6月22日(土) 神戸学院大学有瀬キャンパス、メモリアルホールで第342回グリーンフェスティバル
チェロ/林口眞也さん、ピアノ/風呂本佳苗さん デュオの午後
曲目は―
ヨーハン・ネポムーク・フンメル◆チェロとピアノのための大ソナタ
フランク・ブリッジ◆チェロとピアノのためのソナタ
ボフスラフ・マルティヌー◆スロヴァキアの主題によるチェロとピアノのための変奏曲
フランコ・アルファーノ◆チェロとピアノのためのソナタ (日本初演?)
あまり聞いたことのない作曲家と、全く聴いたことのない曲が並んだ演奏会でした。
いつもより、少なめな観客は、どんな曲なんだろう、どんなふうに演奏されるんだろうと、グリーンフェスティバルのコンセプトでもある「知られざる佳曲」を待ちました。
最後のプログラム、アルファーノのチェロとピアノのためのソナタは、グリーンフェスティバルのお世話をしてくださっている上村先生とピアノの風呂本さんが大変な思いをされて入手した楽譜だそうです。
初めて聴いたにもかかわらず、とてもなじみやすい、聴けてよかった曲でした。
演奏する方にとってはやはり、初めて演奏する曲は練習時間を多くとられる、とは、いつものインタビューコーナーの質問に対する答えでした。
ところが、ところがです。客席の後方から、演奏の間中、女性の話し声がぼそぼそと聞こえてくるのです。
多分客席内ではなく、ホールの外での話し声で、おしゃべりしていた人たちはホール内に聞こえているとは思ってないのでしょう。
3楽章前に演奏を中断して、上村先生が注意するように指示を与えたようですが、ご当人たちには伝わらなかったようで、結局最後まで話し声は聞こえたのでした。
上村先生、このアルファーノのソナタ、いつかもう一度、グリーンフェスティバルで取り上げてください。
なんかすっきりしない気持ちでホールを出たところから見た明石海峡大橋です。