前に読んだ本など、あとから読んだ本のイメージに押されて、どんどん忘れていくのが常なのに、この「フリーター、家を買う。」は半年前に読んだにもかかわらず、かなり内容が記憶に残っています。
不況と言われて久しい日本、給料は上がらず、終身雇用とか年功序列なんていうことばを使ったら、古い会社として、白い目で見られそうな・・・。
そんな社会に出て行くしかない若い人たちに、くさらずこつこつ学んでいたら・・・、家族や周りの人とのコミュニケーションをとることをいとわなければ・・・、必ず道は開けると、力づけてくれる本です。
19日火曜日からテレビドラマがスタートしましたね。
配役を見たとき、姉役の井川遥さんを除いて私のもったイメージとだいぶ違っていました。特に浅野温子さん扮するお母さん。ところが、放送を見て彼女が一番はまっていたように感じました。
うつ病の一つの症状として、身体を揺らしたり、足踏みしたりすることをこの本を読んで初めて知りました。
入社したそこそこの会社の1週間の新人研修でしらけ、わずか3ヶ月で退職した主人公は次の正社員の仕事をなかなか得られません。
その彼が人を雇う立場にまで成長します。
彼が考えた募集広告はこうです。
「新卒、一切お断り。
第二新卒、フリーターのみ大歓迎!
もちろん採用は正社員!」
・入社後6ヶ月間は工事現場で研修。
さて、テレビドラマのほうのストーリーはどう展開していくんでしょう。