Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

釈迦院 円福寺(2018年3月11日参拝)

2018年04月17日 | 鞆の浦 古寺めぐり


いろは丸談判の際に紀州藩の宿舎となった円福寺へ。

少し坂を上って行くと到着しました。

福禅寺から徒歩数分の場所にお寺はあります。


所在地:広島県福山市鞆町鞆10
宗派:真言宗大覚寺派
御本尊:大日如来
創建:慶長15年(1610)頃
開山:不明
札所:鞆の浦 古寺めぐり


【縁起】
圓福寺の始まりは室町時代に遡り、当時の圓福寺は釈迦堂といって、
現在の沼名前神社の南、小松寺の東に位置していました。

圓福寺と号したのは、慶長15年(1610)頃、
住職の快音によって大可島城の跡地に移転した後のことです。

美しい瀬戸内の島々や四国の讃岐山脈が眺望できる景観を有し、
江戸時代には朝鮮通信使が来日した際の上官の常宿とされました。

山号扁額は正徳元年(1711)の朝鮮通信使の写字官・花菴が、
大書した圓福寺の山号を木片扁額にしたものです。

幕末のいろは丸沈没事件の談判では紀州藩の宿舎として使用されました。



【境内】


山門は無くいきなり境内に入りました。

無愛想な猫が一匹居るだけの殺風景な境内です。

何というか居心地がとても悪い。

遠くから見ると大きな本堂があって、
なかなか良さげな感じだったんだけどな。


【本堂】


当然のように閉まってました。

寛文年中(1661-1673)に再建されたもの。

後で知ったことだが本堂の裏手にある客殿の夾明楼は、
拝観料200円を支払えば入れるようです。

ということは本堂も拝観出来るはずなので、
惜しいことをしたな。


【御堂】


委細不明。


【芭蕉句俳】




疑な うし保のはなも 浦の春


【石仏】



【宝篋印塔】



【鎮守社】



【石祠】



【石仏】



【大可島城址】



【風景】




ここから見る風景はなかなか良かったです。


【鳥居】


お寺を出てすぐの石段の下に、
何故か鳥居がありました。


御朱印はありますが、
ピンポンを押すことも無く退散しました。


このお寺はとにかく境内が殺風景過ぎ。

もうちょっと何とかしてほしい。

あと本堂と夾明楼は事前予約では無く、
随時拝観出来るようになれば少しは印象も変わると思う。

福禅寺 対潮楼(2018年3月11日参拝)

2018年04月16日 | 鞆の浦 古寺めぐり


細い味のある路地を進むと福禅寺に到着。




柵はあるが山門は無いようですね。

それではいざ参拝開始。


所在地:広島県福山市鞆町鞆2
宗派:真言宗大覚寺派
御本尊:千手観音菩薩
創建:平安時代
開基:空也上人(市聖)
札所:鞆の浦 古寺めぐり、備後西国三十三観音霊場


【境内】



【神馬】


お寺には珍しく神馬がいました。


【本堂】


この建物は左手が本堂、右手が客殿の対潮楼となります。


8時ちょうどとなったので拝観受付を済ませ対潮楼の中へ。


【対潮楼】




おー、これは素晴らしい。




まさに絶景。

日東第一形勝の言葉に偽り無し!

格別の素晴らしさで感動です。

この素晴らしい景色を独り占めですよ。

マジで幸せな気持ちになりました。(^^


【弁天堂】




弁天島と呼ばれる無人島にあるのが弁天堂です。

もし弁天島にあの弁天堂が無ければ、
この素晴らしい景色も普通のものになってしまうでしょう。

それほど弁天堂はアクセントして最高の演出効果となっています。

いつの日か上陸してみたいものである。


【朝鮮通信使】





【幕末維新の志士達】


慶応元年(1865)2月、上野彦馬撮影。








誰が写っているのかと思えば,
錚々たるビッグネームがかなり多くて焦った。

右端が西郷隆盛、隣が大久保利通、二人おいて5番目が伊藤博文。

凄いメンツが揃ってますね~。(^^




西郷さんはこんな顔だったのかー。

銅像の西郷さんの顏を見た奥さんは、
こんな顔じゃないと言ったそうだが、
確かに銅像の顔と写真の顔は違うよね。

やはり写真の顔の方が西郷さんがリアルのように感じます。






腕を組んでるのが桂小五郎ですが、
生意気そうなクソガキですね~。(笑)

こいつを押えるのは大変だっただろう。(^^;




このメンバーも凄いですよ。

向かって手前左が坂本龍馬、その上が高杉晋作です。

戦国が専門なので幕末はあんまり好きではありませんが、
この二人の名前を見ると熱くなります。(^^




左に立っているのが勝海舟です。

この写真の勝海舟は昔のロックンローラーのようですね。(笑)

いや~、それにしても凄い豪華メンバーが揃った写真です。

と思ったのに帰宅してから調べたら、
フルベッキ写真と呼ばれる偽物だったようです。(泣)

くっそー、完全に騙されたわ。

そういや西郷さんは一枚も写真を撮らなかったと言われてもんなぁ。

まだまだ私は性善説を信じる穢れを知らない、
ピュアな心の持ち主のようです。(^^


【弁天島】


隣りにある本堂外陣に入らせていただき参拝。

紐で御本尊様とご縁をいただく事が出来ました。(^^


最後に見納め。

かれこれ30分以上は居たでしょうか。

単なる観光客は朝8時から訪れる事は無く、
私のような必死系がこの絶景を貸切りで独占出来る。


福禅寺は朝一番の参拝がお勧めです。

ちょっとした努力をした者だけが至福の時を過ごせます。


【御朱印】


書置きをいただきました。

地蔵院(2018年3月11日参拝)

2018年04月15日 | 鞆の浦 古寺めぐり




鞆の浦の常夜灯近くには、
このような雰囲気のある路地があります。


【太田家住宅】


このような重要文化財の伝統的な建物が幾つもあり、
太田家住宅のように有料ですが拝観も可能です。


【鞆の浦けんちゃんのいりこ屋】


昔の駄菓子屋のような雰囲気で、
珍味等が売っているようですね。


路地を進んで近くの地蔵院へ。



所在地:広島県福山市鞆町後地1323-1
宗派:真言宗
御本尊:地蔵菩薩
創建:不明
開基:不明
札所:鞆の浦 古寺めぐり、中国地蔵尊霊場


【山門】




こちらには無料の参拝者用の駐車場がありました。


【本堂】




まだ8時にもなっていないので閉まってました。






しかし、ガラス越しに内陣が見れて良かったね。


【境内】


意外と横幅がある境内です。


【ミニ霊場】


新四国八十八カ所 第八十七番霊場 長尾寺の写し霊場です。

長尾寺の御本尊聖観世音菩薩と思われる石仏が祀られていました。


【不動明王】



【十三仏】





【やすらぎ地蔵】


これにて地蔵院参拝終了。

御朱印はありますが、
朝早いのでピンポン押さずお寺を後にする。


【鞆城三の丸石垣】




お寺の後ろの小高い山が鞆城跡です。


【47号線】


地蔵院前の道路ですが、
ここは地元の方が通る道で、
観光客は余り通らない方が良いと思います。


【御舟宿いろは】






こちらはあの坂本龍馬が紀州藩と談判した旧魚屋萬蔵宅を、
宮崎駿監督のデザインにより舟宿としてリニューアルされたもの。

一階は食事や喫茶を楽しめるそうですね。

8時前だと閉まっていて残念でしたが、
それは次回のお楽しみにとっておこう。

もう少しで本日のメインの一つである福禅寺。

それはまた明日。