Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

吉備寺(2018年12月24日参拝)

2019年02月01日 | 吉備四国八十八ヵ所霊場
福山・倉敷巡礼の旅もいよいよ終盤です。

続いて倉敷市真備町にある吉備寺へ移動。




真備町といえば去年の西日本豪雨で最も被害の大きかった地域。






野次馬的に見に行くつもりは無かったけど、
真備町に入ると未だに被害の痕跡が、
あちらこちらにあって嫌でも見えてきた。




小田川の堤防も決壊していました。

一級河川の高梁川が増水し、支流の小田川の水が、
スムーズに合流できないバックウォーター現象を引き起こした為、
小田川とさらにその支流8か所で堤防が決壊。

真備町は3分の1が水没、約4600戸の家屋が浸水したそうです。

結局のところ、真備町の被害が大きくなったのは、
豪雨だけじゃなくダムの放流が原因だったとか。

人災やん。






こういう家や喫茶店らしき建物は、
現在でもとても住める状況ではありません。




奥に見える家々もまた窓や扉が開けっ放しで、
人が住んでいないようです。

町のあちこちに真備町頑張ろうの看板がありましたが、
一日も早く以前の生活を取り戻して欲しいですね。



所在地:岡山県倉敷市真備町箭田3652-1
宗派:真言宗御室派
御本尊:薬師如来
創建年:飛鳥時代
開基:不明
札所:吉備四国八十八ヵ所霊場


【縁起】
鏡林山吉備寺は右大臣吉備真備公の菩提所である。

御本尊薬師如来は行基菩薩の御作と伝えられている。

寺伝によると天平年間吉備真備公の創建と伝えられているが、
当時の建物は建武元年(133年)足利直義東征の時戦火で焼失、
詳しいことは不明。

しかし現存の古瓦や礎石の様式によって、
奈良時代の創建であることは明らかである。

また蓮花紋鬼板瓦、四葉蓮花文軒丸瓦、花枝文軒平瓦は、
白鳳時代の重要文化財ある。

江戸時代初期までは真蔵寺という名であったが、
元禄年間に岡田藩主伊藤長貞公の郷土の偉人を長く顕彰するように、
という命により、吉備寺と呼ばれるようになった。


【寺号石標】


お寺の無料駐車場の前には、
たけのこ茶屋というお店が営業されていました。


【まきび記念館】


こちらも駐車場に前にある記念館で、
奈良時代の学者で右大臣であり遣唐使である吉備真備の功績を讃え、
真備公の人物像や歴史を学べるそうです。

有料だと思って行きませんでしたが無料だったようです。(^^;


【地蔵尊】



【山門】


立派な山門ですが、
二階の軒下に乗ると壊れそうな感じ。(^^;




山門の下にはこんなモノが置いてありました。

欲しければ御自由にどうぞでしたが、
さすがに欲しいものなし。(笑)


【石仏】


これまた変わった石仏です。

左手にマイクを持ってるようです。(笑)


【庫裏】



【客殿】



【本堂】





【石燈籠】



【地蔵尊】



【まきび公園】




中国西安市に吉備真備の記念碑が建立されたのを記念して造られた公園。

いかにも中国風の風情が漂います。


【六角亭】





【御朱印】