Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

慧日寺(2019年2月24日参拝)

2019年03月21日 | 丹波古刹十五ヶ寺霊場
丹波の神社仏閣は魅力ある所が一杯だなぁと思いながら、
私の大好物の檜皮葺と茅葺屋根の社殿がある慧日寺へ。

長閑な地域にあるお寺なので、
ヒメボタルが7月になると飛んでいるそうです。

慧日寺と書いて「えにちじ」と読みます。


所在地:兵庫県丹波市山南町太田127-1
宗派:臨済宗
御本尊:釈迦牟尼
創建:永和元年(1375)
開基:細川頼之
開山:特峯禅師
札所:丹波古刹十五ヶ寺霊場



【縁起】



【無料駐車場】


まぁ、広場みたいなもんですね。(笑)


【橋】




屋根付きです。


【参道】



【宝篋印塔】


かなり古いモノのようです。


【八百姫髪塚】


八戸藩主・南部信順の娘で垂水島津家の島津貴敦の正室。

福井の空印寺に参拝した時に初めて知ったのですが、
八百姫とは人魚の肉を食べて不老不死になった八百比丘尼のこと。

こちらに彼女の髪が埋められているようですね。

何故ここにあるかというと、
中興の祖・別心和尚の元を訪れ教えを請い、数年後に亡くなり、
若き日に剃髪した髪を埋めたと言われています。


【休憩所】


ログハウス風でシャレてますね。


【山門】


華美では無い禅寺らしい山門です。


【仏殿】




渋い、実に渋い。

京都市内の大本山のお寺にあっても不思議では無い、
見事な仏殿です。

寺社の社殿好きにはたまりませんね。

この仏殿は拝観料が必要ですが、
内陣に入ることが出来ます。

しかし、お寺の方が御不在で拝観叶わず。(泣)

ここはさすがに御不在は無いだろうと油断してました。

この無念は紅葉の時期に晴らしたいと思います。


【千体地蔵堂】


仏殿の左側にあるお堂です。

こちらは中に入れました。








入った瞬間、うおっと驚くこと間違い無し。


【方丈】




これこれ、この茅葺屋根がたまりませんね。

この渋さが私の心に響いて感動を与えてくれる。

ただ、こちらも方丈内を見ることは出来ませんでした。


【庫裏】



【鐘楼堂】


檜皮葺の屋根が美しい。

明治元年(1867)に建立されたもの。


【境内】



【経蔵】



【廻廊橋】



【光付け】


土台の自然石の凹凸に合わせて柱の底を削り、
ピッタリと合致させる日本が誇る技法です。

石の上に柱を乗せるのは地面からの湿気を柱に吸わせない為です。


【庭園】


方丈の裏手に庭園があり、
鎮守社が祀られていました。


【涅槃堂】



【方丈】



【玄関】


玄関は開いているのに御不在。

書置きの御朱印でも置いてくれたら良かったのに。(^^;

ちなみに御朱印は見本を見る限り三体ありました。


次回の参拝は必ず仏殿が拝観が出来る時にします。

常勝寺(2019年2月24日参拝)

2019年03月18日 | 丹波古刹十五ヶ寺霊場
狭宮神社の次は古刹の常勝寺というお寺へ。

丹波は古刹や古社の宝庫で、
常勝寺は丹波古刹十五ヶ寺霊場の札所であります。

お寺の無料駐車場を降りて参道の石段を見た瞬間、
余りの凄い石段に軽く絶望し、帰ろうと思った程。(^^;

こちらを参拝する方はある程度覚悟が必要ですよ。(笑)


所在地:兵庫県丹波市山南町谷川2630
宗派:天台宗
御本尊:千手観世音菩薩
創建:大化年間(645-650)
開山:伝・法道仙人
札所:丹波古刹十五ヶ寺霊場、新丹波七福神霊場


【縁起】



【風景】


石段に入った場所から下に向けて撮影したもの。

駐車場からだと少し石段をショートカット出来るます。(^^

それにしても長閑な風景ですね。

これが丹波の魅力の一つですよ。


【山門】


予想以上に立派な山門です。

それにしても逆光がつらい。(^^;


【仁王像】




古刹に相応しい色落ち感がたまらない。


【石段】


はぁ、萎えるわ~、この石段。(泣)


【地蔵尊】



【僧形坐像】


木の幹の中をくりぬいて何かが祀られているようだ。




三鈷杵らしきモノを持っていることから、
弘法大師なんだろうか。

しかし、このお寺は天台宗だけど、
伝教大師最澄では無さそうです。


【石仏】




苔生した手作り感満載の石室に、
諸仏が祀られていました。


【石段】


やっと着いたー!と思ったら大間違いでした。(^^;


【庫裏】




どうやら本堂はまだまだ上にあるようだ。


【苔玉】




1個300円、受け皿200円でした。


【庭園】



【御堂】


後で確認しようと思っていたが、疲れていたのか、
すっかり確認するのを忘れていました。




こちらの古ぼけた御堂は近寄り難い雰囲気だったので、
近寄らなかったので詳細不明です。


【石段】


本堂らしき建物が見えてきましたが、
まだまた石段を登らなければなりません。


【御題目石】


何故か日蓮宗の御題目が刻まれた石碑がありました。


【石仏】




石段がしんどくて近くまで行く気にならない。(^^;


【石段】




あー、ようやく到着したようだ。

ふぅ、マジで疲れた。

本堂までの道のりがここまできついと、
観光客は勿論のこと、檀家さんも嫌がるだろうね。(^^;




本堂前から振り返って撮影したもの。

写真ではキツさが伝わらなくて悔しい。(苦笑)


【本堂】






本堂も山門と同様立派なものです。


【内陣】


本堂には秘仏の御本尊が祀られていますが、
フラッシュを焚かない主義なので真っ暗でした。(^^;


「和顔愛語 古寺と古仏を訪ねて」様のブログで、
平成25年に三十三年に一度御開帳される御本尊様と、
薬師堂の薬師如来の写真が見れます。

興味がある方はどうぞ。

http://kyoami.blog.fc2.com/blog-entry-22.html


【寿老人】



【びんずるさん】



【鐘楼堂】







【弁才天】





【境内社】



【観音像】



【宝篋印塔】



【境内社】



【狛犬】



【不動明王】





【石仏】



【御朱印】




二体の書置きをいただきました。

岩屋山石龕寺(2018年4月1日参拝)

2018年05月15日 | 丹波古刹十五ヶ寺霊場
可憐な八重桜がとても美しかった兵主神社から、
30分ほど車を走らせ石龕寺という古刹へ。

昔でいう丹波国の神社仏閣は新しい発見や、
無名な神社であっても神域感を感じて感動することも多く、
参拝していてとても楽しい。

自宅からもうちょっと丹波が近ければなぁ、
と思うことしばしば。


この石龕寺も丹波古刹十五ヶ寺霊場の札所だし、
参拝するのがとても楽しみです。



所在地:兵庫県丹波市山南町岩屋2番地
宗派:高野山真言宗
御本尊:聖観音菩薩
創建:(伝)用明天皇2年(587)
開基:(伝)聖徳太子
札所:丹波古刹十五ヶ寺霊場、氷上郡西国霊場


【縁起】


用明天皇の丁未の年である587年、
聖徳太子による創建と伝えられる。

聖徳太子が深く帰依した毘沙門天を本尊とする。

鎌倉時代から室町時代に隆盛を極める。

寺号の龕とは仏像等を安置する厨子や壁面の窪みを意味する。

本堂から山上約800mに奥の院があり、
その石窟が石龕寺の寺号の由来となっている。

南北朝・室町時代に入ると、
丹波国井原庄の石龕寺の修験者達の活動が知られるようになる。

中世末期の戦国時代には織田信長(明智光秀)の丹波攻略を受け、
1579年(天正7年)には兵火により全山ことごとく焼失、
仁王門を残すのみとなる。

江戸時代以降に徐々に復興。

以来、歴代の住職、檀信徒達の尽力により、
奥の院、毘沙門堂、鐘楼堂、持仏堂、庫裏、客殿等が再建された。

境内には紅葉が多く、毎年11月第3日曜日には、
もみじ祭りが催され護摩供養、武者行列等の行事が催され、
多くの参拝客で賑わいを見せる。


【風景】


凄く長閑です。

あの桜の場所が下の無料駐車場です。


【桜】




駐車場の桜も綺麗でした。(^^


【鐘楼堂】


うん?

何やら山に何か見える。




ズームアップして見ると、
あれは鐘楼堂ではないか!

何故あんな所に鐘楼堂が?

あんなのがあるとは全く知らなかった。(^^;

しかし、ドえらい場所にあるなぁ。

あそこまで登るには靴とか心構えが必要なんだが、
何にも用意していない。

うーむ、靴もペラペラだしなぁ。

...

熟考すること3秒・・・

うん、見なかったことにしよう。(^^;


そう思いながらお寺を探す。

ここの駐車場からはお寺がどこにあるのか分からない。

山の中の鐘楼堂もたまたま見つけただけだし。

案内板が無くて困ったが、
とりあえず車で進むと仁王門を発見。(^^


【仁王門】


仁王門の手前に5,6台停めれる無料駐車場がありました。

どうやら下の駐車場は秋のもみじ祭の時に使われるようです。

また、その時は入山料300円が必要になります。


【仁王像】




定慶作の重要文化財。

定慶作ってマジか?

こんな所でビッグネームの仏師の仁王像が見れるとは。


【参道】



【修行大師】



【磨崖仏】







【案内板】


あー、あの鐘楼堂がある場所が奥の院だったのか。

うん、見なかったことにしよう。(コピペ)


【地蔵菩薩】



【水琴窟】


石段を登ると庫裏の前にありました。

どこの水琴窟も音色は変わりませんね。(^^


【参道】




秋になるとこの辺りの紅葉が見事なようです。


【本堂】




残念ながら本堂は閉まっていました。




横からみると少しくたびれた感がありますね。


【不動明王】



【石標】


左が行者さん、右が奥の院。


うん、見なかったことにしよう。(コピペ)


【参道】


行者さん行き。




奥の院行き。

約800メートルかぁ。

山の道の800メートルは舐めてはいけません。

えーえーえー、
勿論、行きませんとも。(^^;


【七福神】



【薬師堂】


以前の薬師堂は素朴で小さなお堂でしたが、
近年建て替えられたらしく、綺麗な新品同様のお堂でした。


【参道】


こんな道を進んで行く。


【境内社】





【境内】


薬師堂と本堂です。


【焼尾神社】




雪害から守る為に覆屋で守られていますね。




鎮守として市杵島比売命が祀られているとのこと。


【蔵】



【御朱印】




御不在でしたので書置きを二体いただきました。

御本尊聖観音菩薩の御朱印は無いようですね。