:島根県出雲市西園町上長浜4258
御祭神:八束水臣津野命
創建:不明
社格:県社
札所:出雲國神仏霊場


【由緒】
国土生成の神であり出雲国という国号の命名者である八束水臣津野命を祀る当社は、
社号にも出雲を冠し出雲社、出雲神社等と称していました。

創立は和銅3年(710)以前で、中世以降は妙見社、妙見大社等と呼ばれ、
後に妙見信仰が浸透したことがわかります。

明治以降は長浜神社に改称した。

かつては肥後の八代妙見・山城の家苗妙見と並び日本三大妙見と称される程、
霊験あらたかで知られました。

また、豊臣秀吉の唐入りの際の百日祈願でも知られています。
加藤清正や片桐且元・福島正則といった名だたる武将の参拝があり、
その折の弓掛の松が境内にあります。

緒戦の連勝連勝に太閤いたく喜び、桐の神紋をはじめ恩賞を授かっています。
この頃から武道・スポーツ上達の守り神のみならず、
勝負に勝つ神として広く信仰を集めるようになりました。

江戸時代には大梶七兵衛の開拓に先行して、社家の秦重成・喜兵衛の兄弟による、
私財を投げうって海岸の砂防植栽と神門水海干拓事業が、
近世の国引きとして地域開発の歴史の一頁を彩ります。

戦前の社格は県社で現在は島根県特別神社に指定されています。


【参道】


このまま歩けば神門へ。

結構歩きそうですが御安心ください。
本殿横まで車道があり駐車場があります。


【鳥居】


駐車場横にある鳥居ですが、
こちらは正式な参拝ルートではありません。

めんどくさいけど瑞神門まで戻ってから参拝します。


【随神門】




立派な神門があります。


【大しめ縄】



【石段】


随神門の前には石段があり下に鳥居が見えます。

なかなか急な石段で境内近くに駐車場があって助かる。


【狛犬】



【献灯献花】





【厳藻かけ】


海から神馬藻を取ってきてかける場所。

この地域独特のものですね。


【弓掛けの松】


豊臣秀吉の朝鮮出兵の折、100日祈願、
その恩賞を持ってきた片桐且元が弓を立てかけた松とされる。


【拝殿】




なかなか立派な拝殿です。


【本殿】



【天神社】



【三社鳥居】


これは珍しい鳥居です。


【岐神社】





【夫婦石】





【納社】



【御朱印】


金泥で書いていただきました。

その他に書置きおカラフル御朱印が何体もありましたね。

出雲大社 其の二(2019年9月14日参拝)

2020年02月17日 | 一宮
其の一からの続き。

【本殿】



【素鵞社】






出雲大社本殿の真後ろ素鵞社が鎮座。


【彰古館】


大正3年(1914)建立されたもの。


【氏社】









【西十九社】






グルっと社殿を一周しました。

本殿を中心に古代を感じさせる社殿が素晴らしかったですね。


【拝殿】




でかい拝殿です。

祈祷や古伝新嘗祭等のお祭の他、奉納行事が行われるそうです。


【御神馬・御神牛】


普通は境内に離れていますが、
並んでいるのは初めて見ましたよ。


【鳥居】


ここでようやく鳥居を見ました。
完全に正しい参拝ルートを歩んでいませんね。(苦笑)

寛文6年(1666)毛利輝元の孫綱広の寄進によるもの。


【会所】


重要文化財。


【ムスビの御神像】





【幸魂・奇魂】



【御慈愛の御神像】



【勅使館】


気品のある建物です。

対象10年(1921)建立されたもの。


【松の参道】




長い参道が続く。




振り返ると緩やかな下り坂になっていることが分かります。

参道が下り坂なのは全国的にも珍しいですね。

泉涌寺等が有名です。


【大鳥居】



【神門通り】



【割子そば】




駐車場横の雰囲気の良さげなお店。

美味しかったです。


【御朱印】

出雲大社 其の一(2019年9月14日参拝)

2020年02月14日 | 一宮
今日から2泊3日で出雲と松江を中心に島根県の神社仏閣巡り。

今までどうしても参拝したかった国宝社殿を、
ようやくこの目で見れる喜びで興奮を隠せない。


【伊丹空港】




この便が出雲空港行きのJAL2341便。

やっぱり小さい機材ですね。

朝7時10分出発。
この便のスッチーの一人が北川景子似の美女で、
朝からめっちゃ高まった。

一緒に写真撮りたかったわ~。(笑)


【風景】


下に見えてるのが阪神競馬場です。




出雲に近づいた辺りの日本海。

雄大な景色。


【出雲空港】


あっという間に到着。

オリックスレンタカー出雲空港店でレンタカーを借りて、
まずは出雲大社へ。

出雲大社に到着すると大型駐車場が幾つもあり、
それが全て無料なのが驚いた。

これほどの有名観光地であり神社である出雲大社の駐車場が、
無料とは本当に嬉しい。



所在地:島根県出雲市大社町杵築東195
御祭神:大国主大神
社格:出雲国一宮、式内社、官幣大社、勅祭社、別表神社
創建:神代
札所等:出雲國神仏霊場


【神楽殿】




駐車場から最初に見えたのが大きな神楽殿。

出雲大社宮司家の千家國造家の大広間として使用されており、
結婚式や祈祷がされる建物です。


【大注連縄】




これが有名な注連縄かぁ

確かにでかいな。


【池】



【門】


こぶりながら渋い門です。


【天満宮】





【兎】



【國造家鎮守社】







【境内】


神楽殿から右手に少し歩くと壮大な社殿が登場。

社殿好きとして興奮するわ。(^^


【八足門】


重要文化財。

この門の前で2礼4拍手1礼でお参り。


【観祭楼】






重要文化財。

こちらも実に渋い。


【東十九社】


重要文化財。

末社。


【本殿】




国宝。


【釜社】





【門神社】


御祭神:宇治神


【社殿】




素晴らしい社殿。

出雲大社って大注連縄と恋愛のパワースポットばかり注目されていますが、
どう見てもこの社殿こそが出雲大社だろと声を大にして言いたいですね。


【文庫】





【本殿】



【兎】


可愛いけど個人的にこの置物は要らないな。


さて、長くなりましたので続きは次回。

建部大社・御朱印帳

2020年02月04日 | 御朱印帳


サイズ:16センチx12センチ
値段:2000円(御朱印代別)



【感想】
木製の御朱印帳は高いだけで、
中身の紙質が大したことないものもある。

しかし、建部大社の御朱印帳は違います。

裏映りも無く素晴らしい御朱印帳だと思います。

間違いなく買いです。

六道珍皇寺・御朱印帳

2020年02月02日 | 御朱印帳


サイズ:18センチx12センチ
値段:1800円(御朱印代込み)



【感想】
若干のヨレはありますが問題無く、
裏写りもありません。

紙質はかなり良いと思いますので、
買って損はなかったです。

2015年10月に購入したので、
現在も買えるかは不明です。