Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

海龍寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月09日 | 尾道七佛めぐり
浄土寺から徒歩10秒の隣にあるのが海龍寺というお寺。

尾道七佛めぐりの札所であり、
裏手にある浄土山には3つの鎖場と奥之院があります。


所在地:広島県尾道市東久保町22-8
宗派:真言宗
御本尊:千手観音菩薩
創建:不明
開基:不明
札所:尾道七佛めぐり、中国地蔵尊霊場、尾道社寺めぐり


【縁起】



【山門】





【本堂】




御本尊は秘仏でしたが、
堂内を見れて拝めたので良かった。


【地蔵堂】




中国地蔵尊霊場9番札所。


【宝篋印塔・五輪塔】





【石鎚大権現】


裏手を少し登ると鎖場があり、
その手前に鎮座しておりました。


【鎖場】


ここの鎖場は合計3つあり、
千光寺の女鎖場と比べると厳しさが雲泥の差。

しかも鎖に足に引っかけて登る嫌いなタイプの鎖。

これを登ろうと今回の旅はトレッキングシューズを履いてるけど、
首と右肩が完治していなくて、まだ痛みがある。




こんな感じなので無理するとまずいので今回は回避。

また次回に。


【御朱印】


御住職にアメちゃんをいただきました。(^^

例え一個でも嬉しいもんです。


天寧寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月02日 | 尾道七佛めぐり
千光寺から徒歩で下り三重塔を見に行く。

この三重塔はてっきり千光寺のものかと、
ずっと思っていた。(^^;

実際は天寧寺のものです。


所在地:広島県尾道市東土堂町17-29
宗派:曹洞宗
御本尊:宝冠釈迦如来
創建:貞治6年(1367)
開山:普明国師
開基:人万代道円
札所:尾道七佛めぐり


【縁起】



【三重塔】


尾道に訪れたなら、
この写真を撮らないのは絶対に有り得ない、
定番中の定番の撮影スポットです。

今まで腐る程、ネットや紙の媒体で見たものです。

本当は後ろの尾道水道と一緒に撮るのが普通ですが、
そうするとどうしても一般のお墓が写っちゃうのよね。

この三重塔の下には檀家さん達のお墓が沢山あります。

私のポリシーは一般人のお墓は撮影しないので、
仕方なく尾道水道は撮影しておりません。




さすが重要文化財の三重塔です。

素晴らしい。




元中5年・嘉慶2年(1388)建立されたもの。

建立当時は五重塔だったそうです。


【境内】


三重塔からのルートだと、
山門を通らずいきなり境内に入ったので、
境内を横切り一旦山門の外に出てから境内に入る。

正直めんどくさいがポリシーだから仕方ない。(^^;


【山門】


山門自体は曹洞宗らしいですね。


【烏枢沙摩明王】



【宝篋印塔】



【本堂】


なかなか立派な本堂です。

嬉しいことに内陣に上がれます。(^^


【内陣】


これぞ禅宗といった内陣です。






こちらも他の宗派にあるような巨像では無く、
小さいながらも気品のある御本尊様です。


【唐獅子牡丹襖絵】






素晴らしい。

本当に見事な襖絵です。

これほどの画力がある方の襖絵が尾道で見れるとは。

それもそのはず、直原玉青の作品だからです。

宗胤院の御住職の墨画が好きな方は、
必ず好きになる作家さんです。


【御堂】






【羅漢堂】


こちらに五百羅漢がいるらしい。

入ってみましょう。


【五百羅漢】








最前が大阿羅漢と言われる十六羅漢、二列目に釈迦の十大弟子、
三列目以降が五百羅漢で、五百二十六体が揃っているとか。

このような五百羅漢は幾つかのお寺で見た事がありますが、
こちらのも圧倒される存在感です。

事前リサーチ不足で五百羅漢があるとは知らず、
お寺で見た時の衝撃は凄かったです。(^^


【八千代椿】




庫裏の玄関で咲いていた可憐な花。

牡丹かと一瞬思ったが椿でした。


【御朱印】


こちらは予想以上に見応えのあるお寺でした。

お勧めします。

千光寺(2018年3月10日参拝)

2018年04月01日 | 尾道七佛めぐり
文学のこみちを抜け本日のメインの一つである千光寺に到着。

尾道といえば千光寺、千光寺といえば尾道といえる程、
超メジャーなお寺です。

非常に楽しみです。


所在地:広島県尾道市東土堂町15-1
宗派:真言宗系単立
御本尊:千手観世音菩薩
創建:(伝)大同元年(806)
開基:弘法大師
札所:中国三十三観音霊場、山陽花の寺二十四か寺、尾道七佛めぐり、
尾道社寺めぐり、備後西国三十三観音霊場


【縁起】
広島県尾道市、大宝山の中腹にある真言宗系の単立寺院。

大宝山権現院と号する。

大同元年(806)の創建と伝えられ、多田満仲が中興したという。

33年に一度御開帳の本尊は千手観世音菩薩は聖徳太子の御作と伝えられ、
火伏せの観音として親しまれている。

現在の丹塗りの本堂、毘沙門堂、護摩堂等は江戸中期以後のもので、
断崖上に建っている。

風光明媚な港町を一望する千光寺には多くの文人墨客が訪れています。
一帯は千光寺公園とよばれ桜の名所でもある。


【鏡岩】


玉の岩の宝珠、太陽、月の光を鏡のように反射していたというが、
さすがに岩が鏡のように反射することは無いと思う。

現在のはこれがまた的当てのようにしか見えない。(^^;


【守り仏】





【岩屋観音】


先に進んで行きます。

まず最初に出てくるお堂が大師堂です。

こちらはこじんまりとしたお堂で、
当然のことながら弘法大師が祀られていました。

堂内は撮影不可で、
お堂の外観も観光客が多くて撮影するチャンスは無し。

大師堂の隣が客殿となりますが、
こちらは閉まっていました。

客殿には大日如来、弘法大師、愛染明王が祀られているそうです。


【驚音楼の鐘】


客殿の前には崖沿いに鐘楼堂。

これはとても絵になりますね。(^^

撮影する人が多い撮影スポットの一つです。


【愛染明王】


客殿の前にある御前立です。


【風景】


まぁ、写真は撮りますわな~。

鉄板の撮影スポットです。




先ほど参拝した浄土真宗の福善寺です。

やはり巨大寺院ですね。


【梵字岩】


円形の中に光明真言、大日如来真言の梵字が刻まれており、
光明真言曼荼羅となっています。


【本堂】


寒さ除けのビニールシートが邪魔して、
本堂から景色を楽しむ事は出来ませんでした。

とりあえず本堂にお参り。

それにしてもお守り等が大量に陳列してあり、
商売に熱心だなと悪い意味で感心した。

完全に観光客向けのお寺だと分かりました。

でも、檀家が居る訳でも無いので、
生き残る為には仕方ないよね。

入山料を取って無いし。


【石仏】



【宝篋印塔】



【護摩堂】


三百余年前までは多聞天を祀った三重の宝塔があったそうだが、
山上から大石が落下して倒壊したそうです。

こんな場所に三重の塔があったとは、
よく造ったよな。

昔の人はスゲー。

この護摩堂はその跡に建立されているとか。


【玉の岩】



【修行大師】



【地蔵尊】



【稲荷社】



【鳥居】



【鎮守社】



【夫婦岩】



【男鎖跡】





【石鎚山鎖修行】


千光寺に鎖場があることを此処で知った。(^^;




本来なら軽く登っているはずだが、
ラオウの状態と同じく首と右肩がまだ痛むので無念の回避。


【大仙堂】


大山智明大権現はニコニコ地蔵と呼ばれているそうです。


【本堂】



【三十三観音堂】



【芭蕉歌碑】





【石仏】





【毘沙門堂】



【御朱印】


四体あるうち二体をいただきました。


尾道随一といえるほど風光明媚な場所にある千光寺。

ここにお寺を建てたのが勝ちですね。

何度も見たいと思う素晴らしい風景があるお寺だから、
そりゃ年がら年中観光客が訪れるというもの。

普段、お寺や仏様に触れていない観光客達が、
千光寺に訪れることはとても良いことだ。


観光寺院は時に馬鹿にされることもあるが、
観光寺院は観光寺院なりに価値がありますね。

天神坊 大山寺(2018年3月10日参拝)

2018年03月27日 | 尾道七佛めぐり


西国寺から約600メートル離れた大山寺へ徒歩で向かう。

こういう尾道らしい細道を歩きます。

火事が起こったら大変だろうなぁと思いながら歩く。


【愛宕神社】


途中で小さな神社発見。

柱の太さが途中で変わっている珍しい鳥居です。


【愛宕祖霊殿】


およそ神社らしからぬ建物です。

祖霊殿というらしい。

ということは、
この神社は地域の方々の御先祖を祀った神社のようですね。


【風景】


尾道中心街。




ロープウェイと千光寺が見えます。

千光寺に参拝するのが楽しみです。

暫く細い道を歩くと大山寺に到着。


所在地:広島県尾道市長江1-11-11
宗派:真言宗醍醐派
御本尊:大日如来
創建:平安時代前期
開山:不明
札所:尾道七佛めぐり


【縁起】



【山門】


このお寺まで車で来ることは出来ませんので、
徒歩かバイク、自転車で訪れてください。


【地蔵堂】


こちらに霊験あらたかな日限地蔵尊が祀られ、
地元の方々もお参りに来られていました。

扉は開いていないだろうと思っていたら、
開いてました。(^^






重軽地蔵やおさすり観音等も祀られていて、
気軽にお参り出来ます。


【庚申堂】


青色金剛神が祀られているそうです。


【三猿像】


「見てご猿、言うてご猿、聞いてご猿」

世の中の正しいことを、よく見よう・よく言おう・よく聞こう、
という願いを込められているそうです。 


【十三重石塔】



【宝篋印塔】



【境内】




とても綺麗に手入れされた境内です。


【本堂】


本堂は残念ながら閉まっていました。


【鐘楼堂】


NHK朝ドラてっぱんで使われた鐘楼です。


【梅】








もうすぐ春ですね。


【白梅】





【六角堂】



【御朱印】


御住職がお留守で書置きをいただきました。

総持院 西国寺(2018年3月10日参拝)

2018年03月26日 | 尾道七佛めぐり
烏須井八幡神社から観光地である尾道に到着。

いよいよ、胸が高まります。

尾道界隈には沢山の神社仏閣がありますが、
まずは本日のメインの一つである西国寺へ。

ここは重文の三重塔や金堂をはじめ、
尾道でイチニを争う伽藍を擁する大本山です。

楽しみです。(^^


所在地:広島県尾道市西久保町29-27
宗派:真言宗醍醐派
御本尊:薬師瑠璃光如来(秘仏、国の重要文化財)
創建:伝・天平年間(729–749)
創建:伝・行基菩薩
札所:中国三十三観音霊場特別霊場、中国四十九薬師霊場、山陽花の寺二十四か寺、
備後三十三観音霊場、尾道七佛めぐり、尾道社寺めぐり


【縁起】
寺伝によれば奈良時代の天平年間に行基が巡国中に、
この地で加茂明神の霊夢を見たことにより建立されたという。

西國寺由来記によれば平安時代初期の治暦2年(1066)、
火災により堂宇の大半を焼失したが、白河天皇の勅命により、
当時の住職・慶鑁によって復興された。

永保元年(1081)には愛宕山の山麓から中腹にかけて巨大な伽藍が完成。

永保2年(1082)白河天皇の祈願所となった。

さらに天仁元年(1108)には法皇となった白河上皇により勅願寺となり、
官寺として100を超える末寺を持った。

山陽道随一の伽藍を誇り正和元年(1312)、
花園天皇の綸旨を受け寺院の名称を西國寺とした。

現在においても、数ある尾道市の寺院の中で最大の規模を誇っている。

南北朝時代の永和年間(1375-1378)に再び火災により焼失した。

備後国の守護大名であった山名氏が寺院の復興にあたり、
至徳3年(1386)には早くも金堂が復興し現在にその姿を留めている。

宗派は一時、醍醐派より分かれ真言宗西國寺派の総本山を称していたが、
現在は醍醐派に帰属している。


【金堂】


表参道の山門付近には駐車場はありませんが、
裏参道には5,6台停めれる無料駐車場があります。

数十メートル歩くといきなり大きなお堂が見えた。






本堂にあたります。

南北朝期に備後の守護山名一族によって再建されたもの。

こちらは残念ながら閉まっていました。


【風景】


とりあえず金堂参拝後は三重塔へ。


【唐門】



【閂門】


奥にお目当ての三重塔が見えます。(^^


【境内】


左手に見えるのが持仏堂です。


【蔵】



【持仏堂】


拝観出来るということで受付に行くと、
これから法要があるということでダメでした。(泣)

法要が終わったら大丈夫とのことで、
後でお願いすることにしよう。


【大玄関】


拝観はここから入ります。


【風景】


唐門から見た風景。

素晴らしい。(^^


【大師堂】



【不動明王】



【不動堂】





【毘沙門堂】



【力石】



【弥勒堂】



【石段】



【梵字池】



【小林和作墓】


誰かと調べたら現代の洋画家でした。

南無阿弥陀仏。


【三重塔】


おー、尾道にこれほどの三重塔があるとは。

尾道といえば千光寺や天寧寺の三重塔ばかりが、
フューチャーされますが、
西国寺にはこのような素晴らしい三重塔があります。

まさに必見。




重要文化財。

永享元年(1429)室町幕府6代将軍足利義教の寄進により建立されたもの。




近くで見ようと思ったら通行止め。

無念じゃ。


【お遍路ミニ霊場】




境内のあちこちに祀られています。


【空環宝珠】




金堂の辺りに戻ってきました。


【鐘楼堂】



【英霊殿】



【尾道護国神社】



【加茂明神社】



【石段】


急な石段を下りて行くと山門があります。


【十王堂】


閻魔王を中心に極彩色の十王の像が祀られているそうです。


【金毘羅社】


いつもなら拝殿の中を見るのだが、
今日は急いでいた為か見なかった。

拝殿の中には大きな異形のカラス天狗が祀られており、
あのカラス天狗を見なかったのは後悔したよ。


【金剛院】


参道からは金剛院の境内に入る事は出来ませんでした。

御朱印はあるようです。


【持善院】


こちらは御朱印はございません。


【山門】


ようやく山門に到着。

室町時代後期に建立されたもの。


【草鞋】


これを見るといかにも観音霊場という雰囲気がしますね。


【金堂】


三時間後、持仏堂拝観の為に戻ってきた。


【三重塔】


ここから見る三重塔が絶景。

たまりませんね。(^^


【持仏堂】




画像はネットで拾ったものです。

大日如来や両部曼荼羅が祀られていました。


【釈迦如来】


隣りの奥の奥の部屋には閻魔大王、十王像、地蔵菩薩の他に、
重文の釈迦如来が祀られ、仏像好きの目を引きます。

寺伝では快慶作とされていますが、
お顔を見る限りちょっと違うような気がする。

快慶ならもっとキリっとしたお顔をしていると思う。

勿論、本像は慶派の仏師作なのは間違いない。

持仏堂拝観はこれにて終了。

拝観料500円は少し高いかな。

これが金堂だったら満足度は高いと思う。


そういえば西国寺のHPではお茶・茶菓子付きと書いてあるのに、
私にはそれが無かったわ。

あ、だから高く感じたのか。(苦笑)

何か損した気分。(^^;


【御朱印】


四体あるうちの二体をいただきました。