自遊空間、 ぶらぶら歩き。

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同志社交響楽団 第82回定期演奏会

2010-11-05 | コンサート・音楽・宝塚

11月4日(木) ザ・シンフォニーホールで同志社交響楽団 第82回定期演奏会

曲目は―
ウィルヘルム◆同志社カレッジソング
グリンカ◆歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ハチャトゥリアン◆組曲「仮面舞踏会」
チャイコフスキー◆交響曲第6番 〈悲愴〉
指揮/新田ユリさん

「ルスランとリュドミラ」序曲は相当速いテンポの曲なのだそうで、この曲を演奏し遂げているということは実力のある学生オケなんだなーと感じたスタートでした。

ハチャトゥリアンの組曲「仮面舞踏会」の1曲目ワルツはフィギュアスケート浅田真央さんの昨シーズンのフリーの演技での使用曲でした。
今シーズンは不本意な成績で始まってしまった真央さん、あきらめずに一つずつジャンプ仕上げていってね。

組曲2曲目のノクターンはヴァイオリンの長いソロが入ります。法学部3年生のコンサートミストレス、落ち着いてましたねー。
いつも思うのだけれど、学生は本番が一番のって、上手に演奏できるんですよね。

さて、メインはチャイコフスキーの交響曲第6番〈悲愴〉です。

プログラムの曲解説を読むと、チャイコフスキー最晩年の作品で、彼自身の指揮によって初演されたのは亡くなる8日前のことだったそう。難産で生れた曲で、命がけの遺作だったんですね。〈悲愴〉というのは彼の命名なんですって。

第4楽章、ミュート使いのところで、少し歪んだ音が聞こえたところもあったけれど、静か~で^^、静か~に^^、終わったラスト、最高でした。


指揮の新田ユリさんは頼れるお姐さんといった方。
贈られた花束をファゴット(だったかな)の学生に渡して、ご自分は指揮台の下に置いていたマトリョーシカ(どうもチャイコフスキーみたい)を抱えて舞台の袖に下がりました。

きっと、チャイコフスキーのマトリョーシカは学生さんたちを鼓舞していたんでしょうね。


 

コメント
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