Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

多摩川浅間神社(2020年9月27日参拝)

2020年11月29日 | 神社
今日は用事があり憧れの田園調布にやってきました。

田園調布といっても本当に凄いところは凄いけど、
兵庫県の芦屋と同じで普通な場所もあります。(笑)

サクッと用事を終わらせて少しだけ神社仏閣巡りです。
やっぱりその地に訪れた爪痕を残さないとね。(笑)

神社は多摩川駅から徒歩数分の場所に鎮座しているので助かります。
車は20台分ほどの無料駐車場がありました。


所在地:東京都大田区田園調布1-55-12
御祭神:木花咲耶姫命
創建:文治年間
社格:村社


【由緒】
多摩川浅間神社の創建は鎌倉時代の初期と伝えられています。
源頼朝が戦のため出陣した際、夫の身を案じた妻の北条政子が、
後を追って多摩川まで来たのですが、わらじの傷が痛み、
この地で傷の治療をするために逗留しました。

その折にこの地にあった亀甲山に登ったところ富士山が鮮やかに見えた。
富士山のある富士吉田には政子の守り本尊である浅間神社がありましたので、
彼女は浅間神社に向かい手を合わせ、夫の武運長久を祈り、
身につけていた正観世音像をこの丘に建てました。

それ以来、村人たちはこの像を富士浅間大菩薩と呼んで祀ったのが、
多摩川浅間神社の始まりとされています。

その後江戸時代の前期には土止めの工事の際に、
正観世音の立像が実際に発掘されています。

社殿は浅間造りという建築様式で建てられていて、
社殿の上に別の社殿が載るという大変珍しい様式です。

全国で1300社以上ある浅間神社の中でも、
浅間造りの神社はたったの4社しかなく都内では唯一のものとなります。

現在の田園調布の南半分にあたる旧下沼部村の鎮守として、
古くから崇敬され明治には熊野神社と赤城神社を合祀しています。


【鳥居】



【石段】



【白糸の滝】



【鳥居】



【境内社・石碑】



【鳥居】



【境内社】


三峯神社・小御嶽神社・阿夫利神社・稲荷神社


【多摩川】




見晴台から見る風景。


【神楽殿】



【子産石】





【和傘】





【拝殿】




とても美しい拝殿です。


【狛犬】



【御朱印】


御朱印代は500円でした。

東京は物価が高いの~と思うよりも、
この御朱印なら500円は納得です。

王龍寺(2020年9月22日参拝)

2020年11月26日 | 仏閣
御嶽山大和本宮参拝後、
少し移動し黄檗宗寺院の王龍寺へ。

禅宗寺院のすぐ近くにゴルフ場があるのが、
時代の流れを否応なしに感じられます。

三門前に7、8台は停めれる無料駐車場がありました。


所在地:奈良県奈良市二名6-1492
宗派:黄檗宗
御本尊:十一面観音菩薩
創建:元禄2年(1689)
勅願:聖武天皇
開基:本多忠平
開山:梅谷禅師


【縁起】
伝説によれば古く聖武天皇の勅願による古刹とされております。
現在の黄檗宗の寺院として体裁が整えられたのは、
江戸時代になってからで大和郡山の城主であった本多忠平公によって、
元禄二年に堂宇が整えられました。
現在の本堂はその当時のものを残しております。

開山は黄檗宗第二代木庵の弟子にあたる梅谷禅師。

御本尊は石仏(磨崖仏)の十一面観音菩薩像。
造られた年紀がわかる石仏として貴重なもので、
南北朝時代の建武3年の作になります。


【山門】


ここの雰囲気がとても良い。




予想以上に立派で格式の高さを感じる山門です。


【石像】


もはや何なのか分からないほど風化してます。


【車輪】



【稲荷社】



【開運道】


たぶんほぼ全員が雰囲気の激変ぶりに驚かれると思う。






結構長い参道が続きます。

天気の良い日は気持ちいいだろうけど、
天気が悪い日は暗い気持ちになるかもしれない。


【石仏】



【開運道】


まだ続くようです。


【東屋】



【境内社】



【不動明王】



【御滝場】


黄檗宗寺院に御滝場があるのは珍しい。

黄檗宗になる前のものが残っているのかな。


【開運道】




ようやく到着のようです。


【石仏・石塔】



【本堂】




いい感じの本堂です。


【内陣】


摩崖仏の御本尊はお寺の方がいらっしゃれば拝観可能ですが、
この日は残念ながらご不在でした。


【案内板】



【池】



【十三重石塔】





【石段】



【鎮守社】



【石段】



【大黒堂】




スゲー寂しげな場所にお堂があります。




堂内には大黒天が祀られていました。


【開運道】


本堂前から見た開運道。




これにて本日の参拝終了。

御本尊を拝みにまた訪れたいと思う。
御朱印はいただけませんでしたので次回の時に。

御嶽山大和本宮 其の二(2020年9月22日参拝)

2020年11月24日 | 神社
其の一からの続き。

御嶽山大和本宮には神社ながら護摩堂があります。

その護摩堂は拝殿を上がって左側にあるので、
気付かない可能性があるのでご注意を。

拝殿横の受付の神職さんに一言声をかけて護摩堂へ。


【庭園】



【護摩堂】


嬉しいことに中に入れました。


【内陣】







【不動明王】







【御嶽山三十六童子】









【鳥居】



【管長像】







【稲荷 和合 福徳三社】





【狛犬】





【鳥居】



【不動の神剣】





【石柱】



【鎮宅不動尊】






一面四臂鎮宅不動尊として厄除・方除・災難除、
特には地鎮や新築に於いて威徳を発揮。
大和本宮の表鬼門に鎮座し守護している不動尊です。


【石段】


石段の横道として別の石段があります。
行ってみましょう。


【鳥居】


この辺りまで来る人は少ないのか少し荒れ気味。


【十二大権現】




十二大権現は御嶽山の4合目にも祀られていますね。
いわゆる子安観音です。


【鳥居】


十二大権現へと続く鳥居です。




こちらは別の鳥居です。


【潔斎所】





【倶利伽羅不動尊・厄洗弁財天】











【大地主社】



【御朱印】


これにて御嶽山大和本宮の参拝終了。

見どころが沢山ある神社であったが、
それと同時にいろいろ祀られ過ぎ。

あんまりあると怪しくなっちゃうのよね。
立派な拝殿と護摩堂で十分だと思うんだけど。

御嶽山大和本宮 其の一(2020年9月22日参拝)

2020年11月22日 | 神社
今日は少しだけ奈良の未訪問の寺社を参拝します。
まずは御嶽山大和本宮という神社です。

ここは以前から知っていましたが、
何か雰囲気的に新興宗教のような感じがして避けていたのですが、
よく調べてみると怪しい神社では無いので参拝することに。

何でも思い込みで決めたらダメですね。
反省です。(笑)

大型の無料駐車場に車を停めていざ参拝開始。


所在地:奈良県奈良市大渕町3775
御祭神:御嶽大神
開教:明治15年(1882)
大和本宮 創建:昭和40年(1965)


【駒札】



【龍王大神】



【和合の橋】




大きな神池と呼ばれる池に架かる二重の太鼓橋です。
こういう橋を渡るのは何故か嬉しいですね。


【手水舎】



【正面大鳥居】



【拝殿】








早速参拝開始。






拝殿の中に上がって参拝出来ます。

こういう大きな拝殿の中の雰囲気は、
他の新興宗教の拝殿と同じものを感じますね。

でも、どこも雰囲気はとても清浄で清々しい。


【御神鏡】


見た感じあんまり大きく感じなかったけど、
直径1メートルある御神鏡です。


【教義碑】


信仰生活の規範としての三教律、五教言、七行道の教え。


【祈祷殿】



【銭洗大黒天】







【大和光霊殿】






神道式の納骨堂。


【二の池地蔵尊】




およそ普通の人がイメージするお地蔵さんには見えないですね。


【恵比寿・大黒天】







【御嶽不動尊】






不動明王に鳥居の組み合わせは珍しい。
というか、御嶽山所縁の神社だけあって神仏習合のようですね。


【鳥居】





【御嶽大神】








國常立尊、大己貴命、少彦名命の御嶽三柱
御嶽山開山三霊神と称え奉る覚明行者、普寛行者、
権現や天の像が安置されていました。


【鳥居】



【遥拝所】



【境内】


大型無料駐車場の奥の小山にまだ何かあるようです。


【石段】



【神武天皇像】


110メートルの小山の頂上に安置されています。





必勝や長寿祈願に御利益があるとか。




像の真下をグルっと回れました。


【和合の橋】



【御嶽教資料館】


普段は閉まっているようですが、
秋の感謝大祭では特別公開するそうです。

長くなりましたので続きは次回へ。

大徳寺塔頭 黄梅院 其の三(2020年9月20日参拝)

2020年11月17日 | 仏閣
其の二からの続き。

【閑坐庭】




花頭窓


【作仏庭】






本堂北川のお庭です。

素晴らしいお庭あり過ぎ。(笑)


【衣鉢の間】




秀吉好みの襖ですね。(笑)


【東禅軒】





【作仏庭】





【眠蔵】







【書院の間】




本堂裏手には衣鉢の間、眠蔵、書院の間と三間あります。


【蹲】



【本堂】



【作仏庭】





【水屋】





【昨夢軒】







【書院】









【西庭】








奥に鎮守社がありますね。

これは以前あったかなぁ。
全く記憶にないわ。


【直中庭】





【一枝軒】











これにて黄梅院の参拝終了。

素晴らしい庭園でしたね。

こんな滅多に撮影出来ないチャンスなのに、
最近買った一眼レフで撮影したら良かったと後悔したよ。

大徳寺塔頭 黄梅院 其の二(2020年9月20日参拝)

2020年11月14日 | 仏閣
其の一から続き。
黄梅院はシャッターを押さずにいられない。


【自休軒】


書院です。


【西庭】



【直中庭】






書院から見る直中庭が一番良い。
ずっと座って見てられる。


【庭園】



【手水鉢】



【破頭庭】


中国禅宗の五祖である弘忍禅師が住した破頭山東禅寺が名前の由来。


【光格天皇御下賜之椿】





【聴聞石】



【檀那の間】




室町時代から江戸時代にかけて諸大名・諸役人が、
公式訪院の際、黄梅院住持と対面する部屋。


【西湖図】








雲谷等顔作。

戦国時代から江戸時代初期に毛利氏の御用絵師となって、
幕末まで続く雲谷派の祖。


【室中】






奥の仏壇には信長公、織田信長公の父信秀公、豊臣秀吉の母・天瑞寺殿、秀吉公、高台寺殿、
毛利元就夫妻、輝元公、小早川隆景公、毛利家一門、信長公娘冬姫婿蒲生氏御公、等々祠壷されている。


【礼の間】


住持が客人と対面する際に使われていた部屋。






蘆雁の図は雲谷等顔作。


【破頭庭】



【井戸】



【閑坐庭】









【納所寮】





【毘沙門天】






え?毘沙門天?
しかも座像?

頭上に鳥居と宇賀神らしき顔が見える。
これはどう見ても弁財天じゃないのかな。


【韋駄天】





【典座寮】





【台所】




またまた長くなりましたので続きは次回。

大徳寺塔頭 黄梅院 其の一(2020年9月20日参拝)

2020年11月12日 | 仏閣
コロナがまだまだ収束しないうちはなかなか参拝する気が起きない。

しかし、それでも参拝する気が起こる特別拝観があります。
それが本日のメインである大徳寺塔頭の黄梅院です。

ここは春秋と毎年特別拝観をやっていますが、
撮影出来るのが山門と庫裏前の前庭のみで、
あとは全て撮影禁止。

しかし、今回、黄梅院独自の特別拝観となり、
なんと驚くことなかれ、あの黄梅院が撮影OKと聞いて、
こんな機会は二度と無いかも知れないのでやってきました。

私は基本的に仏像、伽藍派なので庭園は余り興味が無いけど、
黄梅院の庭園は本当に素晴らしいんですよ。

私が超絶リッチマンになったらこんな庭園のある家を造るのが夢です。(笑)
それぐらいこの庭が好きで、まさか撮影出来る日が来るとは。

結果的に写真を150枚以上も撮ったので、
何回かに分けてブログをアップしていきます。


<2013年10月26日参拝>
https://blog.goo.ne.jp/05100625/e/d6ca4f1f2f30807c0ab568816c75dd4a


所在地:京都府京都市北区紫野大徳寺町83-1
宗派:臨済宗大徳寺派
御本尊:釈迦如来
創建:永禄5年(1562)
開山:春林宗俶


【縁起】



【表門】





【石柱】


小早川隆景や蒲生氏郷墓所等が刻まれていました。

小早川隆景は毛利家や豊臣秀吉に仕えた五大老の一人。

蒲生氏郷は織田信長や豊臣秀吉に仕えたキリシタン大名。
キリシタンなのにお寺に墓所があるのはこれいかに。


【前庭】








黄梅院の前庭も本当に素晴らしい。


【鐘楼堂】



【庫裏】





【苔】



【参道】




黄梅院は意外と広いんですよね。


【中門】




実に渋い詫び寂びを感じる門です。


【門】


この門は逆に京都の金持ちの家の門のようです。


【東屋】






渋いですな~。


【境内】



【茶室】





【玄関】


ここで靴を脱いで中に入ります。

【渡り廊下】



【黒門】




渡り廊下途中で右手に門があります。
この門はくぐることは出来ません。


【不識庵】


渡り廊下を少し歩くと庭園を眺めるテーブルとイスがあった。

前からこんなものあったかな。
記憶にない。(^^;

先客が居たので先に進もう。


【茶室】




これぞTHE京都らしい茶室ですね。


【庭園】


不識庵から見た庭園。


【渡り廊下】



【直中庭】





【渡り廊下】



【直中庭】





【西庭】


長くなりましたので続きは次回へ。

大徳寺(2020年9月20日参拝)

2020年11月10日 | 仏閣
コロナ以前は毎週神社仏閣巡りしていたけど、
コロナのせいでなかなか参拝する気が起こりませんね。

しかし今日は約一か月振りに参拝する為に大徳寺にやってきた。

大徳寺といっても今回は塔頭の黄梅院の参拝が目的です。
とりあえず黄梅院の前に大徳寺の仏殿にお参りしましょう。


所在地:京都府京都市北区紫野大徳寺町53
宗派:臨済宗大徳寺派
御本尊:釈迦如来
創建:正中2年(1325)
開基:大燈国師宗峰妙超禅師


【総門】


大徳寺は有料駐車場を利用しますが、
相変わらず駐車チケットが取りにくい。(^^;


【勅使門】




後水尾天皇より拝領したと伝えられるもので、
当然ながら重要文化財。


【三門】










歴史的に大事件があった三門で最早説明不要。

重要文化財。


【仏殿】








重要文化財。


【内陣】



【天井画】


ほとんど見えなくなっていますが、
飛天が描かれているようですね。


【境内】



【法堂】


重要文化財。


【本坊】


普段は非公開ですが9月25日まで公開されていました。
方丈が修復されるので暫く公開されないでしょうね。


【高桐院】






高桐院は山門から拝観入口までの参道が最高で、
ここだけで拝観料払えますわ。(笑)

正直、有料ゾーンの庭より素晴らしい。




オーマイガー!
当分拝観休止とか。

拝観はともかく参道まで閉められているとは。(泣)
コロナ憎し。


【玉林院】






普段は非公開で滅多に拝観が無い塔頭です。

拝観の時は御朱印もいただけるようです。


【大悲院】






黄梅院の近くに渋い山門があって思わず寄り道。
このお寺は塔頭の大悲院で普段は非公開です。

開祖は大徳寺129世天叔宗眼和尚で、
天正13年(1585)大友宗麟の姉の見性院らが壇越となり創建。




参道もよく手入れされています。






本堂でしょうか。

大悲院は非公開寺院ではありますが、
月一回、朝と夜に座禅体験が出来ます。

夜は参加費1名様2,000円(坐禅指導料・お茶お菓子代・税込)ですので、
興味がある方は是非参加してみては。

https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/01m8fw10ni902.html
申し込みはこちらから。

東大寺(2020年8月15日参拝)

2020年11月08日 | 神仏霊場巡拝の道
今日は8月15日。
まさにお盆最終日。(一部地域除く)

御先祖様の供養の為に久しぶりに東大寺へ。
しかしコロナ禍のせいで今年は万灯供養会は無念の中止。

野外だしそんなに心配するほどでも無いと思ってたけど、
毎年、大仏殿の中、特に大仏さんの前は大混雑するから仕方ないか。

一日でも早く収束することを祈るばかりです。


<2014年8月15日参拝>
https://blog.goo.ne.jp/05100625/e/e9eb336aa8bfdc6fb1aadb67484cee99


所在地:奈良県奈良市雑司町406-1
宗派:華厳宗
御本尊:盧舎那仏
創建:8世紀前半
開基:聖武天皇
札所:南都七大寺、神仏霊場巡拝の道


【ライトアップ】


いつものことながら奈良県庁の有料駐車場に車を停めて東大寺へ急ぐ。

奈良県庁近くの奈良県知事公舎の壁がライトアップされていた。


【境内】


鏡池から見た中門と大仏殿。




中門前は例年だとズラッと参拝者が並んでいるのですが、
さすがに今年は空いていました。


【大仏殿】




本来なら灯篭の火で境内は幻想な雰囲気なんですが、
これはこれで雰囲気があっていい。








普段は開いていない観相窓から大仏さんのお顔が見れます。
大晦日から元旦の早朝までと8月15日は観相窓が開けられます。


【大仏さん】








やっぱりええわ~。
威厳を感じると共に落ち着くんですよね。


【虚空蔵菩薩】



【廣目天】





【多聞天】





【如意輪観音】





【大仏さん】







【観相窓】






見納め。

灯篭は無かったけど先祖供養が出来て良かった。

ちなみに今年は授与所と納経所が閉まっていましたので、
御朱印はいただけませんでした。

善導寺(2020年8月12日参拝)

2020年11月06日 | 大阪新四十八願所阿弥陀巡礼
天満宮寺寶珠院の隣の隣のお寺である善導寺へ。

たまたま山門が開いていたので、
吸い寄せられるように参拝した次第。


所在地:大阪府大阪市北区与力町2-5
宗派:浄土宗
御本尊:阿弥陀如来
創建:文禄元年(1592)
開山:伝誉慶公上人
札所:大阪新四十八願所阿弥陀巡礼、大坂三十三観音霊場


【縁起】
養和元年(1181)奈良東大寺の俊乗房重源上人開基の摂津渡辺道場を発端とする。
文禄元年(1592)伝誉慶公上人が念仏道場として開山した。

安政2年(1855)本堂・庫裏・三重塔・鐘楼堂・観音堂等の伽藍を整えるが、
昭和20年(1945)大阪大空襲で全ての堂宇を焼失した。

大坂三十三ヵ所観音巡りの札所であったが、
堂内の長谷観音立像も焼失。

昭和30年(1955)に客殿、35年(1960)に庫裏、
52年(1977)に本堂の復興を終え、今日に至る。


【山門】


山門が開いていると入りやすい。(^^
大阪の寺町は閉まっている寺院が多いので嬉しい。


【寺号石標】



【石柱】


山片蟠桃は江戸時代後期の商人であり学者で、
財政破綻した仙台藩に建議し再建した人物。

近藤宗悦は江戸時代後期の尺八奏者。
京都明暗寺の役僧となり同寺の尾崎真竜に真法流を学び、
箏、三味線との合奏に力を注ぎ、晩年は大坂で弟子を育てた人物。


【本堂】


本堂は閉まってました。

大阪の寺町の寺院に多いパターン。
ただ、お願いすると本堂に入れるそうです。

御朱印と本堂参拝をお願いしようとしたが無念のご不在。


【御本尊】


画像はネットで拾ったものですが、
典型的な善光寺式阿弥陀三尊像ですね。

この目で拝みたかった。


【天婦羅定食】




商店街にあった天婦羅屋さんで昼食。

欲張って多めの天婦羅を注文したらお腹がモタレました。
オッサンは嫌だね~(泣)

あ、味は美味しかったです。

天満宮寺寶珠院(2020年8月12日参拝)

2020年11月05日 | 摂津国八十八箇所霊場
今日は大阪で所用があり天神橋筋商店街にやってきました。
所用をとっとと終わらせて少しだけ近隣のお寺を参拝。

まずは大阪天満宮の神宮寺である寶珠院というお寺へ。
あの弘法大師が開山したという由緒ある古社です。


所在地:大阪府大阪市北区与力町1-2
宗派:真言宗御室派
御本尊:大日如来
創建:弘仁年間(810 – 824)
開山:弘法大師
札所:摂津国八十八箇所霊場


【縁起】
大阪天満宮の北方にあたる天満与力町に所在、
別名天満寺と号する真言宗の寺院。

寺伝によると天長2年(825)空海によって現在地より東、
大川に面した位置に開基され、広大な寺域を持っていたとされる。

貞観年間(859~877)の頃の住職であった四世恵澄は菅原道真と親しく、
道真は太宰府への道中に立ちより、自作の木像を送ったという。

応永3年(1396)後小松天皇によって菅原山 天満宮寺の勅号を受けた。

大阪夏・冬の陣後の復興で現在地に移され隆盛を極めるが、
第2次世界大戦の大阪大空襲で建物がほとんど焼失。

現在の建物は昭和42年(1967)に再建され、
本堂には被害を逃れた木造弥勒菩薩立像が安置されている。


【山門】


大阪の寺町によくある近代的な山門です。
この辺りも空襲で壊滅状態だったから仕方ない。

凄く入りづらいですが、
横の通用門から入れますので勇気を出して。


【本堂】







本堂は開いていませんがガラス超しに拝めます。

弘法大師作と伝わる御本尊は空襲で焼失。
本当に惜しい。


【護摩堂】





【天満宮】



【水掛不動尊】



【油掛大黒天】




これは珍しい。

星の数ほどの神社仏閣を巡った私ですら初めて見た気がする。

それもそのはず、日本植物油協会のHPでは岡山や仙台等、
日本で10か所ほどの寺社しか祀られていないとか。

油掛大黒天の由来や各地に鎮座する大黒天が紹介されていますので、
興味がある方は日本植物油協会のHPをご覧ください。

https://www.oil.or.jp/trivia/daikokuten.html


【境内社】




【境内】



【延命地蔵尊】



【観音堂】




十一月観音菩薩が祀られていました。


【御朱印】


書置き対応でした。

吉野神宮(2020年8月11日参拝)

2020年11月03日 | 神社
本日最後の参拝となるのが吉野神宮です。

吉野神宮は吉野に来ても何故か華麗にスルーしていて、
約8年振りの参拝となります。


所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山3226
御祭神:後醍醐天皇
創建:明治22年(1889)
社格:官幣大社、別表神社


【由緒】
当社は明治22年に創立され、同25年の御鎮座祭には明治天皇の勅使が参向されました。
また後村上天皇の勅命で刻まれ吉水神社(吉水院)に祀られていた後醍醐天皇の御尊像が、
550年を経て吉野神宮の本殿に遷座奉鎮せられました。

現在の社殿はその後の御造営で、昭和7年に竣工しました。
2万7千坪の森厳な境内に流れ造りの本殿、入母屋造りの拝殿などが美しく調和し、
玉骨はたとひ南山の苔に埋まるとも、魂塊は常に北闕の天を望まんと思ふと、
都に思いを寄せられた後醍醐天皇の御心を偲び、京都に向かって、
北向きに建てられているのが印象的です。

また、拝殿右に並ぶ摂社には建武中興に功績のあった日野資朝卿、
日野俊基卿らの忠臣をお祀りしています。

明治34年(1901)には官幣大社に昇格、
大正7年(1918)には神宮の号を奉称して吉野神宮と改称された。


【鳥居】


この鳥居から参拝する人は少ないと思う。
何故なら無料駐車場に停めるには別の入口から入るからです。


【駒札】



【参集殿】


無料駐車場近くにポツンと一軒家の如くありました。


【大鳥居】





【狛犬】




こちらの狛犬は痩せ細っているかのようです。


【境内】


清々しい境内です。


【神門】


風格のある神門です。


【手水舎】




青モミジが清涼感を感じさせてくれます。


【風鈴】


手水舎に風鈴があって清らかな音色がいいね。








摂社の前にも風鈴。


【摂社】


瀧櫻神社・船岡神社・御影神社


【外拝殿】





【拝殿】


まさに清浄の聖域といった雰囲気で、
とても気持ち良く参拝出来ました。

こういった雰囲気を感じる神社って意外と少ないんですよね。
さすが神宮といったところです。


【境内】


本日最後の参拝は気持ちよく終われました。


【御朱印】


通常版。




こちらは季節限定の書置きの御朱印です。


【吉野川】


神仏に感謝です。
こういった気持ちを忘れかけていたような気がする。

大切なものを思い出させてくれた吉野の神社仏閣に感謝。
そして健康な体に産んで育ててくれた両親に感謝。

如意輪寺(2020年8月11日参拝)

2020年11月02日 | 近畿三十六不動尊霊場
吉野水分神社から下り如意輪寺へ。

如意輪寺の辺りは広い道路なので助かりますね。


<2017年4月5日参拝>
https://blog.goo.ne.jp/05100625777/e/8af01131db98e7b586a89dc0b7e7c093



所在地:奈良県吉野郡吉野町吉野山1024
宗派:浄土宗
御本尊:如意輪観世音菩薩
創建:延喜年間(901-922)
開山:日蔵上人
札所:近畿三十六不動尊霊場、役行者霊蹟札所


【裏山門】


無料駐車場からだと裏山門から入ります。


【境内】


いかにも裏から入りました的な境内です。


【不動堂】




難切不動尊が祀られています。

どうか会社の鬱陶しい難アリの奴と縁が切れますように。
御本尊より念入りにお参りしたのは言うまでもない。(笑)


【御霊堂】




御霊堂は後醍醐天皇が自身で自分を彫った木像と共に、
後醍醐天皇から後亀山天皇までの南朝御歴代天皇の御尊牌(御位牌)を奉祀。

特別拝観の時はお堂の扉が開いていて秘仏の後醍醐天皇像が見れます。

ここから有料エリアになります。


【権現堂】


こちらは撮影禁止ですが、堂内に入れます。
源慶作の重要文化財であり後醍醐天皇持仏である、
金剛蔵王権現像等が祀られていました。


【庭園】


何を表現しているのかは分かりません。


【釈迦如来】



【小僧石像】



【野鳥】


名前は知らん。(笑)


【宝物館】


後醍醐天皇所縁の品をはじめ、楠正行が辞世の歌を刻んだ扉、兜、刀等、
南朝所縁のモノや、お寺に残る仏像仏画や肖像画等数十点を展示公開されていました。

撮影禁止です。


【風景】


金峯山寺方向。

桜の時期だと沢山の桜が見れます。


【報国殿】


観光シーズンの時は抹茶や葛きり等が楽しめます。


【楠木公父子の像】







【庭園】



【小僧石像】









【梓の木】





【山門】


こちらが表の山門です。


【本堂】


個人的に宝物館とかもういいから、
本堂を拝観させてほしいです。


【御朱印】


帰宅してから大変なことに気づいた。

多宝塔があることをすっかり忘れていて見れなかった。(泣)
あの多宝塔は本当に渋いのよ。

次回参拝した時は忘れないようにしよう。