Gomaler's~神社仏閣巡り~癒しを求めてⅢ

主に関西の神社仏閣巡りと御朱印が趣味です。
生きた証として好き勝手に書いております。(笑)

摩尼宝山 瀧谷寺(2018年9月3日参拝)

2018年10月07日 | 北陸三十三観音霊場
東尋坊の雄島に鎮座する大湊神社から、
坂井市三国町にある瀧谷寺へ。

瀧谷と書いて「たきだん」と読む、
北陸三十三観音霊場の一つです。


所在地:福井県坂井市三国町滝谷1-7-15
宗派:真言宗智山派
御本尊:薬師如来
創建:永和元年(1375)
開基:睿憲上人
札所:北陸三十三観音霊場、北陸白寿観音霊場、越之国震災復興三十三ヶ所観音霊場


【縁起】
南北朝時代の末、永和元年(1375)に紀州根来寺の睿憲上人が創建。

この地を支配していた奈良大乗院が寺領五百石を寄進して伽藍造営、
以来、朝倉・柴田・松平氏など歴代領主の祈願寺として栄えました。

幕末には京都より勤王僧道雅が来て法統を継いだことで、
梁川星巌や梅田雲浜らの志士がしばしば当寺を訪ねて国事を論じました。

江戸期建築の観音堂には理源大師作で鳥羽法皇念持仏の聖如意輪観世音菩薩が祀られ、
本堂の泰澄大師作と伝えられる薬師如来や不動明王・愛染明王等と共に信仰を集め、
国宝の金銅毛彫宝相華文磬や重文の地蔵菩薩図像ほか数多くの寺宝が保存されています。
 
観音堂前の石庭は北陸随一といわれています。


【参道】


大型の無料駐車場に車を停め、
近くにある拝観受付で500円を支払い参道を進む。


【地蔵堂】



【修行大師】


南無大師遍照金剛


【総門】



【参道】


長い参道の真ん中に緑の敷物が。

滑り止めか知らないけど、緑色は無いわ~。(^^;

折角の参道の雰囲気も台無し。

もうちょっと焦げ茶色とか渋い色にしてほしい。(苦笑)


【龍】


口から水が出るらしいが、
今日は出ていませんでした。


【不動明王】



【龍泉院】


子院で御本尊は薬師如来。


【参道】




やっぱ緑は無いわ~。(^^;


【現代アート】




こんな所にゴミが放置してるなんて、
全くもってけしからんと思っていたら、
JKの作品だったとは。(^^;

狙った作品だと思うけど、あれはやり過ぎコージー。

どう見てもゴミです。


【山門】




天正年間に柴田勝家の寄進によって建立されたそうです。

山門横にも数台分の駐車場がありました。

足腰が悪い人には良い配慮です。


【本堂】






立派な本堂です。

さすが重要文化財。


【観音堂】






こちらも重要文化財。

本堂横の入口からまずは本堂内陣へ。


【本堂】




本堂と観音堂の御本尊様と襖絵は撮影禁止ですが、
それ以外は撮影OKです。


【本堂前庭】




桜が咲いたら最高でしょうね。

次回は春に訪れることにしよう。


【石庭】






本堂横の観音堂へ移動。

観音堂から座って石庭を見てるととても落ち着けました。


【石仏】



【宝篋印塔】





【開山堂】



【鎮守堂】




重要文化財。

開山睿憲上人により勧請された安島雄島の三保明神等が、
祀られています。


【名勝庭園】










京都のお寺のような良い庭園です。

癒されるわ~。(^^


【客殿】



【猫】


続いて少し離れた宝物殿へ。


【宝物殿】


こちらも撮影禁止でした。

今となっては何を見たか覚えていない。(^^;

これにて瀧谷寺の参拝終了。


【山門】


ここから見る山門が良いね。


【鐘楼】


上を何気に見ると鐘楼が。

鐘楼門だったのね。


【御朱印】




三体の御朱印がありましたが、
全部いただくのは節操が無いので二体をいただきました。


それにしても参道の緑の敷物だけは何とかならないかな。

大安禅寺(2018年9月1日参拝)

2018年09月23日 | 北陸三十三観音霊場
続いて福井市に移動し、
以前から参拝したかった大安禅寺というお寺へ。

なかなかタイミングが合わず、
今まで参拝が叶いませんでしたが、
ようやく訪れることが出来て参拝が楽しみです。



所在地:福井県福井市田ノ谷町21–4
宗派:臨済宗妙心寺派
御本尊:十一面観音菩薩
創建:万治元年(1658)
開基:松平光通
開山:大愚宗築禅師
札所:北陸三十三観音霊場



【縁起】
今を遡ること1230有余年前、時の高僧泰澄大師が竜王山田谷寺を創建し、
門前市をなすほどに越前庶民の信仰を得たが、
天正2年(1574)織田信長の越前攻略の兵火に遭い全山焼失。

その霊地に万治2年(1659)第4代福井藩主松平光通公が、
時の名僧大愚宗築禅師に深く帰依いたされ両親、祖先の恩を忘れない為、
福井藩主松平家の永代菩提所として建立されたのが大安禅寺である。

寺号は光通の戒名大安院殿賢譽徳智超万大居士に因み、
大安禅寺に改められています。

以来、福井藩松平家の歴代菩提寺として境内が整備され、
泰澄大師が開いた田谷寺に38坊があったことに因み38の堂宇が建立。

大安禅寺の境内には創建当初の建物が数多く残され、
当時の藩主菩提寺として大規模かつ格式の高い建物として、
大変貴重な事から本堂・庫裏・開山堂・開基堂・鐘楼の5棟が、
平成20年(2008)に国指定重要文化財に指定されています。


【山門】


華美にならずワビサビの渋い山門で、
寛政4年(1792)に建てられたもの。

山にあるお寺らしく、
本堂は山門からまだ登る必要があります。

相当広い境内のようですね。


【境内】


山門すぐに3つのお堂があります。

普通の人なら華麗にスルーするところだが、
私はきっちり参拝させていただきます。


【地蔵尊】




扉を開けることが出来て拝めました。






こちらは隙間から。






こちらも地蔵菩薩で正しいでしょうか。

結構大き目の石仏でした。


【滝】




近くに名も無き小さな滝があり、
遊歩道も整備され駐車場まで行けるようでしたね。


【参道】


なかなか味のある参道のようですが、
車があると車に乗って行きますわな。(^^;


ほどなくして大型の無料駐車場がありました。

このお寺は花のお寺らしく菖蒲や紫陽花等が有名らしい。




ここからは徒歩で本堂へ。


【本堂】


いきなり本堂登場。




本堂は万治2年(1659)に建立されたもの。


【開基堂】


渋すぎる門です。




右手に見えるのが本堂で、奥に見えるのが開基堂です。

延宝5年(1678)に建立されたもので重要文化財。


【縁結び夫婦観音岩】





【巨石】



【子安観世音菩薩】



【布袋尊】



【鐘楼堂】


鐘楼は重要文化財。


【庫裏】


拝観入口となります。

庫裏も大変立派なものですね。

まずは本堂に通され奥様により軽く説明をしていただいて、
御本尊様にお参り。

広い内陣でいかにも禅寺の本堂といった雰囲気です。

仏様はもとより襖絵も撮影禁止でしたので、
内陣は全て撮影禁止でした。

お庭や伽藍の外観は撮影OKでした。


堂内の様子は下記の動画をご覧下さい。




【阿吽庭】






本堂から見た阿吽庭。

人出不足なのか白砂は余り手入れされていませんね。

京都市内のお寺だったらあんな葉っぱとか落ちてないもん。(^^;


【渡り廊下】


開基堂へと続く廊下。

当然ながら撮影不可でした。


【色紙】




こちらの御住職は絵心がある方らしく、
近々にフランスに行くらしい。

そんな御住職の直筆の色紙が売ってありました。

この達磨さんも一つ一つ顏や目が微妙に違っていて、
選ぶのが大変でした。(^^

値段は書いて無かったので聴いたら3千円でしたので即決。(^^

小さい色紙は聞いて無いけど多分千円だと思う。


【御住職】



【御朱印】


静かで松平家の歴史を感じる良いお寺でした。